FAMLog
macOS Sonoma 14.1.2の提供が開始
December 05, 2023
macOS Sonoma 14.1.2の提供が2023年11月下旬に開始されています。
macOS Sonoma 14.1.2ではWebKitのセキュリティ脆弱性が2件修正されています。すでに悪用された可能性のある脆弱性が修正されていることから、macOS Sonomaを使用している場合にはmacOS Sonoma 14.1.2に更新することが推奨されます。
Claris ナレッジベースによると、Claris FileMaker Pro 2023(20.2)およびClaris FileMaker Pro 2023(20.3)はmacOS Sonomaと互換性があるとのことです。FileMaker Pro 2023(20.3)でmacOS Sonomaとの互換性に関する既知の問題が一部修正されていましたが、一部は未解決のままとなっています。
[関連]Claris FileMaker and macOS Sonoma (14.0) and iOS 17 compatibility(Claris Knowledge Base)、Claris FileMaker 2023(バージョン20.3)の提供が開始(FAMLog)、iOS 17.1.2およびiPadOS 17.1.2の提供が開始(FAMLog)
iOS 17.1.2およびiPadOS 17.1.2の提供が開始
December 04, 2023
iPhone向けのソフトウェア・アップデートとなるiOS 17.1.2と、iPad向けのソフトウェア・アップデートとなるiPadOS 17.1.2の提供が開始されています。
iOS 17.1.2およびiPadOS 17.1.2ではWebKitのセキュリティ脆弱性が2件修正されています。すでに悪用された可能性のある脆弱性が修正されていることから、すべての対象ユーザーにアップデートを適用することが推奨されています。
なお、App StoreからダウンロードできるClaris FileMaker Goを使用すれば、Claris FileMaker Proで作成したカスタム AppをiOSやiPadOS上で実行できます。FileMaker Go 2023はiOS 16以降もしくはiPadOS 16以降で動作します。
Node.js v20.10.0とNode.js v18.19.0が公開
December 01, 2023
Node.js v20.10.0 (LTS)およびNode.js v18.19.0 (LTS)が2023年11月下旬に公開されています。
Node v20.10.0が公開されてから約1週間後に公開されたNode v18.19.0では、npm 10が同梱されるようになり、npmのバージョンがv10.2.3に更新されています。Node.js v16は2023年9月にサポートが終了したため、Node.js v18もしくはNode.js v20への更新が推奨される状況になっています。
なお、Claris FileMaker ServerやClaris FileMaker CloudのClaris FileMaker Data API エンジンではNode.jsが使われていて、FileMaker Server 20.3.1ではNode.js v18.13.0が使用されています。
Apache Tomcat 8.5.96、9.0.83および10.1.16ではセキュリティ脆弱性が修正済み
November 30, 2023
2023年11月中旬に公開されたApache Tomcat 8.5.96、Apache Tomcat 9.0.83およびApache Tomcat 10.1.16ではセキュリティ脆弱性が修正されています。
Apache Tomcat 8.5.96、Apache Tomcat 9.0.83およびApache Tomcat 10.1.16では、細工されたHTTPトレーラーヘッダーを受信した場合に正しく解析できないことに起因するリクエストスマグリングの脆弱性(CVE-2023-46589)が修正されています。
なお、現時点でのApache Tomcatの最新安定バージョンはバージョン10.1.16ですが、Claris FileMaker Server 2023(FileMaker Server 20.3.1)ではJava Web公開エンジンにApache Tomcat 9.0.69が使用されています。
[関連]JVNVU#96182160: Apache Tomcatにおけるリクエストスマグリングの脆弱性(Japan Vulnerability Notes)
OpenSSL 3.2系列のサポート終了予定日
November 29, 2023
OpenSSL 3.2系列は2025年11月23日にサポートが終了する予定となっています。
現時点でのOpenSSLの最新安定バージョンは、今月下旬に公開されたバージョン3.2.0です。OpenSSLはバージョン3.0.0でライセンスが変更されており、OpenSSL 3.0.0以降ではApache License, Version 2.0に変更されています。
バージョン1.1.1系統は2023年9月11日にサポートが終了したため、今後はバージョン3.0系統もしくはバージョン3.1系統以降へのアップグレードが推奨されます。なお、長期サポート版(LTS)であるOpenSSL 3.0系統は2026年9月7日までサポートされる予定となっています。
[関連]OpenSSL 1.1.1系列のサポート終了予定日(FAMLog)、OpenSSL 3.1.0が公開(FAMLog)、OpenSSL 3.2.0が公開(FAMLog)
OpenSSL 3.2.0が公開
November 28, 2023
通信暗号化ライブラリとして広く利用されているOpenSSLの新バージョンであるOpenSSL 3.2.0が公開されています。
OpenSSLはバージョン3.0.0でライセンスが変更されており、OpenSSL 3.0.0以降ではApache License, Version 2.0に変更されています。OpenSSL 3.2.0はクライアント側のQUICに対応しており、バージョン3.2系統は2025年11月23日までサポートされる予定となっています。
なお、バージョン3.1系列のサポートは2025年3月14日に、バージョン3.0系列のサポートは2026年9月7日に終了する予定となっています。
PHP 8.1.26とPHP 8.2.13が公開
November 27, 2023
PHP 8.1.26とPHP 8.2.13が公開されています。
PHP 8.3.0と同時に公開されたPHP 8.1.26およびPHP 8.2.13では不具合の修正が行われています。PHP 8.0系統の公式セキュリティサポートは2023年11月26日に終了しており、今後はバージョン8.1系列以降に更新することが強く推奨される状況になっています。
なお、PHP 8.1は2024年11月25日まで、PHP 8.2は2025年12月8日まで、PHP 8.3は2026年11月23日までセキュリティ修正が継続される予定となっています。
[関連]PHP 8.3.0が公開(FAMLog)
PHP 8.3.0が公開
November 24, 2023
PHP 8.3.0が公開されています。
PHP 8.3では、クラス定数に対する型宣言やOverrideアトリビュートなど数多くの新機能が追加されています。下位互換性のない変更点や推奨されなくなる機能もあるため、PHP 8.2からPHP 8.3に移行する場合にはあらかじめ移行ガイドで各種変更点を確認してから移行作業を行う必要があります。
なお、PHP 8.1は2024年11月25日まで、PHP 8.2は2025年12月8日まで、PHP 8.3は2026年11月23日までセキュリティ修正が継続される予定となっています。PHP 8.0系統の保守は2023年11月26日に終了する予定であることから、今後はバージョン8.1系列以降にアップグレードする必要がある状況です。
FMDeveloperTool
November 22, 2023
Claris FileMaker Server 20.3.1では、FMDeveloperToolがFileMaker Serverに同梱されるようになっています。
FMDeveloperToolは、コピー、クローン、XMLファイルとして保存、一貫性チェック、暗号化、復号化、キオスクモードの有効化、管理者アクセスの削除、修復の実行など、データベースの開発タスクを実行するコマンドラインツールです。FMDeveloperTooは、Windows、macOSおよびLinux(Ubuntu)で使用できます。
FMDeveloperToolは、macOSおよびLinux版のFileMaker Serverの場合には、FileMaker Serverフォルダの直下にあるDatabase Serverフォルダ内にあるbinフォルダ内にインストールされます。Windows Server版のFileMaker Serverの場合には、FileMaker Serverフォルダの直下にあるDatabase Serverフォルダ内にインストールされます。
[関連]Claris FileMaker 2023(バージョン20.3)の提供が開始(FAMLog)、FMDeveloperToolのバージョン確認方法(FAMLog)
FMDeveloperToolのバージョン確認方法
November 21, 2023
FMDeveloperToolのバージョンを確認するには、FMDeveloperToolコマンドで--versionオプションを使用します。
現時点(2023年11月21日時点)におけるFMDeveloperToolの最新版はバージョン20.3.1.31であり、macOSではFMDeveloperToolのバージョン情報は次のように表示されます。なお、Windowsの場合にはFMDeveloperTool.exeを利用します。
[実行例]
% FMDeveloperTool --version
20.3.1.31
FMDeveloperToolは、コピー、クローン、XMLファイルとして保存、一貫性チェック、暗号化、復号化、キオスクモードの有効化、管理者アクセスの削除、修復の実行など、データベースの開発タスクを実行するコマンドラインツールです。
[関連]Claris FileMaker 2023(バージョン20.3)の提供が開始(FAMLog)