FAMLog
Claris FileMaker Pro 2023はFileMaker Pro 12のファイル形式を踏襲
June 12, 2023
Claris FileMaker Pro 2023のデータファイル形式は、バージョン12のファイル形式を踏襲しています。
同じファイル形式であり、ファイル拡張子は「fmp12」のままであるため、Claris FileMaker Pro 2023およびClaris FileMaker Go 2023はFileMaker 12のデータベースファイルを変換することなくそのまま開くことが可能です。
ただし、Claris FileMaker 2023では新しい機能や関数が追加されています。FileMaker 2023の新機能を利用して作成されたデータベースファイルを旧バージョン(バージョン12、13、14、15、16、17、18および19)で開いた場合には、適切に動作しない部分が出てくる場合があるので注意が必要です。
[関連]FileMaker ファイルを「.fmp12」ファイル形式に変換(Claris ナレッジベース)
PHP 8.0.29、PHP 8.1.20およびPHP 8.2.7が公開
June 09, 2023
PHP 8.0.29、PHP 8.1.20およびPHP 8.2.7が公開されています。
PHP 8.0.29、PHP 8.1.20およびPHP 8.2.7ではそれぞれセキュリティ脆弱性の修正が行われています。PHP 8.0系列のアクティブサポートは2022年11月にすでに終了しており、重大なセキュリティに関わる修正が行われるセキュリティサポートは2023年11月26日までの予定となっています。PHPはバージョン8.3系統の開発も進められており、現在バージョン8.3.0 Alpha 1が公開されている状況です。
なお、PHP 8.1は2024年11月25日まで、PHP 8.2は2025年12月8日までセキュリティ修正が継続される予定となっています。
Contact Form 7 5.7.7が公開
June 08, 2023
Contact Form 7 5.7.7が2023年5月末に公開されています。
Contact Form 7はWordPress用のフォームプラグインです。Contact Form 7 5.7.7では古いバージョンのPHPを使っているユーザー向けの警告メッセージが追加されています。
なお、次のメジャーバージョン(バージョン5.8)より、Contact Form 7はWordPressの2番目に新しいメジャーバージョンで推奨されるバージョンのPHPをサポート範囲とする予定となっています。この方針変更により、サポート対象となるPHPのバージョンがバージョン5.6.20以降からバージョン7.4以降に変更される見通しです。
[関連]WordPress と PHP のサポート方針について(Contact Form 7)
Claris FileMaker 2023(20.1.2)の提供が開始
June 07, 2023
Claris FileMaker 2023(20.1.2)の提供が開始されています。
FileMaker 2023(20.1.2)では、Claris FileMaker Pro 2023でOnWindowTransactionスクリプトトリガをトリガする際の問題や、ESSテーブルで集計フィールドが空で表示される不具合、Claris FileMaker Server 2023に搭載されているWeb公開エンジンのメモリリークなどが修正されています。
FileMaker 2023(20.1.2)のリリースに伴い、Claris FileMaker Data Migration ToolおよびiOS App SDKも同時に更新されています。なお、FileMaker Pro 2023ではmacOS Catalina 10.15およびmacOS Big Sur 11がサポートされなくなっています。
[関連]Claris FileMaker 2023の提供が開始(FAMLog)
curl 8.1.2が公開
June 06, 2023
curl 8.1.2が2023年5月下旬に公開されています。
curlは、さまざまな通信規格に対応しているデータ転送ソフトウェアであり、Claris FileMakerでも利用されています。バージョン8.1.2では不具合の修正が行われており、セキュリティ修正は含まれていません。
なお、Claris FileMaker Pro 2023(20.1.1)において、[URL から挿入]スクリプトステップのcURL オプションで-Vもしくは--versionオプションを使用して取得できるlibcurlのバージョン情報は次の通りです。
[出力例]
libcurl/7.83.0-DEV OpenSSL/3.0.8 zlib/1.2.11 libssh2/1.9.0_DEV
Features: AsynchDNS IPv6 Largefile NTLM NTLM_WB SSL libz TLS-SRP UnixSockets HTTPS-proxy alt-svc HSTS
Apache Tomcat 8.5.88、9.0.74および10.1.8ではセキュリティ脆弱性が修正済み
June 05, 2023
2023年4月に公開されたApache Tomcat 8.5.88、Apache Tomcat 9.0.74およびApache Tomcat 10.1.8ではセキュリティ脆弱性が修正されています。
Apache Commons FileUploadにおけるサービス運用妨害(DoS)の脆弱性が修正されたApache Tomcat 8.5.88、Apache Tomcat 9.0.74およびApache Tomcat 10.1.8が公開されたのは2023年4月ですが、新たに採番されたCVE-2023-28709に関する情報は2023年5月下旬に公開された次第です。
なお、現時点でのApache Tomcatの最新安定バージョンはバージョン10.1.9ですが、Claris FileMaker Server 2023(FileMaker Server 20.1.1)ではJava Web公開エンジンにApache Tomcat 9.0.69が使用されています。
[関連]JVNVU#91253151: Apache TomcatのApache Commons FileUploadにおけるサービス運用妨害(DoS)の脆弱性(Japan Vulnerability Notes)
Safari 16.5の提供が開始
June 02, 2023
セキュリティ脆弱性の修正を含んだSafari 16.5の提供が2023年5月中旬に開始されています。
複数の脆弱性が修正されたSafari 16.5はmacOS Big SurおよびmacOS Montereyで利用でき、同時に公開されたmacOS Ventura 13.4にもSafari 16.5が含まれています。すでに悪用された可能性のある脆弱性が修正されていることから、Safari 16.5にアップデートすることが推奨されます。
なお、macOS Catalina用のSafari 16は提供されていないため、macOS Big Sur以降にアップグレードすることが推奨される状況になっていると言えます。
[関連]macOS Ventura 13.4の提供が開始(FAMLog)、macOS Monterey 12.6.6およびmacOS Big Sur 11.7.7の提供が開始(FAMLog)
macOS Monterey 12.6.6およびmacOS Big Sur 11.7.7の提供が開始
June 01, 2023
macOS Monterey 12.6.6およびmacOS Big Sur 11.7.7の提供が2023年5月中旬に開始されています。
macOS Monterey 12.6.6およびmacOS Big Sur 11.7.7ではそれぞれ複数のセキュリティ脆弱性が修正されています。
なお、Claris FileMaker ProおよびClaris FileMaker Serverはバージョン19.4.1以降で正式にmacOS Montereyに対応するようになっています。FileMaker Serverは、バージョン19.1.2以降であればmacOS Big Surと互換性があり、バージョン19.3.1以降でユニバーサルバイナリとしてAppleシリコン搭載Macに対応しています。
[関連]macOS Ventura 13.4の提供が開始(FAMLog)
macOS Ventura 13.4の提供が開始
May 31, 2023
macOS Ventura 13.4の提供が2023年5月中旬に開始されています。
macOS Ventura 13.4には多数のセキュリティに関わる修正が含まれています。macOS Venturaに対応しているMacは、iMac(2017以降)、iMac Pro(2017)、MacBook Air(2018以降)、MacBook Pro(2017以降)、Mac Pro(2019以降)、Mac Studio(2022)、Mac mini(2018以降)およびMacBook(2017)です。
なお、Claris FileMaker ProおよびClaris FileMaker Serverはバージョン19.6.1以降でmacOS Venturaでのインストールが正式にサポートされるようになっています。
iOS 15.7.6およびiPadOS 15.7.6の提供が開始
May 30, 2023
iPhone向けのソフトウェア・アップデートとなるiOS 15.7.6と、iPad向けのソフトウェア・アップデートとなるiPadOS 15.7.6の提供が2023年5月中旬に開始されています。
iOS 15.7.6およびiPadOS 15.7.6では複数のセキュリティ脆弱性が修正されていて、すでに悪用されている可能性のある脆弱性も修正されていることから、iOS 16およびiPadOS 16に未対応の機種でiOS 15およびiPadOS 15を使用している場合にはアップデートを適用することが推奨されています。
なお、App StoreからダウンロードできるClaris FileMaker Goを使用すれば、Claris FileMaker Proで作成したカスタム AppをiOSやiPadOS上で実行できます。FileMaker Go 2023はiOS 16以降もしくはiPadOS 16以降で動作するため、iOS 15およびiPadOS 15を使用している場合には現時点ではFileMaker Go 19.6.3を使う必要があります。
[関連]iOS 16.5およびiPadOS 16.5の提供が開始(FAMLog)