FAMLog
Ruby 1.9.1-p376
December 08, 2009
「Ruby 1.9.1-p376」が公開されています。
Ruby 1.9.1-p376は、最新安定版と位置づけられているRuby 1.9.1の保守リリースであり、ヒープオーバーフローを許す脆弱性が修正されています。なお、この脆弱性はRuby 1.8系統には影響しません。
Ruby 1.8で動いていたプログラムやライブラリがRuby 1.9.1でそのままでは動かない場合があるので、現在Ruby 1.8系統を利用している場合には互換性を検証してから移行する必要があります。
Ruby on Rails 2.3.5
December 01, 2009
Rubyで記述されたオープンソースのWebアプリケーションフレームワーク「Ruby on Rails 2.3.5」が公開されています。
Rails 2.3.5では、Internet Explorerに影響を与える、strip_tagsメソッドのクロスサイトスクリプティング(XSS)脆弱性が修正されています。また、HTMLエスケープを自動的に行うRailsXssプラグインに対応しています。
その他、XMLパーサーのNokogiriやRuby 1.9系との互換性も改善されています。
RubyでSHA-256メッセージダイジェストを生成する
November 27, 2009
Rubyには標準でメッセージダイジェストライブラリが同梱されており、SHA-256メッセージダイジェストを生成することが可能です。
RubyでSHA-256メッセージダイジェストを生成するには、Digest::SHA256クラスを使用します。
[記述例]
require 'digest/sha2'
puts Digest::SHA256.hexdigest('sample_string')
なお、ScriptMasterとJRubyを利用することで、RubyでFileMaker Proの機能を拡張することが可能であり、一例としてFileMaker ProでSHA-256メッセージダイジェストを生成することもできます。
インストール済みのgemパッケージの保存場所を調べる方法
October 29, 2009
Rubyのパッケージ管理ツールであるRubyGemsを使用してインストールしたgemパッケージの保存場所を調べるにはgemコマンドを使用します。
例として、Rfmをすでにインストールしている状態で、下記のコマンドを実行すると、Rfmのソースコードファイルが保存されているディレクトリを確認できます。
[使用例]
$ gem which rfm
(checking gem lardawge-rfm-1.3.0 for rfm)
/Library/Ruby/Gems/1.8/gems/lardawge-rfm-1.3.0/lib/rfm.rb
なお、gemコマンドの詳細を確認したい場合には、下記のコマンドでヘルプを参照できます。
$ gem help commands
RubyGemsのバージョン確認方法
October 19, 2009
Rubyのパッケージ管理ツールであるRubyGemsのバージョンを確認する方法の1つにgemコマンドを使用する方法があります。
gemコマンドで-vオプションを使用することで、RubyGemsのバージョンを確認できます。Mac OS X v10.6.1では、RubyGemsのバージョン情報は次のように表示されます。
[実行例]
$ gem -v
1.3.1
RubyGemsはMac OS X LeopardおよびMac OS X Snow Leopardには最初から組み込まれており、標準でgemコマンドを使用できます。なお、Mac OS X Leopardに同梱されているRubyGemsはバージョンが古いため、最新安定版のRailsを利用する場合にはRubyGemsのバージョンを更新する必要があります。
Ruby on Railsのバージョン確認方法
October 16, 2009
Ruby on Railsのバージョンを確認する方法の1つにrailsコマンドを使用する方法があります。
railsコマンドで-vオプションを使用することで、Railsのバージョンを確認できます。Mac OS X v10.6.1では、Railsのバージョン情報は次のように表示されます。
[実行例]
$ rails -v
Rails 2.2.2
なお、現時点のRuby on Railsの最新安定バージョンはバージョン2.3.4です。
Rubyist Magazine 0027号が公開
September 16, 2009
日本Rubyの会の有志が発行しているWeb雑誌「Rubyist Magazine」(通称「るびま」)の0027号が公開されています。
「るびま」は、プログラミング言語Rubyに関する技術記事や活用事例、インタビュー、エッセイなどが掲載されるWeb雑誌です。
刊行5周年を迎えたRubyist Magazine 0027号には、Rubyを使ってExcelを扱う為の解説記事や、RubyでLDAPを使いこなすためのライブラリであるActiveLdap、 RubyからDirectXを扱うゲームライブラリDXRubyに関する紹介記事などが掲載されています。
Ruby on Rails 2.3.4 & 2.2.3
September 08, 2009
Rubyで記述されたオープンソースのWebアプリケーションフレームワーク「Ruby on Rails 2.3.4」が公開されています。
Rails 2.3.4および同時に公開されたRails 2.2.3では、クロスサイトスクリプティング(XSS)脆弱性とcookie storeに関する脆弱性が修正されています。
なお、Rails 2.3.4はRuby 1.9系では動作しないことが確認されているため、その点は注意が必要です。
RubyCocoa 1.0.0
July 27, 2009
「RubyCocoa 1.0.0」が公開されています。
RubyCocoaは、RubyからObjective-Cオブジェクトを扱うためのブリッジであり、Mac OS Xのアプリケーションを開発するためのフレームワークです。
RubyCocoa 1.0.0では、Ruby 1.8.7に対応し、Mac OS X Leopard用のビルド構成が改善された他、多数の不具合が修正されています。
[関連]Mac OS X LeopardはRubyCocoaを標準搭載(FAMLog)
Ruby 1.9.1-p243
July 22, 2009
「Ruby 1.9.1-p243」が公開されています。
Ruby 1.9.1-p243は、最新安定版と位置づけられているRuby 1.9.1の保守リリースであり、不具合の修正が含まれています。また、Ruby 1.9.1-p243の公開と同時にRuby 1.9.2-preview1も公開されています。
Ruby 1.8で動いていたプログラムやライブラリがRuby 1.9.1でそのままでは動かない場合があるので、現在Ruby 1.8系統を利用している場合には互換性を検証してから移行する必要があります。