FAMLog


完全修飾フィールド名の各要素について (2)

December 29, 2006

FileMaker Server AdvancedのカスタムWeb公開において、完全修飾フィールド名の構文は次のようになっています。

[構文]
テーブル名::フィールド名(繰り返し数).レコードID

「(繰り返し数)」は、繰り返しフィールドを利用する場合のみ必要であり、それ以外の場合では省略可能です。繰り返し数は数字の1から始まり、例えば、フィールド名(2)と指定した場合は、繰り返しフィールドの2番目の値を参照します。

なお、繰り返しフィールドに対して繰り返し数を指定しなかった場合は、繰り返しフィールドの最初の値が使用されます。

Tag: FileMaker

完全修飾フィールド名の各要素について (1)

December 28, 2006

FileMaker Server AdvancedのカスタムWeb公開では、完全修飾フィールド名を用いると、処理の対象となるフィールドが正確に識別されますが、その構文は次のようになっています。

[構文]
テーブル名::フィールド名(繰り返し数).レコードID

「テーブル名」には、フィールドが含まれるテーブルの名前を指定します。-layクエリー引数で指定されたレイアウトの基本テーブルにフィールドがない場合にのみ必要であり、それ以外の場合ではテーブル名は省略可能です。

テーブル名を指定する場合には、テーブル名とフィールド名の間に「::」を付け加えます。

Tag: FileMaker

完全修飾フィールド名の構文

December 27, 2006

FileMaker Server AdvancedのカスタムWeb公開では、FileMakerクエリー文字列においてフィールド名を指定する場合に、完全修飾フィールド名を使用しなければならない場合があります。

具体的には、-layクエリー引数で指定されたレイアウトの基本テーブルとは異なるテーブルにあるフィールドを処理対象とする場合に、完全修飾フィールド名で対象フィールドを指定する必要があります。

完全修飾フィールド名を用いると、処理の対象となるフィールドが正確に識別されますが、その構文は次のようになっています。

[構文]
テーブル名::フィールド名(繰り返し数).レコードID

[例]
tablename::fieldname(2).3

Tag: FileMaker

クエリーコマンドを使用する際の注意点 (6)

December 26, 2006

FileMaker Server Advancedにおいて、XMLリクエストまたはXSLTリクエストで任意のフィールドを指定する際、フィールド名クエリー引数に「.(ピリオド)」が含まれるフィールド名(「text.field」など)を使用することができません。

「.(ピリオド)」は、完全修飾フィールド名でレコードIDを指定する場合に使用される予約済みの文字であるためです。ピリオドが含まれるフィールドを指定した場合、XMLリクエストまたはXSLTリクエストではそのフィールドにアクセスできないため、通常エラー番号102(フィールドが見つかりません)のエラーが返ります。

また、上記と関連して、「::」は完全修飾フィールド名でテーブル名を指定する場合に使用される予約語であるため、フィールド名クエリー引数に「::」が含まれるフィールド名(「text::field」など)も同様に使用することができません。

Tag: FileMaker

Evaluate関数

December 25, 2006

Evaluate関数は、FileMaker 7で追加された関数です。引数で指定した式を計算式とみなして評価します。

[構文]
Evaluate(式)
Evaluate(式; [フィールド1; フィールド2; フィールド3; ...])

引数には式(テキスト式またはテキストフィールド)だけでなく、オプションでフィールドの一覧を指定することもできます。この場合、引数で指定したフィールドのいずれかの値が変更されると、式が再評価されて結果が更新されます。

[例]
Evaluate("Get(タイムスタンプ)"; [フィールドB; フィールドC])

Evaluate関数は、応用次第でさまざまな活用が可能であり、使いこなすことができればかなり役立つ関数です。

[関連]第15回 FileMaker Fun Night! イベントレポート(Knockin' on Seven's Door)

(2021/03/07追記:リンク先のページがなくなっていたので、リンクを削除しました。)

Tag: FileMaker

FileMaker Server カスタムWebテクニック:第2章補足情報

December 22, 2006

FileMaker Server カスタムWebテクニック」第2章補足情報

『2.1.1 Web公開エンジンの製品情報を表示する』で解説している、-processクエリーコマンドを使用して取得できるXMLデータについて、FileMaker Server 8.0v4 Advancedの場合には33ページにある出力結果と異なる部分があります。

このため、『2.1.2 Web公開エンジンのバージョンを表示する』で解説しているサンプル2のXSLTスタイルシートを使用して、バージョン情報を出力させることができなくなっています。これは、バージョン8.0v4の場合に、Web公開エンジンが出力するXMLデータの中に、以前のバージョンには含まれていたデータが含まれていないためです。なお、サンプル2のXSLTスタイルシートは、バージョン8.0v3以前であれば正常に動作します。

Tag: Book

APPLE-SA-2006-12-19 Security Update 2006-008

December 21, 2006

Appleから「Security Update 2006-008」が公開されています。

Security Update 2006-008は、Mac OS X v10.4.8およびMac OS X Server v10.4.8向けのもので、下記のソフトウェアが主な更新対象となっています。

・QuickTime for Java、Quartz Composer

このセキュリティアップデートでは、悪意のあるWebサイトを表示すると、情報が開示される可能性がある問題が修正されていますが、この問題はMac OS X v10.4以前のシステムおよびWindowsプラットフォームには影響しないとのことです。

Tag: Security

第18回「FileMaker Fun Night!」イベントレポートが公開

December 20, 2006

セブンズドアが、毎月Apple Store, Ginzaで行っているイベント「FileMaker Fun Night!」のレポートを更新しています。

2006年12月16日に行われた第18回のイベントレポートが追加されており、FileMaker API for PHP Public Betaや[関連レコードへ移動]スクリプトステップの活用法、およびカスタム関数などに関する情報が紹介されています。

次回は、「データモデリングを考える」というテーマで、2007年1月13日(土)18:00-19:30に同イベントが開催される予定になっています。なお、同イベントは参加費および事前申し込みは共に不要です。

[関連]第18回「FileMaker Fun Night!」発表資料(FAMLog)、第4回FM-Hokkaido Annex Report(FM-Hokkaido)

(2021/01/21追記:リンク先のページがなくなっていたので、リンクを削除しました。)

Tag: FileMaker

StopFold 0.3

December 19, 2006

Mac OS X v10.4に搭載されているApple純正メールソフトMail 2の行自動折り返しを無効にするプラグイン「StopFold 0.3」が公開されています。

バージョン0.3では、AppleScriptで作成したメッセージがquoted-printable形式として送信される不具合が修正されています。また、AppleScriptによるメッセージ作成の場合だけでなく、FileMaker Proの[メールを送信]スクリプトステップを使用して、Mailのメッセージを作成・送信した場合の動作も同様に修正されています。

なお、StopFold 0.3は、Universal BinaryとしてPowerPCベースMacとIntelベースMacの両方にネイティブ対応しています。

Tag: Mac

第18回「FileMaker Fun Night!」発表資料

December 18, 2006

2006年12月16日に行われた、セブンズドア主催のFileMakerユーザー向けイベント「FileMaker Fun Night!」(第18回)で発表した資料を下記よりダウンロードできます。

・ダウンロード:「FileMaker 8.5 Web公開活用最新情報」(PDF形式/ファイルサイズ:約370KB)

デモでは、FileMaker Pro 8.5およびFileMaker Pro 8.5 Advancedに同梱されているサンプルデータベース「Web ビューアの例」を使用して、インスタントWeb公開機能の紹介を行いました。さらに、FAMLogがFileMaker API for PHP Public BetaとSmarty(PHP用テンプレートエンジン)を使用して再構築され、従来のXSLT版だけでなく、FileMaker API for PHP Public Betaを利用したPHP版の2種類のWeb公開方法が併用されていることを紹介しました。

[関連資料]第12回「FileMaker Fun Night!」発表資料(FAMLog)

■関連リンク

FileMaker Server Advanced 製品概要(ファイルメーカー株式会社)

FileMaker API for PHP パブリックベータ(ファイルメーカー株式会社)

FileMaker製品のアップデータ(ファイルメーカー株式会社)

FileMaker Server 8.0v4 Universal License Upgrade CD(ファイルメーカー株式会社)

FileMaker Server 8.0v4 Advanced Universal License Upgrade CD(ファイルメーカー株式会社)

FileMaker Solutions Alliance(ファイルメーカー株式会社)

PHP(The PHP Group)

Smarty

FileMaker データベース開発テクニック(アスキー)

OpenSearch(OpenSearch.org)

(2021/03/07追記:リンク先のページがなくなっていたので、一部のリンクを削除しました。)

Tag: FileMaker

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