FAMLog
FileMaker data migration toolのバージョン確認方法
March 12, 2021
FileMaker data migration toolのバージョンを確認するには、FMDataMigrationコマンドで-vオプションを使用します。
現時点(2021年3月12日時点)におけるFileMaker data migration toolの最新版はバージョン19.2.1であり、macOSではFileMaker data migration toolのバージョン情報は次のように表示されます。なお、Windowsの場合にはFMDataMigration.exeを利用します。
[実行例]
% FMDataMigration -version
19.2.1.14
FileMaker Developer Subscription(FDS)を購入することで利用できるFileMaker data migration toolは、Windows版とmacOS版が用意されています。ファイル拡張子が「fmp12」であるFileMaker Proデータベースファイルからデータのインポート処理を実行し、インポート処理時間を大幅に短縮できるコマンドラインツールです。
APPLE-SA-2021-03-08-3 Safari 14.0.3
March 11, 2021
Appleからセキュリティ脆弱性の修正を含んだSafari 14.0.3の更新版が配布されています。
iOS 14.4.1やiPadOS 14.4.1と同様、WebKitの脆弱性(CVE-2021-1844)が修正されたSafari 14.0.3の更新版は、macOS Mojave 10.14.6およびmacOS Catalina 10.15.7で利用できます。同時に公開されたmacOS Big Sur 11.2.3にもSafari 14.0.3の更新版が含まれています。
なお、今回公開されたSafari 14.0.3の更新版では、ビルド番号がmacOS CatalinaのSafari 14.0.3では15610.4.3.1.7に、macOS MojaveのSafari 14.0.3では14610.4.3.1.7に変更されています。
[関連]APPLE-SA-2021-03-08-1 iOS 14.4.1 and iPadOS 14.4.1(FAMLog)、APPLE-SA-2021-03-08-2 macOS Big Sur 11.2.3(FAMLog)
APPLE-SA-2021-03-08-2 macOS Big Sur 11.2.3
March 10, 2021
AppleがmacOS Big Sur 11.2.3の提供を開始しています。
macOS Big Sur 11.2.3では、iOS 14.4.1やiPadOS 14.4.1と同様、WebKitのセキュリティ脆弱性(CVE-2021-1844)が修正されています。macOS Big Surに対応しているMacは、MacBook(2015以降)、MacBook Air(2013以降)、MacBook Pro(Late 2013以降)、Mac mini(2014以降)、iMac(2014以降)、iMac ProおよびMac Pro(2013以降)です。
なお、Claris ナレッジベースによると、Claris FileMaker Serverはバージョン19.1.2以降であればmacOS Big Surと互換性がありますが、Apple M1チップ上では最新のFileMaker Server 19.2.1においてもいくつか問題点が確認されている状況となっています。
[関連]FileMaker 製品と macOS Big Sur および Apple M1 との互換性(Claris ナレッジベース)、APPLE-SA-2021-03-08-1 iOS 14.4.1 and iPadOS 14.4.1(FAMLog)
APPLE-SA-2021-03-08-1 iOS 14.4.1 and iPadOS 14.4.1
March 09, 2021
iPhoneおよび第7世代iPod touch向けのソフトウェア・アップデートとなるiOS 14.4.1とiPad向けのソフトウェア・アップデートとなるiPadOS 14.4.1の提供が開始されています。
iOS 14.4.1およびiPadOS 14.4.1ではWebKitのセキュリティ脆弱性が修正されており、重要な修正であることからすべての対象ユーザーにアップデートを適用することが推奨されています。
iOS 14.4.1に対応している機種は、第1世代および第2世代のiPhone SE、iPhone 6s、iPhone 6s Plus、iPhone 7、iPhone 7 Plus、iPhone 8、iPhone 8 Plus、iPhone X、iPhone XR、iPhone XS、iPhone XS Max、iPhone 11、iPhone 11 Pro、iPhone 11 Pro Max、iPhone 12 mini、iPhone 12、iPhone 12 Pro、iPhone 12 Pro Maxおよび第7世代のiPod touchです。iPadOS 14.4.1に対応している機種は、第5世代以降のiPad、iPad Air 2、第3世代以降のiPad Air、9.7インチiPad Pro、10.5インチiPad Pro、11インチiPad Pro、12.9インチiPad Pro、iPad mini 4および第5世代のiPad miniです。
Get(ページ数)関数
March 08, 2021
Claris FileMaker ProのGet(ページ数)関数は、印刷中に現在の印刷ジョブにおける合計ページ数を示す数値を返します。
印刷またはPDFとして保存するときに合計ページ数を表示するには、式の中でGet(ページ数)関数を使用するのではなく、{{ページ数}}記号をレイアウト上に配置します。レイアウトモードにおいて[挿入]メニューの[その他の記号...]を選び、[ページ数]を選択してから[OK]をクリックすることで、レイアウトに{{ページ数}}記号を配置できます。
Get(ページ数)関数はバージョン19で追加された関数です。なお、何も印刷していない場合またはPDFとして保存していない場合は、何も返されないかまたは「?」が返されます。
[関連]Claris FileMaker Pro 19の新機能:合計ページ数の印刷(FAMLog)
PHP 7.4.16とPHP 8.0.3が公開
March 05, 2021
PHP 7.4.16とPHP 8.0.3が公開されています。
PHP 7.4.16とPHP 8.0.3では不具合の修正が行われています。PHP 7.2系統の保守は2020年11月に終了しており、今後はバージョン7.3系列以降にアップグレードする必要がある状況です。
なお、PHP 7.3は2021年12月6日まで、PHP 7.4は2022年11月28日まで、PHP 8.0は2023年11月26日までセキュリティ修正が継続される予定となっています。
OpenSSH 8.5が公開
March 04, 2021
SSHプロトコルを使用するネットワーク接続ツールのフリーな実装であるOpenSSHの新バージョン「OpenSSH 8.5」が公開されています。
sshおよびsshdで最優先の署名アルゴリズムがECDSAからED25519に変更されたOpenSSH 8.5では、バージョン8.2以降のssh-agentにおけるメモリーの二重解放に関する問題が修正され、移植版sshdにおいてSolarisのPAMユーザー名を扱う際のバッファオーバーフロー(CVE-2020-14871)に対する緩和策が追加されています。
なお、SHA-1アルゴリズムの危殆化により、近い将来のリリースで「ssh-rsa」公開鍵署名アルゴリズムがデフォルトでは無効化される予定となっています。
[参考]OpenSSH 8.5 がリリースされました(春山征吾のBlog)
CakePHP 2.10系列のサポート終了予定日
March 03, 2021
CakePHP 2.10系列は2021年6月15日にサポートが終了する予定となっています。
2021年3月現在、CakePHP 2.10系列の最新バージョンはCakePHP 2.10.24です。CakePHP 2.10系統のセキュリティ修正は2021年6月15日まで継続される予定となっていますが、CakePHP 2.10.24がCakePHP 2.x系統の最終保守リリースとなる見通しです。
なお、現時点におけるCakePHPの最新バージョンはバージョン4.2.4ですが、FMCakeMix(CakePHP用のFileMakerデータソースドライバー)はCakePHP 3.xやCakePHP 4.xに対応していないのでご注意ください。
[関連]CakePHP 2.10.24が公開(FAMLog)
Apache Tomcat 7.0.108、8.5.63、9.0.43および10.0.2が公開
March 02, 2021
Apache Tomcat 7.0.108、Apache Tomcat 8.5.63、Apache Tomcat 9.0.43およびApache Tomcat 10.0.2が2021年2月上旬に公開されています。
Apache Tomcat 8.5.63、Apache Tomcat 9.0.43およびApache Tomcat 10.0.2では、2点のセキュリティ脆弱性(CVE-2021-25329およびCVE-2021-25122)が修正されています。また、Apache Tomcat 7.0.108では、1点のセキュリティ脆弱性(CVE-2021-25329)が修正されています。Apache Tomcat 7.0.108、8.5.63、9.0.43および10.0.2が公開されたのは先月上旬ですが、上述の修正に関する情報は今日になって公開されました。
現時点でのApache Tomcatの最新安定バージョンはバージョン10.0.2です。なお、Apache Tomcat 7.0系列は2021年3月31日にサポートが終了する予定となっています。
[関連]JVNVU#97014415: Apache Tomcat に対するアップデート(Japan Vulnerability Notes)、Apache Tomcat 7.0系列のサポート終了予定日(FAMLog)
fmcsadmin 1.3.0でAppleシリコンを搭載したMacに正式対応予定
March 01, 2021
fmcsadminは、次期バージョンのfmcsadmin 1.3.0でAppleシリコンを搭載したMacに正式に対応する予定です。
fmcsadminは、Linux、macOSおよびWindowsで利用できる、リモート管理機能を備えたClaris FileMaker Server管理者向けコマンドラインツールです。2021年3月現在、fmcsadminの最新バージョンはバージョン1.2.0です。
fmcsadmin 1.2.0はApple M1チップ上ではRosetta 2経由で動作しますが、fmcsadmin 1.3.0ではUniversal BinaryとしてAppleシリコンを搭載したMacに対応する予定です。
[関連]fmcsadmin 1.2.0の動作環境(FAMLog)