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Claris FileMaker Server 19.2.1の新機能:HTTP/2のサポート

June 14, 2021

Claris FileMaker Server 19.2.1ではHTTP/2がサポートされるようになっています。

HTTP/2はWindows Server版およびLinux版のFileMaker Server 19.2.1ではデフォルトで有効になっていますが、macOS版ではmacOS Catalina以降でEnable_HTTP2.shスクリプトを使用することでHTTP/2を有効にすることができます。

ただし、macOS版FileMaker Server 19.2.1でHTTP/2を有効にした場合、PHP Web公開はサポートされていないので要注意です。また、FileMaker Data APIを使用するとApache HTTP Server(httpd)のプロセスが失敗する場合があるとのことです。

[関連]Claris FileMaker Server 19.2.1の提供が開始(FAMLog)、macOS版Claris FileMaker Server 19.2.1でHTTP/2を有効にする方法(FAMLog)

Tag: FileMaker

Claris FileMaker Server 19.2.1の改善点:Claris FileMaker Admin API

June 11, 2021

2020年12月に提供が開始されたClaris FileMaker Server 19.2.1では、Claris FileMaker Admin APIの機能が拡張されています。

バージョン19.2.1のFileMaker Admin APIでは、FileMaker Serverに関するメタデータの取得や追加フォルダ関連の設定、SSLサーバー証明書の管理、ライセンス証明書のインポート、プラグインの管理など数多くの機能が新たに利用できるようになっています。

なお、2021年2月に公開したfmcsadmin 1.2.0では、FileMaker Server 19.2.1を利用している場合にlistコマンドでプラグインを一覧表示できるようになっているだけでなく、SSLサーバー証明書のインポートや管理に使えるcertificateコマンドと、スケジュールを削除できるdeleteコマンドを新たに追加しました。

[関連]Claris FileMaker Server 19.2.1の提供が開始(FAMLog)、2020年12月「FileMaker Pro 東京ユーザーズミーティング」発表資料(FAMLog)、fmcsadmin 1.2.0を公開(FAMLog)

Tag: FileMaker

CentOS Linux 8 (2105)が公開

June 10, 2021

CentOS Linux 8 (2105)が公開されています。

CentOS LinuxはRed Hat Enterprise Linuxと互換性を持つLinuxディストリビューションであり、CentOS Linux 8 (2105)はRed Hat Enterprise Linux 8.4に対応するバージョンとなっています。CentOS Linux 8は2021年12月末にサポートが終了する予定になっている点に留意する必要があります。

なお、現時点でFileMaker Server for Linuxがサポート対象としているCentOS Linux 7は2024年6月30日にサポートが終了する予定となっています。今後、代替のLinuxディストリビューションとしてFileMaker ServerはUbuntuのサポートを開始する予定であることがすでに発表されており、近いうちにUbuntuとFileMaker Serverについての詳細情報が出てくるものと思われます。

[関連]CentOS Linux 8のサポート終了予定日(FAMLog)、FileMaker Server for LinuxがサポートするLinuxディストリビューションが変更予定(FAMLog)

Tag: Linux

Claris FileMaker Server 19.2.1の新機能:アップグレード対応インストーラ

June 09, 2021

2020年12月に提供が開始されたClaris FileMaker Server 19.2.1では、Windows版とmacOS版のインストーラが改良され、FileMaker Server 16以降からFileMaker Server 19.2.1に迅速にアップグレードできるようになっています。

FileMaker Serverのバージョン16、17、18、19.0および19.1からバージョン 19.2へのアップグレードがサポートされるようになっていますが、詳細についてはClaris FileMaker Server 19 インストールおよび構成ガイドを参照するようにしてください。

なお、WindowsまたはmacOSではFileMaker Server インストーラは新規インストールおよび旧バージョンからのアップグレードに使用できますが、Linux上では現在のところアップグレードインストーラは利用できません。

[関連]Claris FileMaker Server 19.2.1の提供が開始(FAMLog)

Tag: FileMaker

macOS Montereyが2021年秋に登場予定

June 08, 2021

Appleが、macOS Big Surの後継バージョンとなるmacOS Monterey(モントレー)を今秋提供する予定であると発表しています。

macOS Montereyは今秋、無料のソフトウェアアップデートとして提供されます。macOS Montereyの開発者向けベータ版は、本日より、developer.apple.comを通じてApple Developer Programのメンバーに提供されます。Macユーザーに対しては来月中にパブリックベータ版がbeta.apple.comで提供されます。

なお、macOS Montereyと同時にiOS 15iPadOS 15watchOS 8およびtvOS 15も発表されており、それぞれ今秋正式に提供が開始される予定となっています。

Tag: Mac

PHP 7.4.20とPHP 8.0.7が公開

June 07, 2021

PHP 7.4.20PHP 8.0.7が公開されています。

PHP 7.4.20とPHP 8.0.7では不具合の修正が行われています。PHP 7.3系列のアクティブサポートは2020年12月にすでに終了しており、重大なセキュリティに関わる修正が行われるセキュリティサポートは2021年12月6日までの予定となっています。

なお、PHP 7.4は2022年11月28日まで、PHP 8.0は2023年11月26日までセキュリティ修正が継続される予定となっています。

Tag: Apache

INTER-Mediator 5.12を公開

June 04, 2021

INTER-Mediator 5.12を2021年5月下旬に公開しました。同時に、バージョン5.12をベースにしたINTER-Mediator-Server VMもリリースしました。

INTER-Mediatorは、予算規模の小さな組織でも業務システムの開発を円滑にできることを目指して開発された、MITライセンスで提供されるWebアプリケーションフレームワークです。バージョン5系統の保守リリースであるバージョン5.12では、PHP 8.0に対応しました。また、FileMaker Server使用時かつPost Onlyモードによる新規レコード作成時においてチェックボックスで単一のフィールドに複数の値を保存できるように調整し、DB_FileMaker_DataAPIクラス使用時におけるチェックボックス処理の不具合を修正しました。

旧バージョンからバージョンアップする際には、必ず事前に「バージョン移行ガイド」を参照するようにしてください。INTER-Mediator Ver.5系統ではVer.5.12でPHP 8.0に対応しましたが、PHP 5.2とPHP 5.3はサポート対象外となりました。これに伴い、FileMaker Serverについてはバージョン13以前はサポート対象外となっています。

Tag: FileMaker

Apache HTTP Server 2.4.48が公開

June 03, 2021

Apache HTTP Server 2.4.48が公開されています。

Apache HTTP ServerはオープンソースのWebサーバーソフトウェアであり、macOS版およびLinux版のClaris FileMaker ServerではWebサーバーにApache HTTP Serverが内部的に利用されています。Apache HTTP Server 2.4.48では、mod_proxy_httpやmod_proxy_wstunnel、mod_session、mod_auth_digest等の脆弱性が修正されています。

なお、OpenSSL 1.1.1を併用してApache HTTP ServerでTLS 1.3に対応させる場合には、バージョン2.4.43以降を使用する必要があります。

Tag: Apache

LibreSSL 3.3.3が公開

June 02, 2021

LibreSSL 3.3.3が2021年5月上旬に公開されています。

LibreSSLは、OpenSSLからフォークしたものであり、OpenBSDの標準TLSライブラリとして採用されています。LibreSSL 3.3はこれまで開発版として公開されていましたが、今回公開されたバージョン3.3.3で安定版として配布されるようになっています。

LibreSSL 3.3ではDTLSv1.2がサポートされるようになっています。なお、OpenSSL 1.1 TLSv1.3 APIはまだ利用できない状態となっています。

Tag: Security

curl 7.77.0が公開

June 01, 2021

curl 7.77.0が2021年5月下旬に公開されています。

curlは、さまざまな通信規格に対応しているデータ転送ソフトウェアであり、Claris FileMakerでも利用されています。curl 7.77.0では3点のセキュリティ脆弱性が修正されています。

なお、バージョン16以降のClaris FileMakerでは[URL から挿入]スクリプトステップでさまざまなcURLオプションを指定できるようになっています。Claris FileMaker 19の[URL から挿入]スクリプトステップでは、--cert-type、--cert(-E)、--key-type、--key、--passおよび--version(-V)オプションが新たに利用できるようになっています。

Tag: Apache

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