FAMLog
FileMaker Cloud for AWSとGet(デバイス)関数
January 22, 2020
FileMaker Pro Advancedの「Get(デバイス)関数」は、FileMaker製品を実行しているコンピューターまたはモバイルデバイスの種類を表す数値を返します。
この関数が返す値は次の通りです。
・「0」:不明なデバイスの場合
・「1」:Macの場合
・「2」:Windowsコンピューターの場合
・「3」:iPadの場合
・「4」:iPhoneまたはiPod touchの場合
・「5」:Androidの場合
FileMaker Cloud for AWS 1.18においてサーバーサイドスクリプトでGet(デバイス)関数を実行すると、この関数の戻り値は「0」となります。
[関連]Get(デバイス)関数(FAMLog)、FileMaker CloudのオペレーティングシステムはCentOS(FAMLog)
AdoptOpenJDK 8 update 242が公開
January 21, 2020
AdoptOpenJDK 8 update 242(jdk8u242-b08)が公開されています。
AdoptOpenJDK 8 update 242では複数のセキュリティ脆弱性が修正されています。2019年2月にOracle社によるJava 8の商用向け公式サポートが終了したことに伴い、Javaのセキュリティアップデートを行う際には、Oracle Java SE SubscriptionをOracle社から購入する、もしくはオープンソースの実装であるOpenJDK 8に移行する必要が出てきます。
FileMaker ナレッジベースの記事では、Oracle JREをアンインストールしてAdoptOpenJDK 8に移行する手順が記載されていますが、FileMaker Serverのバージョンや使用しているオペレーティングシステムによって移行手順が異なります。OpenJDKへの移行方法の詳細についてはFileMaker ナレッジベースの記事を必ず参照するようにしてください。
[関連]FileMaker Server 18でOracle Java SE 8からOpenJDK 8に移行する(FAMLog)、FileMaker Server 18.0.3 以降での Java の変更(FileMaker ナレッジベース)
CakePHP 2.10.20が公開
January 20, 2020
CakePHP 2.10.20が公開されています。
CakePHP 2.10.20は、バージョン2系のAPI互換となる保守リリースです。CakePHP 2.10系統は、CakePHP 4.0.0がリリースされた後12ヶ月間不具合修正をサポート、およびCakePHP 4.0.0がリリースされた後18ヶ月間セキュリティ修正をサポートする予定となっています。
CakePHP 4.0.0は2019年12月中旬に公開されたので、CakePHP 2.10系統のセキュリティ修正は2021年6月中旬頃まで継続されると見込まれます。
[関連]CakePHP 4.0.0が公開(FAMLog)、CakePHP 2.10.20 Released(The Official CakePHP Blog)
Get(開いているレコード数)関数
January 17, 2020
FileMaker Pro Advancedの「Get(開いているレコード数)関数」は、まだ保存されていない現在の対象レコード内にあるレコードの総数を返します。
保存されていない関連レコードを含む現在の対象レコードにおける未確定のレコード数を返すようになっており、例えば、保存されていないレコードが1つと関連レコードが3つある場合は「4」が返されます。
なお、Get(開いているレコード数)関数はバージョン8で追加された関数です。
[関連]FileMaker Pro 8の新機能:バージョン8で追加された関数一覧(FAMLog)
CentOS Linux 8 (1911)が公開
January 16, 2020
CentOS Linux 8 (1911)が公開されています。
CentOS LinuxはRed Hat Enterprise Linuxと互換性を持つLinuxディストリビューションであり、CentOS Linux 8 (1911)はRed Hat Enterprise Linux 8.1に対応するバージョンとなっています。
FileMaker Cloud for AWSのオペレーティングシステムではCentOS Linuxが使われています。Amazon Web Services(AWS)のクラウド上で動作するFileMaker Cloud for AWSではLinuxのみサポートされており、FileMaker Cloud for AWS 1.18ではCentOS Linux 7.6が使用されています。
Windows Server 2008のサポートが終了
January 15, 2020
2020年1月14日にWindows Server 2008および2008 R2のサポートが終了しています。
サポートが終了すると、定期的なセキュリティ更新プログラムの提供が停止します。有償の拡張セキュリティ更新プログラムの利用者やAzureへ移行する場合などを除き、今後はセキュリティ更新プログラムが原則として提供されなくなります。
現在Windows Server 2008および2008 R2を使用していて、拡張セキュリティ更新プログラムの提供対象でない場合には、サーバーを無防備な状態に置かないようにWindows Server 2016やWindows Server 2019に移行することが必要となります。
(2022/06/01追記:リンク先のページがなくなっていたので、リンクおよび関連記事を削除しました。)
Windows 7のサポートが終了
January 14, 2020
2020年1月14日にWindows 7のサポートが終了する予定になっています。
サポートが終了すると、セキュリティ更新プログラムの提供が停止します。サポート終了後もWindows 7がインストールされているデバイスを使い続けることは可能ですが、セキュリティ更新プログラムが提供されなくなるため、マルウェアへの感染やフィッシング詐欺、情報漏えいといった危険にさらされることになってしまいます。
2020年5月以降に発売予定のFileMaker Pro AdvancedでサポートされるオペレーティングシステムからWindows 7は対象外となる予定でもあるため、現在Windows 7を使用している場合にはWindows 10に移行することが推奨されます。
[関連]Windows 7 のサポート終了情報(Microsoft)、クラリスの新しいサポートポリシー(FileMaker ナレッジベース)
FileMaker Cloud 2ではSSH接続は不可
January 10, 2020
2020年春に日本国内でサービス提供開始予定となっているFileMaker CloudではSSH接続はサポートされていません。
AWS Marketplaceを通じて提供されるFileMaker Cloud for AWSではサーバーインスタンスにSSHで接続することが可能であり、SFTPでサーバーインスタンスに任意のファイルを転送することもできました。
FileMaker Cloud for AWSとは異なり、Claris International Inc.が直接提供するクラウドサービスであるFileMaker Cloud 2.18ではSSH接続できなくなっているのでその点には留意する必要があります。
[関連]FileMaker Cloud 2.18が登場(FAMLog)、Comparing FileMaker Cloud and FileMaker Cloud for AWS(FileMaker Knowledge Base)
FileMaker Pro 18 Advancedの新機能:外部データファイルの読み込みと書き込み
January 09, 2020
FileMaker Pro 18 Advancedでは、外部データファイルの読み取りや書き込み、および管理できるスクリプトを作成できるようになっています。
バージョン18では、外部データファイルの読み書きや管理が可能になる、以下に挙げる機能を実現するスクリプトステップが追加されています。
・ファイルを作成する
・ファイルを開く、または閉じる
・ファイルから読み取る、またはファイルに書き込む
・ファイルの読み取り・書き込み位置を取得する、または設定する
・ファイルが存在するかどうかを確認する
・ファイルサイズを取得する
・ファイルを削除する
・ファイルの名前を変更する
これらのスクリプトステップを活用することで、ファイル出力用のプラグインを使用せずに、既存のファイルにデータを追記したり、任意の形式でデータをエクスポートすることなどが可能になります。
[関連]FileMaker Pro 18 Advancedの新機能:バージョン18で追加されたスクリプトステップ一覧(FAMLog)
curl 7.68.0が公開
January 08, 2020
curl 7.68.0が公開されています。
curlは、さまざまな通信規格に対応しているデータ転送用のコマンドラインツールおよびライブラリです。BearSSLをサポートしたバージョン7.68.0では1点のセキュリティ脆弱性が修正されています。
なお、バージョン16以降のFileMaker製品では[URL から挿入]スクリプトステップでさまざまなcURLオプションを指定できるようになっています。FileMaker 18の[URL から挿入]スクリプトステップでは、SMB、SMTP、SMTPS、LDAPおよびLDAPSといったプロトコルが新たにサポートされるようになっています。