FAMLog
OS X El CapitanとJava for OS X 2015-001
November 20, 2015
OS X El CapitanでJava 6を利用したい場合には「Java for OS X 2015-001」を使用します。
Java for OS X 2015-001は、OS X El Capitan v10.11、OS X Yosemite v10.10、OS X Mavericks v10.9、OS X Mountain Lion v10.8およびOS X Lion v10.7用のJava 6 ランタイムをインストールします。
Java for OS X 2015-001ではOS X 10.11 El Capitanでインストールできるようになっていますが、インストールされるJava 6はJava for OS X 2013-005に含まれるものと同じバージョンのままです。Oracle社によるJava SE 6の公式アップデートもすでに終了しており、OS X用のJava 6はOS X El Capitanより新しいOSにはインストールできない予定となっています。
[関連]APPLE-SA-2013-10-15-1 Java for OS X 2013-005 and Mac OS X v10.6 Update 17(FAMLog)、Java for OS X 2014-001が公開(FAMLog)、Java 8 Update 65およびJava 8 Update 66が公開(FAMLog)
OS X El CapitanでSystem Integrity Protectionの状態を確認する
November 19, 2015
OS X El CapitanでSystem Integrity Protectionの状態を確認するには、ターミナルでcsrutilコマンドを使用します。
OS X El Capitan v10.11.1でSystem Integrity Protectionがすべて有効になっている場合は次のように表示されます。
[実行例]
$ csrutil status
[実行結果]
System Integrity Protection status: enabled.
なお、csrutilコマンドを使用してSystem Integrity Protectionを無効あるいは有効にすることもできますが、System Integrity Protectionの状態を変更するにはリカバリーモードでcsrutilコマンドを使用する必要があります。
[関連]OS X El Capitanで導入されたSystem Integrity Protection(FAMLog)
OS X El Capitanで導入されたSystem Integrity Protection
November 18, 2015
OS X El Capitanでは、System Integrity Protection(システム整合性保護)と呼ばれる、悪質なソフトウェアからMacを保護するセキュリティ機構が新たに採用されています。
System Integrity Protectionは、rootユーザーアカウントに制約を課し、rootユーザーがOS Xの保護されている部分に対して実行できる操作を制限する仕組みです。/Systemや/usr、/bin、/sbinなどといったディレクトリやOS Xにあらかじめインストールされているアプリケーションなどが保護され、保護されているディレクトリ内やアプリケーションは管理者権限でも変更できないようになっています。 なお、/usr/local以下であれば変更は可能です。
FileMaker Server 14.0.4では、OS X El Capitanに対応するために、/usr/binや/usr/sbin以下ではなく/usr/local/bin以下にシンボリックリンクファイルを作成するように変更されています。
[関連]About System Integrity Protection on your Mac(Apple Support)、Mac のシステム整合性保護について(Apple サポート)、FileMaker Server 14.0.4 アップデータが公開(FAMLog)
21.5インチiMac Retina 4Kディスプレイモデルが登場
October 14, 2015
アップルが、iMacファミリーの全モデルをアップデートし、21.5インチiMac Retina 4Kディスプレイモデルを発表しています。
21.5インチiMac Retina 4Kディスプレイモデルは、3.1GHzクアッドコアのIntel Core i5 プロセッサー(Turbo Boost使用時は最大3.6GHz)、8GBのメモリー、1TBハードドライブ、Intel Iris Pro Graphics 6200そしてRetina 4Kディスプレイを標準搭載しています。新しいiMacの全モデルに新しくなったMagic KeyboardとMagic Mouse 2が付属しており、27インチiMacは全モデルがRetina 5Kディスプレイを搭載するようになっています。なお、1TBのFusion Driveについては、1TBハードディスクと24GBの高速フラッシュストレージを組み合わせた構成に変更されています。
21.5インチiMac Retina 4Kディスプレイモデルの価格は172,800円(税別)、 21.5インチiMacの価格は126,800円(税別)から、27インチiMac Retina 5Kディスプレイモデルの価格は208,800円(税別)からとなっています。
ClamXavが有償化
June 29, 2015
OS Xで動作するウィルスチェッカー「ClamXav」のバージョン2.8がリリースされ、今回のバージョンから有料のソフトウェアとして販売されるようになっています。
バージョン2.8では、同梱されているClamAVがアップデートされ、ClamAVの最新安定版であるバージョン0.98.7が搭載されるようになっています。また、Retinaに対応したツールバーアイコンを新たに採用し、アクセシビリティ対応やClamXav Sentryの安定性を改善するなど、数多くの機能改善が図られています。
ClamXav 2.8の価格は29.95米ドルで、現在は25%オフのセール中です。インストール後30日間は無料での試用が可能です。
[関連]Mac用定番ウイルスチェッカーアプリClamXavがv2.8で有償化(Togetterまとめ)
OS X El Capitanが2015年秋に登場予定
June 09, 2015
Appleが、OS Xの次期メジャーバージョンとなるOS X El Capitanを今秋出荷する予定であると発表しています。
OS X El Capitanでは、ウインドウ管理やSpotlight、各種内蔵アプリケーションが改良され、システムのパフォーマンスも向上する予定です。さらに、日本語の平仮名入力を書き言葉に自動的に変換することで、個別に変換候補を選んで確定するといった必要性を減らし、入力を速くしているとのことです。
OS X El Capitanは、今秋Mac App Storeを通じて無料でダウンロードできるようになります。なお、OS X El Capitanと同時にiOS 9も発表されており、iOS 9も今秋正式に提供が開始される予定となっています。
238,800円のiMac Retina 5Kディスプレイモデルが登場
May 22, 2015
アップルが238,800円の27インチiMac Retina 5Kディスプレイモデルを発表しています。
3.3GHzクアッドコアのIntel Core i5 プロセッサー(Turbo Boost使用時は最大3.7GHz)および1TBのハードドライブを搭載したモデルがiMac Retina 5Kディスプレイモデルに今回新たに追加されています。価格は238,800円(税別)です。
これに伴い、従来は2モデルが用意されていた、5Kディスプレイモデルではない27インチiMacは1モデルのみになっています。
[関連]27インチiMac Retina 5Kディスプレイモデルが登場(FAMLog)
感圧タッチトラックパッドを搭載した15インチMacBook Pro Retinaディスプレイモデルが登場
May 21, 2015
アップルが、感圧タッチトラックパッドを搭載した15インチMacBook Pro Retinaディスプレイモデルを発表しています。
新しい15インチMacBook Pro Retinaディスプレイモデルは、感圧タッチトラックパッドや従来よりも最大2.5倍高速になったフラッシュストレージ等を搭載しています。
価格は、2.2GHz(Turbo Boost時は最大3.4GHz)のクアッドコア Intel Core i7 プロセッサー、16GBのメモリー、256GBのフラッシュストレージそしてIntel Iris Pro グラフィックス搭載モデルが224,800円、2.5GHz(Turbo Boost時は最大3.7GHz)のクアッドコア Intel Core i7 プロセッサー、16GBのメモリー、512GBのフラッシュストレージそしてAMD Radeon R9 M370Xグラフィックス搭載モデルが282,800円です。
CoreStorage論理ボリュームの状態を表示する
April 06, 2015
OS X Yosemiteで標準的に使用されるようになったCoreStorage論理ボリュームの状態を確認する方法の1つにdiskutilコマンドを使用する方法があります。
コマンドラインインターフェースでCoreStorage論理ボリュームの状態を確認するには、ターミナルで次のように入力します。
[実行例]
$ diskutil coreStorage list
$ diskutil cs list
上記のコマンドで論理ボリュームグループや論理ボリューム等のUUIDやボリュームサイズ、暗号化状態等の情報を確認できます。
[関連]新・OS X ハッキング! (129) Yosemite使いは知っておくべき「Core Storage対策」(マイナビニュース)
OS X Yosemiteでは/etc/hostconfigファイルは利用不可
April 02, 2015
OS X Yosemiteでは、/etcディレクトリに保存されているOS X独自のシステム設定ファイルであるhostconfigファイルを利用できなくなっています。
hostconfigファイルを使用すると、システム起動時に特定のネットワークサービスを起動するかどうかを指定することができました。最近ではほとんど利用されなくなっていましたが、OS X Mavericksまでは使用できる状態になっていました。
なお、これまでhostconfigファイルでホスト名を設定していた場合には、scutilコマンドを使用してホスト名を設定することで代替が可能です。
(使用例)
$ sudo scutil --set HostName www.famlog.jp
[関連]scutil(FAMLog)、新・OS X ハッキング! (126) Yosemiteでついに消えた「あのファイルたち」(マイナビニュース)