FAMLog
FileMaker Pro 13.0v9 アップデータが公開
April 08, 2015
ファイルメーカー社が「FileMaker Pro 13 および FileMaker Pro 13 Advanced v9 アップデータ」を公開しています。
このアップデータは、FileMaker Pro 13またはFileMaker Pro 13 Advancedをバージョン13.0v9に更新するものです。バージョン13.0v9では、FileMaker 13 プラットフォームのSSLに関する問題が修正されており、アプリケーションUIとFileMakerセキュリティ証明書が更新されているとのことです。
バージョン13.0v9のFileMaker Pro 13およびFileMaker Pro 13 Advancedからは、下記条件でSSLを有効にしているFileMaker Serverに接続できないので注意が必要です。
・FileMaker製品でサポートされているSSLサーバー証明書を購入・インストールせずに「保護された接続が必要」設定を有効にしている、13.0v5およびそれ以前のバージョンのFileMaker Server 13(バージョン13.0v9に未更新の場合)
・「保護された接続が必要」設定を有効にしているFileMaker Server 12およびFileMaker Server 12 Advanced(約2週間後に公開される予定のセキュリティ更新を未適用の場合)
バージョン12のFileMaker Serverについては、認証局からSSLサーバー証明書を購入していてもいなくてもFileMaker Pro 13.0v9からFileMaker Server 12にSSL接続できないので、約2週間後に公開される予定のセキュリティ更新を待つ必要がある模様です。
[関連]FileMaker 13.0v9 と FileMaker 12 のセキュリティ更新に関する Q&A(FileMaker ナレッジベース)、FileMaker Server 12 セキュリティ更新が公開(FAMLog)
(2015/04/23追記:2015年4月22日に「FileMaker Server 12 セキュリティ更新」が公開されたので、関連記事を追加・更新しました。)
FileMaker Server 13.0v9 アップデータが公開
April 07, 2015
ファイルメーカー社が「FileMaker Server 13.0v9 アップデータ」を公開しています。
このアップデータは、バージョン13.0v3、13.0v4もしくは13.0v5のFileMaker Server 13をバージョン13.0v9に更新するものです。FileMaker Server 13.0v9では、FileMaker 13 プラットフォームの潜在的なSSLに関する問題が修正されており、アプリケーションUIとFileMakerセキュリティ証明書が更新されているとのことです。
FileMaker製品でサポートされているSSLサーバー証明書を購入・インストールせずに、バージョン13.0v5およびそれ以前のFileMaker Server 13で「保護された接続が必要」にチェックをつけて有効にしている場合に、同時に公開されたFileMaker Pro 13.0v9および約2週間後に公開される予定であるFileMaker Go 13.0.9がサーバーに接続できなくなってしまうことが注意点として案内されています。アップデータ実行手順の詳細については、アップデータに同梱されている文書を必ず参照するようにしてください。
[関連]セキュリティ更新 - FileMaker 13v9/FileMaker 12(FileMaker ナレッジベース)
CoreStorage論理ボリュームの状態を表示する
April 06, 2015
OS X Yosemiteで標準的に使用されるようになったCoreStorage論理ボリュームの状態を確認する方法の1つにdiskutilコマンドを使用する方法があります。
コマンドラインインターフェースでCoreStorage論理ボリュームの状態を確認するには、ターミナルで次のように入力します。
[実行例]
$ diskutil coreStorage list
$ diskutil cs list
上記のコマンドで論理ボリュームグループや論理ボリューム等のUUIDやボリュームサイズ、暗号化状態等の情報を確認できます。
[関連]新・OS X ハッキング! (129) Yosemite使いは知っておくべき「Core Storage対策」(マイナビニュース)
FileMaker ServerとFREAK脆弱性
April 03, 2015
FileMaker ServerとFREAK脆弱性に関する情報がFileMaker ナレッジベースに掲載されています。
ナレッジベースの記事において、FileMaker Server 13.0v5以降ではFREAK脆弱性の影響を受けないものの、FileMaker Serverの13.0v5より前のバージョンではFREAK問題を防ぐように設計されていない旨が案内されています。
このことから、SSL/TLSを使用して通信を暗号化する場合には、現時点ではFileMaker Serverのバージョン13.0v5を利用することが強く推奨されると言えるでしょう。
[関連]FREAK 脆弱性(FileMaker ナレッジベース)
(2015/04/04追記:不要な改行を削除しました。)
OS X Yosemiteでは/etc/hostconfigファイルは利用不可
April 02, 2015
OS X Yosemiteでは、/etcディレクトリに保存されているOS X独自のシステム設定ファイルであるhostconfigファイルを利用できなくなっています。
hostconfigファイルを使用すると、システム起動時に特定のネットワークサービスを起動するかどうかを指定することができました。最近ではほとんど利用されなくなっていましたが、OS X Mavericksまでは使用できる状態になっていました。
なお、これまでhostconfigファイルでホスト名を設定していた場合には、scutilコマンドを使用してホスト名を設定することで代替が可能です。
(使用例)
$ sudo scutil --set HostName www.famlog.jp
[関連]scutil(FAMLog)、新・OS X ハッキング! (126) Yosemiteでついに消えた「あのファイルたち」(マイナビニュース)
FileMaker Pro 13の新機能:HTTPのPOSTメソッドを使用したデータのインポート
April 01, 2015
FileMaker Pro 13では、HTTPリクエストを使用してデータをインポートする場合に新たにPOSTリクエストメソッドを利用できるようになっています。
FileMaker Proにデータをインポートする際にHTTPのPOSTメソッドを使用できるのは次の場合です。
・URLを指定してXMLデータソースからインポートする場合
・[レコードのインポート]または[ファイルを変換]スクリプトステップを使用してXMLデータをインポートする場合
・[URL から挿入]スクリプトステップを使用してフィールドにデータを挿入する場合
URL内で指定するスキームとしては、「http」や「https」ではなく、FileMaker Proによって定義されたカスタムスキームである「httppost」もしくは「httpspost」を使用します。URLがhttppost://またはhttpspost://で始まる場合は、http://またはhttps://で始まるURLとして解釈され、「?」の後のテキストをPOSTメソッドのメッセージボディとして送信します。
[関連]HTTP リクエストを使用したデータのインポートについて(FileMaker Pro 13 ヘルプ)
FileMaker Pro 13の変更点:デフォルトキャッシュサイズの拡大
March 31, 2015
FileMaker Pro 13ではデフォルトキャッシュサイズが128MBに変更・拡大されています。
FileMaker Proは、データベースの一部を内部キャッシュに保持します。使用しているコンピューターのメモリー設定によっては、キャッシュサイズを変更してコンピューターのパフォーマンスを向上させることが可能です。
FileMaker Proで使用するキャッシュサイズを変更するには、[環境設定]ダイアログボックスの[メモリ]タブにある[ファイルキャッシュの変更]ボックスの数値を変更して[OK]ボタンをクリックした後にFileMaker Proを再起動します。
APPLE-SA-2015-03-19-1 Security Update 2015-003
March 30, 2015
AppleからSecurity Update 2015-003が2015年3月中旬に公開されています。
Security Update 2015-003は、OS X Yosemite v10.10.2および2015年に発売されたMac向けに用意されているもので、iCloud KeychainとIOSurfaceのセキュリティ脆弱性が修正されています。
なお、このアップデートにはSecurity Update 2015-002の内容も含まれています。
[関連]APPLE-SA-2015-03-09-3 Security Update 2015-002(FAMLog)
FAMLog News Archive:第68回 2015年春号
March 27, 2015
■INTER-Mediator 5.0が公開(2015年2月)
PDOおよびFileMaker Server対応のWebアプリケーションフレームワークであるINTER-Mediator 5.0が2015年2月に公開されました。バージョン5.0からInternet Explorer 8はサポート対象外という扱いになっています。
[関連]INTER-Mediator 5.0が公開(FAMLog)
■CakePHP 3.0が登場(2015年3月)
PHPで利用できるオープンソースのWebアプリケーションフレームワークであるCakePHP 3.0.0が2015年3月に公開されました。FMCakeMixは現時点ではCakePHP 3.0に対応していないのでご注意ください。
[関連]CakePHP 3.0.0が公開(FAMLog)
CakePHP 3.0.0が公開
March 26, 2015
PHP用のWebアプリケーションフレームワーク「CakePHP 3.0.0」が公開されています。
ORMが一新されたCakePHP 3.0.0は、動作にPHP 5.4.16以上が必須となり、mbstringおよびintl拡張モジュールが必要です。旧バージョンからバージョンアップを行う際には、移行ガイドで各種変更点を確認して移行作業を行わなければならず注意が必要です。
なお、FMCakeMix(CakePHP用のFileMakerデータソースドライバー)は現時点ではCakePHP 3に対応していません。