FAMLog
Claris FileMaker Cloud 2.19.3とGet(システムプラットフォーム)関数
October 07, 2021
Claris FileMaker Proの「Get(システムプラットフォーム)関数」は、現在のプラットフォームを示す数値を返します。
Claris FileMaker 19.3では、Get(システムプラットフォーム)関数の戻り値は下記のようになります。
・「1」:プラットフォームがmacOSである場合
・「-2」:プラットフォームがWindowsの場合
・「3」:プラットフォームがiOSまたはiPadOSの場合
・「4」:プラットフォームがClaris FileMaker WebDirectの場合
・「5」:プラットフォームがCentOS Linuxの場合
・「8」:プラットフォームがUbuntuの場合
2021年10月7日現在、バージョン2.19.3.201のClaris FileMaker CloudにおいてサーバーサイドスクリプトでGet(システムプラットフォーム)関数を実行すると、この関数の戻り値は「8」となります。この戻り値は、CentOS Linuxの代わりにUbuntuに対応するようになった、バージョン19.3のClaris FileMaker Server for Linuxの場合と同様です。
[関連]Claris FileMaker 19.3とGet(システムプラットフォーム)関数(FAMLog)、Claris FileMaker Cloud 2.19.3のオペレーティングシステムはUbuntu(FAMLog)
Apache HTTP Server 2.4.50が公開
October 06, 2021
Apache HTTP Server 2.4.50が公開されています。
Apache HTTP Server 2.4.50では、Apache HTTP Server 2.4.49のみに存在していたパストラバーサルの脆弱性(CVE-2021-41773)と、HTTP/2リクエストの処理におけるNULLポインタ参照の脆弱性(CVE-2021-41524)が修正されています。
なお、Apache HTTP ServerはオープンソースのWebサーバーソフトウェアであり、macOS版およびLinux版のClaris FileMaker ServerではWebサーバーにApache HTTP Serverが内部的に利用されています。
[関連]JVNVU#98852848: Apache HTTP Server 2.4における複数の脆弱性に対するアップデート(Japan Vulnerability Notes)
「Claris Engage Japan 2021」のご案内
October 05, 2021
2021年11月10日から11月12日までオンラインで開催される「Claris Engage Japan 2021」において1つセッションを担当します。
今回はスキルアップカテゴリのセッションでClaris FileMaker Server for Linuxについて紹介します。FileMaker CloudとFileMaker Serverの違いを解説しつつ、FileMaker Server for Linuxの概要や、Linuxサーバーを運用する上で知っておきたい基本について紹介します。参加無料および事前登録制ですので、是非ご登録の上ご視聴ください。
Claris Engage Japan 2021では、複数のチャンネルでスケジュールに沿って動画がオンラインで配信されます。開催期間は次の通りです。
Claris Engage Japan 2021
開催日:2021年11月10日(水)〜11月12日(金)
参加費:無料(事前登録制)
詳細:https://www.claris.com/ja/engage/
[関連]Claris Engage Japan 2021の事前登録受付が開始(FAMLog)
Security Update 2021-006 Catalinaが公開
October 04, 2021
AppleからmacOS Catalina 10.15.7用のSecurity Update 2021-006が2021年9月下旬に公開されています。
macOS Catalina 10.15.7用のSecurity Update 2021-006ではXNUのセキュリティ脆弱性が修正されています。当該脆弱性はすでに悪用されている可能性があることから、すべての対象ユーザーにアップデートを適用することが推奨されています。
なお、FileMaker Serverはバージョン18.0.3以降でmacOS Catalinaに対応していて、Claris FileMaker Server 19もmacOS Catalinaをサポートしています。
iOS 12.5.5の提供が開始
October 01, 2021
一部のiPhoneやiPad、および第6世代iPod touch向けのソフトウェア・アップデートとなるiOS 12.5.5の提供が2021年9月下旬に開始されています。
iOS 12.5.5では複数のセキュリティ脆弱性等が修正されています。重要なセキュリティアップデートが含まれていることから、すべての対象ユーザーにアップデートを適用することが推奨されています。
アップデートの対象機種は、iOS 13以降に対応していないiPhone 5s、iPhone 6、iPhone 6 Plus、iPad Air、iPad mini 2、iPad mini 3および第6世代のiPod touchです。
OpenSSH 8.8が公開
September 30, 2021
SSHプロトコルを使用するネットワーク接続ツールのフリーな実装であるOpenSSHの新バージョン「OpenSSH 8.8」が公開されています。
OpenSSH 8.8では、OpenSSH 6.2からOpenSSH 8.7までに存在していたsshdにおけるセキュリティ脆弱性が修正されています。
同時に、SHA-1ハッシュアルゴリズムを用いるRSA署名をデフォルトで無効とする変更が行われています。OpenSSHはRFC 8332のrsa-sha2-256/512をバージョン7.2からサポートしていて、既存のssh-rsa鍵は利用可能であればSHA-2ハッシュアルゴリズムを用いるRSA署名を自動的に用いるようになっています。
[参考]OpenSSH 8.8 がリリースされました(春山征吾のBlog)
PHP 7.3.31、PHP 7.4.24およびPHP 8.0.11が公開
September 29, 2021
PHP 7.3.31、PHP 7.4.24およびPHP 8.0.11が公開されています。
PHP 7.3.31、PHP 7.4.24およびPHP 8.0.11ではZipArchive::extractTo()におけるセキュリティ脆弱性が修正されています。なお、PHP 7.3系列のアクティブサポートは2020年12月にすでに終了しており、重大なセキュリティに関わる修正が行われるセキュリティサポートは2021年12月6日までの予定となっています。
PHPはバージョン8.1系統の開発も進められており、現在バージョン8.1.0 RC 2が公開されている状況です。
(2022/01/11追記:「バージョンPHP 8.1.0 RC 2」を「バージョン8.1.0 RC 2」に変更・修正しました。)
Safari 15が公開
September 28, 2021
AppleからSafari 15が配布されています。
macOS CatalinaおよびmacOS Big Sur向けに配布されているSafari 15では、タイムベースのワンタイムパスワードを確認コードとして保存済みパスワードに追加登録できるようになっているだけでなく、WebKitの脆弱性が複数修正されています。
なお、今回macOS Mojave 10.14.6用のSafari 15が提供されていないことから、実質的にmacOS Catalina以降にアップグレードすることが推奨される状況になっています。
Xcode 13の提供が開始
September 27, 2021
AppleからXcode 13の提供が開始されています。
Xcode 13には、iOS 15、iPadOS 15、tvOS 15、watchOS 8用のSDKおよびSwift 5.5が含まれています。また、nginxのセキュリティ脆弱性が修正されていて、nginxがバージョン1.21.0に更新されています。
Xcode 13はApp Storeもしくはhttps://developer.apple.com/xcode/から入手可能で、動作条件としてmacOS Big Sur 11.3以降が必要です。
iOS 15およびiPadOS 15の提供が開始
September 24, 2021
iPhoneおよび第7世代iPod touch向けのソフトウェア・アップデートとなるiOS 15とiPad向けのソフトウェア・アップデートとなるiPadOS 15の提供が開始されています。iOS 15およびiPadOS 15では脆弱性の修正も多数行われています。
iOS 15に対応している機種は、第1世代および第2世代のiPhone SE、iPhone 6s、iPhone 6s Plus、iPhone 7、iPhone 7 Plus、iPhone 8、iPhone 8 Plus、iPhone X、iPhone XR、iPhone XS、iPhone XS Max、iPhone 11、iPhone 11 Pro、iPhone 11 Pro Max、iPhone 12 mini、iPhone 12、iPhone 12 Pro、iPhone 12 Pro Max、iPhone 13 mini、iPhone 13、iPhone 13 Pro、iPhone 13 Pro Maxおよび第7世代のiPod touchです。
iPadOS 15に対応している機種は、第5世代以降のiPad、iPad Air 2、第3世代以降のiPad Air、9.7インチiPad Pro、10.5インチiPad Pro、11インチiPad Pro、12.9インチiPad Pro、iPad mini 4および第5世代以降のiPad miniです。