FAMLog
Get(ネットワークタイプ)関数
April 20, 2017
FileMaker ProのGet(ネットワークタイプ)関数は、FileMaker Goで現在のファイルへのアクセスに使用されているネットワークの種類を示す数値を返します。
この関数が返す値は次の通りです。
・「0」:現在のファイルがiOSデバイス上にあるローカルファイルの場合
・「1」:ネットワークタイプが不明な場合
・「2」:携帯電話ネットワークの場合
・「3」:Wi-Fiネットワークの場合
なお、iOS以外ではこの関数はサポートされておらず、FileMaker ProやFileMaker WebDirect等では空の文字列を返すようになっています。
[関連]FileMaker Pro 13の新機能:バージョン13で追加された関数一覧(FAMLog)
Java 8 Update 131が公開
April 19, 2017
Java 8 Update 131が公開されています。
バージョン8 Update 131では、複数のセキュリティ脆弱性が修正されている他、MD5で署名されているJARファイルが未署名のものとして扱われるように制限が加えられています。なお、Java 7の公式アップデートはすでに終了しており、バージョン7およびそれ以前のJavaを利用している場合には、Java 8への更新を検討および実行する必要があります。
FileMaker Server 15、FileMaker Server 14およびFileMaker Server 13.0v10はJava 8に対応していますが、2016年9月にメーカーサポートが終了したFileMaker Server 12やFileMaker Server 11以前はJava 8には対応していません。
[関連]FileMaker Server 10/11のAdmin ConsoleとJava 8 Update 71は非互換(FAMLog)、FileMaker Server と Java - 概要とトラブルシュート(FileMaker ナレッジベース)
cURLのconfigureオプションを確認する
April 18, 2017
cURLがどのようなオプションでコンパイルされているか確認する方法の1つにcurl-configコマンドを使用する方法があります。
macOSにおいて、コマンドラインインターフェースでcURLのconfigureオプションの内容を確認するには、ターミナルで次のように入力します。
[実行例]
$ curl-config --configure
--disable-static --enable-hidden-symbols --enable-threaded-resolver --with-gssapi --with-darwinssl --without-libssh2
macOS Sierra 10.12.4では、cURLのconfigureオプションは上記のように表示されます。
[関連]cURLのバージョン確認方法(FAMLog)
FileMaker Pro 15の新機能:ポータルの進行状況バー
April 17, 2017
FileMaker Pro 15およびFileMaker Go 15では、ポータルにおけるデータのソートとフィルタリングが他の処理とは別に行われるようになったため、これらの処理が実行中の間でもFileMaker ProやFileMaker Goを継続して操作できるように改善されています。
FileMaker 15では、ポータルに設定された処理(ソートやフィルタリング、結合の解決など)が表示されるまでに1秒以上の時間を必要とする場合には進捗インジケーターが表示されます。処理の実行中はポータルには進捗インジケーターと共にポータルの背景だけが表示され、処理が完了すると進捗インジケーターがポータルの内容で置き換えられます。
なお、ポータルに進捗インジケーターを表示するのに十分なサイズがないときには、進捗インジケーターは表示されません。
[関連]FileMaker Pro でのポータルのインライン プログレスバーのサポート(FileMaker ナレッジベース)
PHP 7.0.18とPHP 7.1.4が公開
April 14, 2017
PHP 7.0.18とPHP 7.1.4が公開されています。
PHP 7.0.18とPHP 7.1.4では不具合の修正が行われており、今回のリリースには特にセキュリティ上の修正は含まれていない模様です。下位互換性のない変更点や推奨されなくなる機能もあるため、PHP 7.1に移行する場合には事前に移行ガイドを参照してからアップグレードを行う必要があります。
なお、PHP 5.6およびPHP 7.0は2018年12月まで、PHP 7.1は2019年12月までセキュリティ修正が継続される予定となっています。
LibreSSL 2.5.3が公開
April 13, 2017
LibreSSL 2.5.3が公開されています。
LibreSSLは、OpenSSLからフォークしたものであり、OpenBSDの標準TLSライブラリとして採用されています。LibreSSL 2.5は、昨年以来開発版として公開されていましたが、今回公開されたバージョン2.5.3で安定版として配布されるようになっています。なお、LibreSSL 2.5.3が安定版となったことで、LibreSSL 2.3系統のサポートが終了しています。
LibreSSL 2.5では、iOSの初期サポートが加わり、libtlsにおいてALPN(Application-Layer Protocol Negotiation)とSNI(Server Name Indication)がサポートされるなど、新機能が多数追加されています。
[関連]OS X El CapitanおよびmacOS SierraのApache HTTP ServerではLibreSSLを利用(FAMLog)
小さな会社のFileMakerデータベース作成・運用ガイド Pro 15/14対応
April 12, 2017
業務の効率化に関心のある中小企業の担当者向けにFileMaker製品を利用したデータベースの作成および運用方法を解説した書籍「小さな会社のFileMakerデータベース作成・運用ガイド Pro 15/14対応」は2016年9月に発売された書籍です。
この書籍は、2014年に発行された「小さな会社のFileMakerデータベース作成・運用ガイド Pro13/12/11/10対応」のバージョン14・15対応版であり、電子書籍版も用意されています。
業務に役立つサンプルアプリケーションの作成手順だけでなく、システムで実現したい業務の問題や課題を洗い出すための情報システム設計の基礎知識についても解説されています。
定価:2,800円(税別)
サイズ:B5変型
ページ数: 304
著者:富田 宏昭
出版社:翔泳社
ISBN:978-4798144535[Amazon.co.jpで購入...]
Apache Tomcat 6.0.53が公開
April 11, 2017
Apache Tomcat 6.0.53が2017年4月上旬に公開されています。
Apache Tomcat 6.0.53では、パイプライン化したHTTPリクエストにおけるファイル送信処理の挙動が改善されています。Apache Tomcat 6.0系列は2016年12月末にサポートが終了し、2017年3月末にはApache Tomcat 6.0のダウンロードページが削除される予定となっていたことから、今後はApache Tomcat 7.0系列、Apache Tomcat 8.0系列もしくはApache Tomcat 8.5系列へのアップグレードが推奨されることになります。
なお、FileMaker Server 12およびFileMaker Server 12 AdvancedのWeb公開機能とAdmin Console用管理サーバーではTomcat 6.0系列が使用されていました。
[関連]Apache Tomcat 8.5.13、Apache Tomcat 8.0.43およびApache Tomcat 7.0.77が公開(FAMLog)、JVNVU#90211511: Apache Tomcat の複数の脆弱性に対するアップデート(Japan Vulnerability Notes)
(2017/04/13追記:関連記事へのリンクを追加・更新しました。コミットログからApache Tomcat 6.0.53にはApache Tomcat 8.5.13、8.0.43および7.0.77と同様のセキュリティ修正が含まれているものと判断されます。)
Apache Tomcat 8.5.13、Apache Tomcat 8.0.43およびApache Tomcat 7.0.77が公開
April 10, 2017
Apache Tomcat 8.5.13、Apache Tomcat 8.0.43およびApache Tomcat 7.0.77が2017年3月下旬から4月上旬にかけて公開されています。
Apache Tomcat 8.5.13、8.0.43および7.0.77では、パイプライン化したHTTPリクエストにおけるファイル送信処理の挙動が改善されています。
現時点でのApache Tomcatの最新安定バージョンはバージョン8.5系統です。なお、FileMaker Server 13、FileMaker Server 14およびFileMaker Server 15のWeb公開機能とAdmin Console用管理サーバーではTomcat 7.0系列が使用されています。
[関連]Apache Tomcat 8 vulnerabilities(Apache Tomcat)、Apache Tomcat 7 vulnerabilities(Apache Tomcat)、JVNVU#90211511: Apache Tomcat の複数の脆弱性に対するアップデート(Japan Vulnerability Notes)
(2017/04/13追記:関連記事へのリンクを追加しました。Apache Tomcat 8.5.13、8.0.43および7.0.77にはセキュリティ脆弱性の修正が含まれている点についての情報が後から公開されていました。)
APPLE-SA-2017-03-27-7 macOS Server 5.3
April 07, 2017
macOS Server 5.3では複数のセキュリティ脆弱性が修正されています。
macOS Server 5.3では、プロファイルマネージャとキャッシュサーバーの機能が強化されています。macOS Server 5.2を利用するにはOS X El Capitan v10.11.6以降が必要でしたが、macOS Server 5.3を利用するにはmacOS Sierra 10.12.4以降が必要となっていて、OS X El Capitanが動作環境の対象外となっています。
価格は2,400円で、OS X Server v4.0以降からのアップデートは無料です。
[関連]APPLE-SA-2017-03-27-3 macOS Sierra 10.12.4 and Security Update 2017-001(FAMLog)