FAMLog
Claris FileMaker Pro 19.1.2の新機能:[NFC 読み取りの構成]スクリプトステップの[結果を JSON として書式設定]オプション
October 27, 2020
Claris FileMaker Pro 19.1.2では、[NFC 読み取りの構成]スクリプトステップで[結果を JSON として書式設定]オプションを使用できるようになっています。
バージョン19で追加された[NFC 読み取りの構成]スクリプトステップを使用することで、NFC(Near Field Communication/近距離無線通信)タグをスキャンまたはスキャンを停止することができます。スキャン後に任意のスクリプトを実行させることができますが、[結果を JSON として書式設定]オプションを有効にするには0以外の値を指定します。値が0または指定されていない場合、バージョン19.0と同様に値の一覧が複数行で返されます。
なお、[NFC 読み取りの構成]スクリプトステップはClaris FileMaker Go 19でのみ利用できますが、[結果を JSON として書式設定]オプションを使用する場合にはFileMaker Goをバージョン19.1.2以降にアップデートする必要があります。
[関連]Claris FileMaker Go 19の新機能:NFCタグのスキャン(FAMLog)、Claris FileMaker Go 19.1.2が公開(FAMLog)
Claris FileMaker Pro 19.1.2の変更点:[このファイルを開くことのできる最低バージョン]オプション
October 22, 2020
Claris FileMaker Pro 19.1.2では、[ファイルオプション]ダイアログボックスの[このファイルを開くことのできる最低バージョン]オプションの設定方法が、バージョン番号を一覧から選択するのではなく、バージョン番号を入力する方法に変更されています。
バージョン番号は「m.n」の形式で入力し、mはメジャーバージョン番号、nはマイナーバージョン番号です。例えば、ファイルをバージョン19.1以降でないと開くことができないようにするには「19.1」と入力します。
なお、現時点においてClaris FileMaker Server 19向けのアップデータはまだ公開されていません。[このファイルを開くことのできる最低バージョン]オプションはサーバー製品利用時にも影響を与えるものであるため、クライアント側のバージョンだけでなく、利用しているサーバー製品のバージョンにも留意する必要があります。
[関連]FileMaker Pro 13の新機能:[このファイルを開くことのできる最低バージョン]オプション(FAMLog)、Claris FileMaker Pro 19の改善点:[このファイルを開くことのできる最低バージョン]オプション(FAMLog)
Claris FileMaker Go 19.1.2が公開
October 21, 2020
Claris FileMaker Go 19.1.2の提供が開始されています。
AD FS(Active Directory Federation Services)での認証に対応しているClaris FileMaker Go 19.1.2では、いくつかの問題が修正されているようですが、現在のところ変更点の詳細は不明となっています。
なお、FileMaker Pro 19.1.2 アップデータリリースノートによると、AD FSでの認証はバージョン 19.1.2以降のFileMaker Server for Linuxで共有されるカスタム Appでのみサポートされるようですが、現在のところFileMaker Server for Linuxの製品版はまだ登場していない状態です。
[関連]FileMaker Pro 19.1.2 アップデータが公開(FAMLog)、Claris FileMaker Pro 19.1.2はFileMaker Cloud for AWS 1.18に接続不可(FAMLog)
Claris FileMaker Pro 19.1.2の新機能:Quick start experience
October 20, 2020
macOS版のClaris FileMaker Pro 19.1.2では、カスタム Appを作成する際に新しいFileMaker Pro Quick start experienceを使用できるようになっています。
バージョン19.1.2では、FileMaker Pro Quick start experienceはプレビュー機能として搭載されています。macOSにおいてオペレーティングシステムの言語が英語に設定されていて、[Use advanced tools]が無効になっている場合のみ使用できるようになっています。
なお、上述のプレビュー機能を使用する場合、FileMaker Proと同じコンピューター上でClaris FileMaker Serverが動作していないことや、違うバージョンのFileMaker Proが起動していないことを確認する必要があります。
[関連]FileMaker Pro 19.1.2 アップデータが公開(FAMLog)
Claris FileMaker Pro 19.1.2の新機能:バージョン19.1.2で追加された関数一覧
October 19, 2020
Claris FileMaker Pro 19.1.2では新しい関数が追加され、オペレーティングシステムのロケール情報および現在使用しているファイルのロケール情報を取得できる関数が新設されています。
バージョン19.1.2で追加された関数一覧は次の通りです。
・Get(システムロケール要素)
・Get(ファイルロケール要素)
これらの取得関数はロケール情報を含むJSONデータを返すようになっていて、JSONGetElement関数を併用することで各種ロケール情報を取得できるようになっています。
[関連]FileMaker Pro 19.1.2 アップデータが公開(FAMLog)
Claris FileMaker Pro 19.1.2の新機能:「アペックスブルー」テーマ
October 16, 2020
Claris FileMaker Pro 19.1.2では、「アペックスブルー」という名称のレイアウトテーマが新たに追加されています。
バージョン19.1.2では、新しいテーマのアペックスブルーが新規カスタム Appのデフォルトテーマになっています。また、バージョン19.1.2で追加されたアドオンでもアペックスブルーのテーマが使用されています。
レイアウトのテーマはFileMaker Proを使用して簡単に変更できます。テーマを変更する際には、FileMaker Proのレイアウトモードで[レイアウト]メニューの[テーマの変更...]を選択します。
[関連]FileMaker Pro 19.1.2 アップデータが公開(FAMLog)、Claris FileMaker Pro 19.1.2の新機能:新しいアドオン(FAMLog)
Claris FileMaker Pro 19.1.2の新機能:新しいアドオン
October 15, 2020
Claris FileMaker Pro 19.1.2では、9つのJavaScriptアドオンが新たに組み込まれるようになっています。
バージョン19.1.2で追加されたアドオンは次の通りです。
・カレンダー
・カレンダーヒートマップ
・カンバン
・アクティビティタイムライン
・簡易グラフ
・写真ギャラリー
・バーコードジェネレータ
・リッチテキストエディタ
・タイマー
アドオン機能はバージョン19で追加されました。レイアウトモードに切り替えた後、オブジェクトパネルの[アドオン]タブにある[+]ボタンをクリックし、アドオンを選択した後に[選択]をクリックすることで、アドオンをインストールすることができます。
[関連]Claris FileMaker Pro 19の新機能:アドオン(FAMLog)、FileMaker Pro 19.1.2 アップデータが公開(FAMLog)
FileMaker オンライン学習 中級編が公開
October 12, 2020
Claris FileMakerによるアプリ開発を無料で学習できる動画コンテンツであるFileMaker オンライン学習の中級編がClaris ジャパンの公式YouTubeチャンネルで公開されています。
今回公開された「FileMaker オンライン学習 中級編」は、独習用公式テキスト「FileMaker Master Book 中級編」に沿った集合研修「FileMaker Master Training」の中級コースをカバーしています。
人気トレーナーである河村将博さんによる分かりやすい解説で、1つ1つの動画は10分前後の内容となっています。これから16回に分けて、週に2回順次動画が公開される予定になっています。
[関連]FileMaker Master Book 初級編の公式解説動画が公開(FAMLog)
(2021/06/23追記:Claris ジャパンのサブチャンネル開設に伴いURLが変更されていたので、「FileMaker オンライン学習の中級編」のリンク先URLを変更しました。)
「Claris Engage Japan 2020」のご案内
October 09, 2020
Clarisが主催する日本最大のカンファレンスである「Claris Engage Japan 2020」のオンデマンド配信で1つセッションを担当します。
ソフトウェア開発で役立つ手法や習慣などをシステムの運用管理に応用する考え方であるInfrastructure as Code(IaC)について紹介します。Claris FileMaker Serverを管理するシステム運用担当者がIaCを実践するためのツールや、Claris FileMaker Server for Linuxを使用してサーバーの構成管理やテストを行う方法について実例を交えながら詳しく解説します。参加無料および事前登録制ですので、是非ご登録の上ご視聴ください。
オンラインで開催されるClaris Engage Japan 2020では50以上のセッションが動画で配信されます。開催期間およびセッション配信方法は次の通りです。
Claris Engage Japan 2020
スケジュール配信:2020年11月11日(水)〜11月13日(金)
オンデマンド配信:2020年11月16日(月)〜12月15日(火)
参加費:無料(事前登録制)
詳細:Claris Engage Japan 2020 特設サイト(Claris)
[関連]Claris Engage Japan 2020の事前登録受付が開始(FAMLog)
Claris FileMaker Pro 19の新機能:アドオン
October 08, 2020
Claris FileMaker Pro 19ではアドオン機能が新たに追加されています。
バージョン19で追加されたアドオン機能は、バージョン17から利用できるようになっていたアドオンテーブル含め、カスタム Appのあらゆるコンポーネント(レイアウト、スクリプト、レイアウトオブジェクト、テーブルなど)をカスタム Appに追加して、その機能を拡張できるようにするものです。
なお、アドオン作成の際に利用する[名前を付けてアドオンパッケージとして保存]スクリプトステップは、バージョン19が登場した時点では詳細な仕様が記載されたドキュメントが用意されていなかったため、プレビュー機能として提供されています。
[関連]FileMaker Pro 17 Advancedの新機能:アドオンテーブル(FAMLog)、FileMaker Pro 19 のアドオン機能と [名前を付けてアドオンパッケージとして保存] スクリプトステップについて(Claris ナレッジベース)