FAMLog
CERTIFICATE IMPORTコマンドで読み込み可能なファイル形式
April 14, 2016
fmsadminコマンドを利用するとCLI(コマンドラインインターフェース)でFileMaker Serverを管理できますが、fmsadminコマンドのCERTIFICATE IMPORTコマンドはPEM形式のファイルを読み込むことができます。
すでにあるプライベートキーファイルの拡張子が.pfxまたは.pf12ファイル(PKCS#7や#12形式のいずれかのファイル)である場合は、fmsadmin CERTIFICATE IMPORTコマンドを使用する前に、プライベートキーファイルをPEM形式のファイルに変換する必要があります。
OpenSSLを使用して、PKCS#12ファイルをPEM形式に変換する方法の例は次の通りです。
$ openssl pkcs12 -in keyStore.pfx -out keyStore.pem –nodes
[関連]FileMaker Server への既存の SSL 証明書のインポート(FileMaker ナレッジベース)、CERTIFICATE IMPORTコマンドの--keyfileおよび--keyfilepassオプション(FAMLog)
CERTIFICATE IMPORTコマンドの--keyfileおよび--keyfilepassオプション
April 13, 2016
fmsadminコマンドを利用するとCLI(コマンドラインインターフェース)でFileMaker Serverを管理できますが、fmsadminコマンドのCERTIFICATE IMPORTコマンドには--keyfileオプションと--keyfilepassオプションが用意されています。
これらのオプションはFileMaker Server 13.0v2で既存のSSLサーバー証明書をインポートするために導入されたものです。--keyfileオプションを使用してプライベートキーファイルのパスを、--keyfilepassオプションを使用してプライベートキーのパスフレーズを指定します。
FileMaker Server 14では、Admin Console上でSSLサーバー証明書およびプライベートキーファイルをインポートできるようになりましたが、2台構成時のワーカーマシンで証明書とプライベートキーを読み込む際には通常fmsadminコマンドのCERTIFICATE IMPORTコマンドを利用することになります。
[関連]ソフトウェア アップデート: FileMaker Server 13.0v2(FileMaker ナレッジベース)、FileMaker Server への既存の SSL 証明書のインポート(FileMaker ナレッジベース)、FileMaker Server 14の新機能:Admin Console上でのSSLサーバー証明書のインポート(FAMLog)
Apache HTTP Server 2.4.20が公開
April 12, 2016
「Apache HTTP Server 2.4.20」が公開されています。
Apache HTTP Server 2.4.20は、Apache HTTP Server 2.4系統の最新版です。バージョン2.4.20では、mod_http2やmod_ssl等が更新されていて、mod_http2における機能追加や修正が多数行われています。なお、mod_http2の利用にはnghttp2が必要です。
Apache HTTP Server 2.0系統はすでに保守が終了しており、今後はApache 2.4系統もしくはApache 2.2系統の利用が強く推奨されます。
FileMaker Pro 14の新機能:サーバーへの再接続
April 11, 2016
FileMaker Pro 14では、よりシームレスにホストされているファイルに接続できるように、ネットワークの復元性が強化されています。
バージョン14では、ホストとの通信が途絶えると、即座に切断するのではなく定期的にホストへの再接続を試行できるようにクライアント上でセッションが保持されます。ネットワーク接続が切れた場合やサーバーが停止した後、再び利用できるようになると自動的にFileMaker Serverに再接続します。
FileMaker Proで接続していたソリューションは、接続が切れた時の状態に復帰するようになるので、中断したその時点から作業を再開できます。
[関連]ホストとの通信が途絶した後の再接続(FileMaker ナレッジベース)、FileMaker Server 14の新機能:スタンバイサーバー(FAMLog)
(2019/02/22追記:「ホストとの通信が途絶した後の再接続」に関するページのリンク先URLを変更・修正しました。)
Java 8 Update 77が公開
April 08, 2016
Java 8 Update 77が2016年3月下旬に公開されています。
バージョン8 Update 77ではデスクトップのWebブラウザーでJava SEを利用かつ細工されたWebサイトを訪問した場合に影響するセキュリティ脆弱性(CVE-2016-0636)が修正されています。
なお、Java 7の公式アップデートはすでに終了しており、バージョン7およびそれ以前のJavaを利用している場合には、Java 8への更新を検討および実行する必要がある状況です。
[関連]FileMaker Server 10/11のAdmin ConsoleとJava 8 Update 71は非互換(FAMLog)
Cyberduck 4.9が公開
April 07, 2016
オープンソースのファイルサーバーおよびクラウドストレージ接続クライアントソフトウェア「Cyberduck 4.9」が公開されています。
バージョン4.9では、Backblaze社のB2 Cloud Storageが新たにサポートされるようになっています。
Cyberduck 4.9のライセンスはGPLであり、OS X版についてはOS X v10.7以降、Windows版についてはWindows Vista以降で動作します。なお、Windows 10への対応については特に言及されていない模様です。
(2016/10/20追記:「Windows XP(Service Pack 3)以降で動作」を「Windows Vista以降で動作」に変更・修正しました。)
Apache Tomcat 8.0.33が公開
April 06, 2016
Apache Tomcat 8.0.33が2016年3月下旬に公開されています。
現時点でのApache Tomcatの最新バージョンはバージョン8.0系統です。Apache Tomcat 8.0.33では、Apache Tomcat Native Libraryがバージョン1.2.5に更新され、Tomcat Native LibraryがWindows環境でOpenSSL 1.0.2gとAPR 1.5.1を使用するようになっています。なお、セキュリティ修正が含まれているかは現状では不明です。
Apache TomcatはHTTP/2やTLSバーチャルホスティング等がサポートされたバージョン8.5系統の開発も進められており、現在「Apache Tomcat 8.5.0 beta」が公開されている状況です。
Rubyist Magazine 0053 号が公開
April 05, 2016
日本Rubyの会の有志が発行しているWeb雑誌「Rubyist Magazine」(通称「るびま」)の0053 号が公開されています。
「るびま」は、プログラミング言語Rubyに関する技術記事や活用事例、インタビュー、エッセイなどが掲載されるWeb雑誌です。
Rubyist Magazine 0053 号には、Rubyistへのインタビュー記事やRubyKaigi 2015で発表されたCompiling Ruby scriptsに関する話題、国内で開催された地域Ruby会議のレポートなどが掲載されています。
Ruby 2.1.9とRuby 2.1.10が公開
April 04, 2016
Ruby 2.1.9とRuby 2.1.10が公開されています。
Ruby 2.1.9では多数のバグ修正が行われており、Ruby 2.1.9がRuby 2.1系列における最後の通常リリースとなることが案内されています。今後はRuby 2.2系統もしくはRuby 2.3系統に移行することが推奨されます。なお、Ruby 2.1.10は、単にバージョン番号が異なるだけで、それ以外の中身はRuby 2.1.9と全く同じパッケージとなっています。
Ruby 2.1系列はセキュリティメンテナンスフェーズに移行し、セキュリティ対応以外のバグ修正・リリースは行われなくなります。この期間は1年間を予定しており、その後はRuby 2.1系列のサポートは終了となります。
PHP 5.5.34、PHP 5.6.20およびPHP 7.0.5が公開
April 01, 2016
「PHP 5.5.34」、「PHP 5.6.20」および「PHP 7.0.5」が公開されています。
PHP 5.5.34、PHP 5.6.20およびPHP 7.0.5では、複数のセキュリティ脆弱性が修正されています。なお、PHP 5.5系統の保守は今年の7月に、PHP 5.6系統の保守は2018年12月に終了する予定となっています。
PHP 7では実行速度が高速化されていることから将来的にはPHP 7.0系統の普及が期待されますが、下位互換性のない変更点や推奨されなくなる機能もあるため、PHP 7に移行する場合には事前に移行ガイドを参照してからアップグレードを行う必要があります。