FAMLog


Mac OS X v10.4にRubyGems 0.9.4をソースからインストールする

July 02, 2007

Rubyのパッケージ管理ツールであるRubyGemsの最新バージョンは、バージョン0.9.4です(2007年7月2日現在)。

Mac OS X v10.4ではRubyGemsが標準で用意されておらず、利用には別途インストールする必要がありますが、その方法の1つとしてソースからインストールする方法があります。

[インストール例]
$ export PATH=/usr/local/bin:$PATH
$ tar xzvf rubygems-0.9.4.tgz
$ cd rubygems-0.9.4
$ sudo ruby setup.rb

なお、Mac OS X v10.4にRubyをソースからインストールした場合には、インストールしたRubyが使えるようにあらかじめパスを通す作業をする必要があります。

[設定例]
$ echo 'export PATH=/usr/local/bin:$PATH' >> ~/.bash_profile

Tag: Ruby

Rfmのインストール

July 03, 2007

Rfm(FileMaker API for Ruby)はRubyForgeにgemパッケージが用意されていて、gemコマンドを使用してインストールすることができます。

gemコマンドは、RubyGemsがインストールされていれば使用することができます。

[インストール例]
$ sudo gem install rfm

インストール作業が正常に完了した後に、Rubyスクリプトの先頭部分に次のように記述することでRfmを利用できるようになります。

require 'rubygems'
require 'rfm'

(2007/07/12追記:タイトルを「Ruby FileMaker APIのインストール」から「Rfmのインストール」に変更し、さらに「Ruby FileMaker API」を「Rfm」という表記に変更しました。)

Tag: FileMaker

第24回「FileMaker Fun Night!」イベントレポートが公開

July 04, 2007

セブンズドアが、毎月Apple Store, Ginzaで行っているイベント「FileMaker Fun Night!」のレポートを先月下旬に更新しています。

2007年6月23日に行われた第24回のイベントレポートが追加されており、値一覧の基本や制御まわりのスクリプト、およびトランザクションに関する情報などが紹介されています。

次回は、「分離モデルの光と影(と罠)」というテーマで、2007年7月14日(土)18:00-19:30に同イベントが開催される予定になっています。なお、同イベントは参加費および事前申し込みは共に不要です。

(2021/03/07追記:リンク先のページがなくなっていたので、リンクを削除しました。)

Tag: FileMaker

Rfmと拡張アクセス権キーワード

July 05, 2007

Rfmは、FileMaker Server AdvancedのXMLを使用したカスタムWeb公開機能を利用して、RubyからFileMakerデータベースに接続します。

動作原理としてはFileMaker API for PHPと類似しており、事前にFileMakerデータベースの拡張アクセス権設定を調整する必要があります。Rfmでは、使用する拡張アクセス権のキーワードは「fmxml」です。

なお、RfmはRubyで記述されているためRuby on Rails上で動作させることもできますが、現状ではRailsのActive Recordと連係して動作するものではありません。

[関連]FileMaker API for PHP用拡張アクセス権キーワード(FAMLog)

(2007/07/12追記:タイトルを「Ruby FileMaker APIと拡張アクセス権キーワード」から「Rfmと拡張アクセス権キーワード」に変更し、さらに「Ruby FileMaker API」を「Rfm」という表記に変更しました。)

Tag: FileMaker

Mac OS X v10.4にRuby on Railsをインストールする

July 06, 2007

Ruby on Railsは、オープンソースのWebアプリケーションフレームワークです。文字通りRubyで記述されており、現時点でRailsの最新バージョンは1.2.3です。

Railsをインストールするにはいくつか方法がありますが、RubyGemsを使う方法が最も容易でしょう。Mac OS X v10.4では別途インストールしたRuby(Ruby 1.8.6-p36等)およびRubyGemsがすでに利用できる環境であれば、次のようにgemコマンドを使ってRailsをインストールすることができます。

$ sudo gem install rails --include-dependencies

なお、今年10月出荷予定のMac OS X Leopard ServerにはRuby on Railsが標準搭載される予定となっています。

Tag: Ruby

Mac OS X Leopard ServerにはRuby on Railsが搭載予定

July 09, 2007

旧聞の通り、2007年10月出荷予定のMac OS X Leopard ServerにはRuby on Rails、MongrelおよびCapistranoが標準搭載される予定です。

Mongrelは、Ruby用のWebサーバー兼HTTPライブラリであり、Ruby on Railsにも対応しています。Capistranoは、Ruby製のアプリケーションデプロイメントツールです。

他にもRuby関連のソフトウェアがLeopardに標準添付される予定であり、Mac OS X LeopardにはRubyGemsが標準で同梱されることが予想されます。Mac OS X Leopardであれば、RubyやRubyGemsを別途インストールすることなく、Rfm(FileMaker API for Ruby)のインストールをすぐに実行することができるでしょう。

(2007/07/12追記:「Ruby FileMaker API」を「FileMaker API for Ruby」という表記に変更しました。)

Tag: Mac

Get(ファイルパス)関数

July 10, 2007

FileMaker Proの「Get(ファイルパス)関数」は、現在アクティブなデータベースファイルの場所を示す完全パスを返します。

Mac OS Xでは「file:/ボリューム/フォルダ/ファイル名」の形式で値が返ります。一方、Windows環境では、ローカルファイルの完全パスは「file:/ドライブ:/フォルダ/ファイル名」の形式で値が返り、リモートファイルの場合には、完全パスは「file://ボリューム/フォルダ/ファイル名」となります。

なお、Mac OS XにおいてFileVaultの機能を有効にしている場合と、その機能を利用していない場合では、返ってくる値が異なるので注意が必要です。

[Mac OS XでFileVaultを無効にしている場合の例]
file:/VOLUMENAME/Users/USERNAME/Desktop/FILENAME.fp7

[Mac OS XでFileVaultを有効にしている場合の例]
file:/USERNAME/Desktop/FILENAME.fp7

Tag: FileMaker

FileMaker 9 製品ライン発表

July 11, 2007

FileMaker, Inc.が「FileMaker Pro 9」を始めとするFileMaker 9 製品ラインを発表しています(日本語訳)。

米国では「FileMaker Pro 9」、「FileMaker Pro 9 Advanced」、「FileMaker Server 9」および「FileMaker Server 9 Advanced」の販売がすでに開始されています。

ただし、FileMaker 9 製品ラインの各製品について、日本市場での発売、仕様、価格等については現在のところ未定であり、後日報道発表およびファイルメーカー社のWebサイトで詳細が案内されるとのことです。

Tag: FileMaker

Rfm 1.0

July 12, 2007

Six Fried Riceが、オブジェクト指向スクリプト言語RubyからFileMaker ServerでホストされているFileMakerデータベースへのアクセスを可能にするオープンソースソフトウェア「Rfm 1.0」を公開しています。

Rfm(FileMaker API for Ruby)は、MITライセンスで提供されるオープンソースソフトウェアです。XMLを使用したカスタムWeb公開機能を利用する前提のソフトウェアであるため、動作環境としてFileMaker Server Advanced(バージョン7もしくはそれ以降)あるいはFileMaker Server 9が必要になります。

同時に、Ruby on RailsとRfmを利用したサンプルサイトも公開されており、そのソースコードもダウンロードできるようになっています。

(2008/03/06追記:Rfmサンプルサイトのリンク先URLを変更しました。)

Tag: FileMaker

FileMaker Web News:第20回 2007年7月号

July 13, 2007

「FileMaker Web News」第20回目をお届けします。

■FileMaker, Inc.がFileMaker 9 製品ラインを発表

FileMaker 9 製品ラインが2007年7月10日(米国時間)に米国で発表されました。バージョン9では、外部のSQLデータソースに接続して、それらをFileMakerベースのデータであるかのように簡単に統合および連係できるようになっています。サーバー製品ではFileMaker API for PHPの正式版も同梱され、新たにFileMaker Server Advancedだけでなく通常版のFileMaker ServerでもカスタムWeb公開機能がサポートされるようになっています。

[関連]FileMaker 9 製品ライン発表(FAMLog)

■Ruby on RailsとFileMaker ServerをつなぐRfm

米国でFileMaker 9 製品ラインが発表された日に、FileMaker API for PHPのRuby版オープンソースプロジェクトとも言えるRfm(FileMaker API for Ruby)のバージョン1.0が公開されました。今最も注目されているWebアプリケーションフレームワークであるRuby on Railsと連係できることから、今後が楽しみなソフトウェアではないでしょうか。

[関連]Rfm 1.0(FAMLog)

(2008/03/15追記:カテゴリーをBookからNewsに変更しました。)

Tag: News

APPLE-SA-2007-07-11 QuickTime 7.2

July 17, 2007

アップルから、セキュリティ脆弱性の修正を含んだ「QuickTime 7.2」が配布されています。

QuickTime 7.2では、QuickTime Playerでのフルスクリーン表示が通常版でもサポートされ、H.264コーデックへのアップデートが行われています。その他、多数の不具合および脆弱性が修正されています。

対象となるOSは、Mac OS X v10.3.9、Mac OS X v10.4.9以降、Windows VistaおよびWindows XP SP2であり、本バージョンよりWindows 2000が動作対象外となっています。

Tag: Security

リレーションで極めるファイルメーカー7:追加情報その2

July 18, 2007

http://msyk.net/において、書籍「リレーションで極めるファイルメーカー7」の追加分のテキスト(第6章4節)が2007年7月15日に公開されていました。

2006年6月に公開された追加分のテキスト「第6章 リレーションからコンテキストへ」の第4節として「コメントチェーンのデータベース化」が新たに公開されています。リレーションを活用したデータ構造とその設計について実例を交えて解説されています。

なお、すでに公開されていた第6章のテキストについては、今年の5月頃にその内容が一部更新されていたようです。

[参考]「リレーションで極めるファイルメーカー7」第6章4「コメントチェーンのデータベース化」公開(FileMaker Pro 7/8 によるWeb開発覚え書き)

Tag: FileMaker

第25回「FileMaker Fun Night!」イベントレポートが公開

July 19, 2007

セブンズドアが、毎月Apple Store, Ginzaで行っているイベント「FileMaker Fun Night!」のレポートを更新しています。

2007年7月14日に行われた第25回のイベントレポートが追加されており、[フィールド設定]スクリプトステップの基本やFileMakerにおける分離モデルの考察、およびSuperContainerという製品に関する情報などが紹介されています。

次回は、「夏休みDevCon報告Special 2007」というテーマで、2007年8月18日(土)18:00-20:00に同イベントが開催される予定になっています。なお、同イベントは参加費および事前申し込みは共に不要です。

(2007/08/16追記:第26回の開催日時が一部変更になっていたため、「18:00-19:30」から「18:00-20:00」に記述を変更しました。)

(2021/03/07追記:リンク先のページがなくなっていたので、一部のリンクを削除しました。)

Tag: FileMaker

FileMaker Server 9でカスタムWeb公開機能が利用可能に

July 20, 2007

FileMaker Server 9では新たにカスタムWeb公開機能がサポートされるようになっています。

バージョン7およびバージョン8においてカスタムWeb公開機能はFileMaker Server Advancedのみでサポートされており、これまで通常版のFileMaker ServerではWeb公開機能を利用することができませんでした。

バージョン9では、FileMaker Server Advancedだけでなく通常版のFileMaker ServerでもカスタムWeb公開機能を利用することができるようになっています。FileMaker Server 9では、PHPを使用したカスタムWeb公開機能が新たにサポートされていますが、XMLおよびXSLTを使用したカスタムWeb公開機能も利用できます。

なお、インスタントWeb公開機能およびODBC/JDBC共有機能については、以前のバージョンと同様にFileMaker Server 9 Advancedのみで利用可能な機能となっています。

Tag: FileMaker

ClamXav 1.0.8 with ClamAV 0.91.1 backend

July 23, 2007

Mac OS Xで動作するフリーのウィルスチェッカーである「ClamXav 1.0.8 with ClamAV 0.91.1 backend」が公開されています。

ClamXav 1.0.8は2007年6月に公開されていましたが、同梱されているClamAVが今回アップデートされ、ClamAVの最新安定版であるバージョン0.91.1が搭載されるようになっています。

なお、ClamXav 1.0.8は、UniversalアプリケーションとしてIntelベースのMacにも対応しており、Mac OS X v10.3およびv10.4で利用できます。

Tag: Mac

アスキー・ドットPC 2007年9月号

July 24, 2007

雑誌「アスキー・ドットPC 2007年9月号」が本日発売されました。

アスキー・ドットPCでは毎号FileMaker(ファイルメーカー)で作られたツールに関する記事が掲載されていますが、今回ツールの開発を担当する機会をいただきました。

最新号(2007年9月号)ではインド式の暗算をゲーム感覚でトレーニングできるシンプルなツール「インド式掛け算ドリル」に関する記事が掲載されており、アスキー・ドットPCのWebサイトからツールをダウンロードできるようになっています。

Tag: FileMaker

FileMaker Pro 9の動作環境

July 25, 2007

Mac版FileMaker Pro 9およびFileMaker Pro 9 Advancedの動作環境は、Mac OS X v10.4.8以降となっています。

Mac版でRAMが256MB以上が要求される点はバージョン8および8.5のときと変わりありません。また、バージョン8.5と同様にUniversalアプリケーションとしてPowerPCベースMacとIntelベースMacの両方に対応しています。

Windows版FileMaker Pro 9およびFileMaker Pro 9 Advancedの動作環境は、Windows XP(Service Pack 2)およびWindows Vistaとなっています。Windows Vistaで動作させる場合には256MB以上ではなく512MB以上のRAMが要求されます。

Mac版ではMac OS X v10.3が、Windows版ではWindows 2000が動作環境の対象外となっている点が注意点と言えます。

Tag: FileMaker

FileMaker Pro 9はFileMaker Pro 7のファイルフォーマットを踏襲

July 26, 2007

FileMaker Pro 9のデータファイルフォーマットは、バージョン7、8および8.5のファイルフォーマットを踏襲しています。同じファイルフォーマットであるため、FileMaker Pro 9では、FileMaker 7およびFileMaker 8.xのデータベースファイルを変換することなくそのまま開くことが可能です。

ただし、FileMaker Pro 9では新しい機能や関数が追加されているため、FileMaker Pro 9の新機能を利用して作成されたデータベースファイルをFileMaker Pro 7(FileMaker Developer 7)やFileMaker Pro 8.x(FileMaker Pro 8.x Advanced)で開いた場合には、該当部分が正常に動作しないことが推測されます。

FileMaker Pro 9で開いたり、作成したデータベースファイルを、バージョン8.5以下のFileMaker Proを使ってレイアウトやデータベース定義に関連する部分を変更しないことが推奨されるでしょう。

Tag: FileMaker

Get(システムプラットフォーム)関数とWindows Vista

July 27, 2007

FileMaker Pro(バージョン7以降)の「Get(システムプラットフォーム)関数」は、現在のプラットフォームを示す数値を返します。

Windows Vistaの場合には、この関数の戻り値はWindows 2000およびWindows XPの場合と同様に「-2」となります。そのため、FileMaker Pro 7以降では、Get(システムプラットフォーム)の結果が-2である場合には、現在のプラットフォームはWindowsであると判定することができます。

一方、Mac OS Xにおいて、FileMaker Pro 8.5以降ではGet(システムプラットフォーム)関数は「-1」もしくは「1」を返します。現在のプラットフォームがMac OS Xであるか判定したい場合には、Abs(Get(システムプラットフォーム))の結果が1であるか確認することになります。

[関連]Get(システムプラットフォーム)関数(FAMLog)

Tag: FileMaker

Apache HTTP Server 2.2の新機能 (6)

July 30, 2007

Apache HTTP Server 2.2には、SQLデータベース接続をサポートするmod_dbdと呼ばれるモジュールが新たに追加されています。

mod_dbdは、apr_dbdフレームワークを利用してSQLデータベース接続の管理を行い、ApacheをマルチスレッドMPMで動作させた場合にはコネクションプーリング機能をサポートします。

なお、標準で配布されているWindows版のApacheには、mod_dbdの機能は含まれていません。

Tag: Apache

PHP 4のサポート終了時期

July 31, 2007

旧聞ですが、PHP 4のサポート終了に関する詳細が2007年7月中旬に発表されていました。PHP 4のサポートは2007年末に終了となり、重大なセキュリティに関わる修正は2008年8月8日まで対応される予定となっています。

今後はPHP 5への移行が推奨されており、新規にPHPを導入する場合にはPHP 4ではなくPHP 5を利用するほうがよいでしょう。

なお、現時点(2007年7月)ではPHP 5系統の最新安定バージョンはPHP 5.2.3です。PHP 5.0系列およびPHP 5.1系列は、すでにメンテナンスされていません。

[関連]PHP 4のサポートが12月31日で終了 - 2007年中にPHP 5への移行を検討のこと(マイコミジャーナル)

Tag: Apache

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