FAMLog
FileMaker Cloud 2ではカスタムWeb公開機能は非サポート
November 11, 2019
2020年春に日本国内でサービス提供開始予定となっているFileMaker CloudではカスタムWeb公開機能はサポートされていません。
Claris International Inc.が直接提供するクラウドサービスであるFileMaker Cloud 2.18では、XMLを使用したカスタムWeb公開機能およびPHPを使用したカスタムWeb公開機能はどちらもサポートされていません。現在カスタムWeb公開機能を使用していて将来FileMaker Cloudに移行する場合には、カスタムWeb公開からFileMaker Data APIへの移行を検討する必要が出てきます。
なお、従来からあるサーバー製品であるFileMaker ServerではカスタムWeb公開機能は引き続きサポートされており、現在のところカスタムWeb公開機能は今後廃止される機能の中には含まれていません。
[関連]FileMaker Cloud 2.18が登場(FAMLog)、Comparing FileMaker Cloud and FileMaker Cloud for AWS(FileMaker Knowledge Base)
FileMaker Go 18.0.3が公開
October 31, 2019
FileMaker Go 18.0.3の提供が開始されています。
FileMaker Go 18.0.3では、FileMaker Cloud 2、FileMaker IDと統合されたサインオンシステムおよびiOS 13のダークモードに新たに対応しています。FileMaker Cloud 2.18に接続できるFileMaker Goは現在のところバージョン18.0.3のみとなっているため、FileMaker Cloud 2を使用する場合にはバージョン18.0.3に更新する必要があります。
なお、FileMaker Go 18.0.3でFileMaker Cloudへのサインインを無効にするには、[設定]をタップしてから[FileMaker ID を使用]をタップして当該設定を無効にします。
[関連]FileMaker Cloud 2.18が登場(FAMLog)
FileMaker Cloud 2.18が登場
October 30, 2019
Claris International Inc.が刷新されたFileMaker Cloudを発表しています。
Claris International Inc.が直接提供するクラウドサービスであるFileMaker Cloud 2.18は、FileMaker Pro Advanced、FileMaker GoおよびFileMaker WebDirectを使用してクラウド上のカスタム Appにアクセスできます。FileMaker IDでユーザー認証が行われ、オプションで多要素認証がサポートされています。FileMaker Storeで購入できるようになっていますが、FileMaker Cloudの日本国内におけるサービス提供開始は2020年春の予定となっています。
FileMaker Cloud 2.18に接続できるFileMaker Pro AdvancedおよびFileMaker Goは現在のところバージョン18.0.3のみとなっています。なお、FileMaker Cloud 2.18では、新たにODataに対応していますが、カスタムWeb公開機能やプラグインはサポートされていません。
[関連]FileMaker Cloudの技術仕様(FileMaker)
fmcsadminの動作環境
October 28, 2019
FileMaker Serverに付属するfmsadminコマンドと同様の使い勝手を実現する、FileMaker Admin APIを用いて実装したコマンドラインツールであるfmcsadminは、Linux、macOSおよびWindowsプラットフォームで利用できます。
fmcsadminの動作環境は、CentOS Linux 7、macOS High Sierra 10.13.6以降(macOS Mojave 10.14.6で動作確認済み)もしくはWindows 7以降(Windows 10で動作確認済み)です。なお、個別にfmcsadminに実行許可を与えれば、macOS Catalina 10.15でも動作可能です。
macOS Catalina 10.15では、ターミナルアプリケーション上でfmcsadminを実行しようとした後、「“fmcsadmin”は、開発元を検証できないため開けません」と表示されます。[キャンセル]を押した後にシステム環境設定の[セキュリティとプライバシー]で[このまま許可]を押して、再度fmcsadminを実行しようとすると、「“fmcsadmin”の開発元を検証できません。開いてもよろしいですか?」と表示されますが、ここで[開く]ボタンを押すことで個別にfmcsadminに実行許可を与えることが可能です。
[関連]fmcsadmin 1.0.0を公開(FAMLog)
第49回カスタムWeb勉強会開催のお知らせ
October 23, 2019
2019年12月14日(土)午前10時より「第49回カスタムWeb勉強会」を開催します。
FileMaker ServerのカスタムWeb公開やFileMaker Data APIに関する、出席者全員参加型の勉強会として進めてきましたが、2018年8月から読書会形式として開催しています。
「体系的に学ぶ 安全なWebアプリケーションの作り方 第2版」を読んで、参加者の間で知識を共有したり議論をしていきます。時間を決めて黙読した後、内容について議論していく予定です。詳細および参加申込については下記URLのページをご覧ください。
https://www.famlog.jp/cwpstudy/49
2019年10月「FileMaker Pro 東京ユーザーズミーティング」発表資料
October 21, 2019
2019年10月19日に行われた「FileMaker Pro 東京ユーザーズミーティング(FM-Tokyo)」で発表したライトニングトークの資料を公開しました。
・ダウンロード:fmcsadmin 1.0.0(PDF形式/ファイルサイズ:約410KB)
「fmcsadmin-for-FileMaker18.pdf」のSHA-256メッセージダイジェスト:
102a9a26b3cf1a3f238e42e8b7049ce34a530387b714d0506abe6b97a78e6b01
■関連リンク
・fmcsadmin – CLIでFileMaker Admin APIを操作(株式会社エミック)
・FileMaker 18 Admin API ガイド(FileMaker)
・fmcsadmin 1.0.0を公開(FAMLog)
(2022年4月24日追記:スライドへのリンクをSlideShareからドクセルに変更しました。)
FileMaker Pro 18 Advancedの改善点:macOSでPhotoshopイメージ形式のサポートが復活
October 18, 2019
FileMaker Pro 18 Advancedでは、オブジェクトフィールドのデータでサポートされるファイル形式としてmacOSでPhotoshopイメージ形式のサポートが復活しています。
Photoshopイメージ形式はFileMaker Pro 17 Advancedでサポートされなくなっていましたが、バージョン18ではオブジェクトフィールドにファイルを挿入する際にピクチャとしてPhotoshopイメージ形式のファイルを挿入できるようになっています。
なお、オブジェクトフィールドにファイルを挿入するには、ブラウズモードでオブジェクトフィールドをクリックした後、[挿入]メニュー>[ピクチャ...]を選択して、ファイルを選択します。ファイル選択後、フィールドにピクチャが表示されます。
[関連]オブジェクトフィールドのデータの操作(FileMaker Pro 18 Advanced ヘルプ)
FileMaker Pro 18 Advancedの改善点:[セキュリティの管理]ダイアログボックス
October 17, 2019
FileMaker Pro 18 Advancedでは、[セキュリティの管理]ダイアログボックスのインターフェースと機能が改善されています。
FileMaker Pro Advancedの[セキュリティの管理]ダイアログボックスは、ユーザアカウントとアクセス権を定義する際に使用します。バージョン18では、一覧でユーザおよびグループにアクセス権セットを直接割り当てられるようになっており、一覧を閉じずに詳細パネルで各種操作を実行できる形式になっています。アカウントアクセスの一覧には、選択したタイプ(認証方法)のアカウントに付与されているアカウントアクセスだけが表示され、さらに、選択した認証方法がファイルをホストしているサーバーでサポートされているかどうかを確認できるようになっています。
[セキュリティの管理]ダイアログボックスにおける一覧の表示方法や操作方法が改善されたことで、[詳細セキュリティ設定]ダイアログボックスの[アカウント]タブが取り除かれていますが、それ以外のタブについては以前と同じで機能的には旧バージョンのFileMaker Pro Advancedから変更されていません。
[関連]FileMaker Pro Advanced の [セキュリティの管理] ダイアログボックスの変更(FileMaker ナレッジベース)
FileMaker Cloud for AWS 1.18の新機能:FileMaker Admin API
October 16, 2019
FileMaker Cloud for AWS 1.18では、FileMaker Cloud for AWSおよびFileMaker Server上での管理タスクをWebサービスから実行できるようにするアプリケーションプログラミングインターフェース(API)であるFileMaker Admin APIが正式版として利用できるようになっています。
FileMaker Admin APIは、FileMaker Cloud 1.16やFileMaker Cloud 1.17では試用版として利用できる機能でした。FileMaker Cloud for AWS 1.18では、FileMaker Server 18と同様、FileMaker Admin APIのバージョン2(v2)を使用できるようになっています。
なお、FileMaker Cloud 1.17とFileMaker Server 17に付属するFileMaker Admin APIのトライアル期間は2019年9月27日に終了しました。FileMaker Admin APIを引き続き使用するには、FileMaker Cloud for AWS 1.18やFileMaker Server 18にアップグレードする必要があります。
[関連]FileMaker Server 18の新機能:FileMaker Admin API(FAMLog)
FileMaker Server 18の改善点:fmsadmin GETコマンド
October 15, 2019
FileMaker Server 18では、コマンドラインインターフェースでバックアップスケジュールのバックアップ時刻を取得するためのコマンドが追加されています。
バージョン18では、新設されたGET BACKUPTIMEコマンドでバックアップスケジュールの時刻を取得できるようになっています。
[使用例]
$ fmsadmin get backuptime 1
ID Name Start time
1 FMS 0:00
IDが1である1日1回実行される自動バックアップスケジュールだけでなく、Admin Console上で作成したバックアップスケジュールのバックアップ時刻を取得することも可能です。その際には、fmsadmin get backuptimeの後に任意のスケジュールIDを指定します。スケジュールIDを省略すると、全バックアップスケジュールのバックアップ時刻を表示します。
[関連]FileMaker Server 17の新機能:fmsadmin GETコマンド(FAMLog)、FileMaker Server 18の改善点:fmsadmin SETコマンド(FAMLog)