FAMLog
FileMaker Pro 11 Advancedの新機能:カスタム関数のコピー&ペーストとインポート
May 10, 2010
FileMaker Pro 11 Advancedでは、カスタム関数のコピー&ペーストとインポートが新たに可能になりました。
独自の関数を作成できるカスタム関数はFileMaker Developer 7で追加された機能ですが、FileMaker Pro 11 Advancedを使用するとファイル間でもカスタム関数のコピー&ペースト、およびインポートが可能になります。
なお、上記機能はFileMaker Pro 11 Advancedのみで利用できる機能です。カスタム関数はFileMaker ProとFileMaker Pro Advancedの両方で使用できますが、カスタム関数の作成や編集などにはFileMaker Pro Advancedが必要です。
Sequel Pro 0.9.8が公開
May 07, 2010
Mac OS Xで動作するMySQLフロントエンドアプリケーションである「Sequel Pro 0.9.8」が公開されています。
Sequel ProはMySQLデータベースを管理できるMac用アプリケーションであり、バージョン0.9.8では64ビットモードに対応しています。
SSHトンネリングを利用してMySQLデータベースに接続できる機能およびインターフェースも用意されており、高機能でありながら柔軟性と使いやすさを兼ね備えています。
FileMaker Pro 11の新機能:スクリプト内の検索条件における変数の使用
May 06, 2010
FileMaker Pro 11では、スクリプト内の検索条件にローカル変数およびグローバル変数を利用できるようになっています。
例えば、[検索モードに切り替え]、[フィールド設定]および[検索実行]スクリプトステップを用いた方法の検索において、[フィールド設定]スクリプトステップで変数を使って検索条件を指定できます。
[検索条件を編集]ダイアログボックス内でも変数を指定できるようになっているので、バージョン11からは[検索実行]スクリプトステップのみで変数を用いた検索を行うことも可能です。
関連するスクリプトステップはWeb互換なので、FileMaker Server 11のWeb公開機能にも恩恵のある新機能です。
FileMaker Server 11の新機能:バックアップファイルのクローン
April 30, 2010
FileMaker Server 11では、新たにバックアップファイルのクローンを作成して、データを除外した形式でデータベースファイルの構造のみを別途保存できるようになっています。
スケジュールアシスタントで[バックアップファイルのクローン]を有効にすると、バックアップファイルのテーブル、レイアウト、スクリプト、ページ設定オプション、およびフィールド定義をデータなしで保存できます。
fmsadminコマンドのBACKUPコマンドのオプションも拡充されており、BACKUPコマンドで-nもしくは--cloneオプションを使用すると、バックアップとオプションの検証が完了した後で、各バックアップファイルのクローンを作成します。
[使用例]
$ fmsadmin backup --clone
Apache Tomcat 5.5.29が公開
April 28, 2010
「Apache Tomcat 5.5.29」が公開されています。
Tomcat 5.5.29では、4点の脆弱性が修正されています。
なお、FileMaker ServerおよびFileMaker Server Advanced(バージョン9、10、11)のWeb公開機能とAdmin Console用管理サーバーではTomcat 5.5系列が使われていて、バージョン11ではTomcat 5.5.27が使用されています。
CakePHP 1.3.0とCakePHP 1.2.7が公開
April 27, 2010
「CakePHP 1.3.0」と「CakePHP 1.2.7」が公開されています。
CakePHPは、PHP用のWebアプリケーションフレームワークです。CakePHP 1.3.0では数多くの新機能が追加されており、バージョン1.2からの移行ガイドも公開されています。
また、CakePHP 1.2系列の最新バージョンであるCakePHP 1.2.7では、test suiteにおけるマイナーなセキュリティ上の問題や不具合の修正が行われています。
FileMaker Web News:第49回 2010年春号
April 26, 2010
「FileMaker Web News」第49回目をお届けします。
■FileMaker 11 製品ラインが発売
「FileMaker Pro 11」「FileMaker Pro 11 Advanced」「FileMaker Server 11」および「FileMaker Server 11 Advanced」が2010年4月7日に国内で発売されました。FileMaker 11 製品ラインが販売開始されたことを受けて、ファイルメーカー社のWebサイトから、30日間試用できるFileMaker Server 11 Advancedの評価版をダウンロードできるようになっています。
[関連]FileMaker Pro 11が発売(FAMLog)
■PHP 5.2.13とPHP 5.3.2が公開
PHP 5.2.13が2010年2月に、PHP 5.3.2が2010年3月に公開されました。PHPの最新安定バージョンはバージョン5.3.2ですが、互換性を重視する場合および現在PHP 5.2系統を利用している場合にはPHP 5.2.13を使用するとよいでしょう。
[関連]PHP 5.2.13が公開(FAMLog)
FileMaker Pro 11 Advanced Runtime Library アップデートが公開
April 23, 2010
ファイルメーカー社が「FileMaker Pro 11 Advanced Runtime Library アップデート」を公開しています。
このアップデートは、Windows版FileMaker Pro 11 Advancedにおいて、ランタイムソリューションの作成前にMicrosoft Visual C++ 2008 SP1 再頒布可能パッケージのインストールが必要とされる問題に対処するものです。
Windows版FileMaker Pro 11.0v1 Advancedでランタイムソリューションを作成するために使用するパッチであるため、Windows版FileMaker Pro 11やMac版のFileMaker Pro製品に適用する必要はありません。
[関連]FileMaker Pro 11 Advanced Runtime Library アップデート(ファイルメーカーテクニカルサポートインフォメーション)
FileMaker Server 11の新機能:fmsadmin RESTARTコマンド
April 22, 2010
FileMaker Server 11では、FileMaker Server Admin Consoleが応答しない場合に、コマンドラインインターフェースで管理サーバーのプロセスを再起動できるようになっています。
fmsadminコマンドを使って管理サーバーを再起動するには、RESTARTコマンドを使用します。
[使用例]
$ fmsadmin restart adminserver
なお、バージョン11では、RESTARTコマンドだけでなくAUTORESTARTコマンドも新たに追加されています。
(2010/09/16追記:FileMaker Server 11.0v2において「fmsadmin restart server」コマンドでデータベースサーバーが再起動しない問題が修正されています。)
Mac版FileMaker Server 11の起動プロセスにおける変更点
April 21, 2010
Mac版FileMaker Server 11では、FileMaker Server 9で導入されたfmservicewrapperdが不要になり、FileMaker Server関連デーモンの起動プロセスについて最適化が行われています。
バージョン9および10ではlaunchdによりまず最初にfmservicewrapperdが起動されていましたが、バージョン11ではfmserver_helperdが最初に起動されるように変更されています。
上記については次のコマンドで確認できます。
$ defaults read /Library/LaunchDaemons/com.filemaker.fms
[バージョン9および10の場合の出力結果]
ProgramArguments
(
"/Library/FileMaker Server/Common/service-wrapper/fmservicewrapperd",
"-start"
)
[バージョン11の場合の出力結果]
ProgramArguments
(
"/Library/FileMaker Server/Database Server/bin/fmserver_helperd",
"-d"
)
[関連]fmservicewrapperd(FAMLog)