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FileMaker選手権 2020が開催
September 16, 2020
総合ニュースサイトのマイナビニュースが「FileMaker選手権 2020」を開催すると発表しています。
FileMaker選手権は、Claris FileMaker Proで作成したカスタム Appの中から優れた作品を決めるコンテストです。この選手権は、2006年、2009年、2010年および2014年にも開催されており、今回6年ぶりの開催となります。今回の作品募集期間は2020年9月下旬から2021年1月4日までとなっており、iPad用のレイアウトをひとつ以上作成することが必須となっています。また、FileMaker Pro 19およびFileMaker Go 19で問題なく動作するように作成しておく必要があります。
入賞者には賞品が贈呈される予定のようですが、賞品の詳細については後日公開されるとのことです。
Claris FileMaker Server 19の新機能:Claris FileMaker WebDirectにおけるJavaScriptとの統合
September 11, 2020
Claris FileMaker Server 19のClaris FileMaker WebDirectでは、Claris FileMaker Pro 19と同様、Web ビューアのJavaScriptとFileMakerスクリプトが直接連携できるようになっています。
バージョン19では、Web ビューア内でWebページを読み込んだ後にJavaScriptからFileMakerスクリプトを実行できるFileMaker.PerformScript関数と、FileMakerスクリプトからWeb ビューア内のJavaScript関数を実行できる[Web ビューアで JavaScript を実行]スクリプトステップが追加されています。
これらの新機能により、FileMaker WebDirectにおいても、Web ビューア経由でJavaScriptを使ってカスタム Appを拡張することができます。
[関連]Claris FileMaker Pro 19の新機能:JavaScriptとの統合(FAMLog)
Claris FileMaker Pro 19とClaris FileMaker Go 19の新機能:機械学習モデルの実行
September 10, 2020
macOS版のClaris FileMaker Pro 19およびClaris FileMaker Go 19では、デバイス上で機械学習モデルを実行して、画像認識やオブジェクト検出などを行えるようになっています。
バージョン19で追加された[機械学習モデルを構成]スクリプトステップを使ってCore ML(機械学習)モデルをロードした後、バージョン19で追加されたComputeModel関数を使うことで、モデル評価結果を含むJSONオブジェクトを取得できます。
なお、Claris FileMaker 19はモデルを訓練する機能を備えていません。Core ML形式のモデルを別途用意する必要があります。
[関連]Claris FileMaker Pro 19 リリースノート(Claris ナレッジベース)、Core ML(Apple)
Claris FileMaker Pro 19とYearName関数
September 09, 2020
Claris FileMaker ProのYearName関数は、日付の和暦を指定された書式で返します。
日付フィールドの値が「2020/09/09」の場合、YearName(日付フィールド; 2)は「R2」を返します。日付フィールドの値が「1868/09/07」およびそれ以前の場合には、YearName(日付フィールド; 2)はバージョン18では「A.D.1868」を返していましたが、バージョン19では「1868 CE」を返すように挙動が変更されています。
Claris FileMaker 19では、A.D.(Anno Domini)という表記がCE(Common Era)に変更されて、年の後に付加されるようになっています。そのため、バージョン18以前とバージョン19を併用する場合には注意が必要です。
[関連]FileMaker ProとFileMaker Pro AdvancedのYearName関数(FAMLog)
Claris FileMaker Pro 19の新機能:ボタンバーセグメント状態スタイルのコピー&ペースト
September 08, 2020
Claris FileMaker Pro 19では、ボタンバーセグメント状態スタイルをコピーして、別の状態および他のボタンバーセグメントにペーストできるようになっています。
ボタンバーには、ボタンアイコンとテキストラベルで構成される個々のボタンを表すセグメントが含まれています。バージョン19では、レイアウトモードでボタンバーを選択している状態で、インスペクタの[外観]タブにおいてボタンバーセグメント状態スタイルをコピーおよびペーストすることができます。
なお、ボタンバーはFileMaker Pro 14で追加されたレイアウトオブジェクトです。
[関連]FileMaker Pro 14の新機能:ボタンバー(FAMLog)
Claris FileMaker Go 19の新機能:NFCタグのスキャン
September 07, 2020
Claris FileMaker Go 19では、新たにNFCタグを読み取ることができるようになっています。
バージョン19では、[NFC 読み取りの構成]スクリプトステップが追加されています。このスクリプトステップを使用することで、NFC(Near Field Communication/近距離無線通信)タグをスキャンまたはスキャンを停止することができます。スキャン後に任意のスクリプトを実行させることができ、例えば、NFCタグ付きの商品に関する情報を取得してデータベース内の特定レコードをすぐに表示するといったようなことができるようになります。
なお、[NFC 読み取りの構成]スクリプトステップはClaris FileMaker Pro 19やClaris FileMaker WebDirectではサポートされておらず、Claris FileMaker Go 19でのみ利用することができます。
[関連]Claris FileMaker Pro 19の新機能:バージョン19で追加されたスクリプトステップ一覧(FAMLog)
Claris FileMaker Pro 19の新機能:レイアウトモードにおけるレイアウト名入力による切り替え
September 04, 2020
Claris FileMaker Pro 19では、レイアウトモードにおいてレイアウト名を入力して任意のレイアウトに切り替えられるようになっています。
バージョン19では、レイアウトモードにおいて特定のキーボードショートカットでレイアウト切り替え用の[Open Quickly]ボックスを表示させることができるようになっていて、キーボード入力だけで手軽にレイアウトを切り替えられるようになっています。macOSではコマンド+option+Kで、WindowsではCtrl+Alt+Kで[Open Quickly]ボックスが表示されます。
上述のキーボードショートカットを押してレイアウト名を入力すると、入力した文字列に一致するレイアウトの一覧が表示され、上下矢印キーを使って一覧からレイアウトを選択した上で、returnキーもしくはenterキーを押すことでレイアウトを切り替えられるようになっています。
Claris FileMaker Pro 19の新機能:数字を含むフィールドの指数表記
September 02, 2020
Claris FileMaker Pro 19では、指数表記で数値を表示するようにフィールドの書式を設定できるようになっています。
バージョン19のレイアウトモードでは、数字フィールド、結果が数値となる計算フィールドまたは集計フィールドを選択している場合に、インスペクタのデータタブ内にある[データの書式設定]領域において数字データの書式として「指数表記」を選択できるようになっています。
なお、指数表記として表示する場合には、オプションで[小数点以下の桁数]も指定することができます。
Claris FileMaker Pro 19の新機能:JavaScriptとの統合
September 01, 2020
Claris FileMaker Pro 19では、Web ビューアのJavaScriptとFileMakerスクリプトが直接連携できるようになり、JavaScriptでカスタム Appを拡張することが正式にサポートされるようになっています。
バージョン19では、Web ビューア内でWebページを読み込んだ後にJavaScriptでFileMaker.PerformScript関数を呼び出してFileMakerスクリプトを実行できるようになっています。また、[Web ビューアで JavaScript を実行]スクリプトステップが追加されていて、FileMakerスクリプトからWeb ビューア内のJavaScript関数を実行することもできるようになっています。
さらに、上述の新機能と各種JavaScriptライブラリを併用すれば、FileMaker Proの機能だけでは実現できないユーザーインターフェースを少ない手間で実装することも可能です。
Claris FileMaker 19とGet(アプリケーションバージョン)関数
August 31, 2020
Claris FileMakerの「Get(アプリケーションバージョン)関数」は、FileMakerクライアントの製品名とバージョン情報を示す文字列を返します。
Claris FileMaker 19では、アプリケーションの名称がFileMaker Pro AdvancedからFileMaker Proに変更され、Get(アプリケーションバージョン)関数がFileMaker Pro 19.0.1では「ProAdvanced 19.0.1」ではなく「Pro 19.0.1」を返すようになっています。
これに伴い、アプリケーション名に依存する外部スクリプトまたはGet(アプリケーションバージョン)関数を含む式を使用している場合などでは、バージョンアップ後にカスタム Appの調整や更新をする必要があります。
[関連]FileMaker 14とGet(アプリケーションバージョン)関数(FAMLog)、FileMaker Pro AdvancedからClaris FileMaker Proに名称変更(FAMLog)