FAMLog
macOS版Claris FileMaker Server 2023の動作環境
June 19, 2023
macOS版のClaris FileMaker Server 2023はmacOS Monterey 12とmacOS Ventura 13をサポートしています。
macOS Big Sur 11やmacOS Catalina 10.15、macOS Mojave 10.14はサポートされておらず、RAMの最低要件はバージョン19と同様に8GBです。ストレージについては、ソリッドステートドライブ(SSD)の使用が推奨されており、ファイルサイズに依存しますが512GB以上必要、そしてストレージの空き容量は20%以上必要という条件となっています。
RAMが8GBである場合にはClaris FileMaker WebDirectの許容量は50ユーザーと明記されており、100ユーザーでFileMaker WebDirectを利用したい場合には32GB以上のRAMを搭載したMac Studioを使用することが推奨されています。なお、FileMaker WebDirectのクライアント数が101以上の場合にサーバーを複数台構成にすることが推奨されていますが、接続数の上限は、ハードウェアの構成やカスタム Appのデザイン、ライセンス、サブスクリプションなどによって制限される可能性があります。
[関連]macOS版Claris FileMaker Server 19の動作環境(FAMLog)
Claris FileMaker Pro 2023の新機能:バージョン20.1.1で追加された関数
June 16, 2023
Claris FileMaker Pro 2023では新しい関数が追加され、キャッシュファイルの名前およびパスを返す関数や、基本テーブル名の一覧を返す関数等が新設されています。
バージョン20.1.1で追加された関数一覧は次の通りです。
・GetBaseTableName
・Get(キャッシュファイルパス)
・Get(キャッシュファイル名)
・BaseTableNames
・BaseTableIDs
GetBaseTableName関数を使用すると、引数として指定したフィールドの基本テーブル名を取得できます。
[関連]Claris FileMaker 2023の提供が開始(FAMLog)
Claris FileMaker Pro 2023の新機能:バージョン20.1.1で追加されたスクリプトステップ
June 15, 2023
Claris FileMaker Pro 2023では、次のスクリプトステップが新しく追加されています。
・コールバックを使用してサーバー上のスクリプト実行
・Claris Connect フローをトリガ
Claris FileMaker 2023の販売開始と同時にClaris Connectの無料利用枠が新たに用意されるようになっており、[Claris Connect フローをトリガ]スクリプトステップを使用することでより容易にClaris Connectと連携できるようになります。
また、[コールバックを使用してサーバー上のスクリプト実行]スクリプトステップを使用すると、サーバー上で指定されたスクリプトの実行が完了した後に、別の指定されたスクリプトをローカルで実行させることができます。
[関連]Claris FileMaker 2023の提供が開始(FAMLog)
FMプランがClaris FileMaker 2023に対応
June 14, 2023
エミックが提供しているClaris FileMaker Server対応ホスティングサービスであるFMプランで2023年5月下旬よりClaris FileMaker 2023に対応しました。
Claris FileMaker Server 2023の運用環境を利用できるFMプランネクストシリーズは、FMプランネクストプラス[月額29,800円(税別)]およびFMプランネクストプロ[月額45,000円(税別)]の2つのプランから構成されます。各プランではClaris FileMaker Server for Linuxを利用してデータベースサーバーを運用しますが、同サービスのサーバー上で稼働させるFileMaker Serverのライセンスが別途必要になります。
なお、Claris FileMaker 19.4は2023年12月にサポートが終了する予定となっているため、2024年1月以降においてサポートされるFileMaker製品はバージョン19.5以降となります。FileMaker製品のサポートポリシーでは提供開始日から2年経過すると当該バージョンのサポートを終了するようになっているため、この機会にFileMaker製品のバージョンアップやFileMaker 2023に対応したFMプランへの変更をご検討およびご計画ください。
Claris FileMaker Pro 2023の動作環境
June 13, 2023
macOS版Claris FileMaker Pro 2023の動作環境は、macOS Monterey 12もしくはmacOS Ventura 13となっており、macOS Catalina 10.15およびmacOS Big Sur 11が動作環境の対象から外されています。
Windows版Claris FileMaker Pro 2023の動作環境は、バージョン19.6のFileMaker Proと同様、バージョン22H2のWindows 10(Pro EditionおよびEnterprise Edition)もしくはバージョン22H2のWindows 11(Pro EditionおよびEnterprise Edition)となっています。バージョン19と同様、32ビットバージョンは動作環境の対象外です。
なお、Windows版のFileMaker Pro 2023ではMicrosoft .NET Frameworkのバージョン4.8以上が必要です。
[関連]FileMaker Pro リリースノート(Claris)、Claris FileMaker Pro 2023 - 廃止予定の機能およびオペレーティングシステム(Claris ナレッジベース)、Claris FileMaker Pro 19の動作環境(FAMLog)
Claris FileMaker Pro 2023はFileMaker Pro 12のファイル形式を踏襲
June 12, 2023
Claris FileMaker Pro 2023のデータファイル形式は、バージョン12のファイル形式を踏襲しています。
同じファイル形式であり、ファイル拡張子は「fmp12」のままであるため、Claris FileMaker Pro 2023およびClaris FileMaker Go 2023はFileMaker 12のデータベースファイルを変換することなくそのまま開くことが可能です。
ただし、Claris FileMaker 2023では新しい機能や関数が追加されています。FileMaker 2023の新機能を利用して作成されたデータベースファイルを旧バージョン(バージョン12、13、14、15、16、17、18および19)で開いた場合には、適切に動作しない部分が出てくる場合があるので注意が必要です。
[関連]FileMaker ファイルを「.fmp12」ファイル形式に変換(Claris ナレッジベース)
PHP 8.0.29、PHP 8.1.20およびPHP 8.2.7が公開
June 09, 2023
PHP 8.0.29、PHP 8.1.20およびPHP 8.2.7が公開されています。
PHP 8.0.29、PHP 8.1.20およびPHP 8.2.7ではそれぞれセキュリティ脆弱性の修正が行われています。PHP 8.0系列のアクティブサポートは2022年11月にすでに終了しており、重大なセキュリティに関わる修正が行われるセキュリティサポートは2023年11月26日までの予定となっています。PHPはバージョン8.3系統の開発も進められており、現在バージョン8.3.0 Alpha 1が公開されている状況です。
なお、PHP 8.1は2024年11月25日まで、PHP 8.2は2025年12月8日までセキュリティ修正が継続される予定となっています。
Contact Form 7 5.7.7が公開
June 08, 2023
Contact Form 7 5.7.7が2023年5月末に公開されています。
Contact Form 7はWordPress用のフォームプラグインです。Contact Form 7 5.7.7では古いバージョンのPHPを使っているユーザー向けの警告メッセージが追加されています。
なお、次のメジャーバージョン(バージョン5.8)より、Contact Form 7はWordPressの2番目に新しいメジャーバージョンで推奨されるバージョンのPHPをサポート範囲とする予定となっています。この方針変更により、サポート対象となるPHPのバージョンがバージョン5.6.20以降からバージョン7.4以降に変更される見通しです。
[関連]WordPress と PHP のサポート方針について(Contact Form 7)
Claris FileMaker 2023(20.1.2)の提供が開始
June 07, 2023
Claris FileMaker 2023(20.1.2)の提供が開始されています。
FileMaker 2023(20.1.2)では、Claris FileMaker Pro 2023でOnWindowTransactionスクリプトトリガをトリガする際の問題や、ESSテーブルで集計フィールドが空で表示される不具合、Claris FileMaker Server 2023に搭載されているWeb公開エンジンのメモリリークなどが修正されています。
FileMaker 2023(20.1.2)のリリースに伴い、Claris FileMaker Data Migration ToolおよびiOS App SDKも同時に更新されています。なお、FileMaker Pro 2023ではmacOS Catalina 10.15およびmacOS Big Sur 11がサポートされなくなっています。
[関連]Claris FileMaker 2023の提供が開始(FAMLog)
curl 8.1.2が公開
June 06, 2023
curl 8.1.2が2023年5月下旬に公開されています。
curlは、さまざまな通信規格に対応しているデータ転送ソフトウェアであり、Claris FileMakerでも利用されています。バージョン8.1.2では不具合の修正が行われており、セキュリティ修正は含まれていません。
なお、Claris FileMaker Pro 2023(20.1.1)において、[URL から挿入]スクリプトステップのcURL オプションで-Vもしくは--versionオプションを使用して取得できるlibcurlのバージョン情報は次の通りです。
[出力例]
libcurl/7.83.0-DEV OpenSSL/3.0.8 zlib/1.2.11 libssh2/1.9.0_DEV
Features: AsynchDNS IPv6 Largefile NTLM NTLM_WB SSL libz TLS-SRP UnixSockets HTTPS-proxy alt-svc HSTS