FAMLog
FileMaker Pro 18 Advancedの改善点:レイアウトモードにおけるオブジェクトの移動
November 27, 2019
FileMaker Pro 18 Advancedでは、レイアウトモードでShiftキーを押しながら矢印キーを押すと、選択したオブジェクトを矢印キー使用時の10倍移動するように改善されています。
FileMaker Pro Advancedのレイアウトモードでは、オブジェクトを選択している状態で矢印キーを押すと、選択したオブジェクトを1ポイント(ポイントまたはインチに設定されている場合)または0.1cm(cmに設定されている場合)移動するようになっています。バージョン18では、Shiftキーを利用することでより効率よくオブジェクトを移動できます。
なお、インスペクタが使用する単位を変更するには、希望の単位が表示されるまで位置またはサイズオプションの横に表示される単位(インチ(in)、センチメートル(cm)もしくはポイント(pt))をクリックします。
[関連]FileMaker 18 プラットフォームのその他の動作変更(FileMaker ナレッジベース)
FileMaker Pro 18 Advancedの改善点:署名されていないプラグインの通知
November 26, 2019
FileMaker Pro 18 Advancedでは、プラグインが開発者によってデジタル署名されていない場合に通知するように仕様が変更されています。
FileMaker Pro 18 Advancedは、プラグインが有効になっている場合、プラグインのインストール時や起動するたびにプラグインを読み込もうとしますが、有効にしたプラグインにデジタル署名が付いていない場合には警告ダイアログボックスが表示されるようになっています。
なお、警告ダイアログボックスにおいて、[常にこのプラグインをロードする]を選択してから[プラグインをロード]をクリックすると、FileMaker Pro Advancedはプラグインを読み込んで許可された一覧に追加し、以後警告ダイアログボックスが表示されなくなります。
[関連]FileMaker 18 プラットフォームのその他の動作変更(FileMaker ナレッジベース)
(2020/05/21追記:関連情報として、FileMaker Pro 18 Advancedでプラグインによるインストールまたはロードが実行されない場合に、Get(最終外部エラー詳細)関数がエラーの詳細情報を返すようになっています。)
2020年5月以降に発売予定のFileMaker Serverでサポートされるオペレーティングシステム
November 21, 2019
2020年5月以降に発売予定のFileMaker ServerでサポートされるオペレーティングシステムについてFileMaker ナレッジベースで案内されています。
2020年5月以降にリリースされる予定のFileMaker Serverは次のオペレーティングシステム上でのみ使用可能になるとのことです(FileMaker ナレッジベースより引用)。
・macOS Catalina 10.15
・macOS Mojave 10.14
・Windows Server 2019 Datacenter Edition および Standard Edition(デスクトップエクスペリエンスをインストール済み)
・Windows Server 2016 Datacenter Edition および Standard Edition(デスクトップエクスペリエンスをインストール済み)
新たにWindows Server 2019がサポートされる見込みですが、Windows Server 2012 R2 Standard EditionおよびmacOS High Sierra 10.13はサポート対象外となる予定です。詳細および関連情報については2019年11月14日に公開されたClaris FileMaker Products Roadmapを参照するようにしてください。
バージョン18.0.2以前のFileMaker Pro AdvancedとFileMaker GoはFileMaker Cloud 2.18に接続不可
November 20, 2019
バージョン18.0.2以前のFileMaker Pro AdvancedおよびFileMaker Goは、FileMaker CloudでホストされているFileMakerデータベースに接続する際、バージョン2.18のFileMaker Cloudには接続できません。
FileMaker Cloud 2.18に接続するクライアントアプリケーションとしてサポートされているFileMaker Pro AdvancedおよびFileMaker Goのバージョンは、現在のところFileMaker IDに対応しているバージョン18.0.3のみとなっています。
FileMaker Pro 18 Advancedのデータファイル形式はバージョン12のファイル形式を踏襲していますが、バージョン18.0.2以前のFileMakerソフトウェアからFileMaker Cloud 2.18に接続することはできないので要注意です。
[関連]FileMaker Cloud 技術仕様(FileMaker)、FileMaker Cloud 2.18が登場(FAMLog)
FileMaker Server 18のテクニカルサポート終了予定日
November 19, 2019
FileMaker 18 プラットフォームは2021年5月にサポートが終了する予定となっています。
2021年5月にテクニカルサポートサービスが終了する予定のFileMaker製品は下記の通りです。
・FileMaker Pro 18 Advanced
・FileMaker Server 18
・FileMaker Cloud 1.18
・FileMaker Go 18
FileMaker製品のサポートポリシーが変更されており、2020年よりClarisはこれまでよりも頻繁に新製品をリリースすることを計画しているとのことです。FileMaker製品については今後は最初のリリース日から2年間サポートする予定であり、2年経過するとサポートを終了する予定であることが案内されています。
[関連]Claris の新しいサポートポリシー(Claris ナレッジベース)、FileMaker Server 16とFileMaker Server 17のテクニカルサポート終了予定日(FAMLog)、FileMaker Cloud for AWSのサポート終了予定日(FAMLog)
(2021/05/18追記:関連記事のリンクを更新しました。Claris ナレッジベースの記事において、FileMaker 18 プラットフォームのサポート終了予定日が2021年5月から2021年6月25日に変更されていました。なお、FileMaker Cloud 1.xと呼ばれていたFileMaker Cloud for AWSは2022年1月4日にサポートが終了する予定となっています。)
INTER-Mediator 5.11を公開
November 18, 2019
INTER-Mediator 5.11を公開しました。同時に、バージョン5.11をベースにしたINTER-Mediator-Server VMもリリースしました。
INTER-Mediatorは、予算規模の小さな組織でも業務システムの開発を円滑にできることを目指して開発された、MITライセンスで提供されるWebアプリケーションフレームワークです。INTER-Mediator 5.11では、FileMaker Server 18およびFileMaker Cloud for AWS 1.18のFileMaker Data APIに対応しました。
旧バージョンからバージョンアップする際には、必ず事前に「バージョン移行ガイド」を参照するようにしてください。なお、INTER-Mediatorは現在バージョン6系統の開発も別途進められている状況です。
[関連]FileMaker Server 18の改善点:FileMaker Data API(FAMLog)
FileMaker カンファレンス 2019 関連リンク集
November 15, 2019
・クラリス・ジャパン「FileMaker カンファレンス 2019」を開催、将来の技術についても一部公開(Macお宝鑑定団 blog(羅針盤))
・毎年恒例の「FileMakerカンファレンス」、11月8日まで開催(マイナビニュース)
・新生クラリスに「素朴な疑問」をぶつけてきた - 新CEOのブラッド・フライターグ氏らに聞く(マイナビニュース)
・FileMaker カンファレンス 2019 セッション録画ビデオ(クラリス・ジャパン株式会社YouTube公式チャンネル)
・クラリス・ジャパン,「FileMakerカンファレンス2019」で医療分野での活用事例を紹介(インナビネット)
(最終更新日:2019/11/18)
FileMaker Cloud 2ではサーバーサイドプラグインは非サポート
November 14, 2019
2020年春に日本国内でサービス提供開始予定となっているFileMaker Cloudではサーバーサイドプラグインはサポートされていません。
AWS Marketplaceを通じて提供されるFileMaker Cloud for AWSではプラグインは使用可能ですが、Claris International Inc.が直接提供するクラウドサービスであるFileMaker Cloud 2.18ではサーバーサイドプラグインはサポートされていません。
なお、従来からあるサーバー製品であるFileMaker Serverではプラグインは引き続きサポートされています。共有データベースにおいてFileMaker Serverで有効にされたプラグインが使用される場合、FileMaker スクリプトエンジンおよびWeb公開エンジンがサーバー上でプラグインの関数を実行できます。
[関連]FileMaker Cloud 2.18が登場(FAMLog)、Comparing FileMaker Cloud and FileMaker Cloud for AWS(FileMaker Knowledge Base)
FileMaker Pro Advancedのランタイムソリューション作成機能は削除予定の機能に
November 13, 2019
Claris International Inc.が、FileMaker Pro Advancedのランタイムソリューション作成機能が削除予定であるとFileMaker ナレッジベースで案内しています。
FileMaker Pro Advancedのランタイムソリューション作成機能はFileMaker 14 プラットフォームにおいて非推奨になり、将来廃止される機能に指定されていました。そのため、バージョン14以降では当該機能の更新や改善は行われていませんでした。
ランタイムソリューション作成機能は、FileMaker Pro 18 Advancedでは利用可能ですが、次回リリースされるClaris FileMaker プラットフォームの製品から取り除かれる予定となっています。
[関連]FileMaker ランタイムのサポート終了(FileMaker ナレッジベース)、FileMaker 14で非推奨になった機能(FAMLog)
FileMaker Server 16とFileMaker Server 17のテクニカルサポート終了予定日
November 12, 2019
FileMaker 16 プラットフォームとFileMaker 17 プラットフォームは2020年9月18日にサポートが終了する予定となっています。
2020年9月にテクニカルサポートサービスが終了する予定のFileMaker製品は下記の通りです。
・FileMaker Pro 16
・FileMaker Pro 16 Advanced
・FileMaker Server 16
・FileMaker Cloud 1.16
・FileMaker Go 16
・FileMaker Pro 17 Advanced
・FileMaker Server 17
・FileMaker Cloud 1.17
・FileMaker Go 17
FileMaker製品のサポートポリシーが変更されており、2020年よりClarisはこれまでよりも頻繁に新製品をリリースすることを計画しているとのことです。FileMaker製品については今後は最初のリリース日から2年間サポートする予定であり、2年経過するとサポートを終了する予定であることが案内されています。
[関連]提供中の製品と互換性 — FileMaker(クラリス・ジャパン株式会社)、クラリスの新しいサポートポリシー(FileMaker ナレッジベース)