FAMLog


Claris FileMaker Pro 19の新機能:macOSにおけるHigh Efficiency Image File形式のサポート

August 04, 2020

macOS版のClaris FileMaker Pro 19では、オブジェクトフィールドのデータでサポートされるファイル形式としてHEIF(High Efficiency Image File)形式が新たに追加されています。

Claris FileMaker Pro 19では、HEIF形式の画像をオブジェクトフィールドおよびレイアウトに挿入して、macOS、iOSおよびiPadOSで表示することができます。

なお、オブジェクトフィールドに画像ファイルを挿入するには、ブラウズモードで画像ファイルをオブジェクトフィールドにドラッグするか、もしくはブラウズモードでオブジェクトフィールドをクリックした後に[挿入]メニュー>[ピクチャ...]を選択してファイルを選択します。

[関連]オブジェクトフィールドのデータの操作(Claris FileMaker Pro 19 ヘルプ)

Tag: FileMaker

Claris FileMaker Pro 19の新機能:macOSにおけるダークモードのサポート

August 03, 2020

macOS版のClaris FileMaker Pro 19ではダークモードに新たに対応しています。

バージョン19では、macOSの[システム環境設定]で選択された外観モードで表示されるようになっています。外観モードがライトまたはダークであることを関数で検出するには、Get(システムの外観)関数を使用します。

Get(システムの外観)関数は、システムの外観モードがダークである場合は「DarkAqua」を返し、ライトである場合は「Aqua」を返します。

[関連]FileMaker Go 18.0.3が公開(FAMLog)

Tag: FileMaker

Claris FileMaker Pro 19の新機能:macOSにおけるドラッグ操作でのインストール

July 31, 2020

macOS版のClaris FileMaker Pro 19ではドラッグ操作でアプリケーションをインストールできるようになっています。

macOS版FileMaker Pro 18 Advancedのディスクイメージファイル(.dmgファイル)にはインストールプログラムが含まれていて、FileMaker Pro 18 Advancedをインストールするにはインストールプログラムを使用する必要がありました。バージョン19では、インストール方法がこれまでのバージョンと異なり、アプリケーションをアプリケーションフォルダにドラッグすることでClaris FileMaker Proがインストールされます。

なお、Claris FileMaker Pro 19では、ライセンス情報を入力する際、パッケージ版を購入した場合にはライセンスキーを入力し、パッケージ版以外の場合にはライセンス証明書をインストールします。

Tag: FileMaker

Claris FileMaker Pro 19の改善点:[URL から挿入]スクリプトステップ

July 30, 2020

Claris FileMaker Pro 19では、[URL から挿入]スクリプトステップのcURL オプションに--cert-type、-E、--cert、--key-type、--key、--pass、-Vおよび--versionオプションが新たに追加されています。

バージョン19では、クライアント証明書ファイルを指定する-Eもしくは--certオプション、クライアント証明書のタイプを指定する--cert-typeオプション、プライベートキーファイルを指定する--keyオプション、プライベートキーファイルのタイプを指定する--key-typeオプション、およびプライベートキーのパスフレーズを指定する--passオプションを利用できるようになっています。これにより、[URL から挿入]スクリプトステップでクライアント証明書を利用して接続する必要があるHTTPリクエストを送信できるようになっています。

さらに、Claris FileMaker 19では[URL から挿入]スクリプトステップのcURL オプションで-Vおよび--versionオプションがサポートされるようになっていて、使用されているlibcurlのバージョンに関する情報を表示できるようになっています。

[関連]FileMaker Pro 18 Advancedの改善点:[URL から挿入]スクリプトステップ(FAMLog)、FileMaker Pro 19 - [URL から挿入] スクリプトステップの新しい cURL オプション(Claris ナレッジベース)

Tag: FileMaker

Claris FileMaker Server 19の改善点:Claris FileMaker Admin APIによる暗号化パスワードの保存

July 29, 2020

Claris FileMaker Server 19では、Claris FileMaker Admin APIでデータベースが暗号化されている場合に入力する暗号化パスワードを保存できるようになっています。

Claris FileMaker Admin APIは、Claris FileMaker CloudやClaris FileMaker Server上での管理タスクをWebサービスから実行できるようにするアプリケーションプログラミングインターフェース(API)であり、FileMaker Server 18およびFileMaker Cloud for AWS 1.18で正式版として利用できるようになっていました。

Claris FileMaker 19では、Claris FileMaker Admin APIにおいてもfmsadminコマンドのopenコマンドで利用できる--savekeyオプションに相当する機能を利用できるようになっています。

[関連]FileMaker Server 18の新機能:FileMaker Admin API(FAMLog)、FileMaker Server 13の新機能:fmsadmin OPENコマンドの--savekeyオプション(FAMLog)

Tag: FileMaker

Claris FileMaker Server 19の新機能:Claris FileMaker WebDirectでカードウインドウスタイルをサポート

July 28, 2020

Claris FileMaker Server 19のClaris FileMaker WebDirectではカードウインドウスタイルが新たにサポートされるようになっています。

これに伴い、Claris FileMaker WebDirectにおいて、Get(ウインドウスタイル)関数でウインドウスタイルがカードであるかどうかを判定できるようになり、Get(ウインドウ左位置)およびGet (ウインドウ上位置)関数がカードウインドウである場合のみ機能するように挙動が変更されています。

なお、カードウインドウスタイルはFileMaker Pro 16で追加された機能です。

[関連]FileMaker Pro 16の新機能:カード(FAMLog)

Tag: FileMaker

Claris FileMaker Pro 19の新機能:バージョン19で追加されたスクリプトステップ一覧

July 27, 2020

Claris FileMaker Pro 19では、次のスクリプトステップが新しく追加されています。

・NFC 読み取りの構成
・機械学習モデルを構成
・Web ビューアで JavaScript を実行
・FileMaker Data API を実行
・名前を付けてアドオンパッケージとして保存

[NFC 読み取りの構成]スクリプトステップはNFCに対応しているiPhoneとiPadでのみサポートされ、[機械学習モデルを構成]スクリプトステップは、iOS、iPadOSおよびmacOSでのみサポートされます。

なお、[FileMaker Data API を実行]スクリプトステップでリクエストのactionキーに指定できる値は、現在のところ「read」と「metaData」のみとなっています。

[関連]FileMaker Pro 18 Advancedの新機能:バージョン18で追加されたスクリプトステップ一覧(FAMLog)、FileMaker Pro 19 の新規および変更されたスクリプトステップ(Claris ナレッジベース)、[FileMaker Data API を実行] スクリプトステップ(Claris ナレッジベース)

(2020/10/08追記:[名前を付けてアドオンパッケージとして保存]スクリプトステップを一覧に追加しました。)

Tag: FileMaker

Claris FileMaker Pro 19で削除された機能

July 22, 2020

Claris FileMaker Pro 19では、FileMaker Proのランタイムソリューション作成機能が削除されています。

FileMaker Pro Advancedのランタイムソリューション作成機能は、FileMaker Pro 18 Advancedでは利用可能ですが、Claris FileMaker Pro 19では利用できなくなっています。代替方法は特に用意されておらず、WindowsおよびmacOSではClaris FileMaker Pro自体を利用する必要があります。

ランタイムソリューション作成機能はFileMaker 14 プラットフォームにおいて非推奨になり、将来廃止される機能に指定されていました。バージョン14以降では機能の更新や改善は行われておらず、昨年の時点で今年のバージョンアップ時に当該機能が取り除かれる予定であることが案内されていました。

[関連]FileMaker Pro Advancedのランタイムソリューション作成機能は削除予定の機能に(FAMLog)、FileMaker 19 - 廃止予定の機能およびオペレーティングシステム(Claris ナレッジベース)、

Tag: FileMaker

Windows版Claris FileMaker Server 19の動作環境

July 13, 2020

Windows版のClaris FileMaker Server 19はWindows Server 2019 Standard EditionとWindows Server 2019 Datacenter Edition、Windows Server 2016 Standard Edition、Windows Server 2016 Datacenter Editionをサポートしています。

Windows ServerにClaris FileMaker Server 19をインストールする場合、デスクトップエクスペリエンスを搭載している環境が必要です。なお、Windows Server Datacenter EditionはClaris FileMaker Server 19と互換性がありますが、完全には検証はされていないとのことです。

RAMの最低要件はバージョン18と同様に8GBです。ストレージについては、ソリッドステートドライブ(SSD)の使用が推奨されており、ファイルサイズに依存しますが500GB以上必要、そしてストレージの空き容量は20%以上必要という条件となっています。

[関連]Windows版FileMaker Server 18の動作環境(FAMLog)、macOS版Claris FileMaker Server 19の動作環境(FAMLog)

Tag: FileMaker

Claris FileMaker Pro 19の新機能:バージョン19で追加された関数一覧

July 09, 2020

Claris FileMaker Pro 19では新しい関数が追加され、デバイス上で機械学習モデルを実行して画像認識やオブジェクト検出などの処理を実行できる関数や、FileMaker形式のパスを変換する関数が新設されています。

バージョン19で追加された関数一覧は次の通りです。

・ComputeModel
・ConvertFromFileMakerPath
・ConvertToFileMakerPath
・Get(ページ数)

ComputeModel関数を使用する場合には、バージョン19で追加された[機械学習モデルを構成]スクリプトステップを使用してCore MLモデルをロードしておく必要があります。なお、[機械学習モデルを構成]スクリプトステップは、iOS、iPadOSおよびmacOSでのみサポートされています。

[関連]FileMaker Pro 18 Advancedの新機能:バージョン18で追加された関数一覧(FAMLog)

(2021/03/09追記:バージョン19で追加された関数の一覧にGet(ページ数)を追加しました。)

Tag: FileMaker

このページの上へ