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Ruby on Rails 2.3.10とRuby on Rails 3.0.1が公開
November 01, 2010
Rubyで記述されたオープンソースのWebアプリケーションフレームワークであるRuby on Rails 2.3.10とRuby on Rails 3.0.1が2010年10月中旬に公開されています。
Rails 2.3.10とRails 3.0.1ではセキュリティ上の問題点が1点修正されていますが、バージョン2.3.9以前およびaccepts_nested_attributes_forメソッドを使っていないアプリケーションは影響を受けないとのことです。
現時点におけるRuby on Railsの最新安定バージョンはバージョン3.0.1であり、現在Rails 2.3系統とRails 3.0系統が保守されている状況です。
Rubyist Magazine 0031 号が公開
October 08, 2010
日本Rubyの会の有志が発行しているWeb雑誌「Rubyist Magazine」(通称「るびま」)の0031 号が公開されています。
「るびま」は、プログラミング言語Rubyに関する技術記事や活用事例、インタビュー、エッセイなどが掲載されるWeb雑誌です。
刊行6周年を迎えたRubyist Magazine 0031 号には、Rubyでのバックトレース活用法や、Ruby 1.9とgroongaによる全文検索、およびRubyKaigi2010の裏側に関する記事などが掲載されています。
MacRuby 0.7が公開
October 07, 2010
Mac OS Xのコア技術を用いたRuby実装であるMacRubyの新バージョン「MacRuby 0.7」が公開されています。
MacRuby 0.7では、Cocoa対応が強化され、安定性および速度が向上しています。さらに、Ruby 1.9.2への対応が開始され、RubySpecを使った互換性テストでは90%パスするようになり互換性も向上しています。
MacRuby 0.7の公式パッケージはMac OS X Snow Leopardにのみ対応しており、Mac OS X Leopardおよびそれ以前のバージョンはサポートされていないので注意が必要です。
Ruby on Rails 2.3.9が公開
September 06, 2010
Rubyで記述されたオープンソースのWebアプリケーションフレームワーク「Ruby on Rails 2.3.9」が公開されています。
現時点におけるRuby on Railsの最新安定バージョンはバージョン3.0です。現在Rails 2.3系統を利用している場合には、いったんバージョン2.3.9にアップデートすることを計画するとよいでしょう。
Rails 2.3.9でアプリケーションを実行した際に警告が出力されないようにしておくことで、Rails 3.0への移行準備の確認ができます。
Ruby on Rails 3.0が登場
August 31, 2010
Rubyで記述されたオープンソースのWebアプリケーションフレームワーク「Ruby on Rails 3.0」が公開されています。
Rails 3.0では、Active RecordでArelというクエリーエンジンが採用されており、依存関係を管理するBundlerが導入されるなど、数多くの新機能が追加されています。FileMakerユーザーとしては、Active Modelという新しいフレームワークが追加されている点も要注目です。
Rails 3.0は、Ruby 1.8.7、Ruby 1.9.2およびJRuby 1.5.2以降に対応しています。
Ruby 1.9.2が公開
August 19, 2010
Ruby 1.9系統の最新版である「Ruby 1.9.2」が公開されています。
Ruby 1.9.2では、多くのメソッドが追加され、より透過的にIPv6をサポートしたSocket APIや、新しいエンコーディング、いくつかの乱数生成アルゴリズムをサポートするRandomクラスが追加されるなどの機能追加が行われています。また、Timeクラスが再実装され2038年問題が解消されています。
Ruby 1.9.2はいくつかの点を除いておおよそRuby 1.9.1と互換であり、Ruby 1.8.7-p302やRuby 1.9.1-p430で対処されているWEBrickにおけるクロスサイトスクリプティング脆弱性も修正されています。
Ruby 1.8.7-p302とRuby 1.9.1-p430が公開
August 18, 2010
「Ruby 1.8.7-p302」および「Ruby 1.9.1-p430」が公開されています。
Ruby 1.8.7-p302およびRuby 1.9.1-p430では、Rubyに標準添付されているライブラリの1つであるWEBrickにおけるクロスサイトスクリプティング脆弱性が修正されています。
なお、上記の脆弱性が存在しているバージョンは以下の通りです。
・Ruby 1.8.6-p399とそれ以前のバージョン
・Ruby 1.8.7-p299とそれ以前のバージョン
・Ruby 1.9.1-p429とそれ以前のバージョン
・Ruby 1.9.2 RC2とそれ以前のバージョン
・Ruby 1.9開発版(1.9.3dev)
Ruby 1.9.1-p429が公開
July 05, 2010
「Ruby 1.9.1-p429」が公開されています。
Ruby 1.9.1-p429は、最新安定版と位置づけられているRuby 1.9.1の保守リリースであり、Windows上でARGF.inplace_modeに危険な値を代入するとバッファーオーバーフローを起こすセキュリティ脆弱性が修正されています。なお、この脆弱性はRuby 1.8系統に直接は影響しません。
同時にRuby 1.9.2 RC1も公開されており、Ruby 1.9.2の正式版は8月初旬にリリースされる予定とのことです。
Ruby 1.8.7-p299が公開
June 28, 2010
「Ruby 1.8.7-p299」が公開されています。
Ruby 1.8.7-p299は、安定版であるRuby 1.8.7の保守リリースです。UTF-8の文字列にinspectメソッドを使用したときの問題が修正されている他、多数の不具合修正や互換性の改善が行われています。
なお、現時点におけるRubyの最新安定版はRuby 1.9.1-p378ですが、Ruby 1.8系統で動いていたプログラムやライブラリがRuby 1.9.1でそのままでは動かない場合があるので、バージョンアップの際には注意が必要です。
Rubyist Magazine 0030号が公開
June 16, 2010
日本Rubyの会の有志が発行しているWeb雑誌「Rubyist Magazine」(通称「るびま」)の0030号が公開されています。
「るびま」は、プログラミング言語Rubyに関する技術記事や活用事例、インタビュー、エッセイなどが掲載されるWeb雑誌です。
Rubyist Magazine 0030号には、各地のRegionalRubyKaigiのレポートやインタビューなどが掲載されています。