FAMLog


CakePHP 2.9.1が公開

October 12, 2016

CakePHP 2.9.1が公開されています。

CakePHP 2.9.1は、バージョン2系のAPI互換となる保守リリースで、不具合の修正が行われています。CakePHP 2.8系統からCakePHP 2.9系統にバージョンアップする際には移行ガイドで各種変更点を確認してから移行作業を行う必要があります。

オリジナルのFMCakeMix(CakePHP用のFileMakerデータソースドライバー)はCakePHP 2.9に対応していませんが、https://github.com/matsuo/FMCakeMixにあるFMCakeMixはCakePHP 2.9で動作可能な状態になっています。なお、現時点におけるCakePHPの最新バージョンはバージョン3.3.5ですが、FMCakeMixはCakePHP 3に対応していないのでご注意ください。

Tag: Apache

Apache Tomcat JK Connector 1.2.42が公開

October 11, 2016

WebサーバーとTomcatの接続に使用されるコネクター「Apache Tomcat JK Connector 1.2.42」が2016年10月上旬に公開されています。

Apache Tomcat JK Connector 1.2.42では、バッファーオーバーフローが発生する可能性のあるセキュリティ脆弱性(CVE-2016-6808)が修正されています。

なお、Mac版のFileMaker Server 7からFileMaker Server 11まではApache Tomcat JK Connector 1.2をベースにしたものがWebサーバーモジュールで使用されていましたが、Mac版のFileMaker Server 12以降ではApache Tomcat JK Connector 1.2の代わりにmod_proxy_ajpが利用されるようになっています。

Tag: Apache

FileMaker Server 15の新機能:CERTIFICATE IMPORTコマンドの--intermediateCAオプション

October 07, 2016

FileMaker Server 15では、CLI(コマンドラインインターフェース)でFileMaker Serverを管理する際に使用するfmsadminコマンドにおいて、CERTIFICATE IMPORTコマンドで--intermediateCAオプションを新たに利用できるようになっています。

CERTIFICATE IMPORTコマンドの--intermediateCAオプションで、SSLサーバー証明書とプライベートキーをインポートする際に、中間CA証明書のファイルパスを指定することで中間CA証明書をインポートできます。

[使用例]
$ fmsadmin certificate import <path to certificate> --keyfile <path to private key> --keyfilepass <the password for the private key> --intermediateCA <path to intermediate certificate>

FileMaker Server 15ではAdmin Consoleを使用して中間CA証明書をインポートできるようになっていますが、FileMaker Serverを2台構成で展開してSSL暗号化通信を有効にする際にはfmsadminコマンドを利用する必要が出てきます。

[関連]FileMaker Server 15の改善点:中間CA証明書のインポート(FAMLog)、Securing a two-machine deployment with SSL(FileMaker Knowledge Base)

Tag: FileMaker

OpenSSL 1.1.0b、OpenSSL 1.0.2jおよびOpenSSL 1.0.1uが公開

October 06, 2016

通信暗号化ライブラリとして広く利用されているOpenSSLの新バージョン「OpenSSL 1.1.0b」、「OpenSSL 1.0.2j」および「OpenSSL 1.0.1u」が2016年9月下旬に公開されています。

複数のセキュリティ脆弱性が修正されたOpenSSL 1.1.0a、OpenSSL 1.0.2iおよびOpenSSL 1.0.1uが2016年9月下旬に公開されていましたが、OpenSSL 1.1.0aには重大な問題と位置付けられる脆弱性が発見されたため、後日その脆弱性が修正されたOpenSSL 1.1.0bが公開されています。また、重大な問題ではないもののOpenSSL 1.0.2iにも脆弱性が見つかったため、修正版であるOpenSSL 1.0.2jがOpenSSL 1.1.0bと同時に公開されています。

OpenSSLのバージョン0.9.8系統とバージョン1.0.0系統は2015年12月31日にセキュリティ修正を含むサポートが終了したため、今後はバージョン1.0.1系統以降に移行する必要があります。バージョン1.0.1系列のサポートは2016年12月31日に終了する予定となっていることを考慮すると、2019年12月31日までサポートされるバージョン1.0.2系列へのアップグレードが推奨されます。

Tag: Security

第29回カスタムWeb勉強会開催のお知らせ

October 05, 2016

2016年10月16日(日)午前10時より「第29回カスタムWeb勉強会」を開催します。

カスタムWeb勉強会は、参加者によるライトニングトークや質問、そして発表・質問内容に関するディスカッションの構成で進めている出席者全員参加型の勉強会です。

FileMaker ServerのカスタムWeb公開、FileMaker API for PHP、FX.php、FMCakeMix、INTER-Mediator、FMAngular、Rfm、JavaScriptやCSS等に興味・関心のある方のご参加をお待ちしています。詳細および参加申込については下記URLのページをご覧ください。

http://www.famlog.jp/cwpstudy/29

Tag: FileMaker

FileMaker Pro 15の新機能:ソフトウェア更新の簡略化

October 04, 2016

FileMaker Pro 15では、FileMaker Pro自体がアップデータをダウンロードし、アップデート処理を実行できるようになっています。

旧バージョンのFileMaker ProおよびFileMaker Pro Advancedでは、新たなバージョンの製品を利用できるようになると、アプリケーションからその旨が通知されていましたが、ダウンロードすべき適切なアップデータを自分で見つける必要がありました。

バージョン15ではその必要がなくなり、ボタンをクリックするだけで、製品自体が自動的にアップデータをダウンロードおよびインストールするように更新処理が簡略化されています。

[関連]FileMaker Pro クライアントの自動更新(FileMaker ナレッジベース)、FileMaker Pro 15.0.2 アップデータが公開(FAMLog)

Tag: FileMaker

FileMaker Pro 15.0.2 アップデータが公開

October 03, 2016

ファイルメーカー社が「FileMaker Pro 15.0.2 および FileMaker Pro 15.0.2 Advanced アップデータ」を公開しています。

このアップデータは、FileMaker Pro 15またはFileMaker Pro 15 Advancedをバージョン15.0.2に更新するものです。バージョン15.0.1から15.0.2にアップデートするには、FileMaker Pro 15.0.1またはFileMaker Pro 15.0.1 Advancedで[ヘルプ]メニューの[更新の確認(ソフトウェア更新の確認)...]を選びます。

バージョン15.0.2では、macOS Sierraが新たにサポートされるようになった他、不具合が多数修正されています。

Tag: FileMaker

FileMaker Server 15.0.2 アップデータが公開

September 30, 2016

ファイルメーカー社が「FileMaker Server 15.0.2 アップデータ」を公開しています。

このアップデータは、バージョン15.0.1のFileMaker Server 15をバージョン15.0.2に更新するものです。macOS Sierra v10.12を新たにサポートしたFileMaker Server 15.0.2には、セキュリティ更新、サードパーティ製コンポーネントの更新および不具合の修正が含まれ、JavaについてはJava 8 Update 101に更新されます。

なお、オペレーティングシステムをアップグレードする際には、FileMaker Serverをアンインストールしてからオペレーティングシステムをアップグレードし、その後アップデータではなくFileMaker Server 15.0.2 インストーラを使用する必要があります。

[関連]ソフトウェア アップデート: FileMaker Server 15.0.2(FileMaker ナレッジベース)、Java 8 Update 101およびJava 8 Update 102が公開(FAMLog)

Tag: FileMaker

FileMaker CloudのオペレーティングシステムはCentOS

September 29, 2016

FileMaker CloudのオペレーティングシステムではCentOS Linuxが使われています。

Amazon Web Services(AWS)のクラウド上で動作するFileMaker CloudではLinuxのみサポートされており、FileMaker Cloud 1.15.0で利用するCentOSのバージョンはCentOS Linux 7.2.1511と明記されています。

10年以上前にRed Hat Linuxで動作するファイルメーカー Server 5.5が販売されていましたが、その製品を除きLinux版のFileMaker Serverは存在していませんでした。FileMaker CloudはFileMaker Serverと異なる製品ですが、Linux上で動作するFileMakerプラットフォームが登場したことはサーバー管理者にとって朗報と言えます。

[関連]FileMaker Cloud Technical Specifications(FileMaker)

(2016/09/30追記:「FileMaker CloudではLinuxのみサポート」という記述を「Amazon Web Services(AWS)のクラウド上で動作するFileMaker CloudではLinuxのみサポート」に変更しました。)

Tag: FileMaker

FileMaker Cloudが発表

September 28, 2016

FileMaker, Inc.が、クラウドサービス「FileMaker Cloud」を発表しています。

FileMaker Cloudは、Amazon Web Services(AWS)のクラウド上で動作するクラウドサービスです。2016年9月現在、米国およびカナダでのみ利用可能となっており、日本では使用できません。現時点でFileMaker Cloudを利用できるAWSのリージョンは、米国東部(バージニア北部)リージョンおよび米国西部(オレゴン) リージョンです。

FileMaker Serverで実装されている機能のうちサポートされていない機能がありますが、AWSおよびLinux上で動作する、クラウドでの利用に特化したサーバー製品が新たに登場したと言えます。

[関連]FileMaker Cloudから今後のFileMakerベースのWeb開発を考える(Blog by msyk)

Tag: FileMaker

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