FAMLog
Claris FileMaker Cloud 2.19.3.1の提供が開始
June 22, 2021
Claris FileMaker Cloud 2.19.3.1の提供が開始されています。
FileMaker Cloud Admin Consoleの[ログ]タブを使用してログを表示およびダウンロードできるようになったClaris FileMaker Cloud 2.19.3.1では、Admin Consoleを使用してFileMakerスクリプトを実行するスケジュールを作成および編集できるようになっています。
バージョン2.19.3.1では、FileMaker Cloudに大きいファイルをいくつかアップロードした後にClaris FileMaker Proが応答しない問題や、FileMaker Cloudで共有しているカスタム AppのClaris FileMaker WebDirectセッションが予期せず終了することがある問題なども修正されているとのことです。
[関連]Claris FileMaker Cloud 2.19 リリースノート(Claris)
Claris FileMaker Server 19.2.1の改善点:FileMakerクライアントによる検索キャンセル時の動作改善
June 21, 2021
2020年12月に提供が開始されたClaris FileMaker Server 19.2.1では、FileMakerクライアントが共有ファイル内の検索をキャンセルすると、検索がすぐに停止するように動作が改善されています。
バージョン19.1.2以前のFileMaker Serverでは検索をキャンセルしても引き続きホストで実行されてクライアントですぐに停止することができませんでしたが、バージョン19.2.1ではこの点についての動作が改善されたことになります。
なお、FileMaker 18 プラットフォームは2021年6月25日にメーカーサポートが終了する予定となっています。今後はバージョン19以降のFileMaker Serverを使用することが推奨される状況となっています。
[関連]Claris FileMaker Server 19.2.1の提供が開始(FAMLog)、FileMaker Server 18のテクニカルサポート終了予定日(FAMLog)
2021年6月「INTER-Mediator勉強会2021-06」発表資料
June 18, 2021
2021年6月16日に行われた「INTER-Mediator勉強会2021-06」で発表した資料を公開しました。
・ダウンロード:INTER-Mediator 5.12とClaris FileMaker Server(PDF形式/ファイルサイズ:約640KB)
「INTER-Mediator-5-12-and-FileMaker-Server.pdf」のSHA-256メッセージダイジェスト:
304be662c6f5bfc533f8c33e29dc891b718407b260427636b757adcff69132ac
■関連リンク
・INTER-Mediator
・データベース特有の設定(INTER-Mediator)
・Claris の新しいサポートポリシー(Claris ナレッジベース)
・FileMaker Server インストーラへの PHP 添付の廃止について(Claris ナレッジベース)
(2022年3月17日追記:スライドへのリンクをSlideShareからドクセルに変更しました。)
Claris FileMaker Server 19.2.1の新機能:Web公開エンジン用Javaの自動検出
June 17, 2021
2020年12月に提供が開始されたClaris FileMaker Server 19.2.1では、JAVA_HOME環境変数を読み取ることですでにインストールされているJavaを自動的に検出するようになっています。
バージョン18.0.2以降かつバージョン19.1.2以前のmacOS版およびWindows版FileMaker Serverでは、Web公開エンジンを使用する前に、FileMaker Server Admin Console経由でJavaを手動でアップロードおよびインストールする必要がありました。
バージョン19.2.1では、FileMaker Serverをインストールする前にJavaのインストールとJAVA_HOME環境変数の設定を行うと、追加の操作なしでAdmin ConsoleにおいてWeb公開エンジンを有効にすることができるようになっています。
[関連]macOS および Windows 上で Web 公開を使用する場合の、JAVA_HOME 環境変数の活用について(Claris ナレッジベース)、Claris FileMaker Server 19.2.1の新機能:Java 11のサポート(FAMLog)
iOS 12.5.4の提供が開始
June 16, 2021
一部のiPhoneやiPad、および第6世代iPod touch向けのソフトウェア・アップデートとなるiOS 12.5.4の提供が開始されています。
iOS 12.5.4では、WebKitのセキュリティ脆弱性等が修正されています。重要なセキュリティアップデートが含まれていることから、すべての対象ユーザーにアップデートを適用することが推奨されています。
アップデートの対象機種は、iOS 13以降に対応していないiPhone 5s、iPhone 6、iPhone 6 Plus、iPad Air、iPad mini 2、iPad mini 3および第6世代のiPod touchです。
Claris FileMaker Server 19.2.1の新機能:Java 11のサポート
June 15, 2021
Claris FileMaker Server 19.2.1ではJava 11(OpenJDK 11)がサポートされるようになっています。
2019年2月にOracle社によるJava 8のパブリック・アップデートが終了したことを受けて、Claris ナレッジベースの記事ではOracle JREをアンインストールしてAdoptOpenJDKに移行する手順も記載されています。FileMaker Serverのバージョンや使用しているオペレーティングシステムによって移行手順が異なるため、OpenJDKへの移行方法の詳細についてはClaris ナレッジベースの記事を必ず参照するようにしてください。
なお、FileMaker Server for Linuxでは、OpenJDKがデフォルトでインストールされて使用されるようになっていて、手動で設定を行う必要は特にありません。
[関連]Claris FileMaker Server 19.2.1の提供が開始(FAMLog)、FileMaker Server と Java - 概要(Claris ナレッジベース)
Claris FileMaker Server 19.2.1の新機能:HTTP/2のサポート
June 14, 2021
Claris FileMaker Server 19.2.1ではHTTP/2がサポートされるようになっています。
HTTP/2はWindows Server版およびLinux版のFileMaker Server 19.2.1ではデフォルトで有効になっていますが、macOS版ではmacOS Catalina以降でEnable_HTTP2.shスクリプトを使用することでHTTP/2を有効にすることができます。
ただし、macOS版FileMaker Server 19.2.1でHTTP/2を有効にした場合、PHP Web公開はサポートされていないので要注意です。また、FileMaker Data APIを使用するとApache HTTP Server(httpd)のプロセスが失敗する場合があるとのことです。
[関連]Claris FileMaker Server 19.2.1の提供が開始(FAMLog)、macOS版Claris FileMaker Server 19.2.1でHTTP/2を有効にする方法(FAMLog)
Claris FileMaker Server 19.2.1の改善点:Claris FileMaker Admin API
June 11, 2021
2020年12月に提供が開始されたClaris FileMaker Server 19.2.1では、Claris FileMaker Admin APIの機能が拡張されています。
バージョン19.2.1のFileMaker Admin APIでは、FileMaker Serverに関するメタデータの取得や追加フォルダ関連の設定、SSLサーバー証明書の管理、ライセンス証明書のインポート、プラグインの管理など数多くの機能が新たに利用できるようになっています。
なお、2021年2月に公開したfmcsadmin 1.2.0では、FileMaker Server 19.2.1を利用している場合にlistコマンドでプラグインを一覧表示できるようになっているだけでなく、SSLサーバー証明書のインポートや管理に使えるcertificateコマンドと、スケジュールを削除できるdeleteコマンドを新たに追加しました。
[関連]Claris FileMaker Server 19.2.1の提供が開始(FAMLog)、2020年12月「FileMaker Pro 東京ユーザーズミーティング」発表資料(FAMLog)、fmcsadmin 1.2.0を公開(FAMLog)
CentOS Linux 8 (2105)が公開
June 10, 2021
CentOS Linux 8 (2105)が公開されています。
CentOS LinuxはRed Hat Enterprise Linuxと互換性を持つLinuxディストリビューションであり、CentOS Linux 8 (2105)はRed Hat Enterprise Linux 8.4に対応するバージョンとなっています。CentOS Linux 8は2021年12月末にサポートが終了する予定になっている点に留意する必要があります。
なお、現時点でFileMaker Server for Linuxがサポート対象としているCentOS Linux 7は2024年6月30日にサポートが終了する予定となっています。今後、代替のLinuxディストリビューションとしてFileMaker ServerはUbuntuのサポートを開始する予定であることがすでに発表されており、近いうちにUbuntuとFileMaker Serverについての詳細情報が出てくるものと思われます。
[関連]CentOS Linux 8のサポート終了予定日(FAMLog)、FileMaker Server for LinuxがサポートするLinuxディストリビューションが変更予定(FAMLog)
Claris FileMaker Server 19.2.1の新機能:アップグレード対応インストーラ
June 09, 2021
2020年12月に提供が開始されたClaris FileMaker Server 19.2.1では、Windows版とmacOS版のインストーラが改良され、FileMaker Server 16以降からFileMaker Server 19.2.1に迅速にアップグレードできるようになっています。
FileMaker Serverのバージョン16、17、18、19.0および19.1からバージョン 19.2へのアップグレードがサポートされるようになっていますが、詳細についてはClaris FileMaker Server 19 インストールおよび構成ガイドを参照するようにしてください。
なお、WindowsまたはmacOSではFileMaker Server インストーラは新規インストールおよび旧バージョンからのアップグレードに使用できますが、Linux上では現在のところアップグレードインストーラは利用できません。
[関連]Claris FileMaker Server 19.2.1の提供が開始(FAMLog)