FAMLog
Claris FileMaker Pro 19.3.1の新機能:バージョン19.3.1で追加された関数
July 14, 2021
Claris FileMaker Pro 19.3.1では新しい関数が追加され、現在ロードされているCore ML モデルのメタデータをJSON形式で返す関数が新設されています。
バージョン19.3.1で追加された関数一覧は次の通りです。
・GetModelAttributes
GetModelAttributes関数を使用する前に、[機械学習モデルを構成]スクリプトステップを使用して、Core ML モデルをあらかじめロードしておく必要があります。なお、[機械学習モデルを構成]スクリプトステップは、iOS、iPadOSおよびmacOSでのみサポートされています。
[関連]Claris FileMaker Pro 19.3.1 アップデータが公開(FAMLog)
Claris FileMaker Server 19.3がUniversal Binaryであるか調べる方法 (2)
July 09, 2021
fileコマンドでClaris FileMaker Server 19.3がUniversal Binaryであるか調べられますが、fileコマンドだけでなくlipoコマンドを使用しても同様にUniversal Binaryであるか調べることができます。
[実行例]
% cd "/Library/FileMaker Server/Database Server/bin/"
% lipo -info fmserverd
[実行結果(Universal Binaryである場合)]
Architectures in the fat file: fmserverd are: x86_64 arm64
[実行結果(Universal Binaryでない場合)]
Non-fat file: fmserverd is architecture: x86_64
lipoコマンドの詳細はmanページに記載されており、下記のコマンドで参照することができます。
% man lipo
[関連]Claris FileMaker Server 19.3がUniversal Binaryであるか調べる方法 (1)(FAMLog)
Claris FileMaker Server 19.3がUniversal Binaryであるか調べる方法 (1)
July 08, 2021
macOSのターミナルアプリケーションにおいて、Claris FileMaker Server 19.3がUniversal Binaryであるかどうかを調べるには、ターミナルで次のように入力します。
[実行例]
% cd "/Library/FileMaker Server/Database Server/bin/"
% file fmserverd
[実行結果(Universal Binaryである場合)]
fmserverd: Mach-O universal binary with 2 architectures: [x86_64:Mach-O 64-bit executable x86_64] [arm64]
fmserverd (for architecture x86_64):Mach-O 64-bit executable x86_64
fmserverd (for architecture arm64):Mach-O 64-bit executable arm64
[実行結果(Universal Binaryでない場合)]
fmserverd: Mach-O 64-bit executable x86_64
ファイルの形式を確認するfileコマンドを使用することにより、Universal Binaryであるかどうかを調べることができます。
[関連]Claris FileMaker Server 19.3.1の提供が開始(FAMLog)
Claris FileMaker Pro 19.3をRosetta 2上で動作させる
July 07, 2021
Appleシリコン搭載MacにおいてClaris FileMaker Pro 19.3をRosetta 2上で動作させるには、Finderの情報ウインドウにおいて[Rosettaを使用して開く]にチェックを入れます。
具体的な手順としては、FileMaker Proをあらかじめ終了させておき、FinderでFileMaker Proアプリケーションを選択している状態で、[ファイル]メニューの[情報を見る]を選択します。Appleシリコン搭載Macの場合、情報ウインドウ内に[Rosettaを使用して開く]チェックボックスが表示されるので、それにチェックをつけてからFileMaker Pro 19.3を起動すれば、Rosetta 2上で動作させることができます。
Appleシリコン搭載Mac上でFileMaker Pro 19.3を動作させる際、Intel搭載Mac用のFileMakerプラグインは通常利用できませんが、上記の方法によりIntel搭載Macに対応かつClaris FileMaker 19に対応したプラグインを利用することも可能です。ただし、ユニバーサルアプリケーションの恩恵が受けられなくなるので、動作速度は遅くなります。
[関連]Claris FileMaker Pro 19.3.1の新機能:Appleシリコン搭載Macのサポート(FAMLog)、Mac に Rosetta をインストールする必要がある場合(Apple)
Claris FileMaker Pro 19.3.1の新機能:Appleシリコン搭載Macのサポート
July 06, 2021
macOS版のClaris FileMaker Pro 19.3.1は、ユニバーサルアプリケーションとしてAppleシリコン搭載Macに対応したことにより、Appleシリコン搭載Macで従来より高速に動作するようになっています。
Appleシリコン搭載Mac上でFileMaker Pro 19.3を動作させると、Intel搭載Mac上でFileMaker Pro 19.3を動作させた場合と比べて、パフォーマンスが大幅に向上しているとのことです。
ただし、プラグインやODBCクライアントドライバを使う場合は注意が必要で、プラグインもAppleシリコン搭載Macに対応している必要があるか、もしくはFileMaker ProをRosetta上で動作させる必要があります。
[関連]Claris FileMaker Pro 19.3.1 アップデータが公開(FAMLog)
Appleシリコン搭載MacとGet(アプリケーションアーキテクチャ)関数
July 02, 2021
Claris FileMaker Proの「Get(アプリケーションアーキテクチャ)関数」は、現在のアプリケーションアーキテクチャを示す文字列を返します。
この関数が返す値は次の通りです。
・「x86_64」:64ビットバージョンのWindows版FileMaker Pro、Intel搭載Macで実行されているFileMaker Pro、FileMaker Server、FileMaker Cloud、FileMaker WebDirect、FileMaker Data APIおよびカスタムWeb公開の場合
・「arm64」:64ビットのARMベースのデバイスで実行されているFileMaker GoまたはAppleシリコン搭載Macで実行されているFileMaker Proの場合
Appleシリコン搭載Mac上で動作するFileMaker Pro 19.3でGet(アプリケーションアーキテクチャ)関数を実行すると、この関数の戻り値は「arm64」となります。
[関連]Get(アプリケーションアーキテクチャ)関数(FAMLog)、FileMaker CloudとGet(アプリケーションアーキテクチャ)関数(FAMLog)
Claris FileMaker 19.3とGet(システムプラットフォーム)関数
July 01, 2021
Claris FileMaker Proの「Get(システムプラットフォーム)関数」は、現在のプラットフォームを示す数値を返します。
この関数の戻り値は下記のようになります。Claris FileMaker 19.3では、プラットフォームがUbuntuの場合に8を返すようになっています。
・「1」:プラットフォームがmacOSである場合
・「-2」:プラットフォームがWindowsの場合
・「3」:プラットフォームがiOSまたはiPadOSの場合
・「4」:プラットフォームがClaris FileMaker WebDirectの場合
・「5」:プラットフォームがCentOS Linuxの場合
・「8」:プラットフォームがUbuntuの場合
2021年7月1日現在、バージョン2.19.3.48のClaris FileMaker CloudにおいてサーバーサイドスクリプトでGet(システムプラットフォーム)関数を実行すると、この関数の戻り値は「8」となります。
[関連]Claris FileMaker Cloud 2.19.2とGet(システムプラットフォーム)関数(FAMLog)
Claris FileMaker Go 19.3.1が公開
June 30, 2021
Claris FileMaker Go 19.3.1の提供が開始されています。
FileMaker Go 19.3.1ではいくつかの問題と互換性に関する問題が修正されているとのことですが、現在のところ変更点の詳細は不明となっています。
なお、FileMaker 18 プラットフォームは2021年6月25日にメーカーサポートが終了し、App StoreでのFileMaker Go 18の提供もすでに終了しました。セキュリティアップデートは最新版のみにしか提供されないこともあり、今後はClaris FileMaker製品をバージョン19以降にバージョンアップすることが強く推奨される状況になっています。
[関連]Claris FileMaker Pro 19.3.1 アップデータが公開(FAMLog)、Claris FileMaker Server 19.3.1の提供が開始(FAMLog)
Claris FileMaker Server 19.3.1の提供が開始
June 29, 2021
Claris FileMaker Server 19.3.1の提供が開始されています。
FileMaker Server 19.3.1では、FileMaker Server Admin Console上でCSR(証明書署名要求)ファイルを再度作成できるようになっただけでなく、[ログ]タブでFileMaker Serverのログを表示およびダウンロードできるようになっています。Linux版ではCentOS Linuxの代わりにUbuntuに対応し、macOS版ではユニバーサルバイナリとしてAppleシリコン搭載Macに対応するようになっています。
FileMaker Admin APIの機能が拡張されているだけでなく、さまざまな問題も修正されています。詳細についてはClaris FileMaker Server 19.3.1 リリースノートを参照するようにしてください。
[関連]Claris FileMaker Pro 19.3.1 アップデータが公開(FAMLog)
Claris FileMaker Pro 19.3.1 アップデータが公開
June 28, 2021
Claris FileMaker Pro 19.3.1の提供が開始されています。
macOS版のFileMaker Pro 19.3.1では、ユニバーサルアプリケーションとしてAppleシリコン搭載Macに対応しています。Windows版のFileMaker Pro 19.3.1では、WebコンテンツのレンダリングにInternet Explorerベースのエンジンの代わりに、Microsoft Edge WebView2を使用するようになっています。また、バージョン19.3.1では、プレビュー機能として搭載されているクイックスタートエクスペリエンスの機能も同時に強化され、下部タブバーの追加やリレーションシップの作成に対応するようになっています。
Claris FileMaker 19.3のリリースに伴い、プラグインのSDKや、FileMaker Developer SubscriptionおよびClaris パートナーの特典であるFileMaker data migration tool、FileMaker Custom App Upgrade toolおよびiOS App SDKも同時に更新されています。
[関連]Claris FileMaker 19.3を提供開始(Claris ナレッジベース)