FAMLog
Get(書式設定バーの表示状態)関数
April 24, 2020
FileMaker Pro AdvancedのGet(書式設定バーの表示状態)関数は、書式設定バーに関連したメニュー項目と書式設定バーが有効になっている場合は「1」(真)を、無効になっている場合は「0」(偽)を返します。
[書式設定バーを許可]スクリプトステップを使用すると、書式設定バーに関連したメニュー項目と書式設定バーを無効にもしくは有効にすることができます。実際に書式設定バーを表示または非表示にするには、書式設定バーに関連したメニュー項目と書式設定バーが有効になっている状態において、[表示]メニューの[書式設定バー]を選択するか、レイアウトバーの書式設定バーボタンをクリックします。
Get(書式設定バーの表示状態)関数はバージョン8で追加された関数であり、バージョン12でGet(ツールバーの表示状態)関数からGet(書式設定バーの表示状態)関数に名称が変更されていました。なお、FileMaker WebDirectではこの関数はサポートされないため「0」を返します。
[関連]FileMaker WebDirectでサポートされていない取得関数(FAMLog)、FileMaker Pro 12で名称が変更された関数とスクリプトステップ(FAMLog)
FileMaker Go 18の提供終了予定日
April 16, 2020
FileMaker Go 18は2021年5月にApp Storeから削除される予定となっています。
FileMaker 18 プラットフォームは2021年5月にサポートが終了する予定です。FileMaker製品のサポートポリシーは昨年変更されており、2020年よりClarisはこれまでよりも頻繁に新製品をリリースすることを計画しているとのことです。FileMaker製品については今後は最初のリリース日から2年間サポートする予定であり、2年経過するとサポートを終了する予定であることが案内されています。
なお、セキュリティやiOSの互換性に関する問題により、FileMaker Go 18が予定よりも早くApp Storeから削除される可能性もあるとのことです。
[関連]サポート対象製品(Claris ナレッジベース)、FileMaker Server 18のテクニカルサポート終了予定日(FAMLog)、FileMaker Go 18の提供終了予定日が2022年5月31日に変更(FAMLog)
(2021/05/18追記:関連記事のリンクを更新しました。Claris ナレッジベースの記事において、FileMaker 18 プラットフォームのサポート終了予定日およびFileMaker Go 18の提供終了予定日が2021年5月から2021年6月25日に変更されていました。)
(2021/07/26追記:関連記事を更新しました。FileMaker Go 18の提供終了予定日が2022年5月31日に変更されていました。)
Get(ネットワークプロトコル)関数
April 14, 2020
FileMaker Pro AdvancedのGet(ネットワークプロトコル)関数は、FileMaker プラットフォームがコンピューターで使用しているネットワークプロトコルの名前(TCP/IP)を返します。
バージョン6以前のファイルメーカーProでは一連のネットワークプロトコルがサポートされていましたが、FileMaker Pro 7以降ではTCP/IPがサポートされる唯一のネットワークプロトコルとなっています。
Get(ネットワークプロトコル)関数は互換性のために残されている関数であり、現バージョンでのFileMaker プラットフォームではこの関数を使用する必要性は特にないと言えます。
[関連]FileMaker Pro 7 のアプリケーション環境設定とネットワークプロトコル(FileMaker ナレッジベース)
FileMaker Go 17の提供終了予定日
April 10, 2020
FileMaker Go 17は2020年9月18日にApp Storeから削除される予定となっています。
FileMaker Go 17はFileMaker Server 15に接続できますが、FileMaker Go 18はFileMaker Server 15に接続できません。FileMaker Server 15を利用している場合には、削除されるまでにApp StoreからFileMaker Go 17をダウンロードしておく必要がありますが、FileMaker 15 プラットフォームは2019年9月にメーカーサポートが終了しています。
なお、セキュリティやiOSの互換性に関する問題により、FileMaker Go 17が予定よりも早くApp Storeから削除される可能性もあるとのことです。
[関連]サポート対象製品(FileMaker ナレッジベース)、FileMaker Go 17 技術仕様(クラリス・ジャパン株式会社)
FileMaker Server 18.0.4 アップデータが公開
March 25, 2020
FileMaker Server 18.0.4 アップデータが公開されています。
FileMaker Server 18.0.4では、サーバーサイドスクリプトにおいてSMTPサーバー経由で電子メールメッセージおよびメール添付ファイルを送信することができない不具合や、ODBCドライバーの障害が発生した後にクライアント接続が解放されずに接続が開いたままになる問題などが修正されています。
なお、FileMaker Server 18.0.2以降では、Javaのライセンス変更に伴い、カスタムWeb公開およびFileMaker WebDirectの使用に必要なJava Runtime Environment(JRE)がFileMaker Serverによってインストールされなくなっています。Web関連のサービスを使用するにはOpenJDKまたはOracle JREのいずれかをインストールもしくはいずれかの利用を選択する必要があるため、FileMaker Serverのアップデート方法やOpenJDKのインストール方法の詳細についてはFileMaker ナレッジベースの記事を必ず参照するようにしてください。
[関連]FileMaker Server 18.0.2 以降での Java の変更(FileMaker ナレッジベース)、FileMaker 製品と macOS Catalina 10.15 との互換性(FileMaker ナレッジベース)
Get(ユーザによる強制終了許可状態)関数
March 19, 2020
FileMaker Pro Advancedの「Get(ユーザによる強制終了許可状態)関数」は、[ユーザによる強制終了を許可]スクリプトステップのスクリプトステップオプションが[オン]の場合は「1」(真)を、それ以外の場合は「0」(偽)を返します。
[ユーザによる強制終了を許可]スクリプトステップは、実行中のスクリプトをユーザーが停止することを許可または禁止するスクリプトステップです。デフォルトでは、Escキー(Windows)またはコマンドキーとピリオドキー(macOS)を押すことにより、ユーザーがスクリプトを停止することができます。ユーザーがスクリプトを終了できないようにするには、スクリプトステップオプションを[オフ]にして[ユーザによる強制終了を許可]スクリプトステップを使用します。
なお、Get(ユーザによる強制終了許可状態)関数はバージョン7で追加された関数です。
FileMaker CommunityがClaris コミュニティに名称変更
March 17, 2020
FileMaker CommunityがClaris コミュニティに名称が変更されています。
Claris コミュニティ(旧称FileMaker Community)は、Claris社の製品およびサービス(Claris FileMakerやClaris Connect)に関する議論をするために提供されるサイトです。Claris製品について詳しく学習するには最適な場所でもあり、日本中のClarisユーザーと知識を共有することができるようになっています。
なお、Claris コミュニティに名称が変更されたことに伴い、コミュニティサイトのデザインが新しくなり、URLがhttps://community.claris.com/ja/に変更になっています。
Get(検索条件除外状態)関数
March 16, 2020
FileMaker Pro Advancedの「Get(検索条件除外状態)関数」は、現在の検索条件で[除外]が選択されている場合は「1」(真)を、それ以外の場合は「0」(偽)を返します。
Get(検索条件除外状態)関数はバージョン8で追加された関数です。検索モードにおいて現在の検索条件でレイアウトバーの[除外]が選択されている場合に「1」を返します。
また、検索モードで[レコードを対象外に]スクリプトステップを使用すると、検索時にレイアウトバーの[除外]が選択されている場合と同様、検索条件が除外条件となります。これによりスクリプトでNOT検索を実現できます。
[関連]FileMaker Pro 8の新機能:バージョン8で追加された関数一覧(FAMLog)、[レコードを対象外に]スクリプトステップ(FAMLog)
Get(テキスト定規表示)関数
March 12, 2020
FileMaker Pro Advancedの「Get(テキスト定規表示)関数」は、テキスト定規が表示されている場合は「1」(真)を、それ以外の場合は「0」(偽)を返します。
定規を表示または非表示にするには、[表示]メニューの[定規]を選択するか、[テキスト定規の表示切り替え]スクリプトステップを使用します。定規が使用する単位を変更するには、定規を右クリックして表示されるメニューから単位を選択するか、レイアウトモードで水平定規と垂直定規が交わる左上の角をクリックします。
なお、Get(テキスト定規表示)関数はバージョン8で追加された関数です。FileMaker WebDirectではこの関数はサポートされないため「0」を返します。
[関連]FileMaker Pro 8の新機能:バージョン8で追加された関数一覧(FAMLog)、FileMaker WebDirectでサポートされていない取得関数(FAMLog)
Get(カスタムメニューセット名)関数
March 09, 2020
FileMaker Pro Advancedの「Get(カスタムメニューセット名)関数」は、現在有効になっているカスタムメニューセットの名称を返します。
現在有効になっているメニューセットがカスタムメニューセットでない場合、すなわち[FileMaker の標準メニュー]が有効になっている場合、Get(カスタムメニューセット名)関数は空の文字列を返します。
なお、Get(カスタムメニューセット名)関数はバージョン8で追加された関数です。FileMaker WebDirectではこの関数はサポートされないため空の文字列を返します。
[関連]FileMaker Pro 8の新機能:バージョン8で追加された関数一覧(FAMLog)、FileMaker WebDirectでサポートされていない取得関数(FAMLog)