FAMLog
Claris FileMaker Server for LinuxではカスタムWeb公開機能は非サポート
October 30, 2020
Claris FileMaker Server for LinuxではカスタムWeb公開機能はサポートされていません。
Linux版のClaris FileMaker Server 19.1.2では、XMLを使用したカスタムWeb公開機能およびPHPを使用したカスタムWeb公開機能はどちらもサポートされていません。FileMaker Server for Linuxでは、カスタムWeb公開の代わりにClaris FileMaker Data APIまたはOData APIを使用するように案内されています。
なお、OData APIのデータ転送量上限についての扱いはFileMaker Data APIと同様であり、FileMaker Data APIと制限を共有するようになっています。
[関連]Claris FileMaker Server 19.1.2 リリースノート(Claris ナレッジベース)、Claris FileMaker Server 19.1.2とFileMaker Server for Linuxがリリース(FAMLog)
(2023/01/20追記:FileMaker Server 19.6.1でFileMaker Server for LinuxでもカスタムWeb公開 with XMLがサポートされるようになっています。)
Claris FileMaker Server 19.1.2とFileMaker Server for Linuxがリリース
October 29, 2020
Claris FileMaker Server 19.1.2がリリースされています。
FileMaker Server 19.1.2ではCentOS Linux 7 (2003)が正式にサポートされ、FileMaker Server for Linuxを利用できるようになっています。FileMaker Server for LinuxではOData APIおよびAD FS(Active Directory Federation Services)がサポートされていますが、カスタムWeb公開はサポートされていません。既知の問題も確認されているので、詳しくはClaris FileMaker Server 19.1.2 リリースノートを参照するようにしてください。
なお、FileMaker Server 19.1.2はフルインストーラーとして入手できます。バージョン18または19からFileMaker Server 19.1.2にアップグレードする場合、インストーラーによってフルインストールが実行されます。ユーザのデータ、設定および構成はほぼそのまま保存され、現在のインストールをアンインストールする必要がなくなっているとのことです。
FileMaker Pro 19.1.3 アップデータが公開
October 28, 2020
FileMaker Pro 19.1.3 アップデータが公開されています。
FileMaker Pro 19.1.3では、URLを使用してスクリプトを実行する場合にオプション引数がサポートされるようになっています。このオプション引数で現在実行中のスクリプトを処理する方法を設定できるようになっていますが、引数の値はJavaScriptのFileMaker.PerformScriptWithOption()で指定する値と同じです。
なお、バージョン19.1.3では、FileMaker Pro 19.1.2でFileMaker Cloud for AWS 1.18に接続できない問題や、FileMaker Pro 19.1.2でデータベースデザインレポートを作成する際に異常終了する場合がある問題などが修正されています。
Claris FileMaker Pro 19.1.2の新機能:[NFC 読み取りの構成]スクリプトステップの[結果を JSON として書式設定]オプション
October 27, 2020
Claris FileMaker Pro 19.1.2では、[NFC 読み取りの構成]スクリプトステップで[結果を JSON として書式設定]オプションを使用できるようになっています。
バージョン19で追加された[NFC 読み取りの構成]スクリプトステップを使用することで、NFC(Near Field Communication/近距離無線通信)タグをスキャンまたはスキャンを停止することができます。スキャン後に任意のスクリプトを実行させることができますが、[結果を JSON として書式設定]オプションを有効にするには0以外の値を指定します。値が0または指定されていない場合、バージョン19.0と同様に値の一覧が複数行で返されます。
なお、[NFC 読み取りの構成]スクリプトステップはClaris FileMaker Go 19でのみ利用できますが、[結果を JSON として書式設定]オプションを使用する場合にはFileMaker Goをバージョン19.1.2以降にアップデートする必要があります。
[関連]Claris FileMaker Go 19の新機能:NFCタグのスキャン(FAMLog)、Claris FileMaker Go 19.1.2が公開(FAMLog)
Claris FileMaker Pro 19.1.2の変更点:[このファイルを開くことのできる最低バージョン]オプション
October 22, 2020
Claris FileMaker Pro 19.1.2では、[ファイルオプション]ダイアログボックスの[このファイルを開くことのできる最低バージョン]オプションの設定方法が、バージョン番号を一覧から選択するのではなく、バージョン番号を入力する方法に変更されています。
バージョン番号は「m.n」の形式で入力し、mはメジャーバージョン番号、nはマイナーバージョン番号です。例えば、ファイルをバージョン19.1以降でないと開くことができないようにするには「19.1」と入力します。
なお、現時点においてClaris FileMaker Server 19向けのアップデータはまだ公開されていません。[このファイルを開くことのできる最低バージョン]オプションはサーバー製品利用時にも影響を与えるものであるため、クライアント側のバージョンだけでなく、利用しているサーバー製品のバージョンにも留意する必要があります。
[関連]FileMaker Pro 13の新機能:[このファイルを開くことのできる最低バージョン]オプション(FAMLog)、Claris FileMaker Pro 19の改善点:[このファイルを開くことのできる最低バージョン]オプション(FAMLog)
Claris FileMaker Go 19.1.2が公開
October 21, 2020
Claris FileMaker Go 19.1.2の提供が開始されています。
AD FS(Active Directory Federation Services)での認証に対応しているClaris FileMaker Go 19.1.2では、いくつかの問題が修正されているようですが、現在のところ変更点の詳細は不明となっています。
なお、FileMaker Pro 19.1.2 アップデータリリースノートによると、AD FSでの認証はバージョン 19.1.2以降のFileMaker Server for Linuxで共有されるカスタム Appでのみサポートされるようですが、現在のところFileMaker Server for Linuxの製品版はまだ登場していない状態です。
[関連]FileMaker Pro 19.1.2 アップデータが公開(FAMLog)、Claris FileMaker Pro 19.1.2はFileMaker Cloud for AWS 1.18に接続不可(FAMLog)
Claris FileMaker Pro 19.1.2の新機能:Quick start experience
October 20, 2020
macOS版のClaris FileMaker Pro 19.1.2では、カスタム Appを作成する際に新しいFileMaker Pro Quick start experienceを使用できるようになっています。
バージョン19.1.2では、FileMaker Pro Quick start experienceはプレビュー機能として搭載されています。macOSにおいてオペレーティングシステムの言語が英語に設定されていて、[Use advanced tools]が無効になっている場合のみ使用できるようになっています。
なお、上述のプレビュー機能を使用する場合、FileMaker Proと同じコンピューター上でClaris FileMaker Serverが動作していないことや、違うバージョンのFileMaker Proが起動していないことを確認する必要があります。
[関連]FileMaker Pro 19.1.2 アップデータが公開(FAMLog)
Claris FileMaker Pro 19.1.2の新機能:バージョン19.1.2で追加された関数一覧
October 19, 2020
Claris FileMaker Pro 19.1.2では新しい関数が追加され、オペレーティングシステムのロケール情報および現在使用しているファイルのロケール情報を取得できる関数が新設されています。
バージョン19.1.2で追加された関数一覧は次の通りです。
・Get(システムロケール要素)
・Get(ファイルロケール要素)
これらの取得関数はロケール情報を含むJSONデータを返すようになっていて、JSONGetElement関数を併用することで各種ロケール情報を取得できるようになっています。
[関連]FileMaker Pro 19.1.2 アップデータが公開(FAMLog)
Claris FileMaker Pro 19.1.2の新機能:「アペックスブルー」テーマ
October 16, 2020
Claris FileMaker Pro 19.1.2では、「アペックスブルー」という名称のレイアウトテーマが新たに追加されています。
バージョン19.1.2では、新しいテーマのアペックスブルーが新規カスタム Appのデフォルトテーマになっています。また、バージョン19.1.2で追加されたアドオンでもアペックスブルーのテーマが使用されています。
レイアウトのテーマはFileMaker Proを使用して簡単に変更できます。テーマを変更する際には、FileMaker Proのレイアウトモードで[レイアウト]メニューの[テーマの変更...]を選択します。
[関連]FileMaker Pro 19.1.2 アップデータが公開(FAMLog)、Claris FileMaker Pro 19.1.2の新機能:新しいアドオン(FAMLog)
Claris FileMaker Pro 19.1.2の新機能:新しいアドオン
October 15, 2020
Claris FileMaker Pro 19.1.2では、9つのJavaScriptアドオンが新たに組み込まれるようになっています。
バージョン19.1.2で追加されたアドオンは次の通りです。
・カレンダー
・カレンダーヒートマップ
・カンバン
・アクティビティタイムライン
・簡易グラフ
・写真ギャラリー
・バーコードジェネレータ
・リッチテキストエディタ
・タイマー
アドオン機能はバージョン19で追加されました。レイアウトモードに切り替えた後、オブジェクトパネルの[アドオン]タブにある[+]ボタンをクリックし、アドオンを選択した後に[選択]をクリックすることで、アドオンをインストールすることができます。
[関連]Claris FileMaker Pro 19の新機能:アドオン(FAMLog)、FileMaker Pro 19.1.2 アップデータが公開(FAMLog)