FAMLog
INTER-Mediator Ver.12が公開
February 07, 2024
INTER-Mediator Ver.12が公開されています。
INTER-Mediatorは、予算規模の小さな組織でも業務システムの開発を円滑にできることを目指して開発された、MITライセンスで提供されるWebアプリケーションフレームワークです。PHP 7.4以上の環境が必要となったINTER-Mediator Ver.12では、Service Serverの起動処理として利用していたforeverの代わりにnodemonを利用するように変更されています。また、マスター/ディテール形式のページを別々のページファイルを用いて構成できるようになっています。
INTER-Mediator Ver.5系統とINTER-Mediator Ver.6以降は内部的な構造が大幅に異なります。旧バージョンからバージョンアップする際には、必ず事前にバージョン移行ガイドやINTER-Mediatorの方向性に関するページを参照するようにしてください。
[関連]今後のINTER-MediatorにおけるClaris FileMaker Server対応について(FAMLog)、INTER-Mediator Ver.5のサポート終了予定月(FAMLog)
Claris Engage Japan 2023のセッション録画が公開
January 09, 2024
2023年11月上旬に開催されたClaris Engage Japan 2023のセッション録画が先月から公開されています。
Claris コミュニティ上で公開されたページにおいて2023のタブをクリックして録画リストからセッション録画を選んで視聴できます。会期中にライブ配信されなかったB会場およびC会場のセッションも視聴可能であり、Clarisの公式YouTubeチャンネルでもセッション録画が公開されています。
Claris Engage Japan 2023では、FileMaker Admin APIが備える機能および当該APIで一昨年から利用できるようになった公開鍵認証機能を使用するための具体的な手順について解説を行いましたが、そのセッション録画(「Claris FileMaker Admin API の使い方と最新情報」)も公開されています。よろしければご視聴ください。
Claris FileMaker 2023(バージョン20.3)の新機能:[Loop]スクリプトステップの[フラッシュ]オプション
January 05, 2024
Claris FileMaker Pro 2023(バージョン20.3)では、[Loop]スクリプトステップに[フラッシュ]オプションが新たに用意されるようになっています。
[フラッシュ]オプションの値としては下記3つのいずれかを指定できます。
・常に:ループ内にフィールドを設定すると、リレーションシップは結合データとともにフラッシュされます。
・最小:ループ内にフィールドを設定すると、最小のデータがフラッシュされます。
・延期:ループ内にフィールドを設定すると、データとリレーションシップデータはループ終了後にのみフラッシュされます。
当該オプションにより、スクリプトのループ内でフィールドを設定する場合に、リレーションシップがいつ更新されるかを調整できます。
[関連]Claris FileMaker 2023(バージョン20.3)の提供が開始(FAMLog)
Claris FileMaker Server 19.6のサポート終了予定月
December 29, 2023
Claris FileMaker Server 19.6は2024年12月にサポートが終了する予定となっています。
2023年12月現在、Claris FileMaker ProおよびClaris FileMaker Serverの最新バージョンはそれぞれClaris FileMaker 2023(バージョン20.3)です。FileMaker 19.6は2024年12月にサポートが終了する予定となっているため、2025年1月以降においてサポートされるFileMaker製品はClaris FileMaker 2023(バージョン20.1)以降となります。
なお、FileMaker製品のサポートポリシーは2019年末頃から変更されており、提供開始日から2年経過すると当該バージョンのサポートを終了するようになっています。
[関連]Claris のサポートポリシー(Claris ナレッジベース)、Claris FileMaker Server 19.5のサポート終了予定月(FAMLog)
2023年12月「第159回 PHP勉強会@東京」発表資料
December 25, 2023
2023年12月20日に行われた「第159回 PHP勉強会@東京」で発表したライトニングトークの資料を公開しました。
・ダウンロード:INTER-Mediatorに関するOSS活動で得た知見と感想(PDF形式/ファイルサイズ:約3.3MB)
「OSS-Activities-related-to-INTER-Mediator-202312.pdf」のSHA-256メッセージダイジェスト:
3b6225505e38c6359f7c2527ecfef8eb2e5c3f6d440bc40d6673fc52445d3ca2
■関連リンク
・INTER-Mediator
・INTER-Mediator勉強会
FMDataAPI Ver.31が公開
December 07, 2023
Claris FileMaker Data APIをPHPで利用するためのクラスであるFMDataAPIのバージョン31が2023年11月下旬に公開されています。
新居雅行氏が開発したFMDataAPIは、MITライセンスで提供されているオープンソースソフトウェアです。FMDataAPI Ver.31では、curlErrorMessageメソッドが新たに追加されています。
FileMaker Server 17以降で正式版として利用できるようになったFileMaker Data APIは、FileMaker Server 18以降では各種メタデータやレコード数に関する詳細情報を取得できるようになっています。なお、FMDataAPIは現在のところClaris FileMaker Cloud 2には未対応です。
FMDeveloperTool
November 22, 2023
Claris FileMaker Server 20.3.1では、FMDeveloperToolがFileMaker Serverに同梱されるようになっています。
FMDeveloperToolは、コピー、クローン、XMLファイルとして保存、一貫性チェック、暗号化、復号化、キオスクモードの有効化、管理者アクセスの削除、修復の実行など、データベースの開発タスクを実行するコマンドラインツールです。FMDeveloperTooは、Windows、macOSおよびLinux(Ubuntu)で使用できます。
FMDeveloperToolは、macOSおよびLinux版のFileMaker Serverの場合には、FileMaker Serverフォルダの直下にあるDatabase Serverフォルダ内にあるbinフォルダ内にインストールされます。Windows Server版のFileMaker Serverの場合には、FileMaker Serverフォルダの直下にあるDatabase Serverフォルダ内にインストールされます。
[関連]Claris FileMaker 2023(バージョン20.3)の提供が開始(FAMLog)、FMDeveloperToolのバージョン確認方法(FAMLog)
FMDeveloperToolのバージョン確認方法
November 21, 2023
FMDeveloperToolのバージョンを確認するには、FMDeveloperToolコマンドで--versionオプションを使用します。
現時点(2023年11月21日時点)におけるFMDeveloperToolの最新版はバージョン20.3.1.31であり、macOSではFMDeveloperToolのバージョン情報は次のように表示されます。なお、Windowsの場合にはFMDeveloperTool.exeを利用します。
[実行例]
% FMDeveloperTool --version
20.3.1.31
FMDeveloperToolは、コピー、クローン、XMLファイルとして保存、一貫性チェック、暗号化、復号化、キオスクモードの有効化、管理者アクセスの削除、修復の実行など、データベースの開発タスクを実行するコマンドラインツールです。
[関連]Claris FileMaker 2023(バージョン20.3)の提供が開始(FAMLog)
Claris FileMaker 2023(バージョン20.3)の提供が開始
November 20, 2023
Claris FileMaker 2023(バージョン20.3)の提供が開始されています。
パフォーマンスを向上させるためにデータベースエンジンがリレーションシップをキャッシュして依存関係を評価するようになったClaris FileMaker 2023(バージョン20.3)では、FileMaker ProおよびUbuntu 22上のFileMaker Server for Linuxでポート5003ではなくポート443でセキュア接続トンネリングを有効にできるようになっています。
Claris FileMaker 2023(バージョン20.3)のリリースに伴い、Claris FileMaker Data Migration ToolおよびiOS App SDKも同時に更新されています。また、新しいコマンドラインツールであるFMDeveloperToolの提供が開始されています。FMDeveloperToolは、コピー、クローン、XMLファイルとして保存、一貫性チェック、暗号化、復号化、キオスクモードの有効化、管理者アクセスの削除、修復の実行など、データベースの開発タスクを実行するコマンドラインツールです。
「Claris Engage Japan 2023」T-27講演資料
November 17, 2023
2023年11月10日に行われたClaris Engage Japan 2023のテクニカルセッション(T-27)講演資料を公開しました。
・ダウンロード:「Claris FileMaker Admin API の使い方と最新情報」(PDF形式/ファイルサイズ:約3.5MB)
「FileMaker_2023_Admin_API.pdf」のSHA-2ダイジェスト:
3f2b83e38a9326300455628fdad208269d4c505ad251309a45e983a04767e350
■関連リンク
・FileMaker Admin API ガイド(Claris)
・社内システムから Claris FileMaker Cloud に接続する際に知っておきたいポイント(Claris ジャパン公式YouTubeチャンネル)
・FM-Admin-API-Tool
・fmcsadmin
(2023年11月17日追記:講演で使用したスライドを一部訂正したものを公開しました。スライドの57および60ページに記載しているAdminAPI_PKIAuthフォルダのパスが間違っていましたので訂正してあります。)