FAMLog
FileMaker Server 13.0v5 アップデータが公開
November 26, 2014
ファイルメーカー社が「FileMaker Server 13.0v5 アップデータ」を公開しています。
FileMaker Server 13.0v5では、下記のセキュリティに関する問題が修正されています。
・OS X版のFileMaker ServerにおいてApache WebサーバーのSSL 3.0が無効化されました。SSL 3.0にはPOODLE (Padding Oracle On Downgraded Legacy Encryption) と呼ばれる中間者攻撃の脆弱性があるためです。
・中間者攻撃によってFileMaker Serverがセキュリティの低い暗号スイートを使用する可能性のある問題が解決されました。
・設定ファイルがリモートマシンからアクセスされる可能性のある問題が解決されました。
・XMLおよびPHP Web公開テクノロジーがデフォルトで無効化されました。
・FileMaker WebDirectでブラウザーのCookie設定のセキュリティが強化されました。
・インストーラーおよびアップデータがOS X v10.9およびv10.10でのインストール用にデジタル署名されるようになりました。
・SHA-2版SSLサーバー証明書がサポートされました。
・サードパーティ製コンポーネント(Java 7、Apache Tomcat、PHP、OpenSSL)の更新にはセキュリティの強化および修正が含まれています。
FileMaker Server 13.0v5に更新することで、Java 7はバージョン7 Update 71に、Apache Tomcatのバージョンは7.0.55に、Windows版ではPHPのバージョンは5.5.16に、OS X YosemiteではPHPのバージョンは5.5.14に更新されます。
INTER-Mediator 4.6が公開
November 25, 2014
HTMLへの属性追加と設定ファイルを作成するだけで、データベースを利用したWebアプリケーションを開発できるフレームワーク「INTER-Mediator 4.6」が公開されています。
INTER-Mediatorは、予算規模の小さな組織でも業務システムの開発を円滑にできることを目指して開発された、MITライセンスで提供されるWebアプリケーションフレームワークです。
バージョン4.6では、プログラムを書かずに検索ページを記述できるようになっている他、Internet Explorer 8との互換性やFileMaker Serverでの動作等が改善されています。
FileMaker カンファレンス 2014の一部のセッションでライブ中継
November 20, 2014
2014年11月26日(水)から11月28日(金)にかけてJPタワーホール&カンファレンスで開催される「FileMaker カンファレンス 2014」のセッションの一部が、YouTubeとニコニコ動画でライブ中継される予定であることが発表されています。
FileMaker カンファレンス 2014では、下記のセッションがライブ配信される予定となっています。
■バージョン13の新機能を実装した最新のユーザ事例のご紹介
日時:2014年11月26日14時00分-15時00分
■Web API連携の基礎を解説!FileMaker Goソリューションを機能拡張しよう
日時:2014年11月26日15時30分-16時30分
■BYOD時代のFileMakerソリューションのセキュリティ -端末認証を併用した高度なセキュリティ構築-
日時:2014年11月26日17時00分-18時00分
■FileMaker Serverの安全な運用のためのベストプラクティス
日時:2014年11月26日18時30分-19時30分
■iPad & iPhoneに最適化されたFileMakerソリューションの作り方を習得 ~ FileMaker Drill Bookより
日時:2014年11月27日10時00分-11時00分
■機能更新が多いソリューション開発に有効な開発手法「データ分離モデル」の紹介
日時:2014年11月27日11時30分-12時30分
■デジタルアニメーションスタジオにおけるFileMakerソフトウェアの活用
日時:2014年11月27日14時10分-15時10分
■iPad & iPhoneからのリモートアクセスをより安全にするネットワーク構築術
日時:2014年11月27日15時40分-16時40分
■「サーバー上のスクリプト実行」を使ったサーバーサイド処理の有効活用法
日時:2014年11月27日17時10分-18時10分
■一億レコードの検証から紐解くFileMaker Goの速度向上のためのベストプラクティス
日時:2014年11月28日10時00分-11時00分
■FileMaker WebDirect はじめの一歩
日時:2014年11月28日11時30分-12時30分
■はじめよう。ソリューション作成とiPadビジネス活用
日時:2014年11月28日14時10分-15時10分
■はじめよう。ソリューションのビジネス導入とiPad活用
日時:2014年11月28日15時40分-16時40分
■FileMaker + HTML5で実現するグラフィック表現 - 森を見て木も見る。一覧表示の進化形 -
日時:2014年11月28日17時10分-18時10分
[関連]「FileMaker カンファレンス 2014」のご案内(FAMLog)
(2015/03/18追記:リンク先のURLを一部変更しました。)
FileMaker UG 全国合同オフラインミーティング 2014が11月29日に開催
November 13, 2014
2014年11月29日に「FileMaker UG 全国合同オフラインミーティング 2014」が開催されると案内されています。
全国合同オフラインミーティングでは、各地のユーザーグループにおける活動紹介やFileMakerに関するライトニングトークス、FileMaker カンファレンス 2014のスピーカーによる発表などが行われる予定となっています。
開催日時:2014年11月29日(土)13:30〜17:00
開催場所:国立オリンピック記念青少年総合センター センター棟405号室
アクセス:http://nyc.niye.go.jp/facilities/d7.html
参加費用:500円
[関連]FileMaker カンファレンス 2014が2014年11月下旬に開催(FAMLog)
FileMaker Go 13の新機能:バーコードスキャン
November 12, 2014
FileMaker Go 13ではバーコードスキャン機能を利用できるようになっています。
バーコードスキャン機能を利用するには、FileMaker 13で追加された新しいスクリプトステップである[デバイスから挿入]スクリプトステップを利用します。FileMaker Pro 13もしくはFileMaker Pro 13 Advancedを利用して設定する必要があり、[デバイスから挿入]スクリプトステップの[次から挿入]オプションでバーコードを選択します。ISBNやQRコードをはじめ、各種バーコードタイプがサポートされています。
スキャンの実行にはiOSデバイスの内蔵カメラを使用し、スキャンした画像をオブジェクトフィールドに保存することや、バーコードデータをテキストフィールドに保存できます。
[関連]FileMaker Go によるバーコードのスキャン(FileMaker ナレッジベース)
FileMaker データベース問題解決ガイド
November 11, 2014
FileMaker製品を使ったデータベース設計と運用を行っているユーザー向けにさまざまな問題の解決策を解説した書籍「FileMaker データベース問題解決ガイド」が2014年10月上旬に発売されています。
この書籍は、バージョン13のFileMaker製品に対応した内容となっており、データベース設計の問題解決方法や開発テクニック、処理速度の高速化を図る手法などが分かりやすく解説されています。
iPadやiPhoneでのデータベース活用法、Amazon Web Servicesを使ったサーバーの環境構築などについても触れられており、FileMaker製品で開発・運用を行う際に知っておきたいTipsや情報が数多く紹介されています。
定価:3,500円(税別)
サイズ:B5変型
ページ数: 440
著者:木下 雄一朗
出版社:株式会社KADOKAWA
ISBN:978-4-04-866611-4[Amazon.co.jpで購入...]
FileMaker Server 13.0v4のAdmin ConsoleとWeb公開機能はOS X Yosemiteと非互換
November 07, 2014
OS X Yosemiteが先月公開されましたが、現在のところ判明している主な問題点として、FileMaker Server 13(バージョン13.0v1から13.0v4まで)のAdmin ConsoleとWeb公開機能がOS X Yosemite上で動作しないことが分かっています。
FileMaker Server 13については今後アップデータが提供される予定となっていますが、バージョン12およびそれ以前のFileMaker ServerについてはOS X Yosemite対応の予定はない模様です。
旧バージョンのFileMaker ServerはOS X Yosemiteと互換性がないため、従来の環境で利用するか、OS X Yosemiteで利用したい場合にはFileMaker Server 13に今後移行する必要が出てきます。
[関連]FileMaker 13 製品と OS X Yosemite との互換性(FileMaker ナレッジベース)、OS X YosemiteはApache HTTP Server 2.4を標準搭載(FAMLog)
Get(システムバージョン)関数とOS X Yosemite
November 06, 2014
FileMaker ProのGet(システムバージョン)関数は、現在のオペレーティングシステムのバージョンを返します。
OS X Yosemite v10.10の場合には、この関数の戻り値は「10.10」となります。この戻り値を数値として扱っている場合は「10.1」と同義になってしまうため、OS Xのバージョンを比較する式が意図しない結果となる場合があるので注意が必要です。
なお、FileMaker WebDirectの場合、Get(システムバージョン)関数は「<オペレーティングシステムまたはデバイス> <Web ブラウザー名> <ブラウザーバージョン>」という形式の文字列を返します。
[関連]Get(システムバージョン)関数(FAMLog)、FileMaker WebDirectとGet(システムバージョン)関数(FAMLog)
(2015/02/17追記:関連記事を追加・更新しました。)
第16回カスタムWeb勉強会開催のお知らせ
October 31, 2014
2014年11月29日(土)午前10時より「第16回カスタムWeb勉強会」を開催します。
カスタムWeb勉強会は、参加者によるライトニングトークや質問、そして発表・質問内容に関するディスカッションの構成で進めている勉強会です。
FileMaker ServerのカスタムWeb公開、FileMaker API for PHP、FX.php、FMCakeMix、INTER-Mediator、Rfm、JavaScriptやCSS等に興味・関心のある方のご参加をお待ちしています。詳細および参加申込については下記URLのページをご覧ください。
http://www.famlog.jp/cwpstudy/16
FileMaker Pro 12およびそれ以前にSSLサーバー証明書検証不備の脆弱性
October 23, 2014
IPA(独立行政法人情報処理推進機構)セキュリティセンターおよびJPCERTコーディネーションセンター(JPCERT/CC)が、FileMaker製品におけるSSLサーバー証明書検証不備の脆弱性に関する情報を2014年9月に公開しています。
脆弱性の内容は、FileMaker Pro、FileMaker Pro AdvancedおよびFileMaker Goのバージョン12およびそれ以前のバージョンにSSLサーバー証明書検証不備の脆弱性が存在するというものです。脆弱性が確認されているFileMaker製品は下記の通りです。
・FileMaker Pro 12およびそれ以前のバージョン
・FileMaker Pro 12 Advancedおよびそれ以前のバージョン
・FileMaker Go 12およびそれ以前のバージョン
上記の脆弱性を修正するには、FileMaker Pro、FileMaker Pro AdvancedおよびFileMaker Goをバージョン13にアップグレードする必要があるというのが実状です。なお、FileMaker Serverについては、バージョン13にアップグレードする必要は必ずしもなく、バージョン12のままでも構いません。
[関連]FileMaker 12およびそれ以前に存在する脆弱性について(株式会社エミック)、FileMaker Pro 13の新機能:暗号化通信状態のインジケータ(FAMLog)
(2014/10/23追記:関連記事を追加・更新しました。)