FAMLog
Apple Remote Desktop 3.9が配布開始
February 22, 2017
Mac App StoreでApple Remote Desktop 3.9の配布が開始されています。
Apple Remote Desktop 3.9のMac App Storeにおける価格は9,800円です(2017年2月現在)。Touch Barのサポートが追加されたApple Remote Desktop 3.9を利用するにはOS X Yosemite v10.10.5以降が必要であり、OS X Mavericksはサポート対象外となっています。
バージョン3.9では、OS X Yosemite v10.10.5以降のクライアントと通信する際のセキュリティが向上し、コンピューターおよびユーザーの資格情報の暗号化されたリストを書き出したり復元できるようになっています。また、OS X Mountain Lion v10.8、OS X Mavericks v10.9またはOS X Yosemite v10.10.4以前のすべてのバージョンのクライアントと通信するためのオプションの互換モードが追加されます。
Get(アプリケーションアーキテクチャ)関数
February 21, 2017
FileMaker ProのGet(アプリケーションアーキテクチャ)関数は、現在のアプリケーションアーキテクチャを示す文字列を返します。
この関数が返す値は次の通りです。
・「i386」:32ビットバージョンのFileMaker Proの場合
・「x86_64」:64ビットバージョンのFileMaker Pro、FileMaker Server、FileMaker WebDirectおよびカスタムWeb公開の場合
・「arm7」:ARMv7ベースのデバイスで実行されているFileMaker Goの場合
・「arm7s」:ARMv7sベースのデバイスで実行されているFileMaker Goの場合
・「arm64」:64ビットのARMベースのデバイスで実行されているFileMaker Goの場合
なお、Get(アプリケーションアーキテクチャ)関数はバージョン14以降で使用できる関数です。
[関連]FileMaker Pro 14の新機能:バージョン14で追加された関数一覧(FAMLog)
Get(暗号化状態)関数
February 20, 2017
FileMaker ProのGet(暗号化状態)関数は、ファイルの暗号化状態を表す値を返します。
この関数を使用した場合、戻り値の1行目は下記のようになります。
・「0」:データベースが暗号化されていない場合
・「1」:データベースが暗号化されている場合
データベースが暗号化されている場合、戻り値の1行目は「1」を、2行目はFileMaker Pro Advancedでデータベース暗号化を有効にする際に設定した「共有 ID」を返します。なお、Get(暗号化状態)関数はバージョン13以降で使用できる関数です。
[関連]FileMaker Pro 13の新機能:バージョン13で追加された関数一覧(FAMLog)
PHP 7.0.16とPHP 7.1.2が公開
February 17, 2017
PHP 7.0.16とPHP 7.1.2が公開されています。
PHP 7.0.16とPHP 7.1.2では不具合の修正が行われており、今回のリリースには特にセキュリティ上の修正は含まれていない模様です。下位互換性のない変更点や推奨されなくなる機能もあるため、PHP 7.1に移行する場合には事前に移行ガイドを参照してからアップグレードを行う必要があります。
なお、PHP 5.6およびPHP 7.0は2018年12月まで、PHP 7.1は2019年12月までセキュリティ修正が継続される予定となっています。
OpenSSL 1.1.0eが公開
February 16, 2017
通信暗号化ライブラリとして広く利用されているOpenSSLの新バージョンであるOpenSSL 1.1.0eが公開されています。
OpenSSL 1.1.0eでは1点のセキュリティ脆弱性が修正されています。今回修正された脆弱性はOpenSSL 1.0.2系列には影響しないとのことです。OpenSSLのバージョン0.9.8系統およびバージョン1.0.0系統は2015年12月31日に、OpenSSLのバージョン1.0.1系統は2016年12月31日にセキュリティ修正を含むサポートが終了したため、今後はバージョン1.0.2系統もしくはバージョン1.1.0系統に移行する必要があります。
2017年2月時点で最新版であるFileMaker Pro 15.0.3およびFileMaker Server 15.0.3にはOpenSSL 1.0.2jが同梱されています。なお、OpenSSL 1.0.2系列が使用されているのはFileMaker Pro 14.0.4以降およびFileMaker Server 14.0.4a以降です。
FileMaker Pro 15の新機能:起動センターにおけるホストの検索
February 15, 2017
FileMaker Pro 15では、起動センターの[ホスト]タブ内でホストの一覧の上にある検索ボックスを使用してホストを検索できるようになっています。
起動センターは、FileMakerソリューションを操作するための統合されたクロスプラットフォームのインターフェースで、FileMaker Pro 14でクイックスタート画面の代わりに導入されたものです。
なお、バージョン15では、お気に入りファイルのみを表示する、起動センター上部にあった☆マークのボタンは取り除かれています。
[関連]FileMaker Pro 14の新機能:起動センター(FAMLog)
ファイルメーカープロ それはどうやるの?
February 14, 2017
サンタクロース・プレス合同会社からFileMaker製品に関する解説書「ファイルメーカープロ それはどうやるの?」が2017年1月下旬に発売されています。
この書籍では、現場で使われている実践的なスクリプト、顧客管理・経費管理・納品請求書管理の実践的データベースのポイントなどが解説されています。
Microsoft Excelの操作がある程度できる水準を対象として解説が始められており、著者によるとExcelに限界を感じている方に手に取っていただきたいとのことです。
定価:3,000円(税別)
ページ数: 288
著者:蝦名 信英
監修:西門 泰洋
出版社:サンタクロース・プレスLLC
ISBN:978-4-9908804-1-5[Amazon.co.jpで購入...]
FileMaker Server 15の新機能:パスワードで保護されたデータベースのみをホスト
February 13, 2017
FileMaker Server 15では、[パスワードで保護されたデータベースのみをホスト]設定が新たに設けられ、ファイルをアップロードする前にファイルのアカウントとパスワードなどのセキュリティ設定が必要になっています。
[パスワードで保護されたデータベースのみをホスト]設定は最初から有効となっているため、FileMaker Server 15で完全アクセス権のパスワードの入力をユーザーに求めないデータベースを開こうとすると、エラーメッセージがEvent.logに書き込まれ、データベースは開かないようになっているので注意が必要です。
上記の設定が有効である場合、FileMaker Pro 15では、完全アクセス権セットを使用するゲストアカウント、パスワードが空白である完全アクセスアカウント、または[ファイルオプション]ダイアログボックスの[次のアカウントを使用してログイン]オプションを使用してパスワードがデータベースに保存された完全アクセスアカウントを含むデータベースのアップロードは許可されません。
[関連]FileMaker Server 15 にファイルをアップロードする前に必要な設定(FileMaker ナレッジベース)
Security Update 2016-003 Supplemental (10.11.6)が公開
February 10, 2017
OS X El Capitan用のSecurity Update 2016-003 Supplemental (10.11.6)が2017年1月中旬に公開されています。
Security Update 2016-003 Supplemental (10.11.6)は、OS X El Capitan v10.11.6向けに用意されているもので、Macがときどき応答しなくなるカーネルの問題が修正されています。
上記のアップデートは2016年12月にリリースされたOS X El Capitan v10.11.6用のSecurity Update 2016-003の追加アップデートとして新たに別途公開されたものとなっています。
[関連]APPLE-SA-2016-12-13-1 macOS 10.12.2(FAMLog)
FileMaker Pro 15とFileMaker Server 15の新機能:ESS アダプタ
February 09, 2017
FileMaker 15では、ESS アダプタを使用することで接続できる外部SQLデータソースがさらに増え、PostgreSQLおよびIBM DB2にも接続できるようになっています。
バージョン15では以下のSQLデータベースへの接続がサポートされています。
・Microsoft SQL Server 2008 R2
・Microsoft SQL Server 2012
・Microsoft SQL Server 2012 SP1
・MySQL 5.6 Community Edition
・Oracle 11g R2
・Oracle 12c R1
・PostgreSQL 9.4.4(Actual Technologies製アダプタ経由)
・IBM i 7.1 (AS/400)(Actual Technologies製アダプタ経由)
・IBM DB2 10.5(Actual Technologies製アダプタ経由)
ESSでPostgreSQLおよびIBM DB2に接続する際には、有料のActual ESS Adapterが必要になります。
[関連]外部 SQL データソースに対してサポートされている ODBC ドライバ(FileMaker ナレッジベース)