FAMLog
PHP 8.1.23とPHP 8.2.10が公開
September 01, 2023
PHP 8.1.23とPHP 8.2.10が公開されています。
PHP 8.1.23とPHP 8.2.10では不具合の修正が行われています。PHP 8.0系列のアクティブサポートは2022年11月にすでに終了しており、重大なセキュリティに関わる修正が行われるセキュリティサポートは2023年11月26日までの予定となっています。PHPはバージョン8.3系統の開発も進められており、現在バージョン8.3.0 RC 1が公開されている状況です。
なお、PHP 8.1は2024年11月25日まで、PHP 8.2は2025年12月8日までセキュリティ修正が継続される予定となっています。
Claris FileMaker Pro 2023の新機能:macOS VenturaでGetLiveText関数が日本語と韓国語およびウクライナ語をサポート
August 31, 2023
Claris FileMaker Pro 2023では、macOS Ventura上においてGetLiveText関数で日本語(「ja-JP」)、韓国語(「ko-KR」)およびウクライナ語(「uk-UA」)の言語コードがサポートされるようになっています。
GetLiveText関数は、テキスト認識アルゴリズムを使用して、指定したオブジェクトフィールドの画像内にある文字列データを抽出できる関数です。
GetLiveText関数を使用するには、iOS 15、iPadOS 15もしくはmacOS Monterey 12以降が必要ですが、言語コード「ja-JP」、「ko-KR」および「uk-UA」は、iOS 16、iPadOS 16もしくはmacOS Ventura 13以降でのみ使用できます。
[関連]Claris FileMaker Pro 19.5.1の新機能:バージョン19.5.1で追加された関数(FAMLog)
WordPress 6.3.1が公開
August 30, 2023
WordPress 6.3.1が公開されています。
WordPressはブログから高機能なサイトまで作ることができるオープンソースソフトウェアです。バージョン6.3.1では、コアに関する4件の不具合修正とブロックエディターに関する6件の不具合修正が行われています。WordPressはバージョン6.4系統の開発も進められており、現在のところWordPress 6.4は2023年11月に公開される予定となっています。
なお、FMPress Formsを使用すると、Contact Form 7で作成したWebフォームから送信されたデータをサーバー上で共有されているFileMakerデータベースに登録できるようになります。無料で利用可能なFMPress Formsは、WordPressの公式プラグインディレクトリからダウンロードできます。
Claris FileMaker Server 2023の変更点:スクリプトイベントログの保存先
August 29, 2023
Claris FileMaker Server 2023では、FileMaker Serverで実行されるスクリプトのスクリプトイベントに関するログはEvent.logファイルではなくscriptEvent.logファイルに主に保存されるようになっています。
データベースサーバーの再起動が必要となりますが、以前の挙動に戻してEvent.logファイルに保存するように変更するにはfmsadminコマンドを使用します。
[実行例]
% fmsadmin set serverprefs ScriptLogToEventLog=true
なお、scriptEvent.logファイルについては、Claris FileMaker Server Admin Consoleのログビューア上において表示やダウンロードも可能です。
[関連]Claris FileMaker Server 2023の新機能:[エラーログ設定]スクリプトステップのサポート(FAMLog)
Apache Tomcat 8.5.93、9.0.80および10.1.13ではセキュリティ脆弱性が修正済み
August 28, 2023
Apache Tomcat 8.5.93、Apache Tomcat 9.0.80およびApache Tomcat 10.1.13が公開されています。
Apache Tomcat 8.5.93、Apache Tomcat 9.0.80およびApache Tomcat 10.1.13では、ROOTディレクトリに配置されたデフォルトのWebアプリケーションがFORM認証を使用するように設定されている場合に発生していた、オープンリダイレクトの脆弱性(CVE-2023-41080)が修正されています。
なお、現時点でのApache Tomcatの最新安定バージョンはバージョン10.1.13ですが、Claris FileMaker Server 2023(FileMaker Server 20.1.2)ではJava Web公開エンジンにApache Tomcat 9.0.69が使用されています。
[関連]JVNVU#93446549: Apache Tomcatにおけるオープンリダイレクトの脆弱性(Japan Vulnerability Notes)
Claris FileMaker Server 2023の新機能:[エラーログ設定]スクリプトステップのサポート
August 25, 2023
Claris FileMaker Server 2023では、FileMaker Serverで実行されるスクリプトで[エラーログ設定]スクリプトステップがサポートされるようになっています。
Claris FileMaker Server Admin Consoleの[ログ]>[ログ設定]で[スクリプトエラーログを許可]を有効にしている場合、FileMaker Serverで実行されるスクリプトでエラーが発生すると、FileMaker Server/Logs/フォルダにFMSEScriptErrors.logファイルが作成されてスクリプトエラーに関する情報が記録されるようになっています。
なお、FileMaker Server 2023ではスクリプトイベントに関するログは、主にEvent.logファイルではなくscriptEvent.logファイルに保存されるようになっています。scriptEvent.logファイルはFMSEScriptErrors.logファイルと同じフォルダに自動的に作成されます。
[関連]FileMaker Server リリースノート(Claris)、スクリプトイベントログ(Claris Server および FileMaker Server ヘルプ)
Claris FileMaker Server 2023の改善点:共有データベースファイルの最大数
August 24, 2023
Claris FileMaker Server 2023では、1つのサーバーで同時にホストできるデータベースファイルの最大数が125から256に増加しています。
fmsadminコマンドやClaris FIleMaker Admin APIを使用して当該最大数を調整することも可能であり、1から256までの範囲で値を調整することができます。
fmsadminコマンドを使う場合には、GETコマンドを使うことで同時にホストできるデータベースファイルの最大数に関する設定情報を取得することができ、SETコマンドを使うことで当該最大数の設定を変更することが可能です。
[使用例]
% fmsadmin get serverconfig HostedFiles
% fmsadmin set serverconfig HostedFiles=256
Claris FileMaker Server 19.5のサポート終了予定月
August 23, 2023
Claris FileMaker Server 19.5は2024年9月にサポートが終了する予定となっています。
2023年8月現在、Claris FileMaker ProおよびClaris FileMaker Serverの最新バージョンはそれぞれバージョン2023(20.1.2)です。FileMaker 19.5は2024年9月にサポートが終了する予定となっているため、2024年10月以降においてサポートされるFileMaker製品はバージョン19.6以降となります。
なお、FileMaker製品のサポートポリシーは2019年末頃から変更されており、提供開始日から2年経過すると当該バージョンのサポートを終了するようになっています。
[関連]Claris のサポートポリシー(Claris ナレッジベース)、Claris FileMaker Server 19.4のサポート終了予定月(FAMLog)
Claris FileMaker Server 2023はPHPを非同梱
August 22, 2023
Claris FileMaker Server 2023では、FileMaker Serverのインストール時にPHPがインストールされません。
FileMaker Server 19.5.2で非推奨となったカスタムWeb公開 with PHP(CWP with PHP)の代替方法として、Claris FileMaker Data API、OData APIもしくはODBC/JDBCが以前から案内されていました。
Windows版FileMaker Server 19.2.1以降およびmacOS版FileMaker Server 19.4.1以降では、FileMaker Serverのインストール時にすでにPHPがインストールされなくなっており、現在FileMaker API for PHPを使用している場合には代替方法のいずれかへの移行を検討することが必要になっています。
[関連]Claris FileMaker Pro 2023 - 廃止予定の機能およびオペレーティングシステム(Claris ナレッジベース)、FileMaker Server インストーラへの PHP 添付の廃止について(Claris ナレッジベース)、カスタムWeb公開 with PHPの利用が非推奨に(FAMLog)
バージョン19.3.2以前のClaris FileMaker ProとClaris FileMaker GoはClaris FileMaker Cloud 2023に接続不可
August 21, 2023
FileMaker Pro 18 Advanced、FileMaker Go 18、バージョン19.3.2およびそれ以前のClaris FileMaker ProならびにClaris FileMaker Goは、2023年8月中旬以降、Claris FileMaker CloudでホストされているFileMakerデータベースに接続できなくなっています。
Claris FileMaker Cloud 2023に接続するクライアントアプリケーションとしてサポートされているFileMaker ProおよびFileMaker Goのバージョンはバージョン19.4.2以降となっています。FileMaker Pro 2023のデータファイル形式は、バージョン12のファイル形式を踏襲していますが、バージョン19.3.2以前のClaris FileMakerからFileMaker Cloud 2023に接続することはできないので要注意です。
なお、バージョン19.3およびそれ以前のClaris FileMakerのサポートはすでに終了しており、Claris FileMaker 19.4のサポートは2023年12月をもって終了する予定となっています。
[関連]Claris FileMaker Server 2023でサポートされるクライアントアプリケーション(FAMLog)、Claris のサポートポリシー(Claris ナレッジベース)