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FAMLog News Archive:第100回 2023年夏号

July 03, 2023

■Claris FileMaker 2023の提供が開始(2023年5月)

Claris FileMaker 2023の日本国内での提供が2023年5月に開始されました。公開されたバージョン番号は年(2023)で示されていますが、カスタマサポート用には数字バージョン(20.1)が引き続き使用されます。数字バージョンは[FileMaker Pro について]ダイアログボックス、およびFileMaker ServerやFileMaker CloudのAdmin Console等で確認できるようになっています。

[関連]Claris FileMaker 2023の提供が開始(FAMLog)、Claris FileMaker 2023(20.1.2)の提供が開始(FAMLog)

■FMDataAPI Ver.30が公開(2023年6月)

Claris FileMaker Data APIをPHPで利用するためのクラスであるFMDataAPIのバージョン30が2023年6月に公開されました。FMDataAPIはMITライセンスで提供されるオープンソースソフトウェアであり、FMDataAPI Ver.30ではtoArrayメソッドを使用する際に発生していた不具合が修正されています。

[関連]FMDataAPI Ver.30が公開(FAMLog)

Tag: News

FMDataAPI Ver.30が公開

June 30, 2023

Claris FileMaker Data APIをPHPで利用するためのクラスであるFMDataAPIのバージョン30が2023年6月下旬に公開されています。

新居雅行氏が開発したFMDataAPIは、MITライセンスで提供されているオープンソースソフトウェアです。FMDataAPI Ver.30では、toArrayメソッドを使用する際に発生していた不具合が修正されています。

FileMaker Server 17以降で正式版として利用できるようになったFileMaker Data APIは、FileMaker Server 18以降では各種メタデータやレコード数に関する詳細情報を取得できるようになっています。なお、FMDataAPIは現在のところClaris FileMaker Cloud 2には対応していません。

Tag: FileMaker

macOS Monterey 12.6.7およびmacOS Big Sur 11.7.8の提供が開始

June 29, 2023

macOS Monterey 12.6.7およびmacOS Big Sur 11.7.8の提供が2023年6月下旬に開始されています。

macOS Monterey 12.6.7およびmacOS Big Sur 11.7.8では、すでに悪用された可能性のある脆弱性(CVE-2023-32434)が修正されています。そのため、macOS Montereyを使用している場合にはmacOS Monterey 12.6.7に、macOS Big Surを使用している場合にはmacOS Big Sur 11.7.8にアップデートすることが推奨されます。

なお、Claris FileMaker ProおよびClaris FileMaker Serverはバージョン19.4.1以降で正式にmacOS Montereyに対応するようになっています。FileMaker Serverは、バージョン19.1.2以降であればmacOS Big Surと互換性があり、バージョン19.3.1以降でユニバーサルバイナリとしてAppleシリコン搭載Macに対応しています。

[関連]macOS Ventura 13.4.1の提供が開始(FAMLog)

Tag: Security

macOS Ventura 13.4.1の提供が開始

June 28, 2023

macOS Ventura 13.4.1の提供が開始されています。

macOS Ventura 13.4.1には重要なセキュリティに関わる修正が含まれています。すでに悪用された可能性のある脆弱性(CVE-2023-32434およびCVE-2023-32439)が修正されていることから、macOS Venturaを使用している場合にはmacOS Ventura 13.4.1にアップデートすることが推奨されます。

なお、Claris FileMaker ProおよびClaris FileMaker Serverはバージョン19.6.1以降でmacOS Venturaでのインストールが正式にサポートされるようになっています。

[関連]Safari 16.5.1の提供が開始(FAMLog)、iOS 16.5.1およびiPadOS 16.5.1の提供が開始(FAMLog)、iOS 15.7.7およびiPadOS 15.7.7の提供が開始(FAMLog)

Tag: Security

iOS 15.7.7およびiPadOS 15.7.7の提供が開始

June 27, 2023

iPhone向けのソフトウェア・アップデートとなるiOS 15.7.7と、iPad向けのソフトウェア・アップデートとなるiPadOS 15.7.7の提供が開始されています。

iOS 15.7.7およびiPadOS 15.7.7では複数のセキュリティ脆弱性が修正されていて、すでに悪用されている可能性のある脆弱性も修正されていることから、iOS 16およびiPadOS 16に未対応の機種でiOS 15およびiPadOS 15を使用している場合にはアップデートを適用することが推奨されています。

なお、App StoreからダウンロードできるClaris FileMaker Goを使用すれば、Claris FileMaker Proで作成したカスタム AppをiOSやiPadOS上で実行できます。FileMaker Go 2023はiOS 16以降もしくはiPadOS 16以降で動作するため、iOS 15およびiPadOS 15を使用している場合にはFileMaker Go 19.6.3を使う必要があります。

[関連]iOS 16.5.1およびiPadOS 16.5.1の提供が開始(FAMLog)

Tag: Security

iOS 16.5.1およびiPadOS 16.5.1の提供が開始

June 26, 2023

iPhone向けのソフトウェア・アップデートとなるiOS 16.5.1と、iPad向けのソフトウェア・アップデートとなるiPadOS 16.5.1の提供が開始されています。

iOS 16.5.1およびiPadOS 16.5.1では複数のセキュリティ脆弱性が修正されています。すでに悪用された可能性のある脆弱性が修正されていることから、すべての対象ユーザーにアップデートを適用することが推奨されています。

なお、App StoreからダウンロードできるClaris FileMaker Goを使用すれば、Claris FileMaker Proで作成したカスタム AppをiOSやiPadOS上で実行できます。FileMaker Go 2023はiOS 16以降もしくはiPadOS 16以降で動作します。

Tag: Security

Safari 16.5.1の提供が開始

June 23, 2023

セキュリティ脆弱性の修正を含んだSafari 16.5.1の提供が開始されています。

WebKitの脆弱性が修正されたSafari 16.5.1はmacOS MontereyおよびmacOS Big Surで利用でき、同時に公開されたmacOS Ventura 13.4.1にもSafari 16.5.1が含まれています。すでに悪用された可能性のある脆弱性が修正されていることから、Safari 16.5.1にアップデートすることが推奨されます。

なお、macOS Catalina用のSafari 16は提供されていないため、macOS Big Sur以降にアップグレードすることが推奨される状況になっていると言えます。

Tag: Security

Apache Tomcat 8.5.89、9.0.75および10.1.9ではセキュリティ脆弱性が修正済み

June 22, 2023

2023年5月に公開されたApache Tomcat 8.5.89Apache Tomcat 9.0.75およびApache Tomcat 10.1.9ではセキュリティ脆弱性が修正されています。

レスポンスにHTTPヘッダーが設定されていない場合にレスポンスヘッダーに関する情報が漏洩する可能性がある脆弱性(CVE-2023-34981)が修正されたApache Tomcat 8.5.89、Apache Tomcat 9.0.75およびApache Tomcat 10.1.9が公開されたのは2023年5月ですが、CVE-2023-34981に関する情報は2023年6月下旬に公開された次第です。

なお、現時点でのApache Tomcatの最新安定バージョンはバージョン10.1.10ですが、Claris FileMaker Server 2023(FileMaker Server 20.1.2)ではJava Web公開エンジンにApache Tomcat 9.0.69が使用されています。

[関連]JVNVU#92908681: Apache Tomcatにおける情報漏えいの脆弱性(Japan Vulnerability Notes)、Apache Tomcat 8.5.88、9.0.74および10.1.8ではセキュリティ脆弱性が修正済み(FAMLog)

(2023/08/28追記:「JJVNVU#92908681」を「JVNVU#92908681」に修正しました。)

Tag: Apache

Node.js v18.16.1とNode.js v16.20.1が公開

June 21, 2023

Node.js v18.16.1 (LTS)およびNode.js v16.20.1 (LTS)が公開されています。

Node.js v18.16.1およびNode.js v16.20.1では、それぞれ複数のセキュリティ脆弱性が修正されています。Node.js v18は2025年4月に、Node.js v16は2023年9月にサポートが終了する予定となっています。

なお、Claris FileMaker ServerやClaris FileMaker CloudのClaris FileMaker Data API エンジンではNode.jsが使われていて、FileMaker Server 20.1.2ではNode.js v18.13.0が使用されています。

[関連]Node.js v18のサポート終了予定日(FAMLog)、Node.js v16のサポート終了予定日(FAMLog)


Node.js v18のサポート終了予定日

June 20, 2023

Node.js v18は2025年4月30日にサポートが終了する予定となっています。

Node.js v14のサポートは2023年4月30日に終了しており、Node.js v16は2023年9月11日にサポートが終了する予定となっています。これから更新作業を行う場合には長期サポート対象であるNode.js v18への更新を検討することになります。

なお、Claris FileMaker ServerやClaris FileMaker CloudのClaris FileMaker Data API エンジンではNode.jsが使われていて、FileMaker Server 20.1.2ではNode.js v18.13.0が使用されています。

[関連]Node.js v16のサポート終了予定日(FAMLog)


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