FAMLog


FileMaker Server 13の改善点:カスタムWeb公開の同時接続上限数が2000に

September 03, 2014

FileMaker Server 13では、カスタムWeb公開における同時接続クライアント数の上限が増加しています。

FileMaker Server 12のカスタムWeb公開では理論上の同時接続上限数は100、FileMaker Server 12 AdvancedのカスタムWeb公開では理論上の同時接続上限数は200でしたが、FileMaker Server 13では新たに理論上の上限が2000に引き上げられています。接続数の上限は、ハードウェアの構成、データベース設計およびOSに依存しますが、カスタムWeb公開では複数のユーザーが1つの接続を共有できます。

なお、上記の同時接続上限数は理論値であり、FileMaker社によるテスト済みの接続数はカスタムWeb公開では200となっています。

[関連]FileMaker Server 12 Advancedの新機能:カスタムWeb公開の同時接続上限数が200に(FAMLog)、FileMaker Server 13 ホストとクライアントの互換性チャート(FileMaker ナレッジベース)

(2014/09/03追記:カスタムWeb公開およびxDBC接続にはFileMaker Server 13で新たに導入された“同時接続”のライセンスは必要ありません。)

Tag: FileMaker

FileMaker Server 13の変更点:同時接続

September 02, 2014

FileMaker Server 13では、無料のクライアント(FileMaker GoもしくはWebブラウザー)からFileMaker Serverに接続する際に有償の“同時接続”が必要となっています。

有償のクライアントであるFileMaker ProやFileMaker Pro AdvancedからFileMaker Serverに接続する際は“同時接続”のライセンスは必要ありませんが、FileMaker Go(バージョン12および13)もしくはFileMaker WebDirectからFileMaker Server 13にアクセスするには有償の“同時接続”が必要です。なお、カスタムWeb公開およびxDBC接続には“同時接続”は必要ありません。

FileMaker Server 13には“同時接続”がひとつ付いており、iPadやiPhone、Webブラウザーを使ってソリューションをテストできますが、複数クライアントで同時接続のテストを行うには5個単位で購入できる同時接続(5同時接続につき104,400円)が別途必要です。また、50以上の同時接続が必要な場合は、“同時接続”の数が無制限のFileMaker Serverライセンスを購入する必要があります。

[関連]FileMaker Server 13の新機能:FileMaker WebDirect(FAMLog)

Tag: FileMaker

PHP 5.6.0が公開

September 01, 2014

PHP 5.6.0」が公開されています。

PHP 5.6.0では、定数宣言などで式を使用可能とする定数のスカラー式がサポートされ、可変個引数の関数の実装に...演算子が使えるようになっています。その他、2GBより大きいサイズのファイルもアップロードできるようになり、phpdbgが標準搭載されるなど、数多くの新機能が追加されています。

なお、下位互換性のない変更点や推奨されなくなる機能もあるため、PHP 5.6に移行する場合には事前に移行ガイドを参照してからアップグレードを行う必要があります。

Tag: Apache

FileMaker製品でサポートされるSSLサーバー証明書の販売元と種類の一覧

August 29, 2014

FileMakerネットワーク共有で暗号化通信を実現するには、バージョン12以降のFileMaker Serverでデータベースファイルをホストした上で、FileMaker製品でサポートされているSSLサーバー証明書を認証局から購入する必要があります。

2016年8月現在、FileMaker 14以前でサポートされているSSLサーバー証明書の販売元と種類の一覧は下記の通りです。

コモドジャパン 企業認証タイプSSLComodo Elite SSL Certificate
シマンテック セキュア・サーバ ID
ジオトラスト トゥルービジネスID(SHA-2のみ)
・Thawte SSL 123(ドメイン認証型)
・GoDaddy Standard SSL(ドメイン認証型)

FileMaker Pro 13.0v9およびFileMaker Go 13.0.9ではSSL暗号化通信に関するセキュリティ脆弱性が修正されているため、SSL暗号化通信を利用する場合には、FileMaker ProとFileMaker Pro Advancedをバージョン13.0v9以降に、FileMaker Goの場合にはバージョン13.0.9以降にアップデートする必要があります。

署名ハッシュアルゴリズムにSHA-2を利用したSSLサーバー証明書に対応しているFileMakerソフトウェアは、FileMaker Pro 13.0v4以降(FileMaker Pro Advancedも同様)、FileMaker Go 13.0.6以降、およびFileMaker Server 13.0v5以降です。

[関連]FileMaker 製品でサポートされる SSL サーバ証明書の販売元と種類の一覧(FileMaker ナレッジベース)、FileMaker Pro 13の新機能:暗号化通信状態のインジケータ(FAMLog)、FileMaker Pro 13.0v9 アップデータが公開(FAMLog)、FileMaker Pro 14.0.3 アップデータが公開(FAMLog)、FileMaker 15でサポートされるSSLサーバー証明書の販売元と種類の一覧(FAMLog)



(2014/09/11追記:「FileMaker Serverでは、ワイルドカードSSLサーバー証明書は現状サポートされていない」を「FileMaker製品では、ハッシュアルゴリズムにSHA-2を利用したSSLサーバー証明書およびワイルドカードSSLサーバー証明書は現状サポートされていない」に変更・更新しました。)

(2014/12/01追記:「COMODO JAPAN 企業認証タイプSSL」を「コモドジャパン 企業認証タイプSSL」に、「Geotrust QuickSSL Premium」を「ジオトラスト クイックSSL プレミアム」に変更しました。また、FileMaker Pro 13.0v4およびFileMaker Go 13.0.6でSHA-2に対応したことに伴い、「ジオトラスト トゥルービジネスID(SHA-2のみ)」をリストに追加しました。さらに、「2014年8月現在」を「2014年12月現在」に変更し、「署名ハッシュアルゴリズムにSHA-2を利用したSSLサーバー証明書に対応しているFileMakerソフトウェアは、FileMaker Pro 13.0v4(FileMaker Pro Advancedも同様)、FileMaker Go 13.0.6以降、およびFileMaker Server 13.0v5です。」という文章を追加しました。)

(2015/06/10追記:「2014年12月現在」を「2015年6月現在」に変更し、Comodo Elite SSL Certificateに関する情報およびリンクを追加しました。SHA-2対応バージョンについて一部記載を変更(FileMaker Pro 13.0v4以降、FileMaker Server 13.0v5以降というように「以降」を追加)し、「FileMaker Pro 13.0v9およびFileMaker Go 13.0.9ではSSL暗号化通信に関するセキュリティ脆弱性が修正されているため、SSL暗号化通信を利用する場合には、FileMaker ProとFileMaker Pro Advancedをバージョン13.0v9以降に、FileMaker Goの場合にはバージョン13.0.9以降にアップデートする必要があります。」という文章を追加しました。あわせて、関連リンクに「FileMaker Pro 13.0v9 アップデータが公開」を追加しました。)

(2015/10/15追記:FileMaker Pro 14.0.3でワイルドカードSSLサーバー証明書がサポートされたため、「なお、FileMaker製品では、ワイルドカードSSLサーバー証明書は現状サポートされていないので注意が必要です。」という記述を削除しました。あわせて、関連リンクに「FileMaker Pro 14.0.3 アップデータが公開」を追加しました。)

(2016/08/16追記:「2015年6月現在、FileMaker製品でサポートされているSSLサーバー証明書の販売元と種類の一覧は下記の通りです。」を「2016年8月現在、FileMaker 14以前でサポートされているSSLサーバー証明書の販売元と種類の一覧は下記の通りです。」に変更しました。また、2016年2月以降に発行されたジオトラスト クイックSSL プレミアム(ドメイン認証型)の証明書はサポートされていないため、リストから削除しました。)

(2016/11/7追記:FileMaker 12 製品のメーカーサポートは2016年9月23日をもって終了となりました。また、関連リンクに「FileMaker 15でサポートされるSSLサーバー証明書の販売元と種類の一覧」を追加しました。)

Tag: FileMaker

FileMaker選手権2014が開催

August 28, 2014

総合情報サイト「マイナビニュース」が「FileMaker選手権2014」を開催すると発表しています。

FileMaker選手権は、FileMaker Proで作成したテンプレートの中から優れた作品を決めるコンテストです。この選手権は、2006年、2009年、および2010年にも開催されており、今回4年ぶりの開催となります。今回の作品募集期間は2014年8月27日から2014年11月3日までとなっており、iPad用のレイアウトをひとつ以上作成することが必須となっています。

入賞者にはMacBook ProやMacBook Airをはじめとした賞品が用意されています。結果発表は、FileMaker カンファレンス 2014最終日である2014年11月28日の予定となっています。

(2020/09/16追記:リンク先のページがなくなっていたので、リンクを削除しました。)

Tag: FileMaker

FileMaker Pro 13の新機能:暗号化通信状態のインジケータ

August 27, 2014

FileMaker Pro 13およびFileMaker Go 13では、FileMakerネットワーク共有による接続で暗号化通信が行われている場合に緑色の鍵アイコンが表示されるようになっています。

TCPの5003番ポートを使用するFileMakerネットワーク共有で暗号化通信を実現するには、バージョン12以降のFileMaker Serverでデータベースファイルをホストする必要があります。その上で、FileMaker製品でサポートされているSSLサーバー証明書を認証局から購入し、FileMaker Serverにインストールする必要があります。

FileMakerクライアント(FileMaker Pro 13、FileMaker Go 13)からは、SSLサーバー証明書と一致するサーバー名を利用してサーバーに接続します。鍵アイコンの色が緑でない場合には暗号化通信は実現されていないので要注意です。

[関連]FileMaker 製品でサポートされる SSL サーバ証明書の販売元と種類の一覧(FileMaker ナレッジベース)

Tag: FileMaker

FileMaker Server 13の新機能:サーバー上のスクリプト実行

August 26, 2014

FileMaker Server 13では、バージョン13で新たに追加された[サーバー上のスクリプト実行]スクリプトステップに対応しています。

指定したスクリプトをFileMaker Server 13で実行し、それをどのFileMakerクライアント(FileMaker Pro 13、FileMaker Go 13)からでも使用できるようになります。特にFileMaker Goの場合には通常プラグインを使用できませんが、サーバーサイドスクリプトに対応したプラグインをFileMaker Server上で使用することでプラグインの機能を利用できるようにもなります。

[サーバー上のスクリプト実行]スクリプトステップを使用する際には、ファイルはFileMaker Serverでホストされていなければならず、サーバー上で実行されるスクリプトはFileMaker Serverのスケジュールスクリプトとして扱われます。

[関連][サーバー上のスクリプト実行]スクリプトステップに関する一般的な情報(FileMaker ナレッジベース)

Tag: FileMaker

Ruby on Rails 4.0.9とRuby on Rails 4.1.5が公開

August 25, 2014

Ruby on Rails 4.0.9とRuby on Rails 4.1.5が2014年8月中旬に公開されています。

Rails 4.0.9およびRails 4.1.5では、Active Recordのcreate_withメソッドに存在していたセキュリティ脆弱性が修正されています。

なお、Ruby on Railsはバージョン4.2系統の開発も進められており、現在ベータ版としてバージョン4.2.0 beta1が公開されている状況です。

Tag: Ruby

PHP 5.4.32とPHP 5.5.16が公開

August 22, 2014

PHP 5.4.32」と「PHP 5.5.16」が公開されています。

PHP 5.4.32とPHP 5.5.16では不具合の修正が行われている他、Fileinfo拡張モジュールやGD拡張モジュール、dns_get_record()における脆弱性などのセキュリティ脆弱性がそれぞれ修正されています。

なお、PHPはバージョン5.6系統の開発も進められており、現在「PHP 5.6.0RC4」が公開されている状況です。

Tag: Apache

バージョン13.0v4におけるFileMaker Serverの修正点

August 21, 2014

FileMaker Server 13.0v4 アップデータを適用すると、FileMaker Server Admin Consoleのセキュリティ脆弱性が修正されます。

バージョン13.0v4では、外部グループメンバーのアカウントでAdmin Consoleへのログインを許可していない場合に管理者グループ機能を利用していると、外部グループメンバーでのログインが有効になってしまい未許可のローカルアカウントでログインできてしまっていた問題が修正されています。そのため、FileMaker Server 13を利用している場合には、バージョン13.0v4に更新することが推奨されます。

上記の情報はアップデータ登場時には非公開でしたが、先日FileMaker Knowledge Baseで記事内容が更新され、上記の概要が明らかになった次第です。

[関連]Software Update: FileMaker Server 13.0v4(FileMaker Knowledge Base)

Tag: FileMaker

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