FAMLog


FileMaker Pro 18 Advancedの新機能:バージョン固有のURLを使用してファイルを開く

December 04, 2019

FileMaker Pro 18 AdvancedではURLにfmp18スキーマを使用してファイルを開くことができるようになっています。

FileMaker Pro 18 Advancedをインストールすると、URLスキーマとして「fmp」だけでなく「fmp18」(fmpXX:XXはアプリケーションのメジャーバージョン番号)もオペレーティングシステムに登録されます。URLスキーマとしてfmp18を使用した場合には、原則として指定したバージョンのアプリケーションだけがこのスキーマのURLを処理します。

[例]
fmp18://192.168.10.0/Clients.fmp12
fmp18://192.168.10.0/Clients.fmp12?script=ListClients&param=TopClients&$NumberToList=10

なお、URLを使用してデータベースを開く際に共有ファイル内のスクリプトを実行させるためには、アクセス権セットの拡張アクセス権を編集して、fmurlscript拡張アクセス権を明示的に有効にする必要があります。

[関連]FileMaker Pro 12の新機能:URLを使用した共有データベースのスクリプト実行(FAMLog)、FileMaker Pro 16の新機能:fmurlscript拡張アクセス権(FAMLog)

Tag: FileMaker

FileMaker Go 18の新機能:既存の PDF に追加

December 03, 2019

FileMaker Go 18では、スクリプトを使用して指定されたPDFファイルにデータを追加できるようになっています。

FileMaker Proではバージョン9以降で[レコードを PDF として保存]スクリプトステップの[既存の PDF に追加]オプションがサポートされていましたが、バージョン18からはFileMaker Goでもこのオプション機能を利用できるようになっています。

[既存の PDF に追加]オプションを使うことで、異なるレイアウトを組み合わせて出力したり、複数のレポートを連結して1つのPDFファイルにすることができます。なお、[既存の PDF に追加]オプションは、同じスクリプトで以前に作成したPDFファイルに追加する場合のみサポートされます。

[関連]FileMaker Pro 9の新機能:PDFに追加(FAMLog)

Tag: FileMaker

PHP 7.2系列の公式セキュリティサポート終了予定日

December 02, 2019

PHP 7.2系列は2020年11月に公式のセキュリティサポートが終了する予定となっています。

PHP 7.2系列のアクティブサポートは今年の11月末にすでに終了しており、重大なセキュリティに関わる修正が行われるセキュリティサポートは2020年11月30日までの予定となっています。

PHP 7.1系列以前のサポートは終了しており、現時点でのPHPの最新安定バージョンはバージョン7.4.0です。下位互換性のない変更点も含まれているため、PHP 7.4に移行する場合にはあらかじめ移行ガイドを参照してから移行作業を行うことが推奨されます。

[関連]PHP 7.1系列の公式セキュリティサポート終了予定日(FAMLog)

Tag: Apache

PHP 7.4.0が公開

November 29, 2019

PHP 7.4.0が公開されています。

PHP 7.4ではアロー関数やNull合体代入演算子(??=)、クラスプロパティにおける型宣言などがサポートされており、数多くの改善点や新機能が含まれています。下位互換性のない変更点も含まれているため、PHP 7.4に移行する場合にはあらかじめ移行ガイドを参照してから移行作業を行うことが推奨されます。

なお、PHP 7.2は2020年11月30日まで、PHP 7.3は2021年12月6日まで、PHP 7.4は2022年11月28日までセキュリティ修正が継続される予定となっています。PHP 7.1系列は2019年12月1日にメンテナンスが終了するので、今後はバージョン7.2系列以降にアップグレードする必要がある状況です。

Tag: Apache

FileMaker Cloud 2.18のFileMaker WebDirectで利用できるWebブラウザー

November 28, 2019

2020年春に日本国内でサービス提供開始予定となっているFileMaker Cloud 2.18では、FileMaker WebDirectでサポートされているWebブラウザーが一部変更されています。

FileMaker Cloud 2.18のFileMaker WebDirectでサポートされているWebブラウザーは次の通りです。

・macOSの場合:Safari 12.x以上、Google Chrome 73以上
・Windowsの場合:Google Chrome 73以上、Microsoft Edge 44
・iOSの場合:iOS 12.x以上のMobile Safari
・Androidの場合:Android 7.x上のGoogle Chrome 73以上

FileMaker Cloud 2.18のFileMaker WebDirectでは、Internet Explorer 11がサポート対象外となっています。なお、サポートされるモバイルデバイスについては、FileMaker Server 18のFileMaker WebDirectでサポートされるモバイルデバイスと同様です。

[関連]FileMaker Server 18のFileMaker WebDirectで利用できるWebブラウザー(FAMLog)、FileMaker Cloud 技術仕様(FileMaker)

Tag: FileMaker

FileMaker Pro 18 Advancedの改善点:レイアウトモードにおけるオブジェクトの移動

November 27, 2019

FileMaker Pro 18 Advancedでは、レイアウトモードでShiftキーを押しながら矢印キーを押すと、選択したオブジェクトを矢印キー使用時の10倍移動するように改善されています。

FileMaker Pro Advancedのレイアウトモードでは、オブジェクトを選択している状態で矢印キーを押すと、選択したオブジェクトを1ポイント(ポイントまたはインチに設定されている場合)または0.1cm(cmに設定されている場合)移動するようになっています。バージョン18では、Shiftキーを利用することでより効率よくオブジェクトを移動できます。

なお、インスペクタが使用する単位を変更するには、希望の単位が表示されるまで位置またはサイズオプションの横に表示される単位(インチ(in)、センチメートル(cm)もしくはポイント(pt))をクリックします。

[関連]FileMaker 18 プラットフォームのその他の動作変更(FileMaker ナレッジベース)

Tag: FileMaker

FileMaker Pro 18 Advancedの改善点:署名されていないプラグインの通知

November 26, 2019

FileMaker Pro 18 Advancedでは、プラグインが開発者によってデジタル署名されていない場合に通知するように仕様が変更されています。

FileMaker Pro 18 Advancedは、プラグインが有効になっている場合、プラグインのインストール時や起動するたびにプラグインを読み込もうとしますが、有効にしたプラグインにデジタル署名が付いていない場合には警告ダイアログボックスが表示されるようになっています。

なお、警告ダイアログボックスにおいて、[常にこのプラグインをロードする]を選択してから[プラグインをロード]をクリックすると、FileMaker Pro Advancedはプラグインを読み込んで許可された一覧に追加し、以後警告ダイアログボックスが表示されなくなります。

[関連]FileMaker 18 プラットフォームのその他の動作変更(FileMaker ナレッジベース)

(2020/05/21追記:関連情報として、FileMaker Pro 18 Advancedでプラグインによるインストールまたはロードが実行されない場合に、Get(最終外部エラー詳細)関数がエラーの詳細情報を返すようになっています。)

Tag: FileMaker

FAMLog News Archive:第87回 2019年冬号

November 25, 2019

■FileMaker Server 18.0.3 アップデータが公開(2019年10月)

FileMaker Server 18.0.3 アップデータが2019年10月に公開されました。これにより、FileMaker Server 18がmacOS Catalina 10.15上での動作をサポートするようになっています。

[関連]FileMaker Server 18.0.3 アップデータが公開(FAMLog)

■INTER-Mediator 5.11が公開(2019年11月)

PDOおよびFileMaker Server対応のWebアプリケーションフレームワークであるINTER-Mediator 5.11が2019年11月に公開されました。INTER-Mediator 5.11では、FileMaker Server 18およびFileMaker Cloud for AWS 1.18のFileMaker Data APIに対応しています。

[関連]INTER-Mediator 5.11を公開(FAMLog)

Tag: News

PHP 7.2.25およびPHP 7.3.12が公開

November 22, 2019

PHP 7.2.25およびPHP 7.3.12が公開されています。

PHP 7.2.25とPHP 7.3.12では不具合の修正が行われており、今回のリリースには特にセキュリティ上の修正は含まれていない模様です。PHP 5.6系統およびPHP 7.0系統の保守は終了しており、PHP 7.1系統の保守は2019年12月に終了する予定となっています。また、PHPはバージョン7.4系統の開発も進められており、現在バージョン7.4.0RC6が公開されている状況です。

FileMaker Server 18ではPHP 7.1系統が同梱されるようになっていてPHP 5.6系統から変わっているので、バージョンアップの際にはPHPスクリプトを変更・更新する必要が出てくる場合があります。下位互換性のない変更点も含まれているため、PHP 7.1やPHP 7.3等に移行する場合にはあらかじめ移行ガイドを参照してから移行作業を行うことが推奨されます。

[関連]FileMaker Server 18でサポートされているPHPのバージョン(FAMLog)

Tag: Apache

2020年5月以降に発売予定のFileMaker Serverでサポートされるオペレーティングシステム

November 21, 2019

2020年5月以降に発売予定のFileMaker ServerでサポートされるオペレーティングシステムについてFileMaker ナレッジベースで案内されています。

2020年5月以降にリリースされる予定のFileMaker Serverは次のオペレーティングシステム上でのみ使用可能になるとのことです(FileMaker ナレッジベースより引用)。

・macOS Catalina 10.15
・macOS Mojave 10.14
・Windows Server 2019 Datacenter Edition および Standard Edition(デスクトップエクスペリエンスをインストール済み)
・Windows Server 2016 Datacenter Edition および Standard Edition(デスクトップエクスペリエンスをインストール済み)

新たにWindows Server 2019がサポートされる見込みですが、Windows Server 2012 R2 Standard EditionおよびmacOS High Sierra 10.13はサポート対象外となる予定です。詳細および関連情報については2019年11月14日に公開されたClaris FileMaker Products Roadmapを参照するようにしてください。

Tag: FileMaker

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