FAMLog
FileMaker Web News:第35回 2008年10月号
October 15, 2008
「FileMaker Web News」第35回目をお届けします。
■FileMaker ServerとXSLTに関する解説書の改訂版が今月発売
書籍「FileMaker Server カスタムWebテクニック改訂版」が2008年10月下旬に発売されます。XSLTを使用したカスタムWeb公開機能を中心に、カスタムWeb公開の基本である「XMLリクエスト」の基礎に関する情報がまとめられています。
[関連]FileMaker Server カスタムWebテクニック改訂版(FAMLog)
■Rfmの利用事例とRailsに関するプレゼンテーション資料
FileMaker Pro 東京ユーザーズミーティング(FM-Tokyo)で、RfmによるWebサイト構築事例とRuby on Railsに関する発表を2008年9月28日に行いました。発表で使用した資料をダウンロードできますので、まだご覧になっていない方は下記よりどうぞ。
[関連]2008年9月「FileMaker Pro 東京ユーザーズミーティング」発表資料(FAMLog)
APPLE-SA-2008-10-09 Security Update 2008-007
October 14, 2008
Appleから「Security Update 2008-007」が公開されています。
Security Update 2008-007は、Mac OS X v10.4.11、Mac OS X Server v10.4.11、Mac OS X v10.5.5およびMac OS X Server v10.5.5向けに用意されており、下記のソフトウェアが更新対象となっています。
・Certificates、ColorSync、CUPS、libxslt、Networking、PSNormalizer、rlogin、Script Editor(Mac OS X v10.4.11、Mac OS X Server v10.4.11、Mac OS X v10.5.5、Mac OS X Server v10.5.5)
・Apache、Finder、launchd、QuickLook、Single Sign-On、vim(Mac OS X v10.5.5、Mac OS X Server v10.5.5)
・PHP(Mac OS X v10.4.11、Mac OS X Server v10.4.11、Mac OS X Server v10.5.5)
・ClamAV(Mac OS X Server v10.4.11、Mac OS X Server v10.5.5)
・MySQL Server、Postfix、Tomcat(Mac OS X Server v10.5.5)
・Weblog(Mac OS X Server v10.4.11)
なお、このアップデートにより、バージョン10.5に付属するApache 2はバージョン2.2.9に、バージョン10.4およびMac OS X Server v10.5に付属するPHP 4はバージョン4.4.9に、Mac OS X Serverに付属するClamAVはバージョン0.94に更新されます。
FileMaker Server カスタムWebテクニック改訂版
October 10, 2008
株式会社ビー・エヌ・エヌ新社からFileMaker ServerのXSLTを使用したカスタムWeb公開機能について解説した書籍「FileMaker Server カスタムWebテクニック改訂版」が2008年10月下旬に発売されます。
本書は、2005年11月に発行された「FileMaker Server カスタムWebテクニック」に大幅に加筆修正を加え、構成を変更した改訂版です。約3年ぶりの改訂にあたって、FileMaker Server 9およびFileMaker Server 9 Advancedに対応した内容となっています。
カスタムWeb公開の基本であるXMLリクエストの基礎がわかるガイドブックとして、カスタムWeb公開用のXSLTスタイルシート開発において知っておくべき基本的情報や役立つTipsを、シンプルなサンプルをまじえて解説しています。
定価:3,990円(税込)
サイズ:B5変型
ページ数: 320
著者:松尾 篤(まつお あつし)
出版社:ビー・エヌ・エヌ新社
ISBN:978-4-86100-595-4[Amazon.co.jpで購入...]
[関連ページ]
・目次
・立ち読み
・サンプルファイル
・紹介URL一覧
・関連リンク
(2008/10/14追記:Amazon.co.jpのページへのリンクを追加しました。)
(2011/10/04追記:関連ページを本ページに追加しました。)
カスタムWeb公開におけるスクリプト変数の有効範囲
October 09, 2008
FileMaker 8以降でスプリプトや計算式でグローバル変数やローカル変数を使用できるようになりましたが、FileMaker ServerのXSLTを使用したカスタムWeb公開でスクリプト変数を利用する際にはいくつか注意点があります。
カスタムWeb公開におけるグローバル変数は、グローバルフィールドと同様に各クライアントごとに独自の値を持つものの、ファイルが閉じられるまでその値が保持されるのではなく、1回のHTTPリクエスト(厳密にはWeb公開コアへのリクエスト)が完了するたびに値が破棄されます。すなわち、グローバル変数の有効範囲は、データベースセッションが無効の場合はリクエストが終了するまでです。
一方、Web公開エンジンのXSLTデータベースセッションオプションを有効にすると、セッション拡張関数を使用したときにグローバル変数およびグローバルフィールドの値をリクエスト間で保持できるようになります。すなわち、データベースセッション有効時におけるグローバル変数の有効範囲はセッションがタイムアウトするまでとなります。
ローカル変数については、データベースセッションの設定に関わらず、その有効範囲は常にスクリプトが終了するまでです。
[関連]FileMaker Pro 8の新機能:スクリプト変数(FAMLog)
Apacheクックブック 第2版
October 08, 2008
Apache HTTP Serverを管理・運用する上で実践的で役立つ情報がまとめられた書籍「Apacheクックブック 第2版」が2008年9月に発売されています。
この書籍は「Apacheクックブック」の改訂版で、改訂にあたってApache 2.0および2.2に対応した内容になっています。
問題に解法を示す形式で解説するレシピ集として、Webサーバーの管理者が知っておくべき基礎や役立つ情報を数多く紹介しています。
定価:3,360円(税込)
サイズ:B5変型
ページ数: 308
著者:Ken Coar、Rich Bowen
訳者:笹井 崇司
出版社:オライリー・ジャパン(発売元:オーム社)
ISBN:978-4-87311-381-4[Amazon.co.jpで購入...]
FileMaker Excel Accelerator Kit
October 07, 2008
ファイルメーカー社が「FileMaker Excel Accelerator Kit」を配布しています。
FileMaker Excel Accelerator Kitには、FileMaker Proの30日間無料評価版と、ExcelとFileMakerを一緒に使う方法を説明するハウツーガイド、および使い方をステップごとに説明する英語のビデオチュートリアルが含まれています。
ハウツーガイドでは、ExcelファイルからFileMaker Proのデータベースに変換する方法や、作成したデータベースを活用する方法について、ステップごとに解説されています。
Get(ホストアプリケーションバージョン)関数
October 06, 2008
FileMaker 9で新たに追加された「Get(ホストアプリケーションバージョン)関数」は、現在のデータベースをホストしているコンピューターで実行されているFileMaker ProまたはFileMaker Serverのバージョン情報を示す文字列を返します。
この関数の戻り値は次の例のようになります。
・「Pro 9.0v1」:FileMaker Pro 9.0v1の場合
・「ProAdvanced 9.0v3」:FileMaker Pro 9.0v3 Advancedの場合
・「Server 9.0v3」:FileMaker Server 9.0v3の場合
なお、現在のデータベースが共有されていないかホストされていない場合、Get(ホストアプリケーションバージョン)関数は空の文字列を返します。
Rubyist Magazine 0024号が公開
October 03, 2008
日本Rubyの会の有志が発行しているWeb雑誌「Rubyist Magazine」(通称「るびま」)の0024号が公開されています。
「るびま」は、プログラミング言語Rubyに関する技術記事や活用事例、インタビュー、エッセイなどが掲載されるWeb雑誌です。
4周年を迎えたRubyist Magazine 0024号には、東京 Ruby 会議 01のレポートやテンプレートシステムに関する記事などが掲載されています。
FileMaker Server 9で追加されたFileMaker XSLT拡張関数
October 02, 2008
FileMaker Server 9のXSLTを使用したカスタムWeb公開では、新しいFileMaker XSLT拡張関数が1つ追加されています。
バージョン9で追加されたFileMaker XSLT拡張関数は、fmxslt:get_fm_timestamp_format関数です。この関数は「fm」タイムスタンプ書式を文字列として返します。特に重要な関数ではありませんが、バージョン7および8では使用できないのでその点は注意が必要です。
[使用例]
<xsl:value-of select="fmxslt:get_fm_timestamp_format()" />
「fm」タイムスタンプ書式は「MM/dd/yyyy HH:mm:ss」と定義づけられています。この書式はFileMakerのタイムスタンプの読み込み、および書き込みを言語や地域に関係なく統一された書式で行うためにあります。
FileMaker Server カスタムWebテクニック:第6章補足情報
October 01, 2008
「FileMaker Server カスタムWebテクニック」第6章補足情報
『6.1.7 送信メールのSubjectで発生する文字化けを防止する』で紹介している、javax.mail.internet.MimeUtilityクラスのencodeTextメソッドは、FileMaker Server 9およびFileMaker Server 9 Advancedでは使用できません。
バージョン9のFileMaker Serverでは、利用されているTomcatのバージョンが5.5系列にアップグレードされた関係で、JavaMail APIのライブラリがWeb公開エンジンに同梱されなくなりました。そのため、バージョン7およびバージョン8では利用可能であったJavaMail APIが提供するMimeUtilityクラスのencodeTextメソッドは利用できなくなっています。
ただし、JavaMail APIのライブラリ(mail.jar)と、JavaMail APIの利用に必要なJavaBeans Activation Frameworkというライブラリ(activation.jar)を、Web公開エンジンに追加すれば上記のメソッドを利用できるようになります。