FAMLog
PHP 7.4系列の公式セキュリティサポート終了予定日
November 30, 2021
PHP 7.4系列は2022年11月に公式のセキュリティサポートが終了する予定となっています。
PHP 7.4系列のアクティブサポートは2021年11月28日に終了しており、重大なセキュリティに関わる修正が行われるセキュリティサポートは2022年11月28日までの予定となっています。
PHP 7.3系統の保守は2021年12月6日に終了する予定であり、現時点でのPHPの最新安定バージョンはバージョン8.1.0です。なお、下位互換性のない変更点や推奨されなくなる機能もあるため、PHP 8.1に移行する場合にはあらかじめ移行ガイドで各種変更点を確認してから移行作業を行う必要があります。
[関連]PHP 7.3系列の公式セキュリティサポート終了予定日(FAMLog)
PHP 8.1.0が公開
November 29, 2021
PHP 8.1.0が公開されています。
パフォーマンスの向上が図られているPHP 8.1では、定数セットの代わりに利用できる列挙型や読み取り専用プロパティなど数多くの新機能が追加されています。下位互換性のない変更点や推奨されなくなる機能もあるため、PHP 8.0からPHP 8.1に移行する場合にはあらかじめ移行ガイドで各種変更点を確認してから移行作業を行う必要があります。
なお、PHP 7.4は2022年11月28日まで、PHP 8.0は2023年11月26日まで、PHP 8.1は2024年11月25日までセキュリティ修正が継続される予定となっています。PHP 7.3系統の保守は2021年12月6日に終了する予定であり、今後はバージョン7.4系列以降にアップグレードする必要がある状況です。
FAMLog News Archive:第93回 2021年秋号
November 26, 2021
■Claris FileMaker 19.4の提供が開始(2021年11月)
Claris FileMaker 19.4の提供が2021年11月に開始されました。Claris FileMaker Pro 19.4.1ではWindows 11とmacOS Montereyがサポートされ、Claris FileMaker Server 19.4.1ではmacOS Montereyがサポートされるようになっています。ただし、macOS Mojave 10.14およびバージョン20H2以前のWindows 10がサポートされなくなっているので注意が必要です。
[関連]Claris FileMaker Pro 19.4.1 アップデータが公開(FAMLog)、Claris FileMaker Go 19.4.1が公開(FAMLog)、Claris FileMaker Server 19.4.1の提供が開始(FAMLog)
■FMDataAPI Ver.23が公開(2021年9月)
Claris FileMaker Data APIをPHPで利用するためのクラスであるFMDataAPIのバージョン23が2021年9月に公開されました。FMDataAPIはMITライセンスで提供されるオープンソースソフトウェアであり、FMDataAPI Ver.23ではPSR-4に準拠するようにクラスファイルが分割されています。
[関連]FMDataAPI Ver.23が公開(FAMLog)
Ruby 3.0.3、Ruby 2.7.5およびRuby 2.6.9が公開
November 25, 2021
Ruby 3.0.3、Ruby 2.7.5およびRuby 2.6.9が公開されています。
Ruby 3.0.3およびRuby 2.7.5では3点のセキュリティ脆弱性(CVE-2021-41816、CVE-2021-41817、CVE-2021-41819)が修正されていて、Ruby 2.6.9では2点のセキュリティ脆弱性(CVE-2021-41817、CVE-2021-41819)が修正されています。
なお、Ruby 2.6系列は重大なセキュリティ上の問題への対応のみが行われるセキュリティメンテナンスフェーズにあり、2022年3月末頃を目処にRuby 2.6系列のセキュリティメンテナンスならびに公式サポートが終了する予定となっています。
PHP 7.3.33、PHP 7.4.26およびPHP 8.0.13が公開
November 24, 2021
PHP 7.3.33、PHP 7.4.26およびPHP 8.0.13が公開されています。
PHP 7.3.33、PHP 7.4.26およびPHP 8.0.13ではそれぞれセキュリティ脆弱性の修正が行われています。なお、PHP 7.3系列のアクティブサポートは2020年12月にすでに終了しており、重大なセキュリティに関わる修正が行われるセキュリティサポートは2021年12月6日までの予定となっています。
PHPはバージョン8.1系統の開発も進められており、現在バージョン8.1.0 RC 6が公開されている状況です。
(2022/01/11追記:「バージョンPHP 8.1.0 RC 6」を「バージョン8.1.0 RC 6」に変更・修正しました。)
CentOS Linux 8 (2111)が公開
November 22, 2021
CentOS Linux 8 (2111)が2021年11月中旬に公開されています。
CentOS LinuxはRed Hat Enterprise Linuxと互換性を持つLinuxディストリビューションであり、CentOS Linux 8 (2111)はRed Hat Enterprise Linux 8.5に対応するバージョンとなっています。CentOS Linux 8は2021年12月末にサポートが終了する予定になっている点に留意する必要があります。
バージョン19.1.2およびバージョン19.2.1のFileMaker Server for Linuxがサポート対象としていたCentOS Linux 7は2024年6月30日にサポートが終了する予定となっています。なお、バージョン19.3.1ではClaris FileMaker Server for Linuxのサポート対象となるLinuxディストリビューションがCentOS LinuxからUbuntuに変更されています。
[関連]CentOS Linux 8のサポート終了予定日(FAMLog)、FileMaker Server for LinuxがサポートするLinuxディストリビューションが変更(FAMLog)
Claris FileMaker Server 19.4.1の提供が開始
November 19, 2021
Claris FileMaker Server 19.4.1の提供が開始されています。
OpenSSL 1.1.1lに更新されたFileMaker Server 19.4.1では、カスタム OAuth アイデンティティプロバイダを外部認証用に追加できるようになっています。また、FileMaker Server Admin Consoleが外部からの接続用に使用するポート番号が16000番から443番に変更されています。他にも変更点や修正された問題もあるので、詳細についてはClaris FileMaker Server 19.4.1 リリースノートを参照するようにしてください。
macOS版のFileMaker Serverでは、macOS Montereyでのインストールをサポートするようになっていますが、クリーンインストール時にPHPがインストールされなくなっているので注意が必要です。
[関連]Claris FileMaker Pro 19.4.1 アップデータが公開(FAMLog)、Claris FileMaker Go 19.4.1が公開(FAMLog)
Claris FileMaker Go 19.4.1が公開
November 18, 2021
Claris FileMaker Go 19.4.1の提供が開始されています。
OpenSSL 1.1.1lに更新されたFileMaker Go 19.4.1では、iOS 15上でFileMaker Goがバックグラウンドで実行されている場合に予期せず終了することがある問題や、共有されているカスタム Appにアクセスして閉じた後にデバイスを再起動するまでそのカスタム Appを再度開けない場合がある問題などが修正されています。
なお、FileMaker Go 18の提供終了予定日が2022年5月31日に変更されていますが、FileMaker 18 プラットフォームは2021年6月にメーカーサポートが終了しました。セキュリティアップデートは最新版のみにしか提供されないことや、予告なく早期にFileMaker Go 18の配布が終了する可能性もあるため、Claris FileMaker製品をバージョン19以降にバージョンアップすることが強く推奨されます。
[関連]Claris FileMaker Pro 19.4.1 アップデータが公開(FAMLog)、FileMaker Go 18の提供終了予定日が2022年5月31日に変更(FAMLog)
Claris FileMaker Pro 19.4.1 アップデータが公開
November 17, 2021
Claris FileMaker Pro 19.4.1の提供が開始されています。
OpenSSL 1.1.1lに更新されたバージョン19.4.1では、新たにセッション識別子を設定するスクリプトステップおよびセッション識別子を取得する関数が追加され、カスタム OAuth アイデンティティプロバイダがサポートされるようになっています。また、バージョン19以降のClaris FileMaker Goと同様に、macOS Montereyにおいてショートカットを使ってFileMaker ProのFileMakerスクリプトを実行できるようになっています。
Claris FileMaker 19.4のリリースに伴い、FileMaker Developer SubscriptionおよびClaris パートナーの特典であるFileMaker data migration tool、FileMaker Custom App Upgrade toolおよびiOS App SDKも同時に更新されています。
[関連]Claris FileMaker 19.4 を提供開始(Claris ナレッジベース)
Claris FileMaker Pro 19.3.1の改善点:Get(インストールされた FM プラグインの JSON)関数
November 16, 2021
Claris FileMaker Pro 19.3.1では、Get(インストールされた FM プラグインの JSON)関数が、プラグインの動作するシステムに関する情報も返すようになっています。
バージョン19.3.1では、JSONオブジェクトの構造を示すバージョン番号を表す数値が更新され、プラグインが動作するシステムに関する情報を記述したオブジェクトを追加で返すようになっています。ハードウェアアーキテクチャを表す文字列、ソフトウェアプラットフォームを判別するための番号およびオペレーティングシステムのバージョンを表す文字列に関する情報が含まれており、これらの情報はプラグインがインストールされていない場合でも返されます。
プラグインが動作するシステムに関する情報を返すようになったため、スクリプト内でオペレーティングシステムとハードウェアアーキテクチャに適切なプラグインを判別してインストールすることが可能です。
[関連]Get (インストールされた FM プラグインの JSON)(Claris FileMaker Pro 19 ヘルプ)、Claris FileMaker Pro 19.2.2の新機能:バージョン19.2.2で追加された関数一覧(FAMLog)