FAMLog
FileMaker カンファレンス 2019の事前登録受付が開始
July 12, 2019
2019年11月6日(水)から11月8日(金)までの3日間、虎ノ門ヒルズフォーラム(東京都港区)で開催される「FileMaker カンファレンス 2019」の詳細プログラムが公開され、同時に事前登録の受付が開始されています。
「イノベーションを思いのままに」をメインテーマに掲げたFileMaker カンファレンス 2019では、米国本社FileMaker, Inc.による将来へ向けた製品ロードマップやユーザー企業による事例セッション、プロフェッショナルのFileMakerエキスパートによるテクニカルセッションなどでFileMakerプラットフォームに関する情報を入手できます。
入場料は無料です。事前登録制で、事前登録の申し込み受付はファイルメーカー社公式サイト内のカンファレンス特設ページから行うことができます。
FileMaker Server 18の改善点:FileMaker Server Admin Console
July 11, 2019
FileMaker Server 17ではFileMaker Server Admin Consoleが刷新されて簡略化されましたが、FileMaker Server 18ではAdmin Consoleにおける一部のアイコンや情報の表示方法が改善されています。
バージョン18のAdmin Consoleでは、[データベース]ページにおいて共有データベースの状態アイコンが更新されて、より明確にデータベースの状態が表示されるようになっています。[バックアップ]>[バックアップスケジュール]タブおよび[構成]>[スクリプトスケジュール]タブにおいてスケジュールの実行後に成功または失敗の状態が表示されるようになっており、さらに[構成]>[一般設定]タブでAdmin Consoleが最後に起動した時刻が表示されるようになっています。
[コネクタ]>[FileMaker Data API]タブでは、FileMaker Data API有効時に、購入契約書を共有しているすべてのホストで転送されたデータの合計値を示すようになっています。
[関連]FileMaker Server 18の改善点:fmsadmin SETコマンド(FAMLog)、FileMaker Server 17の新機能:刷新されたAdmin Console(FAMLog)
FileMaker Server 15のテクニカルサポート終了予定日
July 10, 2019
FileMaker 15 プラットフォームは2019年9月20日にサポートが終了する予定となっています。
2019年9月にテクニカルサポートサービスが終了する予定のFileMaker製品は下記の通りです。
・FileMaker Pro 15
・FileMaker Pro 15 Advanced
・FileMaker Server 15
・FileMaker Cloud 1.15
・FileMaker Go 15
FileMaker ナレッジベースやFileMaker Communityは引き続き利用できますが、FileMaker 15 プラットフォームのテクニカルサポート、紛失時のメディアやダウングレード用ライセンスキーの販売等は2019年9月に終了する予定となっています。
[関連]提供中の製品と互換性(FileMaker)、FileMaker Go 16の提供終了予定日(FAMLog)
FileMaker Pro 17 AdvancedとFileMaker Go 17はFileMaker Cloud for AWS 1.18に接続不可
July 09, 2019
FileMaker Pro 17 AdvancedおよびFileMaker Go 17は、FileMaker Cloud for AWSでホストされているFileMakerデータベースに接続する際、バージョン1.18のFileMaker Cloud for AWSには接続できません。
FileMaker Cloud for AWS 1.18に接続するクライアントアプリケーションとしてサポートされているFileMaker Pro AdvancedおよびFileMaker Goのバージョンはバージョン18のみとなっています。FileMaker Pro 18 Advancedのデータファイル形式はバージョン12のファイル形式を踏襲していますが、バージョン17以前のFileMakerソフトウェアからFileMaker Cloud for AWS 1.18に接続することはできないので要注意です。
なお、FileMaker Cloud for AWS 1.x シリーズは廃止予定であり、FileMaker Cloud for AWS 1.19がこのシリーズの最終バージョンになるとのことです。将来登場する新しいFileMaker Cloud製品がFileMaker Cloud for AWSを置き換える予定となっていますが、現時点では詳細は不明です。
[関連]FileMaker Cloud for AWS 1.18 技術仕様(FileMaker)、FileMaker 18 - 廃止予定の機能およびオペレーティングシステム(FileMaker ナレッジベース)、FileMaker Pro 15とFileMaker Go 15はFileMaker Server 18に接続不可(FAMLog)
FileMaker Pro 15とFileMaker Go 15はFileMaker Server 18に接続不可
July 08, 2019
FileMaker Pro 15、FileMaker Pro 15 AdvancedおよびFileMaker Go 15は、FileMaker ServerでホストされているFileMakerデータベースに接続する際、バージョン18のFileMaker Serverには接続できません。
FileMaker Server 18に接続するクライアントアプリケーションとしてサポートされているFileMaker Pro、FileMaker Pro AdvancedおよびFileMaker Goのバージョンはバージョン16以降となっています。FileMaker Pro 18 Advancedのデータファイル形式は、バージョン12のファイル形式を踏襲していますが、バージョン15のFileMakerソフトウェアからFileMaker Server 18に接続することはできないので要注意です。
なお、FileMaker 15 製品ラインのテクニカルサポートは2019年9月20日をもって終了する予定となっています。
[関連]FileMaker Server 18でサポートされるクライアントアプリケーション(FAMLog)、提供中の製品と互換性(FileMaker)
FileMaker Server 18でサポートされているPHPのバージョン
July 05, 2019
FileMaker Server 18に付属するFileMaker API for PHPは、バージョン7.1のPHPをサポートしています。
FileMaker Server 18のPHPを使用したカスタムWeb公開では、Windows ServerおよびmacOS Mojave 10.14ではPHP 7.1.19で、macOS High Sierra 10.13ではPHP 7.1.16で動作検証が行われています。バージョン5.6のPHPからバージョンアップする際には、事前に移行ガイドを参照してからアップグレードを行う必要があります。
2019年7月5日現在、PHP 7.1系統の最新バージョンはPHP 7.1.30、PHP 7.2系統の最新バージョンはPHP 7.2.20、PHP 7.3系統の最新バージョンはPHP 7.3.7です。PHP 5.6系列およびPHP 7.0系列はすでにメンテナンスされていない状況となっており、PHP 7.1系列は2019年12月までセキュリティ修正が継続される予定となっています。
[関連]FileMaker Server 18 技術仕様(FileMaker)、FileMaker Server 17でサポートされているPHPのバージョン(FAMLog)
FileMaker Server 18でサポートされるクライアントアプリケーション
July 03, 2019
FileMaker Server 18でサポートされているクライアントアプリケーションには、以下のものがあります。
・FileMaker Pro 16
・FileMaker Pro Advanced(バージョン18、17および16)
・FileMaker Go(バージョン18、17および16)
・iOS App SDK(バージョン18、17および16)を使用して作成されたアプリケーション
・FileMaker WebDirect、カスタムWeb公開 with PHP、およびカスタムWeb公開 with XMLを使用したFileMaker Server Web 公開エンジンを使用してデータにアクセスするWebユーザー
・FileMaker Data APIを使用して共有ソリューションのデータにアクセスするWebサービスまたはアプリケーション
・FileMaker クライアントドライバを使用するFileMaker ODBCおよびJDBCクライアント
FileMaker 17 プラットフォーム発売時にFileMaker ユーザライセンスプログラムが導入されており、FileMaker ボリュームライセンスプログラムは2018年5月にFileMaker ユーザライセンスプログラムに移行されているので、FileMaker 16以前からFileMaker 18にバージョンアップする際には注意が必要です。
なお、FileMaker Server 18では、FileMaker Server 17以前と同様、カスタムWeb公開(CWP)利用時は同時接続ライセンスであっても接続はカウントされません。
[関連]FileMaker Server 17でサポートされるクライアントアプリケーション(FAMLog)
FileMaker Server 18の改善点:fmsadmin SETコマンド
July 02, 2019
FileMaker Server 18では、コマンドラインインターフェースでバックアップスケジュールのバックアップ時刻を変更できるようになっています。
fmsadminコマンドを使ってバックアップスケジュールの時刻を変更するには、SETコマンドを使用します。
[使用例]
$ fmsadmin set backuptime 0:00
$ fmsadmin set backuptime 1 0:00
IDが1である1日1回実行される自動バックアップスケジュールだけでなく、Admin Console上で作成したバックアップスケジュールのバックアップ時刻を変更することも可能です。その際には、fmsadmin set backuptimeの後に任意のスケジュールIDを指定します。スケジュールIDはfmsadmin get backuptimeやfmsadmin list schedules等で確認できます。
[関連]FileMaker Server 17以降で自動バックアップスケジュールの実行を停止する(FAMLog)、FileMaker Server 17の新機能:fmsadmin SETコマンド(FAMLog)
FileMaker Pro 18 Advancedの新機能:バージョン18で追加されたスクリプトステップ一覧
July 01, 2019
FileMaker Pro 18 Advancedでは、次のスクリプトステップが新しく追加されています。
・データファイルを閉じる
・データファイルを作成
・ファイルを削除
・データファイルの位置を取得
・ファイルの存在を取得
・ファイルサイズを取得
・データファイルを開く
・お気に入りを開く
・データファイルから読み取る
・ファイルの名前変更
・名前を付けて XML として保存
・データファイルの位置を設定
・エラーログ設定
・データファイルに書き込む
外部データファイルの読み取りや書き込みを行うスクリプトを作成して、ログファイルを作成したり、任意の形式でデータをエクスポートすることなどが可能になります。
なお、バージョン17での[マイ App を開く]スクリプトステップはバージョン18では[お気に入りを開く]スクリプトステップに、旧バージョンでの[FileMaker Server にアップロード]スクリプトステップはバージョン18では[ホストにアップロードを開く]スクリプトステップに変更されています。
[関連]FileMaker Pro 17 Advancedの新機能:バージョン17で追加されたスクリプトステップ一覧(FAMLog)
FileMaker Master Book 初級編(バージョン18対応)
June 27, 2019
FileMaker 18に対応した「FileMaker Master Book 初級編」の販売が2019年6月中旬に開始されています。
FileMaker Master BookはFileMaker公式トレーニング教材です。初級編は、FileMaker Pro Advancedによるカスタム Appの作成について学ぶことを目的としており、まったく初めて作業を行う方からカスタム Appを複数人で共有利用する初歩を知りたい方までを対象としています。
FileMaker Master Book 初級編の冊子版はFileMaker Storeでは1,800円(税別)で販売されていますが、PDF版であれば無料でPDFファイルをダウンロードできます。
(2020/07/08追記:「FileMake Pro Advanced」を「FileMaker Pro Advanced」に変更、修正しました。)