FAMLog


Claris FileMaker Server 19.6.1の新機能:Claris FileMaker Data APIのdateformats引数

May 08, 2023

Claris FileMaker Server 19.6.1のClaris FileMaker Data APIでは、APIによって返される日付およびタイムスタンプフィールド値の形式を制御するオプションが追加されています。

IDによる単一レコードの取得、レコード範囲の取得およびレコード検索のエンドポイント利用時に、クエリー文字列においてdateformats引数を指定することで、FileMaker Data APIによって返される日付およびタイムスタンプフィールド値の形式を制御できるようになっています。

dateformats引数の値が0の場合はUS形式、値が1の場合はファイルロケール、値が2の場合はISO 8601形式となり、値が指定されていない場合には0が指定されたものとして扱われます。

[出力例]
・dateformats引数の値が0の場合:03/31/2003
・dateformats引数の値が1の場合:2003/03/31
・dateformats引数の値が2の場合:2003-03-31

・dateformats引数の値が0の場合:12/01/2009 15:23:00
・dateformats引数の値が1の場合:2009/12/01 15:23:00
・dateformats引数の値が2の場合:2009-12-01T15:23:00

[関連]Claris FileMaker Server 19.6.1の提供が開始(FAMLog)

Tag: FileMaker

LibreSSL 3.7.2が公開

May 02, 2023

LibreSSL 3.7.2が2023年4月上旬に公開されています。

LibreSSLは、OpenSSLからフォークされたものであり、OpenBSDの標準TLSライブラリとして採用されています。Appleシリコン搭載Macでのビルドに対応したLibreSSL 3.7はこれまで開発版として公開されていましたが、今回公開されたバージョン3.7.2で安定版として配布されるようになっています。

なお、LibreSSLは約半年ごとに新しいバージョンの安定版がリリースされ、1年間更新が行われるスケジュールになっています。

Tag: Security

Rubyist Magazine 0062 号が公開

May 01, 2023

日本Rubyの会の有志が発行しているWeb雑誌「Rubyist Magazine」(通称「るびま」)の0062 号が公開されています。

「るびま」は、プログラミング言語Rubyに関する技術記事や活用事例、インタビュー、エッセイなどが掲載されるWeb雑誌です。

Rubyist Magazine 0062 号には、2023年4月に刊行された書籍「研鑽 Ruby プログラミング ― 実践的なコードのための原則とトレードオフ」の紹介記事や、国内で開催された地域Ruby会議およびRails Girls Tokyo 14thのレポートなどが掲載されています。

Tag: Ruby

Claris FileMaker Pro 19.6.1の新機能:[アドオンを作成...]コマンド

April 28, 2023

Claris FileMaker Pro 19.6.1では、[ツール]メニューに新たに[アドオンを作成...]コマンドが追加されており、[名前を付けてアドオンパッケージとして保存]スクリプトステップを使用せずにアドオンを作成できるようになっています。

[アドオンを作成...]コマンドを利用するには、レイアウトモードでレイアウトに「__FMAddOnTemplateDirectives_en」という名前を付ける必要があります。当該レイアウト上にある複数のオブジェクトを選択してから、[配置]メニュー>[グループ化]を選択し、グループを選択することで当該コマンドを使用できます。

なお、[アドオンを作成...]コマンドは未完成であり、プレビュー機能として使用できます。そのため当該機能はテスト目的でのみ使用するように案内されています。

[関連]Claris FileMaker Pro 19.6.1の提供が開始(FAMLog)、Claris FileMaker Pro 19の新機能:アドオン(FAMLog)

Tag: FileMaker

Claris FileMaker Pro 19.6.1の新機能:インタラクティブオブジェクトフィールドのコンテキストメニューを無効化

April 27, 2023

Claris FileMaker Pro 19.6.1では、インタラクティブオブジェクトフィールドのコンテキストメニューを無効にできるようになっています。

バージョン19.6.1のFileMaker Proでは、インスペクタの[データ]タブ内の[データの書式設定]領域に[コンテキストメニューを無効にする]が新たに追加されています。

インタラクティブオブジェクトフィールドのコンテキストメニューを無効化するには、レイアウトモードにおいて1つまたは複数のオブジェクトフィールドを選択し、インスペクタで[インタラクティブコンテンツ (PDF、MP3 など)]と[コンテキストメニューを無効にする]を選択します。

[関連]Claris FileMaker Pro 19.6.1の提供が開始(FAMLog)

Tag: FileMaker

Claris FileMaker Server 19.6.1の新機能:管理者の役割

April 26, 2023

Claris FileMaker Server 19.6.1では、FileMaker Server Admin Consoleの[管理]タブに[管理者の役割]が含まれるようになり、バージョン16以前のFileMaker Serverに存在していた管理者グループ機能に相当する機能を利用できるようになっています。

管理者の役割で設定できるアクセス権は下記の通りです。

・データベースで操作を実行
・スケジュールで操作を実行(データベースをバックアップ、データベースを検証、スクリプトを実行)
・ログを表示

一部のアクセス権が割り当てられた、Admin Consoleに接続できる管理用ユーザーを別途作成できるため、管理者の役割を使用することで特定の管理業務を別のユーザーに委任できるようになります。

[関連]Claris FileMaker Server 19.6.1の提供が開始(FAMLog)、FileMaker Server 17の新機能:刷新されたAdmin Console(FAMLog)

Tag: FileMaker

Contact Form 7 5.7.6が公開

April 25, 2023

Contact Form 7 5.7.6が公開されています。

Contact Form 7はWordPress用のフォームプラグインです。Contact Form 7 5.7.6を利用するにはWordPress 6.0以降が必要であり、バージョン5.7.6ではショートコードでid属性が指定されていない場合にWPCF7_ContactForm::$currentが正しく設定されなかった点が修正されています。

なお、FMPress Formsを使用すると、Contact Form 7で作成したWebフォームから送信されたデータをFileMakerデータベースに登録できるようになります。無料で利用可能なFMPress Formsは、WordPressの公式プラグインディレクトリからインストールおよびダウンロードできます。

Tag: WordPress

Form data to kintone 2.27.0が公開

April 24, 2023

Form data to kintone 2.27.0が2023年4月中旬に公開されています。

Form data to kintoneは、WordPress用のフォームプラグインであるContact Form 7で作成したWebフォームから送信されたデータをkintoneに保存できるWordPressプラグインです。Contact Form 7 5.7.5.1との互換性が確認されているForm data to kintone 2.27.0ではkintone_form_cf7_special_tagsフィルターフックが追加されています。

Form data to kintoneのライセンスはWordPressと同じくGPLv2 or laterであり、WordPressの公式プラグインディレクトリからインストールおよびダウンロードできます。

[関連]Contact Form 7 5.7.5が公開(FAMLog)

Tag: WordPress

Claris FileMaker Server 19.6.1の新機能:Apple IDによるサインイン

April 21, 2023

Claris FileMaker Server 19.6.1では、ファイルを開く際の認証オプションとしてApple IDでサインインすることが可能になっています。

FileMaker Serverでは外部クラウドサービスの資格情報を使用してFileMakerベースのカスタムAppにサインインできるように設定できますが、FileMaker Server 19.6でサポートされている定義済みのOAuth アイデンティティプロバイダは次の通りです。

・Amazon
・Google
・Microsoft
・Apple
・AD FS

なお、Appleでサインインできるように設定するには、FileMaker Server Admin Consoleの[構成]>[通知]において[電子メール通知の送信]を有効にしておく必要があります。

[関連]Claris FileMaker Server 19.6.1の提供が開始(FAMLog)、Claris FileMaker Server 19.4で動作が確認されているOAuth アイデンティティプロバイダ(FAMLog)


Claris FileMaker Server 19.6.1の改善点:Claris FileMaker Admin API

April 20, 2023

2022年12月に提供が開始されたClaris FileMaker Server 19.6.1では、Claris FileMaker Admin APIの機能が拡充されています。

バージョン19.6.1のFileMaker Admin APIでは、2つ目の追加データベースフォルダ、2つ目のオブジェクトデータフォルダおよび2つ目のオブジェクトデータフォルダ内のファイルをバックアップするかどうかを設定できるようになっています。

さらに、FileMaker Data API プラグインの有効化または無効化、データベースフィルタリング設定状況の取得および設定変更、IPアドレスによるFileMaker Server Admin ConsoleおよびFileMaker Admin APIへのアクセス制限、PKI(パブリックキーインフラストラクチャ)での認証など、数多くの機能が新たに利用できるようになっています。

[関連]Claris FileMaker Server 19.6.1の提供が開始(FAMLog)、Claris FileMaker Server 19.6.1の新機能:IPアドレスによるAdmin ConsoleおよびAdmin APIへのアクセス制限(FAMLog)、Claris FileMaker Server 19.6.1の新機能:Admin APIでPKI認証をサポート(FAMLog)

Tag: FileMaker

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