FAMLog
FileMaker Web News:第43回 2009年6月号
June 15, 2009
「FileMaker Web News」第43回目をお届けします。
■Safari 4の正式版が公開
オープンソースのブラウザーエンジンであるWebKitをレンダリングエンジンとして使用するSafari 4が2009年6月に公開されました。HTML 5やCSS Effectsにも対応し、Safari 4は最新のWeb標準に準拠したWebブラウザーの1つとしてさまざまな機能を備えています。
[関連]Safari 4(FAMLog)
■FileMaker Road Show 2009が全国5都市で開催
ファイルメーカー社が、2009年6月22日から7月2日にかけて、企業ユーザー向けの参加費無料のイベント「FileMaker Road Show 2009」を全国5都市で開催すると発表しています。事前登録による定員制(先着申込み順)のイベントであり、ファイルメーカー社のWebサイトで参加登録が可能です。
[関連]FileMaker Road Show 2009(FAMLog)
FileMaker Server 10 Advancedの新機能:同時接続クライアント数の増加
June 12, 2009
FileMaker Server 10 Advancedでは、FileMakerネットワーク共有機能における同時接続クライアント数の上限が増加しています。
FileMakerネットワーク共有機能は、TCP/IPを使用してネットワーク経由でFileMaker Proデータベースを共有する機能であり、5003番のポートを使って通信を行います。
FileMaker Server 10ではFileMakerネットワーク共有機能における同時接続クライアント数の上限は250ですが、FileMaker Server 10 Advancedでは新たに理論上の上限が999に引き上げられています。
Mac OS X Snow Leopardは2009年9月に発売
June 11, 2009
Appleが、「Mac OS X Snow Leopard」と「Mac OS X Server Snow Leopard」を2009年9月に出荷を開始すると発表しています。
Mac OS X Snow LeopardとMac OS X Server Snow Leopardの希望小売価格は次の通りです。Mac OS X Leopardユーザー向けには29ドルで提供され、Mac OS X Tigerユーザー向けにはMac OS X Snow LeopardとiLife '09、iWork '09が含まれたMac Box Setが169ドルで用意されるとのことです。
・Mac OS X Snow Leopard:29ドル
・Mac OS X Snow Leopard Family Pack:49ドル
・Mac Box Set:169ドル
・Mac Box Set Family Pack:229ドル
・Mac OS X Server Snow Leopard(無制限クライアントライセンス付):499ドル
Mac OS X Snow Leopardの利用には、Intelプロセッサーと最低1GBのRAMを搭載したMacが必要です。Mac OS X Server Snow Leopardでは、上記の条件に加えて、最低2GBのRAMと10GBのハードディスク空き容量が必要です。
MacBook Proシリーズが刷新し13インチモデルが登場
June 10, 2009
アップルが、アルミニウムユニボディのMacBook Proシリーズを刷新したと発表しています。
新しいMacBook Proシリーズは、13インチ、15インチおよび17インチモデルで構成され、最大40%増の長時間寿命を実現する内蔵バッテリー、FireWire 800ポートおよびバックライトキーボードを備えています。13インチおよび15インチモデルは最長7時間駆動するバッテリーおよびSDカードスロットを、17インチモデルは最長8時間駆動するバッテリーおよびExpressCardスロットを搭載しています。
新しいMacBook Proは順次販売が開始されており、税込価格は、2.26GHz・13インチモデルが134,800円、2.53GHz・13インチモデルが168,800円、2.53GHz・15インチモデルが188,900円、2.66GHz・15インチモデルが218,800円、2.8GHz・15インチモデルが248,800円、2.8GHz・17インチモデルが278,800円となっています。
同時にMacBook Airも刷新されており、1.86GHz Intel Core 2 Duoプロセッサー、120GBハードディスクドライブ、NVIDIA GeForce 9400M統合型グラフィックス搭載モデル(168,800円)、2.13GHz Intel Core 2 Duoプロセッサー、128GBソリッドステートドライブ、NVIDIA GeForce 9400M統合型グラフィックス搭載モデル(198,800円)の2モデルで提供されるようになっています。
Safari 4
June 09, 2009
アップルが、Mac OS XとWindowsで動作するWebブラウザー「Safari 4」を発表しています。
HTML 5やCSS Effectsにも対応したSafari 4は、JavaScriptをSafari 3よりも最大4.5倍速く実行できるNitroエンジンを特長とし、数多くの新機能が追加されています。また、前バージョンまでに発見されているセキュリティ脆弱性も修正されています。
Safari 4はまた、CSSやJavaScript、XML、SVGといったWeb標準にブラウザーがどれだけ準拠しているかについて評価する、Web Standards ProjectsのAcid3テストに合格した最初のブラウザーでもあります。
[関連]Safari 4 Public Beta(FAMLog)
第47回「FileMaker Fun Night!」イベントレポートが公開
June 08, 2009
セブンズドアが、毎月Apple Store, Ginzaで行っているイベント「FileMaker Fun Night!」のレポートを更新しています。
2009年5月16日に行われた第47回のイベントレポートが追加されており、FileMaker Proのスクリプトトリガやスクリプト利用時の注意点に関する情報などが紹介されています。
次回は、「タダでおいしいFileMakerフリーツール一挙紹介」というテーマで2009年6月20日(土)18:00-19:30に同イベントが開催される予定になっています。なお、同イベントは参加費および事前申し込みは共に不要です。
FileMaker Server 10の新機能:fmsadmin REMOVEコマンド
June 05, 2009
FileMaker Server 10では、CLI(コマンドラインインターフェース)でFileMaker Serverを管理するためのfmsadminコマンドにおいて新たにREMOVEコマンドを利用できるようになっています。
REMOVEコマンドを使うことで、閉じられたデータベースファイルをRemoved_by_FMSフォルダ内のRemovedフォルダに移動して、データベースファイルがホストされないようにすることができます。
[使用例]
$ fmsadmin remove FMServer_Sample
なお、上記のREMOVEコマンドは、FileMaker Server Admin Consoleにおけるデータベースの[削除]処理に相当します。
FileMaker Server 10の新機能:保持するバックアップの最大数オプション
June 04, 2009
FileMaker Server 10では、バックアップスケジュールにおいて[保持するバックアップの最大数]オプションを新たに指定できるようになっています。
バージョン10では、バックアップスケジュールが実行されるたびに、バックアップフォルダ内に新しいサブフォルダを作成するように仕様が変更されています。サブフォルダ内にデータベースのバックアップファイルが保存され、サブフォルダの名前はスケジュール名とタイムスタンプを組み合わせたものになります(例:DailyBackup_2009-06-04_1800)。
バックアップの合計数が設定した最大数に達すると、バックアップフォルダ内にある最も古いバックアップサブフォルダが自動的に削除され、1つのバックアップスケジュールで複数世代のバックアップを保持できます。
FileMaker Server 10の新機能:スクリプトシーケンスタスクスケジュール
June 03, 2009
FileMaker Server 10では、タスクスケジュールでFileMakerスクリプトを実行する際、FileMakerスクリプトの実行前後にシステムレベルのスクリプトを実行できるようになっています。
バージョン10では、Admin Consoleでタスクスケジュールを作成する際、「スクリプトシーケンス」というスクリプトタイプを選択できるようになりました。
[レコードのインポート]および[レコードのエクスポート]スクリプトステップとスクリプトシーケンスを併用すると、例えば、レコードのインポートを実行する前にインポート用のファイルに対して前処理を実行した後に、FileMakerスクリプトを実行してファイルをエクスポートし、さらにそのエクスポートしたファイルに対して後処理を実行する、といった一連の処理が可能になります。
APPLE-SA-2009-06-01-1 QuickTime 7.6.2
June 02, 2009
アップルから、セキュリティ脆弱性の修正を含んだ「QuickTime 7.6.2」が配布されています。
QuickTime 7.6.2では、10件の脆弱性が修正されており、細工されたファイルを開くことで任意のコードが実行される恐れのある脆弱性が修正されています。
対象となるOSは、Mac OS X v10.4.11、Mac OS X v10.5.7、Windows VistaおよびWindows XP SP3です。