FAMLog
ファイルメーカー社が「カスタム App 利用状況調査 2016」を発表
February 17, 2016
ファイルメーカー社が、FileMakerプラットフォームを導入しているユーザー企業に対して行った実態調査の報告書「カスタム App 利用状況調査」を発表しています。
この報告書は、FileMaker製品を使っているユーザー企業がアプリケーションをどのように利用しているのかについて詳しく把握するために実施されたアンケート調査の回答結果がまとめられたものです。
調査結果によると、82%がITソリューションを内製化し、74%のユーザー企業がFileMakerプラットフォームを使って作成されたアプリケーションを利用したことでビジネスチームの生産性が向上したと回答しています。
Apache Tomcat 6.0.45とApache Tomcat 8.0.32が公開
February 16, 2016
Apache Tomcat 6.0.45とApache Tomcat 8.0.32が2016年2月上旬に公開されています。
現時点でのApache Tomcatの最新バージョンはバージョン8.0系統です。Apache Tomcat 6.0.45ではTomcat Native Libraryがバージョン1.1.34に、Apache Tomcat 8.0.32ではTomcat Native Libraryがバージョン1.2.4に更新されています。主に不具合の修正が行われていますが、セキュリティ修正が含まれているかは現状では不明です。Apache TomcatはHTTP/2がサポートされたバージョン9.0系統の開発も進められており、現在「Apache Tomcat 9.0.0.M3 (alpha)」が公開されている状況です。
なお、FileMaker Server 13とFileMaker Server 14のWeb公開機能とAdmin Console用管理サーバーではTomcat 7.0系列が使われていて、バージョン13.0v5以降およびバージョン14ではApache Tomcat 7.0.55が使用されています。
FileMaker Server 14.0.4におけるWebサーバーの修正点
February 15, 2016
セキュリティ脆弱性の修正が行われているFileMaker Server 14.0.4では、クリックジャッキング対策としてWebサーバーがX-Frame-Optionsレスポンスヘッダーを出力するように変更されています。
バージョン14.0.4では、SAMEORIGINという値を指定したX-Frame-Optionsレスポンスヘッダーを出力するようになっています。クリックジャッキング攻撃の対策に伴う修正のため、別のWebサーバーでホストされているWebページ内で、<iframe>タグを使用してFileMaker WebDirectおよびカスタムWeb公開コンテンツを埋め込めなくなっているので注意が必要です。
別のWebサーバーで<iframe>タグを使用してFileMaker WebDirectおよびカスタムWeb公開コンテンツを埋め込んでいなければ特に影響はありませんが、今後は、FileMaker WebDirectおよびカスタムWeb公開コンテンツを個別のWebページの<iframe>タグで表示する場合、それらのWebページはFileMaker Server Webサーバーでホストされている必要があります。
[関連]FileMaker Server 14.0.4におけるテクノロジーテストページの修正点(FAMLog)
Apache Tomcat 6.0系列のサポート終了予定日
February 12, 2016
Apache Tomcat 6.0系列は2016年12月31日にサポートが終了する予定となっています。
Apache Tomcat 6.0系列のサポート終了に関する案内は2015年6月に発表されていました。2017年4月になるとApache Tomcat 6.0のダウンロードページが削除される予定となっており、今後はApache Tomcat 7.0系列もしくはApache Tomcat 8.0系列へのアップグレードが推奨されることになります。Apache Tomcatはバージョン9.0系統の開発も進められており、現在バージョン9.0.0.M3(アルファ版)が公開されている状況です。
なお、FileMaker Server 12およびFileMaker Server 12 AdvancedのWeb公開機能とAdmin Console用管理サーバーではTomcat 6.0系列が使われています。
FileMaker Go 14の新機能:バーコードの挿入
February 10, 2016
FileMaker Go 14では、FileMaker Pro上でスクリプトを作成せずにバーコードをスキャンできるようになっています。
FileMaker Go 13ではバーコードスキャン機能を利用できるようになっていましたが、バーコードスキャン機能を利用するには[デバイスから挿入]スクリプトステップを利用してスクリプトを作成する必要がありました。
バージョン14では、オブジェクトフィールドにバーコードオプションが配置されるようになり、スクリプトが用意されていない状態でもユーザーはバーコードをスキャンできるように改善されています。
[関連]FileMaker Go 13の新機能:バーコードスキャン(FAMLog)、FileMaker Go 14 - バーコードスキャンのメニューと挿入オプション(FileMaker ナレッジベース)
Java 8 Update 73およびJava 8 Update 74が公開
February 09, 2016
Java 8 Update 73およびJava 8 Update 74が公開されています。
バージョン8 Update 73ではWindowsプラットフォームのみに影響するセキュリティ脆弱性(CVE-2016-0603)が修正されています。攻撃方法が複雑であるものの、WindowsプラットフォームでJava 8、7あるいは6をインストールする際にシステムを乗っ取られる可能性があった点が修正されているとのことです。
なお、Java 7の公式アップデートはすでに終了しており、バージョン7およびそれ以前のJavaを利用している場合には、Java 8への更新を検討および実行する必要がある状況です。
[関連]FileMaker Server 10/11のAdmin ConsoleとJava 8 Update 71は非互換(FAMLog)
CakePHP 2.7.10とCakePHP 2.8.0が公開
February 08, 2016
CakePHP 2.7.10とCakePHP 2.8.0が公開されています。
CakePHP 2.7.10は、CakePHP 2.7系統の最終バージョンとなる保守リリースです。CakePHP 2.8.0は、バージョン2系のAPI互換となる保守リリースであり、PHP 7をサポートするようになっています。
一部非推奨となっている機能もあるため、CakePHP 2.7からCakePHP 2.8にバージョンアップする際には移行ガイドで各種変更点を確認してから移行作業を行う必要があります。
PHP 5.5.32、PHP 5.6.18およびPHP 7.0.3が公開
February 05, 2016
「PHP 5.5.32」、「PHP 5.6.18」および「PHP 7.0.3」が公開されています。
PHP 5.5.32、PHP 5.6.18およびPHP 7.0.3では、複数のセキュリティ脆弱性が修正されている他、同梱されているPerl互換正規表現ライブラリであるPCREライブラリはバージョン8.38に更新されています。互換性を考慮すると当面はPHP 5.6系統もしくはPHP 5.5系統の利用が現実的と言えますが、PHP 5.5系統の保守は今年の7月に終了する予定となっています。
PHP 7では実行速度が高速化されていることから将来的にはPHP 7.0系統の普及が期待されますが、下位互換性のない変更点や推奨されなくなる機能もあるため、PHP 7に移行する場合には事前に移行ガイドを参照してからアップグレードを行う必要があります。
OpenSSL 1.0.1系列のサポート終了予定日
February 04, 2016
OpenSSL 1.0.1系列は2016年12月31日にサポートが終了する予定となっています。
OpenSSLのバージョン0.9.8系統およびバージョン1.0.0系統は2015年12月31日にセキュリティ修正を含むサポートが終了したため、今後はバージョン1.0.2系統もしくはバージョン1.0.1系統へのアップグレードが推奨されます。
OpenSSLはバージョン1.1.0系統の開発も進められており、現在開発版としてバージョン1.1.0 Alpha 2が公開されている状況です。なお、OpenSSL 1.0.2のサポートは2019年12月31日に終了する予定となっています。
FileMaker Developer Conference 2016の参加登録受付開始
February 03, 2016
ファイルメーカー社が、2016年7月18日から7月21日まで米国ネバダ州ラスベガスにあるザ・コスモポリタン・オブ・ラスベガスにて開催される「FileMaker Developer Conference 2016」の参加登録受付を開始したと発表しています。
今年で21回目を迎えるFileMaker Developer Conferenceは、システム開発会社やユーザー企業のFileMaker開発技術者が世界中から一堂に会する大規模なイベントで、毎年米国で開催されています。本カンファレンスに参加すると、iPad、iPhone、Windows、MacそしてWebで動作するカスタムアプリをFileMakerプラットフォームで構築するために必要な新しいスキルの習得と現在のスキルの向上を図ることができます。
なお、2016年3月31日までに参加登録を完了すると特別早期割引が適用され、参加登録料の通常価格から83,000円の割引が提供され、136,000円で申し込むことができるとのことです。