FAMLog
WordPress 6.5で要求されるMySQLのバージョン
February 28, 2024
WordPress 6.5ではMySQLを使用する場合にはMySQL 5.5.5以降の環境が必要になる予定です。
WordPressはバージョン6.5系統の開発も進められており、現在のところWordPress 6.5は2024年3月下旬に公開される予定となっています。MySQL 8.0以降もしくはMariaDB 10.4以降の使用が推奨されているWordPress 6.5では、MySQL 5.0およびMySQL 5.1のサポートが終了し、MySQLを使用する場合にはMySQL 5.5.5以降の環境が必要になる予定です。そのため、旧バージョンのMySQLを使用している場合には使用するMySQLのバージョンを見直す必要が出てきています。
なお、現時点でのMySQL 8.0系統の最新バージョンはバージョン8.0.36です。MySQL 8.4が次期長期サポート版(LTS)として位置付けられる可能性がありますが、2024年2月時点ではMySQL 8.4は公開されておらず決定事項ではないのでその点はご注意ください。
[関連]WordPress 6.4で推奨されるPHPのバージョン(FAMLog)、Requirements(WordPress.org)
(2024-04-08追記:関連記事にWordPress.orgの記事を追加し、「MySQL 5.7以降もしくはMariaDB 10.4以降の使用が推奨されているWordPress 6.5」を「MySQL 8.0以降もしくはMariaDB 10.4以降の使用が推奨されているWordPress 6.5」に変更・更新しました。)
Ubuntuのバージョン確認方法
February 27, 2024
Ubuntuのバージョンをコマンドラインで確認する方法の1つに、lsb_releaseコマンドを使用する方法があります。このコマンドを使用することで、Ubuntuのバージョン情報を確認できます。
Ubuntu 22.04.4 LTSでは、lsb_releaseコマンドの実行結果は次のように表示されます。
$ lsb_release -a
No LSB modules are available.
Distributor ID:Ubuntu
Description:Ubuntu 22.04.4 LTS
Release:22.04
Codename:jammy
$ lsb_release -d
Description:Ubuntu 22.04.4 LTS
なお、上述の方法は一例であり、/etc/os-releaseファイルの内容を確認することでもUbuntuのバージョン情報を確認できます。
Claris FileMaker Pro 20.3.2、Claris FileMaker Server 20.3.2およびClaris FileMaker Server 19.6.4の提供が開始
February 26, 2024
Claris FileMaker Pro 2023 バージョン20.3.2、Claris FileMaker Server 2023 バージョン20.3.2およびClaris FileMaker Server 19.6.4の提供が開始されています。
FileMaker Pro 20.3.2、FileMaker Server 20.3.2およびFileMaker Server 19.6.4には重要なセキュリティ修正が含まれているとのことです。さらに、FileMaker Pro 20.3.2では、macOS Sonomaでモードの変更またはファイルを再度開くとカスタムツールバーがデフォルトにリセットされる問題と、FileMakerまたはODBC外部データソースが追加されているファイルでリレーションシップグラフにClaris Studio データソースのテーブルを追加できない問題も修正されています。
なお、バージョン20.3.2のFileMaker Pro 2023およびFileMaker Server 2023のリリースに伴い、Claris FileMaker Data Migration ToolとClaris FileMaker Custom App Upgrade Toolも同時に更新されています。
macOS版Claris FileMaker Server 2023に含まれるnpmのバージョンを確認する
February 22, 2024
npmコマンドを使用することで、macOS版のClaris FileMaker Server 2023に同梱されているnpmのバージョンを確認できます。
npmはNode.js用の標準パッケージ管理ツールです。macOS Sonoma 14.3.1にFileMaker Server 2023(バージョン20.3.1)をインストールした際に一緒にインストールされるnpmのバージョン情報は次のように表示されます。
[実行例]
% "/Library/FileMaker Server/node/bin/npm" -v
[実行結果]
8.19.3
現時点におけるnpmの最新バージョンはバージョン10.4.0です。FileMaker Server 2023(バージョン20.3.1)にはnpm 8.19.3が同梱されています。
[関連]macOS版FileMaker Server 16に含まれるNode.jsのバージョンを確認する(FAMLog)
Swiftのバージョン確認方法
February 21, 2024
Swiftのバージョンをコマンドラインインターフェース(CLI)で確認する方法の1つに、swiftコマンドを使用する方法があります。このコマンドを使用することでSwiftのバージョン情報を確認できます。
2024年2月21日現在、Swiftの最新バージョンはバージョン5.9.2です。macOS Sonoma 14.3.1を搭載したIntelプロセッサー搭載Macでは、Swiftのバージョン情報は次のように表示されます。
[実行例]
% swift --version
Apple Swift version 5.9.2 (swiftlang-5.9.2.2.56 clang-1500.1.0.2.5)
Target: x86_64-apple-darwin23.3.0
なお、swiftコマンドを実行するにはコマンドラインデベロッパツールが必要です。ターミナルアプリケーション上でswiftコマンドを実行しようとすると、コマンドラインデベロッパツールのインストールを確認する旨のダイアログボックスが表示されます。[インストール]を押してから、Command Line Tools 使用許諾契約に同意すると、コマンドラインデベロッパツールをインストールできます。
Apache Tomcat 8.5.99、Apache Tomcat 9.0.86およびApache Tomcat 10.1.19が公開
February 20, 2024
Apache Tomcat 8.5.99、Apache Tomcat 9.0.86およびApache Tomcat 10.1.19が公開されています。
Apache Tomcat 8.5.99、Apache Tomcat 9.0.86およびApache Tomcat 10.1.19では、CSRF防止フィルターに関する機能の改善が行われています。Apache Tomcat 8.5系列については2024年3月31日にサポートが終了し、2024年7月になるとApache Tomcat 8.5のダウンロードページが削除される予定となっています。
なお、現時点でのApache Tomcatの最新安定バージョンはバージョン10.1.19ですが、Claris FileMaker Server 2023(FileMaker Server 20.3.1)ではJava Web公開エンジンにApache Tomcat 9.0.69が使用されています。
Claris FileMaker Server 2023のサポート終了予定月
February 19, 2024
Claris FileMaker Server 2023は2025年5月にサポートが終了する予定となっています。
2024年2月現在、Claris FileMaker ProおよびClaris FileMaker Serverの最新バージョンはそれぞれClaris FileMaker 2023(バージョン20.3)です。FileMaker 19.4は2023年12月にサポートが終了したため、2024年2月時点においてサポートされるFileMaker製品はFileMaker 19.5、FileMaker 19.6もしくはFileMaker 2023となっています。FileMaker 19.5は2024年6月に、FileMaker 19.6は2024年12月にサポートが終了する予定となっています。
なお、FileMaker製品のサポートポリシーは2019年末頃から変更されており、提供開始日から2年経過すると当該バージョンのサポートを終了するようになっています。
[関連]Claris のサポートポリシー(Claris ナレッジベース)、Claris FileMaker Server 19.6のサポート終了予定月(FAMLog)
PHP 8.2.16とPHP 8.3.3が公開
February 16, 2024
PHP 8.2.16とPHP 8.3.3が公開されています。
PHP 8.2.16およびPHP 8.3.3では不具合の修正が行われています。PHP 8.0系統の公式セキュリティサポートは2023年11月に終了しており、今後はバージョン8.1系列以降に更新することが推奨される状況になっています。
なお、PHP 8.1は2024年11月25日まで、PHP 8.2は2025年12月8日まで、PHP 8.3は2026年11月23日までセキュリティ修正が継続される予定となっています。PHPはバージョン8.4系統の開発も進められており、現在のところ2024年11月下旬にPHP 8.4が公開される予定となっています。
Node.js v20.11.1とNode.js v18.19.1が公開
February 15, 2024
Node.js v20.11.1 (LTS)およびNode.js v18.19.1 (LTS)が公開されています。
Node.js v20.11.1およびNode.js v18.19.1では、それぞれ複数のセキュリティ脆弱性が修正されています。現在長期サポート版と位置付けられているのはNode.js v18系列とNode.js v20系列の2系列です。Node.js v16は2023年9月にサポートが終了したため、Node.js v18もしくはNode.js v20への更新が推奨される状況になっています。
なお、Claris FileMaker ServerやClaris FileMaker CloudのClaris FileMaker Data API エンジンではNode.jsが使われていて、FileMaker Server 20.3.1ではNode.js v18.13.0が使用されています。
Ruby 3.2.3が公開
February 14, 2024
Ruby 3.2.3が2024年1月中旬に公開されています。
多くの不具合が修正されているRuby 3.2.3ではuri gemがバージョン0.12.2に更新されています。uri gem 0.12.2および0.10.3ではReDoS脆弱性(CVE-2023-36617)が修正されていますが、当該バージョンのgemは2023年6月下旬に公開されていたものであり、当該gemの更新を推奨する案内も公開時に行われていました。
2024年2月14日現在、Rubyの最新安定バージョンはRuby 3.3.0です。Ruby 3.3.0にはバージョン0.13.0のuri gemが同梱されています。
[関連]Rubyのuri gem 0.12.2および0.10.3ではセキュリティ脆弱性が修正済み(FAMLog)、Ruby 3.3.0が公開(FAMLog)