FAMLog


Claris FileMaker Pro 19で削除された機能

July 22, 2020

Claris FileMaker Pro 19では、FileMaker Proのランタイムソリューション作成機能が削除されています。

FileMaker Pro Advancedのランタイムソリューション作成機能は、FileMaker Pro 18 Advancedでは利用可能ですが、Claris FileMaker Pro 19では利用できなくなっています。代替方法は特に用意されておらず、WindowsおよびmacOSではClaris FileMaker Pro自体を利用する必要があります。

ランタイムソリューション作成機能はFileMaker 14 プラットフォームにおいて非推奨になり、将来廃止される機能に指定されていました。バージョン14以降では機能の更新や改善は行われておらず、昨年の時点で今年のバージョンアップ時に当該機能が取り除かれる予定であることが案内されていました。

[関連]FileMaker Pro Advancedのランタイムソリューション作成機能は削除予定の機能に(FAMLog)、FileMaker 19 - 廃止予定の機能およびオペレーティングシステム(Claris ナレッジベース)、

Tag: FileMaker

Windows版Claris FileMaker Server 19の動作環境

July 13, 2020

Windows版のClaris FileMaker Server 19はWindows Server 2019 Standard EditionとWindows Server 2019 Datacenter Edition、Windows Server 2016 Standard Edition、Windows Server 2016 Datacenter Editionをサポートしています。

Windows ServerにClaris FileMaker Server 19をインストールする場合、デスクトップエクスペリエンスを搭載している環境が必要です。なお、Windows Server Datacenter EditionはClaris FileMaker Server 19と互換性がありますが、完全には検証はされていないとのことです。

RAMの最低要件はバージョン18と同様に8GBです。ストレージについては、ソリッドステートドライブ(SSD)の使用が推奨されており、ファイルサイズに依存しますが500GB以上必要、そしてストレージの空き容量は20%以上必要という条件となっています。

[関連]Windows版FileMaker Server 18の動作環境(FAMLog)、macOS版Claris FileMaker Server 19の動作環境(FAMLog)

Tag: FileMaker

Claris FileMaker Pro 19の新機能:バージョン19で追加された関数一覧

July 09, 2020

Claris FileMaker Pro 19では新しい関数が追加され、デバイス上で機械学習モデルを実行して画像認識やオブジェクト検出などの処理を実行できる関数や、FileMaker形式のパスを変換する関数が新設されています。

バージョン19で追加された関数一覧は次の通りです。

・ComputeModel
・ConvertFromFileMakerPath
・ConvertToFileMakerPath
・Get(ページ数)

ComputeModel関数を使用する場合には、バージョン19で追加された[機械学習モデルを構成]スクリプトステップを使用してCore MLモデルをロードしておく必要があります。なお、[機械学習モデルを構成]スクリプトステップは、iOS、iPadOSおよびmacOSでのみサポートされています。

[関連]FileMaker Pro 18 Advancedの新機能:バージョン18で追加された関数一覧(FAMLog)

(2021/03/09追記:バージョン19で追加された関数の一覧にGet(ページ数)を追加しました。)

Tag: FileMaker

FileMaker Master Book 初級編・中級編(バージョン19対応)

July 08, 2020

Claris FileMaker 19に対応した公式トレーニング教材である「FileMaker Master Book」の初級編と中級編が2020年7月上旬に改訂され、無料でダウンロードできるようになっています。

FileMaker Master BookはClaris FileMakerの公式トレーニング教材です。初級編は、Claris FileMaker Proによるカスタム Appの作成について学ぶことを目的としており、まったく初めて作業を行う方からカスタム Appを複数人で共有利用する初歩を知りたい方までを対象としています。中級編は、ネットワーク上で複数人が利用するカスタム Appの作成について学ぶことを目的としています。

なお、FileMaker Master Book 上級編のバージョン19対応版は今秋公開予定であるとのことです。

Tag: FileMaker

macOS版Claris FileMaker Server 19の動作環境

July 07, 2020

macOS版のClaris FileMaker Server 19はmacOS Catalina 10.15とmacOS Mojave 10.14をサポートしています。

macOS High Sierra 10.13はサポートされておらず、RAMの最低要件はバージョン18と同様に8GBです。ストレージについては、ソリッドステートドライブ(SSD)の使用が推奨されており、ファイルサイズに依存しますが500GB以上必要、そしてストレージの空き容量は20%以上必要という条件となっています。

バージョン15以前ではFileMaker WebDirectのクライアント数が7以上の場合にはサーバーを2台構成にすることが推奨されていましたが、バージョン19ではバージョン16以降と同様にClaris FileMaker WebDirectのクライアント数が101以上の場合にサーバーを複数台構成にすることが推奨されています。ただし、接続数の上限は、ハードウェアの構成やカスタム Appのデザイン、ライセンス、サブスクリプションなどによって制限される可能性があります。

[関連]macOS版FileMaker Server 18の動作環境(FAMLog)

Tag: FileMaker

Claris FileMaker Server 19のClaris FileMaker WebDirectで利用できるWebブラウザー

July 03, 2020

Claris FileMaker Server 19では、Claris FileMaker WebDirectでサポートされているWebブラウザーが一部変更されています。

Claris FileMaker Server 19のFileMaker WebDirectでサポートされているWebブラウザーは次の通りです。

・macOSの場合:Safari 13.x以上、Google Chrome 80以上
・Windowsの場合:Google Chrome 80以上、Microsoft Edge 44、新しいMicrosoft Edge 80
・iOSの場合:iOS 13.x以上のMobile Safari
・Androidの場合:Android 7.x上のGoogle Chrome 80以上

バージョン19では、Internet Explorer 11、Safari 12およびiOS 12のMobile Safariがサポート対象外となり、Safariはバージョン13以上、Google Chromeはバージョン80以上、Microsoft Edgeのバージョン44および新しいMicrosoft Edgeのバージョン80に対応しています。

[関連]FileMaker Server 18のFileMaker WebDirectで利用できるWebブラウザー(FAMLog)、Claris FileMaker 19 動作環境(FileMaker)

Tag: FileMaker

FileMaker Cloud for AWSの最終バージョンはFileMaker Cloud for AWS 1.18

July 02, 2020

FileMaker Cloud 1.xと呼ばれていたFileMaker Cloud for AWS 1.x シリーズは今後廃止予定であり、FileMaker Cloud for AWS 1.18がFileMaker Cloud for AWS 1.xの最終バージョンとなります。

以前はFileMaker Cloud for AWS 1.19がFileMaker Cloud for AWS 1.xの最終バージョンになる予定であると案内されていましたが、Claris FileMaker 19が発売された際にFileMaker Cloud for AWS 1.19は登場しませんでした。

AWS MarketplaceにおけるFileMaker Cloud for AWSの販売は2021年1月4日に終了し、FileMaker Cloud for AWSの全バージョンに関するサポートは2022年1月1日に終了する予定となっています。現在FileMaker Cloud for AWSを利用している場合には、将来的にはClaris International Inc.が直接販売するクラウドサービスであるClaris FileMaker Cloudへの移行、もしくはオンプレミス向けサーバー製品であるClaris FileMaker Serverへの移行を検討する必要がある状況です。

[関連]FileMaker 19 - 廃止予定の機能およびオペレーティングシステム(Claris ナレッジベース)

Tag: FileMaker

バージョン17以前のFileMaker Pro AdvancedとFileMaker GoはClaris FileMaker Server 19に接続不可

July 01, 2020

FileMaker Pro 16、FileMaker Pro 16 Advanced、FileMaker Pro 17 Advanced、FileMaker Go 16およびFileMaker Go 17は、Claris FileMaker ServerでホストされているFileMakerデータベースに接続する際、バージョン19のClaris FileMaker Serverには接続できません。

Claris FileMaker Server 19に接続するクライアントアプリケーションとしてサポートされているClaris FileMaker ProおよびClaris FileMaker Goのバージョンはバージョン18以降となっています。Claris FileMaker Pro 19のデータファイル形式は、バージョン12のファイル形式を踏襲していますが、バージョン17以前のClaris FileMakerからClaris FileMaker Server 19に接続することはできないので要注意です。

なお、FileMaker 17 プラットフォームとFileMaker 16 プラットフォームのテクニカルサポートは2020年9月18日をもって終了する予定となっています。

[関連]Claris FileMaker Server 19でサポートされるクライアントアプリケーション(FAMLog)、提供中の製品と互換性(Claris ナレッジベース)

Tag: FileMaker

Claris FileMaker Server 19でサポートされるクライアントアプリケーション

June 30, 2020

Claris FileMaker Server 19でサポートされているクライアントアプリケーションには、以下のものがあります。

・Claris FileMaker Pro 19およびFileMaker Pro 18 Advanced
・Claris FileMaker Go(バージョン19および18)
・iOS App SDK(バージョン19および18)を使用して作成されたアプリケーション
・Claris FileMaker WebDirect、カスタムWeb公開 with PHP、およびカスタムWeb公開 with XMLを使用したFileMaker Server Web 公開エンジンを使用してデータにアクセスするWebユーザー
・Claris FileMaker Data APIを使用して共有ソリューションのデータにアクセスするWebサービスまたはアプリケーション
・FileMaker クライアントドライバを使用するODBCおよびJDBCクライアント

FileMaker 17 プラットフォーム発売時にFileMaker ユーザライセンスプログラムが導入されており、FileMaker ボリュームライセンスプログラムは2018年5月にFileMaker ユーザライセンスプログラムに移行されているので、FileMaker 16以前からClaris FileMaker 19にバージョンアップする際には注意が必要です。

なお、Claris FileMaker Server 19では、FileMaker Server 18以前と同様、カスタムWeb公開(CWP)利用時は同時接続ライセンスであっても接続はカウントされません。

[関連]Claris FileMaker 19 動作環境(Claris ナレッジベース)、FileMaker Server 18でサポートされるクライアントアプリケーション(FAMLog)

Tag: FileMaker

2020年6月「INTER-Mediator勉強会2020-6」発表資料

June 24, 2020

2020年6月18日に行われた「INTER-Mediator勉強会2020-6」で発表した資料を公開しました。

・ダウンロード:Claris FileMaker Server 19の新機能と改善点(PDF形式/ファイルサイズ:約370KB)

「FMS19_NewFeatures.pdf」のSHA-256メッセージダイジェスト:
b5d530ec9ac7509125054a1244bf0a1453ba9e3fbc3c65ea91bbe4dbfbc63185

■関連リンク

INTER-Mediator

データベース特有の設定(INTER-Mediator)

Claris FileMaker Server 19 ヘルプ(Claris)

Claris FileMaker Server 19 リリースノート(Claris ナレッジベース)

FileMaker Server for Linux 開発者プレビューについて(Claris ナレッジベース)



(2022年4月24日追記:スライドへのリンクをSlideShareからドクセルに変更しました。)

Tag: FileMaker

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