FAMLog
FileMaker Pro 16の新機能:複数の挿入スクリプトステップでターゲットとして変数を指定可能に
April 17, 2018
FileMaker Pro 16では、複数の挿入スクリプトステップにおいて変数をターゲットとして指定できるようになっています。
変数をターゲットとして指定できるようになったスクリプトステップは次の通りです。
・URL から挿入
・計算結果を挿入
・現在の日付を挿入
・現在の時刻を挿入
・現在のユーザ名を挿入
・ファイルを挿入
・テキストを挿入
なお、FileMaker Pro 16では[URL から挿入]スクリプトステップでさまざまなcURL オプションを指定できるようになりましたが、当該スクリプトステップでファイルにアクセスする場合は、ファイルを含むオブジェクトフィールドに変数を設定してcURL オプションの引数としてこの変数を使用するようにします。
[関連]FileMaker Pro 16の新機能:[URL から挿入]スクリプトステップのcURL オプション(FAMLog)
INTER-Mediator 5.7を公開
March 29, 2018
INTER-Mediator 5.7を公開しました。同時に、バージョン5.7をベースにしたINTER-Mediator-Server VMもリリースしました。
INTER-Mediatorは、予算規模の小さな組織でも業務システムの開発を円滑にできることを目指して開発された、MITライセンスで提供されるWebアプリケーションフレームワークです。バージョン5.7では、PHP 7.2に対応し、今回新たにMicrosoft SQL Serverをサポートしました。data-im-format属性によるクライアントサイドでの書式設定機能が追加されている他、実験的にFileMaker Server 16のFileMaker Data API (Trial)に対応しています。また、不具合も多数修正されています。
旧バージョンからバージョンアップする際には、必ず事前に「バージョン移行ガイド」を参照するようにしてください。
INTER-Mediator 5.7でPHP 7.2に対応予定
March 22, 2018
INTER-Mediatorは2018年3月22日現在PHP 7.2を正式にはサポートしていませんが、次期バージョンのINTER-Mediator 5.7でPHP 7.2をサポートする予定です。
現時点でのPHPの最新バージョンは、2018年3月に公開されたバージョン7.2.3です。PHPはバージョン7.3系統の開発も進められています。なお、PHP 5.6は2018年12月31日まで、PHP 7.0は2018年12月3日まで、PHP 7.1は2019年12月1日まで、PHP 7.2は2020年11月30日までセキュリティ修正が継続される予定となっています。
INTER-Mediator 5.7ではPHP 5.2系統を引き続きサポートする見込みですが、INTER-Mediator 6ではPHP 5.2系統とPHP 5.3系統のサポートを廃止する予定であり、PHP 5.4系統のサポート続行については現在議論中という状態です。
FileMaker CloudとGet(システムプラットフォーム)関数
March 20, 2018
FileMaker Proの「Get(システムプラットフォーム)関数」は、現在のプラットフォームを示す数値を返します。
この関数の戻り値は下記のようになります。
・「1」:プラットフォームがmacOSの場合
・「-2」:プラットフォームがWindowsの場合
・「3」:プラットフォームがiOSの場合
・「4」:プラットフォームがFileMaker WebDirectの場合
・「5」:プラットフォームがFileMaker Cloudの場合
FileMaker CloudでGet(システムプラットフォーム)関数を実行すると、この関数の戻り値は「5」となります。
[関連]FileMaker WebDirectとGet(システムプラットフォーム)関数(FAMLog)
FileMaker WebDirectとGet(アプリケーション言語)関数
March 19, 2018
FileMaker Proの「Get(アプリケーション言語)関数」は、現在のアプリケーション言語を示すテキストを返します。
この関数で返されるテキストは英語の文字列であり、FileMaker Proがサポートしている言語は次の通りです。
・English
・French
・Italian
・German
・Swedish
・Spanish
・Dutch
・Japanese
・Simplified Chinese
・Brazilian Portuguese
・Korean
FileMaker WebDirectの場合、Get (アプリケーション言語)関数はWebブラウザーの言語設定情報を返します。
[関連]Get (アプリケーション言語)(FileMaker Pro 16 ヘルプ)
FileMaker WebDirectでサポートされていない取得関数
March 16, 2018
FileMaker WebDirectは、コーディングをすることなく、FileMakerベースのカスタム AppをWebブラウザーで直接実行可能にするテクノロジーです。
FileMaker WebDirectは、WebブラウザーからデータベースにアクセスするユーザーにもFileMaker Proと同様の操作性を提供しますが、FileMaker WebDirectではサポートされていない取得関数が複数存在します。
2018年3月現在、FileMaker WebDirectでサポートされていない取得関数の一覧は次の通りです。
[返される値が空の文字列である関数]
・Get (アクティブ選択位置)
・Get (アクティブ選択サイズ)
・Get (カスタムメニューセット名)
・Get (デスクトップパス)
・Get (ドキュメントパス)
・Get (ドキュメントパス一覧)
・Get (FileMaker パス)
・Get (ハイコントラスト色)
・Get (ハイコントラスト状態)
・Get (ネットワークタイプ)
・Get (ページ番号)
・Get (環境設定パス)
・Get (プリンタ名)
・Get (システムドライブ)
・Get (システム NIC アドレス)
・Get (テンポラリパス)
・Get (トリガジェスチャ情報)
・Get (ウインドウ左位置)
・Get (ウインドウ上位置)
[返される値が0である関数]
・Get (書式設定バーの表示状態)
・Get (スクリプトアニメーション状態)
・Get (テキスト定規表示)
・Get (システム書式使用状態)
[返される値が32である関数]
・Get (スクリーン深さ)
[返される値が100である関数]
・Get (ウインドウのズームレベル)
[関連]FileMaker WebDirect でサポートされない取得関数(FileMaker ナレッジベース)
(2020/2/20追記:返される値が空の文字列である関数にGet (アクティブ選択位置)関数を追加しました。)
FileMaker カンファレンス 2018が2018年11月上旬に開催
March 15, 2018
ファイルメーカー社が、2018年11月7日(水)から11月9日(金)までの3日間、虎ノ門ヒルズフォーラム(東京都港区虎ノ門)で「FileMaker カンファレンス 2018」を開催すると発表しています。
今年で10年目を迎えるFileMaker カンファレンスは、ファイルメーカー社が主催する日本最大のFileMakerプラットフォーム総合イベントであり、同イベントではカスタム Appの設計・構築・展開を学ぶことができます。
事前登録の申し込み受付は、ファイルメーカー社公式サイト内のカンファレンス特設ページにて2018年7月上旬より開始される予定です。
INTER-Mediator 5.7でFileMaker Data API (Trial)に対応予定
March 08, 2018
INTER-Mediatorは、次期バージョンのINTER-Mediator 5.7でFileMaker Server 16で利用できるFileMaker Data API (Trial)を実験的にサポートする予定です。
現時点におけるINTER-Mediatorの最新安定バージョンはバージョン5.6.1ですが、バージョン5.7系統の開発も進められており、現在バージョン5.7-RC1ベースのINTER-Mediator-Server VMを公開している状況です。
FileMaker Data APIは、FileMaker Server 16では試用版として利用できる機能であり、2018年9月27日が試用期限となっています。試用期間終了後、FileMaker Data APIを利用できなくなるので注意が必要です。FileMaker Data APIのライセンスモデルが将来導入される計画となっており、FileMaker Data APIを引き続き使用するには試用期間が終了する前にFileMakerプラットフォームの最新バージョンにアップグレードする必要があるとのことです。
FileMaker Pro 16.0.5 アップデータが公開
March 07, 2018
ファイルメーカー社が「FileMaker Pro 16.0.5 および FileMaker Pro 16.0.5 Advanced アップデータ」を公開しています。
バージョン16.0.5にアップデートするには、macOS版のFileMaker Pro 16またはFileMaker Pro 16 Advancedで[ヘルプ]メニューの[ソフトウェア更新の確認...]を選びます。
バージョン16.0.5では、macOS High Sierra 10.13のみに影響する不具合が修正されていて、スクロールするとFileMaker Proが予期せず終了する問題が解決されています。
[関連]FileMaker Pro 16.0.4 アップデータが公開(FAMLog)
FileMaker Server 16でサポートされているPHPのバージョン
March 05, 2018
FileMaker Server 16に付属するFileMaker API for PHPは、バージョン5.6のPHPをサポートしています。
FileMaker Server 16のPHPを使用したカスタムWeb公開では、Windows Server、macOS Sierra 10.12およびmacOS High Sierra 10.13ではPHP 5.6系統で動作検証が行われており、PHP 5.6.24を同梱しています。なお、OS X El Capitan v10.11ではPHP 5.5.31で動作検証が行われていますが、先月FileMaker Serverの運用環境としてOS X El Capitan v10.11はサポート対象外になりました。
2018年3月5日現在、PHP 5.6系統の最新バージョンはPHP 5.6.34、PHP 7.0系統の最新バージョンはPHP 7.0.28、PHP 7.1系統の最新バージョンはPHP 7.1.15、PHP 7.2系統の最新バージョンはPHP 7.2.3です。PHP 5.5系列はすでにメンテナンスされていない状況となっており、PHP 5.6およびPHP 7.0系列は2018年12月までセキュリティ修正が継続される予定となっています。
[関連]FileMaker Server 16 技術仕様(FileMaker)、FileMaker Serverの運用環境としてOS X El Capitan v10.11がサポート対象外に(FAMLog)
(2018/10/03追記:リンク先のURLを変更・修正しました。)