FAMLog
Cyberduck 6.0が公開
May 09, 2017
オープンソースのファイルサーバーおよびクラウドストレージ接続クライアントソフトウェア「Cyberduck 6.0」が公開されています。
Cyberduck 6.0では、Microsoft OneDriveやクライアントサイドの暗号化手法であるCryptomator等が新たにサポートされています。また、ブラウザーウインドウでローカルファイルシステムを閲覧できるになっています。
CyberduckのライセンスはGPLであり、Mac版についてはOS X Lion v10.7以降、Windows版についてはWindows Vista以降で動作します。
LibreSSL 2.5.4が公開
May 08, 2017
LibreSSL 2.5.4が公開されています。
LibreSSLは、OpenSSLからフォークしたものであり、OpenBSDの標準TLSライブラリとして採用されています。LibreSSL 2.5.4では、セキュリティ脆弱性が修正されており、証明書の検証が行われない場合があった問題が解決されています。
現時点でのLibreSSLの最新安定バージョンはバージョン2.5.4であり、LibreSSLはバージョン2.6系統の開発が今後進められる予定となっています。
[関連]OS X El CapitanおよびmacOS SierraのApache HTTP ServerではLibreSSLを利用(FAMLog)
Ruby on Rails 5.1が公開
May 02, 2017
Rubyで記述されたオープンソースのWebアプリケーションフレームワーク「Ruby on Rails 5.1」が2017年4月下旬に公開されています。
バージョン5.1では、JavaScriptの依存管理をnpmからYarnに変更できるようになり、さらにオプションでwebpackを簡単にRailsアプリに統合できるようになっています。その他、Railsアプリの秘密情報を安全に管理できるようになるなど、数多くの新機能が追加されています。
なお、バージョン5.1系統にバージョンアップを行う際には、アップグレードガイドで各種変更点を確認してから移行作業を行う必要があります。
[関連]Ruby on Rails 5.1リリースノート(Ruby on Rails ガイド)
FileMaker Go 15の新機能:App Extensionsによる他のiOSアプリとの連携
May 01, 2017
FileMaker Go 15ではApp Extensionsが新たにサポートされています。
App ExtensionsがサポートされたFileMaker Go 15では、iOSデバイス上にある他のアプリケーションに備わっている固有の機能を活用してFileMakerデータベースのコンテンツを共有および修正できます。
モバイルプリンターにデータを送信したり、写真編集アプリで写真を修正したり、会社専用アプリと情報交換するなど、以前のバージョンと比べてさまざまなことが新たにできるようになっています。
[関連]FileMaker Go 15の新機能:クラウドストレージサービスとの連携(FAMLog)
FileMaker Server 15でサポートされているPHPのバージョン
April 28, 2017
FileMaker Server 15に付属するFileMaker API for PHPは、バージョン5.5および5.6のPHPをサポートしています。
FileMaker Server 15のPHPを使用したカスタムWeb公開では、当初はバージョン5.5のPHPが動作条件となっていて、Windows ServerおよびOS X El Capitan v10.11ではPHP 5.5.31で、OS X Yosemite v10.10ではPHP 5.5.14で動作検証が行われています。FileMaker Server 15.0.3ではPHP 5.6.24がインストールされますが、macOSでPHP 5.6(5.6.24)を利用できるのはmacOS Sierra 10.12のみとなっています。
2017年4月28日現在、PHP 5.6系統の最新バージョンはPHP 5.6.30、PHP 7.0系統の最新安定バージョンはPHP 7.0.18、PHP 7.1系統の最新安定バージョンはPHP 7.1.4です。PHP 5.5系列はすでにメンテナンスされていない状況となっており、PHP 5.6系列は2018年12月までセキュリティ修正が継続される予定となっています。
[関連]FileMaker Server 15 の動作環境(FileMaker ナレッジベース)、ソフトウェア アップデート: FileMaker Server 15.0.3(FileMaker ナレッジベース)
CakePHP 2.9.8が公開
April 27, 2017
CakePHP 2.9.8が公開されています。
バージョン2系のAPI互換となる保守リリースであるCakePHP 2.9.8では、PHP 5.6以降を使用している場合にCakeSocketでTLS 1.2がサポートされるようになっています。CakePHP 2.8系統からCakePHP 2.9系統にバージョンアップする際には移行ガイドで各種変更点を確認してから移行作業を行う必要があります。
オリジナルのFMCakeMix(CakePHP用のFileMakerデータソースドライバー)はCakePHP 2.9に対応していませんが、https://github.com/matsuo/FMCakeMixにあるFMCakeMixはCakePHP 2.9で動作可能な状態になっています。なお、現時点におけるCakePHPの最新バージョンはバージョン3.4.5ですが、FMCakeMixはCakePHP 3に対応していないのでご注意ください。
Get(ウインドウスタイル)関数
April 26, 2017
FileMaker ProのGet(ウインドウスタイル)関数は、スクリプトが実行されているウインドウのスタイル情報を示す数値を返します。
この関数が返す値は次の通りです。例えば、関数が評価される時に現在のウインドウがドキュメントウインドウの場合は「0(ゼロ)」を返します。
・「0」:ウインドウがドキュメントウインドウの場合
・「1」:ウインドウがフローティングドキュメントウインドウの場合
・「2」:ウインドウがダイアログウインドウの場合
スクリプトが実行されているウインドウは、一番手前のウインドウではない場合もあります。なお、常にフルスクリーンでドキュメントウインドウが表示されるFileMaker Goではフローティングドキュメントウインドウとダイアログウインドウはサポートされていません。
[関連]FileMaker Pro 12の新機能:バージョン12で追加された関数一覧(FAMLog)
Apache Tomcat 8.5.14が公開
April 25, 2017
Apache Tomcat 8.5.14が2017年4月中旬に公開されています。
現時点でのApache Tomcatの最新安定バージョンはバージョン8.5系統であり、Apache Tomcat 8.5.14では多数の不具合が修正されています。Apache Tomcatはバージョン9.0系統の開発も進められており、現在Apache Tomcat 9.0.0.M20 (alpha)が公開されている状況です。
なお、FileMaker Server 13とFileMaker Server 14、FileMaker Server 15のWeb公開機能とAdmin Console用管理サーバーではTomcat 7.0系列が使用されています。
第34回カスタムWeb勉強会開催のお知らせ
April 24, 2017
2017年6月17日(土)午前10時より「第34回カスタムWeb勉強会」を開催します。
カスタムWeb勉強会は、参加者によるライトニングトークや質問、そして発表・質問内容に関するディスカッションの構成で進めている出席者全員参加型の勉強会です。
FileMaker ServerのカスタムWeb公開、FileMaker API for PHP、FX.php、FMCakeMix、INTER-Mediator、Rfm、JavaScriptやCSS等に興味・関心のある方のご参加をお待ちしています。詳細および参加申込については下記URLのページをご覧ください。
http://www.famlog.jp/cwpstudy/34
OpenSSLおよびLibreSSLのバージョン情報詳細を確認する方法
April 21, 2017
OpenSSLおよびLibreSSLのバージョンを確認する方法の1つにopensslコマンドを使用する方法がありますが、opensslコマンド内のversionコマンドと-aオプションを使用することでバージョン情報の詳細を確認できます。
macOS Sierra 10.12.4では、OpenSSLのバージョン情報詳細は次のように表示されます。
$ openssl version -a
OpenSSL 0.9.8zh 14 Jan 2016
built on: Jan 21 2017
platform: darwin64-x86_64-llvm
options: bn(64,64) md2(int) rc4(ptr,char) des(idx,cisc,16,int) blowfish(idx)
compiler: -arch x86_64 -fmessage-length=0 -pipe -Wno-trigraphs -fpascal-strings -fasm-blocks -O3 -D_REENTRANT -DDSO_DLFCN -DHAVE_DLFCN_H -DL_ENDIAN -DMD32_REG_T=int -DOPENSSL_NO_IDEA -DOPENSSL_PIC -DOPENSSL_THREADS -DZLIB -mmacosx-version-min=10.6
OPENSSLDIR: "/System/Library/OpenSSL"
なお、現時点におけるOpenSSLの最新安定バージョンは1.1.0e、LibreSSLの最新安定バージョンは2.5.3です。