FAMLog
FileMaker Web News:第46回 2009年9月号
September 15, 2009
「FileMaker Web News」第46回目をお届けします。
■Mac OS X Snow Leopardが発売
1年10ヶ月ぶりのメジャーバージョンアップとなるMac OS X Snow LeopardとMac OS X Server Snow Leopardが2009年8月28日に発売されました。Mac OS X Snow LeopardでFileMaker ServerおよびFileMaker Server Advancedを使用する場合には、FileMaker Server 10.0v2のフルインストーラを利用する必要があります。
[関連]Mac OS X Snow LeopardとFileMaker Server 9は非互換(FAMLog)
■セキュリティ脆弱性が修正されたRuby on Rails 2.3.4が公開
Rubyで記述されたオープンソースのWebアプリケーションフレームワークであるRuby on Rails 2.3.4が2009年9月上旬に公開されました。Rails 2.3.4および同時に公開されたRails 2.2.3では、2点のセキュリティ脆弱性が修正されています。
[関連]Ruby on Rails 2.3.4 & 2.2.3(FAMLog)
APPLE-SA-2009-09-10-2 Security Update 2009-005
September 14, 2009
Appleから「Security Update 2009-005」が公開されています。
Security Update 2009-005は、Mac OS X v10.4.11、Mac OS X Server v10.4.11、Mac OS X v10.5.8およびMac OS X Server v10.5.8向けに用意されており、下記のソフトウェアが更新対象となっています。
・Alias Manager、CarbonCore、ColorSync、CoreGraphics、CUPS、Flash Player plug-in、ImageIO(Mac OS X v10.4.11、Mac OS X Server v10.4.11、Mac OS X v10.5.8、Mac OS X Server v10.5.8)
・Launch Services、PHP、SMB(Mac OS X v10.5.8、Mac OS X Server v10.5.8)
・ClamAV、MySQL、Wiki Server(Mac OS X Server v10.5.8)
なお、このアップデートにより、Mac OS X v10.5およびMac OS X Server v10.5に付属するPHPはバージョン5.2.10に更新されます。
APPLE-SA-2009-09-10-1 Mac OS X v10.6.1
September 11, 2009
セキュリティ脆弱性の修正を含むMac OS X v10.6.1 UpdateおよびMac OS X Server v10.6.1 Updateが公開されています。
Mac OS X v10.6.1およびMac OS X Server v10.6.1は、Mac OS X Snow Leopard/Mac OS X Server Snow Leopard向けのアップデートであり、Flash Player plug-inの脆弱性が修正されています。
このアップデートにより、Flash Player plug-inはバージョン10.0.32.18に更新されます。
APPLE-SA-2009-09-09-2 QuickTime 7.6.4
September 10, 2009
アップルから、セキュリティ脆弱性の修正を含んだ「QuickTime 7.6.4」が配布されています。
QuickTime 7.6.4では、4件の脆弱性が修正されており、細工されたファイルを開くことで任意のコードが実行される恐れのある脆弱性が修正されています。
対象となるOSは、Mac OS X v10.4.11、Mac OS X v10.5.8、Windows 7、Windows VistaおよびWindows XP SP3です。
APPLE-SA-2009-09-03-1 Java for Mac OS X 10.5 Update 5
September 09, 2009
アップルから「Java for Mac OS X 10.5 Update 5」が配布されています。
Mac OS X v10.5.8で利用可能であるJava for Mac OS X 10.5 Update 5にはセキュリティ上の修正が含まれています。
本アップデートにより、Java SE 6がバージョン1.6.0_15に、J2SE 5.0がバージョン1.5.0_20に、J2SE 1.4.2が1.4.2_22にアップデートされます。
Ruby on Rails 2.3.4 & 2.2.3
September 08, 2009
Rubyで記述されたオープンソースのWebアプリケーションフレームワーク「Ruby on Rails 2.3.4」が公開されています。
Rails 2.3.4および同時に公開されたRails 2.2.3では、クロスサイトスクリプティング(XSS)脆弱性とcookie storeに関する脆弱性が修正されています。
なお、Rails 2.3.4はRuby 1.9系では動作しないことが確認されているため、その点は注意が必要です。
Apache Tomcat 5.5.28
September 07, 2009
「Apache Tomcat 5.5.28」が公開されています。
Tomcat 5.5.28では、ディレクトリトラバーサルやDoS脆弱性、クロスサイトスクリプティングなど、Tomcat 4.1.40で対策が行われた5点の脆弱性が修正されています。
なお、FileMaker Server(バージョン9、10)およびFileMaker Server Advanced(バージョン9、10)のWeb公開機能とAdmin ConsoleサーバーにおいてTomcat 5.5系列が使用されています。
第50回「FileMaker Fun Night!」イベントレポートが公開
September 04, 2009
セブンズドアが、毎月Apple Store, Ginzaで行っているイベント「FileMaker Fun Night!」のレポートを更新しています。
2009年8月22日に行われた第50回のイベントレポートが追加されており、FileMaker Developer Conference 2009で行われたセッションに関する技術情報などが紹介されています。
次回は、「標準機能だけで実現する画像&HTML処理」というテーマで2009年9月12日(土)18:00-19:30に同イベントが開催される予定になっています。なお、同イベントは参加費および事前申し込みは共に不要です。
Mac OS X Snow LeopardとFileMaker Server 9は非互換
September 03, 2009
バージョン8、8.0v4および9のFileMaker ServerとFileMaker Server Advancedは、Mac OS X Snow Leopardと互換性がなく、バージョン10へアップグレードする必要があります。
さらに、Mac OS X Snow Leopardでは、Javaのバージョンが影響していると推測されますが、FileMaker Server 9のAdmin Consoleが正常に動作しません。
Mac OS X Snow LeopardではJ2SE 5.0が利用できないこともあり、FileMaker Server 10へアップグレードするか、あるいはMac OS X Leopardのままにしておくといった回避策しかない模様です。
[関連]Mac OS X v10.6 Snow Leopard と FileMaker 9 以前の製品との互換性(ファイルメーカーテクニカルサポートインフォメーション)
Mac OS X Snow LeopardではJava SE 6が標準に
September 02, 2009
Mac OS X Snow LeopardではJava SE 6が標準で利用されるようになり、J2SE 5.0およびJ2SE 1.4.2は同梱されていません。
Javaに依存するソフトウェアを利用している場合には、Mac OS X Snow Leopardへのアップグレードは事前に確認してから行うように注意する必要があります。
なお、Mac OS X Snow Leopard(バージョン10.6)では、JDKソフトウェアのバージョン情報は次のように表示されます。
$ java -version
java version "1.6.0_15"
Java(TM) SE Runtime Environment (build 1.6.0_15-b03-219)
Java HotSpot(TM) 64-Bit Server VM (build 14.1-b02-90, mixed mode)