FAMLog
FileMaker Pro 14の新機能:新しい[セキュリティの管理]ダイアログボックス
December 02, 2015
FileMaker Pro 14では、[セキュリティの管理]ダイアログボックスのインターフェースが一新されています。
新しい[セキュリティの管理]ダイアログボックスの基本設定ビューでは、1つのウインドウでアカウントを作成したり、アカウント名やアクセス権セット等を編集できるようになっています。
[セキュリティの管理]ダイアログボックスにおいて[詳細設定の使用...]ボタンを押すことによって、バージョン13のときと同様のインターフェースでアクセス権セットや拡張アクセス権、ファイルアクセスの設定を管理することもできます。
[関連]FileMaker Pro でのセキュリティ管理の基本設定ビュー(FileMaker ナレッジベース)
FAMLog News Archive:第71回 2015年冬号
December 01, 2015
■FileMaker Server 14.0.4 アップデータが公開(2015年11月)
FileMaker Server 14.0v3 アップデータが2015年9月に、FileMaker Server 14.0.4 アップデータが2015年11月に公開されました。FileMaker Server 14の最新版はバージョン14.0.4となっており、バージョン14.0.4では新たにOS X El Capitanに対応した他、セキュリティ脆弱性の修正が行われています。
[関連]FileMaker Server 14.0.4 アップデータが公開(FAMLog)
■PHP 5.4系統の最終バージョンが公開(2015年9月)
PHP 5.4.45が2015年9月に公開されました。PHP 5.4.45はPHP 5.4系統における最後のバージョンとなる予定であるため、今後はバージョン5.5系統以降へのアップグレードが推奨されています。なお、現時点におけるPHPの最新バージョンは2015年11月下旬に公開されたバージョン5.6.16です。
[関連]PHP 5.6.13、PHP 5.5.29およびPHP 5.4.45が公開(FAMLog)
FileMaker Pro 14の新機能:資格情報マネージャのサポートとパスワードの保存を許可するオプション
November 30, 2015
FileMaker Pro 14では、Windows環境においてソリューションのアカウント名およびパスワードを資格情報マネージャにパスワードを保存することを選択できるようになっています。
さらに、[ファイルオプション]に[キーチェーンアクセスにパスワードの保存を許可](Mac)または[資格情報マネージャにパスワードの保存を許可](Windows)のオプションが用意され、このオプションを使用してファイルごとにパスワードを保存できるようにするかどうかを制御できるようになっています。
バージョン14より前のバージョンでは、FileMakerクライアントの中でもキーチェーンにパスワードを保存する機能に一貫性がなく、ソリューション開発者が制御できないものとなっていました。また、Windows環境では、資格情報マネージャーがキーチェーンと同様な機能を持っていますが、利用されていませんでした。
[関連]キーチェーンおよび Windows の資格情報のサポート(FileMaker ナレッジベース)
PHP 5.6.16が公開
November 27, 2015
「PHP 5.6.16」が公開されています。
PHP 5.6.16では不具合の修正が行われています。PHP 5.4系統の保守は今年の9月中旬に終了し、PHP 5.5系統は今後積極的な不具合の修正は行われない予定となっています。PHP 5.4系統およびそれ以前を利用している場合には、バージョン5.6系統もしくはバージョン5.5系統にアップグレードする必要がある状況です。
なお、PHPはバージョン7系統の開発も進められており、来月PHP 7が公開される予定となっています。
FileMaker カンファレンス 2015 関連リンク集
November 26, 2015
・ファイルメーカー「FileMaker カンファレンス 2015」を開催(Macお宝鑑定団 blog(羅針盤))
・ファイルメーカー「FileMaker カンファレンス 2015」ショウケース会場に多数のiPad Pro対応ソリューションが展示される(Macお宝鑑定団 blog(羅針盤))
・ファイルメーカーの総合イベント「FileMaker カンファレンス 2015」が開幕(マイナビニュース)
・「効率化/コスト削減の面から、紙の書類が多い環境でのFileMaker導入は大きなメリットとなります」 - ファイルメーカー社長ビル・エプリング氏 (マイナビニュース)
・FileMaker 14の関数・スクリプトを学べるビギナーズガイドブックが刊行(マイナビニュース)
・ファイルメーカー社長「いま、FileMakerはとにかく好調」(ASCII.jp)
・iPadとFileMakerで業務改善!(林 伸夫のLong and Winding Mac)
・FileMaker カンファレンス 2015 “ブームから文化へ”拡大する医療ITのユーザーメードのさまざまな取り組みを紹介(インナビネット)
・ネクスコ・メンテナンス東北様の高速道路の維持保全業務のiPad納入事例ビデオが公開されました(株式会社寿商会)
・FileMaker カンファレンス 2015レポート(イエスウィキャンのファイルメーカー情報)
・FileMakerカンファレンス2015 レポート(Splash, Inc.)
・FileMaker カンファレンス 2015ご来場のお礼(株式会社エミック)
(最終更新日:2015/12/15)
FileMaker Server 14.0.4はOS X El Capitanに対応
November 25, 2015
2015年11月にアップデータが公開されたFileMaker Server 14.0.4はOS X El Capitanに対応しています。
FileMaker Server 14.0.3およびそれ以前ではOS X El Capitanに対応していませんでしたが、バージョン14.0.4ではOS X El Capitanで導入されたSystem Integrity Protectionを考慮するようになり、OS X El Capitanで動作可能になっています。
OS X El Capitanでは、FileMaker Server 14.0.4 アップデータではなくFileMaker Server 14.0.4 インストーラを使用する必要があります。また、OS X YosemiteでFileMaker Server 14.0.4 アップデータを適用した後にAdmin ConsoleやWebサーバーが起動しなくなった場合には、FileMaker Server 14.0.4 インストーラを使用してアンインストールとインストールの作業を行わなければならない場合もあるので要注意です。
[関連]FileMaker 14 プラットフォームと OS X El Capitan(FileMaker ナレッジベース)、ソフトウェア アップデート: FileMaker Server 14.0.4(FileMaker ナレッジベース)、FileMaker Server 14.0.4 アップデータが公開(FAMLog)
第23回カスタムWeb勉強会開催のお知らせ
November 24, 2015
2015年11月28日(土)午前10時より「第23回カスタムWeb勉強会」を開催します。
カスタムWeb勉強会は、参加者によるライトニングトークや質問、そして発表・質問内容に関するディスカッションの構成で進めている出席者全員参加型の勉強会です。
FileMaker ServerのカスタムWeb公開、FileMaker API for PHP、FX.php、FMCakeMix、INTER-Mediator、FMAngular、Rfm、JavaScriptやCSS等に興味・関心のある方のご参加をお待ちしています。詳細および参加申込については下記URLのページをご覧ください。
http://www.famlog.jp/cwpstudy/23
OS X El CapitanとJava for OS X 2015-001
November 20, 2015
OS X El CapitanでJava 6を利用したい場合には「Java for OS X 2015-001」を使用します。
Java for OS X 2015-001は、OS X El Capitan v10.11、OS X Yosemite v10.10、OS X Mavericks v10.9、OS X Mountain Lion v10.8およびOS X Lion v10.7用のJava 6 ランタイムをインストールします。
Java for OS X 2015-001ではOS X 10.11 El Capitanでインストールできるようになっていますが、インストールされるJava 6はJava for OS X 2013-005に含まれるものと同じバージョンのままです。Oracle社によるJava SE 6の公式アップデートもすでに終了しており、OS X用のJava 6はOS X El Capitanより新しいOSにはインストールできない予定となっています。
[関連]APPLE-SA-2013-10-15-1 Java for OS X 2013-005 and Mac OS X v10.6 Update 17(FAMLog)、Java for OS X 2014-001が公開(FAMLog)、Java 8 Update 65およびJava 8 Update 66が公開(FAMLog)
OS X El CapitanでSystem Integrity Protectionの状態を確認する
November 19, 2015
OS X El CapitanでSystem Integrity Protectionの状態を確認するには、ターミナルでcsrutilコマンドを使用します。
OS X El Capitan v10.11.1でSystem Integrity Protectionがすべて有効になっている場合は次のように表示されます。
[実行例]
$ csrutil status
[実行結果]
System Integrity Protection status: enabled.
なお、csrutilコマンドを使用してSystem Integrity Protectionを無効あるいは有効にすることもできますが、System Integrity Protectionの状態を変更するにはリカバリーモードでcsrutilコマンドを使用する必要があります。
[関連]OS X El Capitanで導入されたSystem Integrity Protection(FAMLog)
OS X El Capitanで導入されたSystem Integrity Protection
November 18, 2015
OS X El Capitanでは、System Integrity Protection(システム整合性保護)と呼ばれる、悪質なソフトウェアからMacを保護するセキュリティ機構が新たに採用されています。
System Integrity Protectionは、rootユーザーアカウントに制約を課し、rootユーザーがOS Xの保護されている部分に対して実行できる操作を制限する仕組みです。/Systemや/usr、/bin、/sbinなどといったディレクトリやOS Xにあらかじめインストールされているアプリケーションなどが保護され、保護されているディレクトリ内やアプリケーションは管理者権限でも変更できないようになっています。 なお、/usr/local以下であれば変更は可能です。
FileMaker Server 14.0.4では、OS X El Capitanに対応するために、/usr/binや/usr/sbin以下ではなく/usr/local/bin以下にシンボリックリンクファイルを作成するように変更されています。
[関連]About System Integrity Protection on your Mac(Apple Support)、Mac のシステム整合性保護について(Apple サポート)、FileMaker Server 14.0.4 アップデータが公開(FAMLog)