FAMLog
FileMaker Pro 10が発売
January 06, 2009
ファイルメーカー社が、数々の受賞歴を誇るデスクトップデータベースソフトウェアの新製品「FileMaker Pro 10」を、本日より日本国内で発売すると発表しています。
同時に、FileMaker Pro 10 製品ラインを構成する4つの新製品が、以下の価格にて本日より日本国内で同時発売されると発表しています。
・FileMaker Pro 10:税込39,990円
・FileMaker Pro 10 Advanced:税込60,900円
・FileMaker Server 10:税込134,400円
・FileMaker Server 10 Advanced:税込399,000円
各製品の税込価格は、FileMaker Server 10 Advanced以外は、従来のバージョン9と同じです。FileMaker Server Advancedのみ値上がりしており、バージョン9では税込336,000円だったものが、バージョン10では税込399,000円となっています。
Mac OS Xにおいてコマンドラインでデスクトップピクチャを設定する
January 05, 2009
Mac OS X Leopardでは、[システム環境設定]の[デスクトップとスクリーンセーバ]パネルで画面の背景を変更できますが、AppleScriptを実行するためのコマンドであるosascriptコマンドを使用することで、CLI(コマンドラインインターフェース)でも設定の変更が可能です。
Mac OS Xにおいてコマンドラインインターフェースでデスクトップピクチャを設定するには、ログイン後にターミナルで次のように入力します。
osascript -e 'tell application "Finder" to set desktop picture to POSIX file "/Library/Desktop Pictures/Aqua Blue.jpg"'
(実際には1行で入力します)
2008年12月「FileMaker Pro 東京ユーザーズミーティング」発表資料
December 30, 2008
2008年12月27日に行われた「FileMaker Pro 東京ユーザーズミーティング(FM-Tokyo)」で発表したライトニングトークの資料を公開しました。
・ダウンロード:「安全なウェブサイトの作り方」を読もう(PDF形式/ファイルサイズ:約80KB)
「Read_before_using_FMCWP.pdf」のSHA-1ダイジェスト:
d8d55db592e5edae4bb4a762e7b0c560a8f73d40
FileMakerのWebビューアにおいてdataスキームを使用する際には、Webアプリケーションを構築する場合と同様の注意が必要になると言えます。FileMaker ServerのカスタムWeb公開機能だけでなく、FileMaker ProのWebビューアを使う前にも「安全なウェブサイトの作り方」を是非とも読みましょう。
■関連リンク
・安全なウェブサイトの作り方 改訂第3版(独立行政法人 情報処理推進機構)
(2009/01/11追記:SlideShareでも発表資料を公開しました。)
(2022年3月15日追記:スライドへのリンクをSlideShareからドクセルに変更しました。)
Mac OS Xにおいてコマンドラインでパッケージをインストールする
December 29, 2008
Mac OS XおよびMac OS X Serverでコマンドラインを使用してパッケージをインストールするには、installerコマンドを使用します。
installerコマンドでは、-pkgもしくは-packageオプションでインストールパッケージ名を、-targetもしくは-tgtオプションで対象ボリュームを指定します。
[実行例]
$ sudo installer -pkg DeveloperTools.mpkg -target /
$ sudo installer -pkg QuickTime755_Leopard.pkg -target "/Volumes/Macintosh HD"
installerコマンドの詳細はmanページに記載されていて、下記のコマンドで参照できます。
$ man installer
FileMaker Server 9におけるスクリプト実行時の注意点 (3)
December 26, 2008
FileMaker Server 9では、FileMakerのScriptMakerスクリプトを、スケジュール経由でサーバーサイドで実行できます。
スケジュール経由で実行されるサーバーサイドScriptMakerスクリプトでGet(アカウント名)関数を使用した場合、その関数の戻り値は最初にスクリプトが実行されたときのアカウント名、すなわちスケジュールアシスタントで指定したアカウント名になります。
その他、Get(システム IP アドレス)など、ハードウェア関連の機能についてはデータベースサーバーから情報が返されます。
FileMaker Server 9におけるスクリプト実行時の注意点 (2)
December 25, 2008
FileMaker Server 9では、Web互換のスクリプトステップで構成されたScriptMakerスクリプトを、スケジュール機能を使用してサーバーサイドで実行できます。
スケジュール経由で実行されるサーバーサイドScriptMakerスクリプトでGet(ユーザ名)関数を使用した場合、その関数の戻り値はスケジュール名になります。
スケジュール名は、FileMaker Server Admin Consoleのスケジュールアシスタントで指定可能です。スケジュール名に使用できる文字数は最大31文字となっています。
FileMaker Server 9におけるスクリプト実行時の注意点 (1)
December 24, 2008
FileMaker Server 9では、FileMakerのScriptMakerスクリプトを、スケジュール経由でサーバーサイドで実行する機能が新たにサポートされました。
スケジュール経由で実行されるサーバーサイドScriptMakerスクリプトにおける計算機能は、基本的にカスタムWeb公開でスクリプトが実行された場合と同じ値を返しますが、いくつか例外が存在します。
例えば、Get(アプリケーションバージョン)関数では、FileMaker Serverのバージョン情報を示す文字列が返されます(例:Server 9.0v3)。
[関連]FileMaker Server 9の新機能:ScriptMakerスクリプトの実行(FAMLog)
Mac OS X Leopardでファイアウォールを有効にする
December 22, 2008
Mac OS X Leopardで導入されたアプリケーション・ファイアウォールは、[システム環境設定]の[セキュリティ]パネルで動作を調整できますが、CLI(コマンドラインインターフェース)でも設定の変更が可能です。
Mac OS X Leopardにおいてコマンドラインインターフェースでアプリケーション・ファイアウォールを有効にするには、ターミナルで次のように入力します。
sudo defaults write /Library/Preferences/com.apple.alf globalstate -int 1
(実際には1行で入力します)
上記設定値が1の場合は「特定のサービスおよびアプリケーションにアクセスを設定」、2の場合には「必須サービスのみ許可」の設定になります。設定値を0にすると、アプリケーション・ファイアウォールは無効になります。
なお、従来と同様、パケットフィルタリング機能を持つipfwを利用することも可能であり、アプリケーション・ファイアウォールはipfwで設定したルールを優先します。
[関連]Mac OS X Leopardはアプリケーション・ファイアウォールを搭載(FAMLog)
Windows版FileMaker Server 9とJava 6 Update 10は非互換
December 19, 2008
Windows版FileMaker Server 9はJava 6 Update 10と非互換であり、2008年12月現在下記のような問題があります。
・FileMaker Server 9をインストールする前にJava 6 Update 10がインストールされていると展開アシスタントが起動しない
・Java 6 Update 10がインストールされている環境でFileMaker Server Admin Consoleを正常に利用できない
一時的な次善策として、Java 6 Update 10ではなくJava 6 Update 7を利用すると回避できる旨がFileMaker Knowledge Baseで案内されています。
[関連]FileMaker Server 9 and Java 6 Update 10 on Windows(FileMaker Knowledge Base)
Mac OS X Leopardではファイルシステムの拡張属性を積極利用
December 18, 2008
Mac OS X Leopardではファイルシステムの拡張属性(EA:Extended Attributes)を積極的に利用するようになっています。
拡張属性は、任意のファイルに対して、ファイル名やパーミッション、作成日以外の属性を自在に付与する仕組みであり、Mac OS X v10.4 Tigerからサポートされていました。Mac OS Xで利用されるHFS+以外のファイルシステムにファイルを移動させると、拡張属性は原則として失われるので若干注意が必要です。
Mac OS X Leopardでは、lsコマンドの-@オプションで拡張属性を表示できるようになっていたり、拡張属性を扱うxattrコマンドが用意されています。
[参考]【コラム】OS X ハッキング! (253) Leopard解体新書(4) 〜拡張された拡張属性〜(マイコミジャーナル)