FAMLog
Get(アカウントタイプ)関数
December 30, 2019
FileMaker Pro Advancedの「Get(アカウントタイプ)関数」は、現在利用しているアカウントの認証タイプに関する情報を返します。
この関数の戻り値は下記のようになります。
・「Guest」:アカウントタイプがFileMakerファイル(ゲストアカウント)の場合
・「FileMaker File」:アカウントタイプがFileMakerファイルの場合
・「External」:アカウントタイプが外部サーバーの場合
・「Amazon」:アカウントタイプがOAuth(Amazon)の場合
・「Google」:アカウントタイプがOAuth(Google)の場合
・「Azure」:アカウントタイプがOAuth(Microsoft Azure AD)の場合
・「FileMaker ID <チーム名>」:アカウントタイプがFileMaker IDの場合
なお、Get(アカウントタイプ)関数は、バージョン18で追加された関数です。
[関連]FileMaker Pro 18 Advancedの新機能:バージョン18で追加された関数一覧(FAMLog)
FileMaker Pro 18 Advancedの新機能:設定支援インストールで起動時に開くカスタム Appを指定可能に
December 27, 2019
FileMaker Pro 18 Advancedでは、設定支援インストールを使用することでFileMaker Pro Advancedの起動時に開くカスタム Appを指定できるようになっています。
設定支援インストールを設定するには、作成したインストーラフォルダ内にある「Assisted Install.txt」ファイルを編集し、変更内容を標準テキストファイルとして保存します。登録ファイル「Assisted Install.txt」内の「AI_LAUNCH_CUSTOMAPP=」の後にファイルのパスを入力することで、FileMaker Pro 18 Advancedの起動時に開くファイルを指定できます。
パスはFileMaker固有の形式でローカルファイルまたは共有ファイルへの完全パスを指定する必要があります。また、file接頭語も完全パスでサポートされます。
[指定例]
filewin:/C:/Users/username/Documents/Launcher.fmp12
filemac:/Macintosh HD/Users/username/Documents/Launcher.fmp12
fmnet:/example.com/Launcher.fmp12
[関連]FileMaker Pro 18 Advanced ネットワークインストールセットアップガイド
第50回カスタムWeb勉強会開催のお知らせ
December 26, 2019
2020年2月15日(土)午前10時より「第50回カスタムWeb勉強会」を開催します。
FileMaker ServerのカスタムWeb公開やFileMaker Data APIに関する、出席者全員参加型の勉強会として進めてきましたが、2018年8月から読書会形式として開催しています。
「体系的に学ぶ 安全なWebアプリケーションの作り方 第2版」を読んで、参加者の間で知識を共有したり議論をしていきます。時間を決めて黙読した後、内容について議論していく予定です。詳細および参加申込については下記URLのページをご覧ください。
https://www.famlog.jp/cwpstudy/50
FileMaker Pro 18 Advancedの新機能:刷新された[インポート順の指定]ダイアログボックス
December 10, 2019
FileMaker Pro 18 Advancedでは、[インポート順の指定]ダイアログボックス(旧称[フィールドデータのインポート順]ダイアログボックス)が刷新されています。
バージョン18ではインポートダイアログボックスが新しくなり、次の機能が追加されています。
・ターゲットフィールドの検索
・ターゲットフィールドごとにインポート中における入力値自動化オプションの実行を選択
・フィールド値の区切りに使用するカスタム文字を指定
・ソースファイル内のフィールド名を表すレコードを選択してフィールド名として使用
なお、[インポート順の指定]ダイアログボックスを表示するには、[ファイル]メニュー>[レコードのインポート]>[ファイル...]を選択した後、インポートするファイルを選択して[開く]をクリックします。
[関連][レコードのインポート] の機能強化(FileMaker ナレッジベース)
OData用拡張アクセス権キーワード
December 09, 2019
FileMaker Cloud 2.18で追加された機能であるOData(Open Data Protocol)を利用する場合、FileMakerデータベースの拡張アクセス権設定を調整する必要があります。
FileMaker Data APIではキーワードが「fmrest」である拡張アクセス権設定を作成しましたが、ODataの場合ではそのキーワードは「fmodata」となります。
利用したいデータベースごとに、キーワードが「fmodata」である拡張アクセス権設定を作成し、任意のアクセス権セットにODataによる接続を許可するように設定を行います。セキュリティ上の理由から、ODataを使用したアクセスを許可するアカウントのアクセス権セットでのみfmodata拡張アクセス権を有効にするようにします。
[関連]FileMaker Cloud 2.18の新機能:OData(Open Data Protocol)(FAMLog)
FileMaker Cloud 2.18の新機能:OData(Open Data Protocol)
December 06, 2019
2020年春に日本国内でサービス提供開始予定となっているFileMaker Cloud 2.18ではOData(Open Data Protocol)に新たに対応しています。
ODataはデータの照会および更新を行うためのRESTベースのプロトコルで、HTTP、Atom、XMLおよびJSONなどの標準化された技術で構成されています。ODataでは、バッチ、トランザクション、メタデータの作成およびテーブルの削除がサポートされています。FileMakerデータを操作するためのレイアウトは必要なく、さらに、データを操作するためにドライバなど追加のソフトウェアをクライアントにインストールする必要はありません。
データ転送量の上限についての扱いはFileMaker Data APIと同様であり、1ユーザあたり年間24GBです。追加のFileMakerデータ転送量はFileMaker Customer ConsoleやFileMaker Storeで購入可能となるようです。
[関連]FileMaker Cloud 2 の OData インターフェース(FileMaker ナレッジベース)、FileMaker Cloud 2.18 OData ガイド(Claris International Inc.)
FileMaker Go 18の新機能:バージョン固有のURLを使用してファイルを開く
December 05, 2019
FileMaker Go 18では、FileMaker Pro 18 Advancedと同様に、URLにfmp18スキーマを使用してファイルを開くことができるようになっています。
FileMaker Go 18をインストールすると、URLスキーマとして「fmp」だけでなく「fmp18」(fmpXX:XXはアプリケーションのメジャーバージョン番号)もオペレーティングシステムに登録されます。URLスキーマとしてfmp18を使用した場合には、FileMaker Go 18がインストールされていれば、必ずFileMaker Go 18を起動させることができます。FileMaker Go 18がインストールされていなければ特に何も起こりませんが、これらの挙動はiOSで使用する場合には有用と言えるでしょう。
[例]
fmp18://192.168.10.0/Clients.fmp12
fmp18://192.168.10.0/Clients.fmp12?script=ListClients¶m=TopClients&$NumberToList=10
なお、URLを使用してデータベースを開く際に共有ファイル内のスクリプトを実行させるためには、アクセス権セットの拡張アクセス権を編集して、fmurlscript拡張アクセス権を明示的に有効にする必要があります。
[関連]FileMaker Pro 18 Advancedの新機能:バージョン固有のURLを使用してファイルを開く(FAMLog)
FileMaker Pro 18 Advancedの新機能:バージョン固有のURLを使用してファイルを開く
December 04, 2019
FileMaker Pro 18 AdvancedではURLにfmp18スキーマを使用してファイルを開くことができるようになっています。
FileMaker Pro 18 Advancedをインストールすると、URLスキーマとして「fmp」だけでなく「fmp18」(fmpXX:XXはアプリケーションのメジャーバージョン番号)もオペレーティングシステムに登録されます。URLスキーマとしてfmp18を使用した場合には、原則として指定したバージョンのアプリケーションだけがこのスキーマのURLを処理します。
[例]
fmp18://192.168.10.0/Clients.fmp12
fmp18://192.168.10.0/Clients.fmp12?script=ListClients¶m=TopClients&$NumberToList=10
なお、URLを使用してデータベースを開く際に共有ファイル内のスクリプトを実行させるためには、アクセス権セットの拡張アクセス権を編集して、fmurlscript拡張アクセス権を明示的に有効にする必要があります。
[関連]FileMaker Pro 12の新機能:URLを使用した共有データベースのスクリプト実行(FAMLog)、FileMaker Pro 16の新機能:fmurlscript拡張アクセス権(FAMLog)
FileMaker Go 18の新機能:既存の PDF に追加
December 03, 2019
FileMaker Go 18では、スクリプトを使用して指定されたPDFファイルにデータを追加できるようになっています。
FileMaker Proではバージョン9以降で[レコードを PDF として保存]スクリプトステップの[既存の PDF に追加]オプションがサポートされていましたが、バージョン18からはFileMaker Goでもこのオプション機能を利用できるようになっています。
[既存の PDF に追加]オプションを使うことで、異なるレイアウトを組み合わせて出力したり、複数のレポートを連結して1つのPDFファイルにすることができます。なお、[既存の PDF に追加]オプションは、同じスクリプトで以前に作成したPDFファイルに追加する場合のみサポートされます。
[関連]FileMaker Pro 9の新機能:PDFに追加(FAMLog)
FileMaker Cloud 2.18のFileMaker WebDirectで利用できるWebブラウザー
November 28, 2019
2020年春に日本国内でサービス提供開始予定となっているFileMaker Cloud 2.18では、FileMaker WebDirectでサポートされているWebブラウザーが一部変更されています。
FileMaker Cloud 2.18のFileMaker WebDirectでサポートされているWebブラウザーは次の通りです。
・macOSの場合:Safari 12.x以上、Google Chrome 73以上
・Windowsの場合:Google Chrome 73以上、Microsoft Edge 44
・iOSの場合:iOS 12.x以上のMobile Safari
・Androidの場合:Android 7.x上のGoogle Chrome 73以上
FileMaker Cloud 2.18のFileMaker WebDirectでは、Internet Explorer 11がサポート対象外となっています。なお、サポートされるモバイルデバイスについては、FileMaker Server 18のFileMaker WebDirectでサポートされるモバイルデバイスと同様です。
[関連]FileMaker Server 18のFileMaker WebDirectで利用できるWebブラウザー(FAMLog)、FileMaker Cloud 技術仕様(FileMaker)