FAMLog
FileMaker プラットフォームはClaris Studio データソースに接続不可
March 15, 2023
FileMaker プラットフォームはClaris Studio データソースに接続できない仕様になっています。
Claris プラットフォームの1つとして位置付けられているClaris Studioが今後日本国内で販売開始される予定となっていますが、Claris Studio データソースに接続するにはClaris プラットフォームが必要であり、Claris プラットフォームを利用するはClaris ID アカウントが必要になります。
なお、2023年3月15日時点ではClaris ProやClaris Studioは日本国内では正式に販売が開始されていない状況です。
[関連]Claris Goの提供が開始(FAMLog)、Claris プラットフォームではClaris IDが必要(FAMLog)
LibreSSL 3.6.2とLibreSSL 3.5.4が公開
March 14, 2023
LibreSSL 3.6.2およびLibreSSL 3.5.4が2023年2月上旬に公開されています。
LibreSSLは、OpenSSLからフォークされたものであり、OpenBSDの標準TLSライブラリとして採用されています。LibreSSL 3.6.2およびLibreSSL 3.5.4ではそれぞれ1点のセキュリティ脆弱性が修正されています。
なお、LibreSSLは約半年ごとに新しいバージョンの安定版がリリースされるスケジュールになっており、2022年10月に公開されたバージョン3.6.1でバージョン3.6系統が安定版として配布されるようになっていました。
Claris プラットフォームではClaris IDが必要
March 13, 2023
Claris プラットフォームの各製品を使用するにはClaris IDが必要です。
2023年3月現在、Claris プラットフォームでサポートされている認証方式はClaris ID アカウントのみとなっていて、ファイルアカウントや外部 IdP アカウント、OAuth アカウント、外部サーバーアカウントは現在のところサポートされていない状況となっています。
なお、Claris プラットフォームが今後日本国内で正式に販売が開始される予定となっていますが、2023年3月13日時点ではClaris ProやClaris Studioは日本国内では正式に販売が開始されていない状況です。
[関連]Claris Goの提供が開始(FAMLog)、Claris プラットフォームではファイル形式が変更(FAMLog)
Claris ServerではカスタムWeb公開 with PHPは利用不可
March 10, 2023
Claris ServerではカスタムWeb公開 with PHPはサポートされていません。
FileMaker Server 19.5.2の提供が開始された際にカスタムWeb公開 with PHPが今後廃止予定であることがClaris ナレッジベースで案内されており、最新版のFileMaker ServerではすでにインストーラーにPHPが添付されなくなっている状況となっています。
一方、FileMaker Server 19.6.1ではLinuxでもカスタムWeb公開 with XMLがサポートされるようになっており、カスタムWeb公開 with XMLの扱いについては特に言及されていませんでした。
[関連]カスタムWeb公開 with PHPの利用が非推奨に(FAMLog)、Claris FileMaker Server 19.6.1の新機能:LinuxでもカスタムWeb公開 with XMLの利用が可能に(FAMLog)
Apache HTTP Server 2.4.56が公開
March 09, 2023
Apache HTTP Server 2.4.56が公開されています。
Apache HTTP ServerはオープンソースのWebサーバーソフトウェアです。2点のセキュリティ脆弱性に対応したApache HTTP Server 2.4.56では、mod_proxy_uwsgiにおけるHTTPレスポンス分割の問題(CVE-2023-27522)と、mod_rewriteとmod_proxyにおけるHTTPリクエスト分割の問題(CVE-2023-25690)が修正されています。
なお、macOSおよびUbuntu 18.04向けのClaris FileMaker ServerではWebサーバーにApache HTTP Serverが内部的に使用されていますが、Ubuntu 20.04ではWebサーバーとしてApache HTTP Serverの代わりにnginxが使用されるようになっています。
[関連]JVNVU#94155938: Apache HTTP Server 2.4における複数の脆弱性に対するアップデート(Japan Vulnerability Notes)
Claris GoはFileMaker Serverに接続不可
March 08, 2023
Claris クライアントはClaris ホストとのみ動作する仕様となっているため、Claris GoはFileMaker Serverには接続できません。
Claris Proで作成されたファイルを開くことができるClaris GoはClaris Serverに接続できます。Claris Go 40.2.1を利用するにはiOS 15以降もしくはiPadOS 15以降が必要であり、使用するにあたってはClaris ID アカウントも必要になります。
なお、Claris プラットフォームが今後日本国内で正式に販売が開始される予定となっていますが、2023年3月8日時点ではClaris ProやClaris Studioは日本国内では正式に販売が開始されていない状況です。
[関連]Claris Goの提供が開始(FAMLog)、Claris プラットフォーム動作環境(Claris ナレッジベース)
Claris プラットフォームではファイル形式が変更
March 07, 2023
Claris プラットフォームではファイル形式が変更されており、Claris Proでファイルを作成するとファイルの拡張子は「.claris」となります。
Claris Proを使用すれば、既存のFileMaker Pro カスタム AppをFileMaker Pro 12 形式(.fmp12)からClaris Pro 形式(.claris)に変換できます。ただし、Claris プラットフォームの各製品を使用するにはClaris IDが必要になり、FileMaker プラットフォームでサポートされていた機能の一部を利用できない場合があります。
Claris プラットフォームへ移行する際には、事前にClaris ヘルプセンターでClaris プラットフォームとFileMaker プラットフォームの違いについて内容を確認しておく必要があります。
[関連]Claris プラットフォーム動作環境(Claris ナレッジベース)
Claris FileMaker Server 19.6.1の改善点:Admin Console上での証明書署名要求 (CSR)の作成
March 06, 2023
Claris FileMaker Server 19.6.1では、FileMaker Server Admin Console上で証明書署名要求 (CSR)とプライベートキーを作成する際に、既存のプライベートキーファイルを置き換えるかどうか選択できるようになっています。
Admin Consoleの[構成]>[SSL 証明書]タブにおいて[CSR を作成]ボタンを押すとCSRファイル(serverRequest.pem)とプライベートキーファイル(serverKey.pem)を作成するダイアログボックスが表示されます。
そのダイアログボックスにおいて必要な情報を入力した後に[作成]ボタンを押した際に、すでにCSRファイルとプライベートキーファイルが作成されていた場合、従来のバージョンでは「serverCustom.pem」ファイルと「serverKey.pem」ファイルを削除している状態でなければ作成処理を進めることができませんでした。バージョン19.6.1では、プライベートキーファイルを置き換えるかどうか確認されるようになっており、証明書の更新手続きを考慮した改善が図られています。
[関連]Claris FileMaker Server 19.3.1の新機能:Admin Console上での証明書署名要求 (CSR)の作成(FAMLog)
Claris ServerでサポートされるプラットフォームはLinux
March 03, 2023
Claris プラットフォームが今後日本国内で正式に販売が開始される予定となっていますが、Claris プラットフォームの1つとして位置付けられているClaris Serverでサポートされるプラットフォームは現在のところLinuxのみとなっています。
FileMaker ServerではLinuxだけでなくmacOSとWindows Serverもサポートされていますが、2023年3月現在においてClaris ServerでサポートされるプラットフォームはLinuxのみとなっています。
Claris ServerではUbuntu 20.04 LTSがサポートされており、Ubuntu Server 20.04 LTSおよびUbuntu 20.04 Desktopのどちらでも使用可能です。
[関連]Claris と FileMaker プラットフォームの違い(Claris ヘルプセンター)、Claris プラットフォーム動作環境(Claris ナレッジベース)
(2023/03/06追記:「2022年3月現在」を「2023年3月現在」に修正しました。)
Claris Goの提供が開始
March 02, 2023
日本のApp StoreにおいてClaris Goの提供が開始されています。
App Storeから無料でダウンロードできるClaris Goを使用することで、Claris Proで作成されたファイルを開くことができます。拡張子が「.claris」であるファイルを扱うことが可能であり、使用するにあたってClaris ID アカウントが必要になる点に留意する必要があります。
なお、Claris プラットフォームの1つとして位置付けられているClaris Studioが2023年初頭に日本国内で販売開始される予定となっていますが、2023年3月2日時点ではClaris ProやClaris Studioは日本国内では正式に販売が開始されていない状況です。
[関連]FileMaker Go と Claris Go の概要と比較(Claris ナレッジベース)、Claris ヘルプセンター(Claris)