FAMLog
-lay.responseクエリー引数
June 22, 2006
-lay.responseクエリー引数は、FileMaker Server AdvancedのカスタムWeb公開において、リクエストの処理に使用するレイアウトとは異なるレイアウトを利用して応答データを出力させる場合に使用します。
(使用例)
-db=employees&-lay=Budget&Salary=100000&Salary.op=gt&-find
例えば、ある特定のフィールド(上記例では「Salary」フィールド)を検索対象にしたいが、そのフィールドのデータを出力する必要がない場合などに使用できます。ソーステーブルが違うレイアウトでも指定することは一応可能ですが、-lay.responseクエリー引数による処理が発生するまでにどこかでエラーが発生すると、途中で処理が中断され、-lay.responseクエリー引数の指定が無効になってしまいます。通常は、ソーステーブルが同じレイアウトを指定するとよいでしょう。
-lay.response引数が含まれていない場合は、リクエストの処理時も、応答の処理時も、-layクエリー引数で指定されているレイアウトが使用されます。ただし、意図しないレイアウトが指定されることを防止するために、常に-lay.responseクエリー引数の値を指定するようにしておくことが大事です。
-layクエリー引数
June 21, 2006
-layクエリー引数は、FileMaker Server AdvancedのカスタムWeb公開において、FileMakerデータベースのレイアウトを指定する際に使用します。
-layクエリー引数の値にはリクエストの処理に使用するレイアウトの名前を指定します。基本的に、FileMaker ServerとWeb公開エンジンは、-layクエリー引数で指定されたレイアウトの情報を基にXMLデータを生成します。
-dbnames、-layoutnames、-scriptnamesおよび-process以外のすべてのクエリーコマンドで必須となるクエリー引数であり、-dbクエリー引数と同様に、FileMakerクエリー文字列に必ず含まれる引数であると言えます。
-dbクエリー引数
June 20, 2006
-dbクエリー引数は、FileMaker Server Advancedにおいて、クエリーコマンドを適用するFileMakerデータベースの名称を指定する際に使用します。
-dbnamesおよび-process以外のすべてのクエリーコマンドで必須となるクエリー引数であり、ほぼすべてのリクエストで必ずFileMakerクエリー文字列に含まれる引数であると言えます。
注意点として、実際のデータベースファイル名にはオプションで拡張子を含めることができますが、-dbクエリー引数の値にはファイル拡張子を含めた形式で指定することはできません。
(使用例)
http://www.example.com/fmi/xml/fmresultset.xml?-db=employees
FileMakerホスティングサービス プラン8
June 19, 2006
株式会社エミックが、FileMaker 8に対応したホスティングサービス「FileMakerホスティングサービス プラン8」を発表しています。
FileMakerホスティングサービス プラン8は、代表的なワークグループ向けデータベースソフトウェアであるFileMakerを使って、インターネット上でのデータベース共有、ノンプログラミングでのWeb公開(インスタントWeb公開)、およびカスタムWeb公開機能による独自開発のWebアプリケーションの運用が行える、1社1台の専用サーバーの利用環境が提供されるサービスです。サーバーにはあらかじめFileMaker Server 8 Advancedがインストールされているので、初期コストを大きく抑えることができます。
サービスの価格は月額税込31,290円、初期セットアップ料金は税込39,900円であり、本日より受付を開始しています。
FileMakerクエリー文字列
June 16, 2006
FileMaker Server AdvancedのカスタムWeb公開では、HTTP経由でFileMakerデータベースからXML形式のデータを取得したり、処理した結果の内容をXML形式のデータとして取得できます。
FileMaker Server Web公開エンジンにXMLデータを要求するには、FileMaker固有の命令であるクエリーコマンドとクエリー引数、およびそれらの値で構成される「FileMakerクエリー文字列」の情報をサーバーに送信します。
FileMakerクエリー文字列は、主に下記のような方法で指定することができます。
・HTTPリクエストのGETリクエストメソッドを使用してクエリー文字列等で指定する
・HTTPリクエストのPOSTリクエストメソッドを使用してフォーム等で指定する
・XSLTスタイルシートにおいてxslt-cwp-query処理命令で指定する
・XSLTスタイルシートでdocument関数を使用して新しいHTTPリクエストを発生させる
例えば、GETリクエストメソッドの場合には、URLにおける「?」以降の文字列(クエリー文字列)がそのままFileMakerクエリー文字列として扱われます。
FileMaker Web News:第7回 2006年6月号
June 15, 2006
書籍「FileMaker Server カスタムWebテクニック」に関する出版後の情報を補足することを主目的とした「FileMaker Web News」第7回目をお届けします。
■カスタムWeb公開に関するプレゼンテーション資料
セブンズドア主催のFileMakerユーザー向けイベント「FileMaker Fun Night!」で、ゲストとしてFileMaker 7/8のカスタムWeb公開に関する発表を2006年6月10日に行いました。発表で使用した資料をダウンロードできますので、まだご覧になっていない方は下記よりどうぞ。
[関連]第12回「FileMaker Fun Night!」発表資料
■FileMaker Pro 8のための作り方ガイドブック
ファイルメーカー社が、2006年5月下旬にFileMaker Pro 8向けにリニューアルされたデータベースの作り方ガイドブックの提供を開始しています。これらのガイドブックは、ファイルメーカー社のWebサイトで配布されており、Web公開とは直接関係のない内容ですが、FileMaker Proを初めて使う方がその基本を短時間で修得するのに最適な教材の1つであると言えるでしょう。
[関連]FileMaker Pro 8のための作り方ガイドブック(FAMLog)
(2008/03/15追記:カテゴリーをBookからNewsに変更しました。)
(2021/01/21追記:リンク先のページがなくなっていたので、一部リンクを削除しました。)
FileMaker Server Advanced カスタムWeb公開ガイド
June 14, 2006
FileMaker Server Advancedには、カスタムWeb公開機能の使用方法を説明したPDFファイル「FileMaker Server Advanced カスタムWeb公開ガイド」が付属しています。
このマニュアルでは、FileMaker XSLTスタイルシートの開発、XMLまたはXSLTを使用するWeb公開エンジンによるデータベースの公開、およびCDMLからXSLTへの移行に関する話題について説明されています。FileMaker 7/8のカスタムWeb公開機能を利用する場合には、必ず読んでおきたい内容となっています。
カスタムWeb公開ガイドは、Web公開エンジンのソフトウェアコンポーネントをインストールすると、「FileMaker Server Advanced Web公開インストールガイド」と一緒にインストールされます。
[関連]FileMaker クエリー文字列リファレンス、FileMaker XSLT 拡張関数リファレンス(FAMLog)
第12回「FileMaker Fun Night!」イベントレポート
June 13, 2006
セブンズドアが、毎月Apple Store, Ginzaで行っているイベント「FileMaker Fun Night!」のレポートを更新しています。
2006年6月10日に行われた第12回のイベントレポートが追加されており、XSLTを使用したカスタムWeb公開においておさえておきたい基本やTipsに関する内容が紹介されています。
次回は、「開発事例シリーズ3 承認フローを考える」というテーマで、2006年7月8日(土)18:00-19:00に同イベントが開催される予定になっています。
[関連]第12回「FileMaker Fun Night!」発表資料(FAMLog)、第2回FM-Hokkaido Annex Report(FM-Hokkaido)
(2006/06/18追記:FM-Hokkaidoによるレポートページへのリンクを追加しました。)
(2007/01/07追記:リンク先のURLを一部変更しました。)
(2021/01/21追記:リンク先のページがなくなっていたので、一部リンクを削除しました。)
第12回「FileMaker Fun Night!」発表資料
June 12, 2006
2006年6月10日に行われた、セブンズドア主催のFileMakerユーザー向けイベント「FileMaker Fun Night!」(第12回)で発表した資料を下記よりダウンロードできます。
・ダウンロード:「これは知っておきたいカスタムWebの基本」(PDF形式/ファイルサイズ:約2.3MB)
デモでは、出力されたXMLデータの確認およびスタイルシート(CSS)を使用しない場合のWebページの表示に、オープンソースのWebブラウザーとして人気のある「Firefox」を使用しました。
[関連資料]第7回「FileMaker Fun Night!」発表資料(FAMLog)
■関連リンク
・FileMaker Server 8 Advanced(ファイルメーカー株式会社)
・FileMaker Solutions Alliance(ファイルメーカー株式会社)
・書籍「FileMaker Server カスタムWebテクニック」のご案内
http://www.filemaker.ne.jp/book/
・Extensible Markup Language (XML)(World Wide Web Consortium)
・XSL Transformations (XSLT)(World Wide Web Consortium)
・Cascading Style Sheets (CSS)(World Wide Web Consortium)
(2006/06/12追記:FileMaker Solutions Alliance(FSA)のページへのリンクを追加しました。FSAのメンバーになれば(メンバーシップ費は有料)、特典の1つとしてFileMaker Server Advancedの開発用ライセンスが提供されます。)
(2021/01/21追記:リンク先のページがなくなっていたので、一部のリンクを削除しました。)
2006年FIFAワールドカップ専用スコアブック「Win Cup2006」
June 09, 2006
セブンズドアが、2006年FIFAワールドカップドイツ大会を楽しむためのスコアブック「Win Cup2006」に関する記事を公開しています。
このスコアブックは、FileMaker Proで作成されたテンプレートであり、雑誌「アスキー・ドットPC」のWebサイトからダウンロードすることができます。
詳しい使い方については、「アスキー・ドットPC」2006年7月号、92〜95ページの「わくわくパソコン超活用・ファイルメーカーで作るちょい得ツール」に掲載されています。
(2006/06/13追記:セブンズドアで公開されている記事のURLが変更されたため、それにあわせてリンクを変更しました。)
(2021/01/21追記:リンク先のページがなくなっていたので、一部のリンクを削除しました。)