FAMLog
curl 7.74.0が公開
December 14, 2020
curl 7.74.0が公開されています。
curlは、さまざまな通信規格に対応しているデータ転送ソフトウェアであり、Claris FileMakerでも利用されています。実験的にHSTS(HTTP Strict Transport Security)がサポートされるようになったcurl 7.74.0では3点のセキュリティ脆弱性が修正されています。
なお、バージョン16以降のClaris FileMakerでは[URL から挿入]スクリプトステップでさまざまなcURLオプションを指定できるようになっています。Claris FileMaker 19の[URL から挿入]スクリプトステップでは、--cert-type、--cert(-E)、--key-type、--key、--passおよび--version(-V)オプションが新たに利用できるようになっています。
FMウェブもくもく会 Vol.4開催のお知らせ
December 11, 2020
2020年12月20日(日)午前10時より「FMウェブもくもく会 Vol.4」を開催します。
カスタムWeb勉強会は今年6月からFMウェブもくもく会としてリニューアルしました。FMウェブもくもく会は、Claris FileMakerとWebに関してもくもくがやがや一緒に勉強していく会です。隔月でFileMakerもくもく会が開催される日の午前中に開催し、当面はオンラインで開催します。
詳細および参加申込については下記URLのページをご覧ください。
https://fmweb-mokumokukai.connpass.com/event/198883/
OpenSSL 1.1.1iが公開
December 10, 2020
OpenSSL 1.1.1iが公開されています。
OpenSSLは通信暗号化ライブラリとして広く利用されているオープンソースソフトウェアです。OpenSSL 1.1.1iでは、影響度高と位置付けられているセキュリティ脆弱性(CVE-2020-1971)が修正されています。
OpenSSLは現在バージョン3.0系統の開発も進められており、バージョン1.1.1系統の次のバージョンはバージョン3.0になる予定となっています。なお、バージョン1.0.2系列のサポートは2019年12月31日に終了したので、現状はバージョン1.1.1系列にアップグレードする必要がある状況です。
[関連]JVNVU#91053554: OpenSSL における NULL ポインタ参照の脆弱性(Japan Vulnerability Notes)
CentOS Linuxの開発方針が変更
December 09, 2020
CentOS Projectが重大な開発方針の変更を発表し、現行のCentOS Linux 8は2021年末をもって開発を終了し、今後はCentOS Streamの開発に注力するという案内を出しています。
CentOS LinuxはRed Hat Enterprise Linuxと互換性を持つLinuxディストリビューションです。今回の発表により、CentOS Linux 8は2021年12月31日にサポートが終了する予定に変更されています。
なお、CentOS Linux 7についてはRed Hat Enterprise Linux 7のライフサイクルにあわせて公開を進めるとのことで、CentOS Linux 7は2024年6月30日にサポートが終了する予定となっています。
[関連]CentOS Project shifts focus to CentOS Stream(The CentOS Project)
CentOS Linux 8 (2011)が公開
December 08, 2020
CentOS Linux 8 (2011)が公開されています。
CentOS LinuxはRed Hat Enterprise Linuxと互換性を持つLinuxディストリビューションであり、CentOS Linux 8 (2011)はRed Hat Enterprise Linux 8.3に対応するバージョンとなっています。
なお、Claris FileMaker Server for Linuxの対応OSは「CentOS Linux 7.8」と記載されています。CentOS Linuxの最新版はCentOS Linux 8 (2011)ですが、Claris FileMaker Server for Linuxを利用する場合にはCentOS Linux 8ではなくCentOS Linux 7を利用すると良いでしょう。
[関連]Claris FileMaker Server 19.1.2とFileMaker Server for Linuxがリリース(FAMLog)
Claris FileMaker Server 19.1.2では起動復元は非サポート
December 07, 2020
Claris FileMaker Server 19.1.2ではFileMaker Server 18で追加された起動復元機能はサポートされなくなっています。
バージョン19.1.2のFileMaker Serverでは、fmsadminコマンドまたはClaris FileMaker Admin APIを使用して起動復元を有効にしようとしても使用できないようになっています。
なお、FileMaker Server 18では初期状態で起動復元が有効になっていましたが、Claris FileMaker Server 19では起動復元が初期状態で無効に変更されていました。
[関連]FileMaker Server 18の新機能:起動復元(FAMLog)、fmsadminコマンドでFileMaker Serverの起動復元を無効にする方法(FAMLog)、Claris FileMaker Server 19の変更点:起動復元機能が初期状態で無効に(FAMLog)
Apache Tomcat 7.0.107、Apache Tomcat 8.5.60およびApache Tomcat 9.0.40が公開
December 04, 2020
Apache Tomcat 7.0.107、Apache Tomcat 8.5.60およびApache Tomcat 9.0.40が2020年11月に公開されています。
Apache Tomcat 8.5.60およびApache Tomcat 9.0.40では、HTTP/2のリクエストを処理する際の不備に起因する情報漏洩の脆弱性が修正されています。Apache Tomcat 8.5.60とApache Tomcat 9.0.40が公開されたのは先月中旬ですが、上述の修正に関する情報は今月になって公開されました。
現時点でのApache Tomcatの最新安定バージョンはバージョン9.0.40です。なお、Claris FileMaker Server 19.1.2ではJava Web公開エンジンにApache Tomcat 8.5.55が使用されています。
[関連]JVNVU#94251682: Apache Tomcat における HTTP/2 リクエスト処理の不備に起因する情報漏えいの脆弱性(Japan Vulnerability Notes)、Claris FileMaker Server 19.1.2 リリースノート(Claris ナレッジベース)
Claris FileMaker Server for LinuxとGet(システムバージョン)関数
December 03, 2020
Claris FileMaker Proの「Get(システムバージョン)関数」は、現在利用しているオペレーティングシステムのバージョン情報を示す文字列を返します。
この関数の戻り値は下記のようになります。
・「6.3」:Windows 8.1の場合
・「10.0」:Windows 10の場合
・「11.0」:macOS Big Sur 11.0.1の場合
・「7.9.2009」:CentOS Linux 7 (2009)の場合
CentOS Linux 7 (2009)上で動作するバージョン19.1.2のClaris FileMaker Server for LinuxにおいてサーバーサイドスクリプトでGet(システムバージョン)関数を実行すると、この関数の戻り値は「7.9.2009」となります。この戻り値はCentOS Linuxのバージョン情報に相当するものです。
[関連]Get(システムバージョン)関数(FAMLog)、FileMaker WebDirectとGet(システムバージョン)関数(FAMLog)
FileMaker Cloud for AWSのサポート終了予定日
December 02, 2020
FileMaker Cloud 1.xと呼ばれていたFileMaker Cloud for AWSは2022年1月4日にサポートが終了する予定となっています。
FileMaker Cloud for AWSはすべてのバージョンが今後廃止予定となっています。2021年1月4日をもってFileMaker Cloud for AWSはAWS Marketplaceで新規・追加購入および更新ができなくなり、2022年1月4日を過ぎるとFileMaker Cloud for AWSにアクセスできなくなります。
現在FileMaker Cloud for AWSを使用している場合には、Claris純正のクラウドサービスであるClaris FileMaker Cloudへの移行、もしくはオンプレミス向けサーバー製品であるClaris FileMaker Serverへの移行を検討する必要がある状況となっています。
[関連]FileMaker Cloud For AWS のサポート終了について(Claris ナレッジベース)、FileMaker Cloud for AWSの販売終了予定日(FAMLog)、Claris FileMaker 19に対応したホスティングサービス「FMプランネクストシリーズ」(FAMLog)
PHP 8.0.0が公開
December 01, 2020
PHP 8.0.0が公開されています。
JITが導入されたことで実行速度の高速化が図られているPHP 8.0では、名前付き引数やNull安全オペレーターなど数多くの新機能が追加されています。下位互換性のない変更点や推奨されなくなる機能もあるため、PHP 7.4からPHP 8.0に移行する場合にはあらかじめ移行ガイドで各種変更点を確認してから移行作業を行う必要があります。
なお、PHP 7.3は2021年12月6日まで、PHP 7.4は2022年11月28日まで、PHP 8.0は2023年11月26日までセキュリティ修正が継続される予定となっています。PHP 7.2系統の保守は2020年11月に終了しており、今後はバージョン7.3系列以降にアップグレードする必要がある状況です。