FAMLog
PHP 7.1.21とPHP 7.2.9が公開
August 21, 2018
PHP 7.1.21とPHP 7.2.9が公開されています。
PHP 7.1.21とPHP 7.2.9では不具合の修正が行われており、今回のリリースには特にセキュリティ上の修正は含まれていない模様です。下位互換性のない変更点や推奨されなくなる機能もあるため、下位互換性のない変更点や推奨されなくなる機能もあるため、PHP 7.2に移行する場合には事前に移行ガイドを参照してからアップグレードを行う必要があります。PHPはバージョン7.3系統の開発も進められており、現在バージョン7.3.0 Beta 2が公開されている状況です。
なお、PHP 5.6は2018年12月31日まで、PHP 7.0は2018年12月3日まで、PHP 7.1は2019年12月1日まで、PHP 7.2は2020年11月30日までセキュリティ修正が継続される予定となっています。
2018年8月「FileMaker Pro 東京ユーザーズミーティング」発表資料
August 20, 2018
2018年8月18日に行われた「FileMaker Pro 東京ユーザーズミーティング(FM-Tokyo)」で発表したライトニングトークの資料を公開しました。
・ダウンロード:fmcsadmin 0.9.2(PDF形式/ファイルサイズ:約310KB)
「fmcsadmin-trial-for-FMS17.pdf」のSHA-256メッセージダイジェスト:
f75130fa3c1c1fa9a53beebb9e06c883114c413956aaeeb3523b8de2bfb6b485
■関連リンク
・fmcsadmin – CLIでFileMaker Admin APIを操作(株式会社エミック)
・fmcsadmin 0.9.2を公開(株式会社エミック)
・FileMaker Server 17 リリースノート(FileMaker ナレッジベース)
・FileMaker Cloud 17 Admin API Guide(FileMaker)
(2022年4月24日追記:スライドへのリンクをSlideShareからドクセルに変更しました。)
FileMaker Cloud 1.17の改善点:サーバーの使用状況ログファイルのダウンロードが可能に
August 17, 2018
FileMaker Cloud 1.17では、サーバーの使用状況ログファイル(Stats.log)をFileMaker Cloud Admin Consoleを使用してダウンロードできるようになっています。
「Stats.log」ファイルは、FileMaker Cloud Admin Consoleの[Subscription]>[Subscription Center]ページからダウンロードできます。[Select the log to download]をクリックした後に[stats.log]をクリックすると、Zip形式で圧縮されたファイルをダウンロードします。
サーバーの使用状況情報を表示するには、ダウンロードした圧縮ファイルを展開してから、タブ区切りのテキストファイルを開くことができるアプリケーションで「Stats.log」ファイルを開きます。
[関連]FileMaker Cloud 1.17.0.77 リリースノート(FileMaker)
FileMaker Cloud 1.17の改善点:fmi.filemaker-cloud.comサブドメインのSSLサーバー証明書を有効期限が切れる60日前から更新可能に
August 16, 2018
FileMaker Cloud 1.17では、90日間利用できる試用版のComodo SSL 証明書を有効期限が切れる60日前から更新できるようになっています。
FileMaker Cloudでは、90日間試用できるSSLサーバー証明書が提供されます。SSLサーバー証明書の試用期間終了後は、最初から付属していたデフォルトのSSLサーバー証明書を更新・購入してfmi.filemaker-cloud.comサブドメインを使い続けるか、もしくは独自ドメイン名で運用することになります。
デフォルトのSSLサーバー証明書を更新する場合は、FileMaker Storeで証明書を購入することができ、CSRファイルを生成したりDNSレコード情報を変更する手間は不要です。
[関連]FileMaker Cloud 1.17.0.77 リリースノート(FileMaker)、FileMaker Cloudでは90日間の評価用SSLサーバー証明書が付属(FAMLog)
OpenSSL 1.0.2pとOpenSSL 1.1.0iが公開
August 15, 2018
通信暗号化ライブラリとして広く利用されているOpenSSLの新バージョン「OpenSSL 1.0.2p」と「OpenSSL 1.1.0i」が公開されています。
OpenSSL 1.0.2pおよびOpenSSL 1.1.0iでは複数のセキュリティ脆弱性(CVE-2018-0732とCVE-2018-0737)が修正されています。なお、OpenSSLのバージョン1.0.2系統は2019年12月31日までサポートされる予定になっています。
FileMaker Pro 17 Advancedのバージョン17.0.2にはOpenSSL 1.0.2oが同梱されています。なお、OpenSSL 1.0.2系列が使用されているのはFileMaker Pro 14.0.4以降です。
FileMaker Cloud 1.17の新機能:クライアントアプリケーションでのデータベースのフィルタ
August 14, 2018
FileMaker Cloud 1.17では、FileMaker Cloud Admin Consoleで[Filter Databases]オプションを選択できるようになっています。
クライアントアプリケーションでのデータベースのフィルタ設定を変更するには、FileMaker Cloud Admin Consoleにおいて[Configuration]ページの[System Configuration]タブをクリックした後、[Filter Databases in Client Applications]を[Enabled]または[Disabled]に設定します。
このオプションを有効にすると、FileMakerクライアントのアカウント名およびパスワードに基づいてFileMaker Cloudでデータベースがフィルタされ、ユーザーがログイン資格情報を持っているデータベースだけが表示されるようになります。クライアントアプリケーション側でフィルタ対象となるのは次の箇所です。
・FileMaker Pro 17 Advancedの[ホスト]ダイアログボックス
・FileMaker Goの起動センター
・FileMaker WebDirectの起動センター
[関連]FileMaker Cloud 1.17.0.77 リリースノート(FileMaker)
FileMaker Cloud 1.17の新機能:FileMaker Data API
August 13, 2018
FileMaker Cloud 1.17では、他のアプリケーションやサービスでFileMakerデータベースのデータを利用できる、RESTベースの「FileMaker Data API」が正式版として利用できるようになっています。
FileMaker Data APIは、FileMaker Cloud 1.16では試用版として利用できる機能でした。バージョン1.17では、FileMaker Server 17と同様、オブジェクトフィールドへのファイルのアップロードと、FileMakerスクリプトの実行がサポートされている他、layout.response引数を使用して結果レイアウトを指定できるようになっています。また、FileMaker Cloud Admin Consoleの[Dashboard]ページに、年間制限に対するFileMaker Data APIの使用量がギガバイト(GB)単位で表示されるようになっています。
1ライセンスあたり年間24GBがバンドルされていて、5ユーザライセンスの場合にはデータ転送量の年間上限は120GBです。FileMaker Data API経由でFileMaker Cloudから外部へデータを送信する通信処理が行われたときにデータ転送量としてカウントされ、追加購入する場合の年間Data APIライセンス価格は24GB分で6,480円(税別)となっています。
[関連]FileMaker Cloud 1.17.0.77 リリースノート(FileMaker)、FileMaker Server 17の新機能:FileMaker Data API(FAMLog)
FileMaker Pro 17 Advancedの改善点:[URL から挿入]スクリプトステップのcURL オプション
August 10, 2018
FileMaker Pro 17 Advancedでは、[URL から挿入]スクリプトステップのcURL オプションに--FM-return-container-variableオプションが新たに追加されています。
[URL から挿入]スクリプトステップで変数をターゲットとする場合に、--FM-return-container-variableオプションを使用することで、返されるデータをオブジェクトデータとして強制的に変数に保存することができます。例えば、Base64Encode関数を併用して、オブジェクトフィールドを介さずにWebサイトから取得したPDFファイルのデータをWeb ビューア上に表示するようなことがバージョン17ではできるようになっています。
curlは、さまざまな通信規格に対応しているデータ転送用のコマンドラインツールおよびライブラリです。FileMaker Pro 16以降では[URL から挿入]スクリプトステップにおいて多数の一般的なファイル転送オプションを利用できるようになっています。
[関連]サポートされている cURL オプション(FileMaker Pro 17 Advanced ヘルプ)、FileMaker Pro 16の新機能:[URL から挿入]スクリプトステップのcURL オプション(FAMLog)
Ruby 2.2の公式サポートが2018年3月に終了
August 09, 2018
Rubyのバージョン2.2系列は2018年3月に公式サポートが終了しました。
バージョン2.2のサポート終了に伴い、今後Ruby 2.2系列に対するセキュリティパッチは提供されなくなるため、より新しいバージョンのRubyに移行することが強く推奨されます。なお、現時点におけるRubyの最新安定版は、2018年3月に公開されたRuby 2.5.1です。
Ruby 2.3系列については、2019年3月末で公式サポートが終了する予定となっています。Ruby 2.3.7のリリースをもってRuby 2.3系列は通常メンテナンスフェーズを終了し、セキュリティメンテナンスフェーズに移行しています。セキュリティメンテナンスの期間は1年間で、この間は重大なセキュリティ上の問題への対応のみが行われます。
[関連]Support of Ruby 2.2 has ended
FileMaker Pro 17 Advancedの新機能:「ユニバーサルタッチ」テーマ
August 08, 2018
FileMaker Pro 17 Advancedでは、「ユニバーサルタッチ」という名称のレイアウトテーマが新たに追加されています。
「ユニバーサルタッチ」テーマは、無彩色を基本としていて、スタイルのセットがあらかじめ複数含まれています。そのため、色を追加したり、スタイルを選択するだけでテーマを簡単にカスタマイズできるようになっています。
また、ローカライズされることを想定して、FileMaker Pro 17 Advancedでサポートされるすべての言語に適切に対応できるようにフィールドやテキストオブジェクトのデフォルトサイズが設定されています。
[関連]FileMaker Pro のスタイルとテーマの紹介(FileMaker ナレッジベース)、FileMaker Pro 14の新機能:「ミニマリスト」および「ミニマリストタッチ」テーマ(FAMLog)