FAMLog


カスタムWeb公開におけるスクリプト変数の有効範囲

October 09, 2008

FileMaker 8以降でスプリプトや計算式でグローバル変数やローカル変数を使用できるようになりましたが、FileMaker ServerのXSLTを使用したカスタムWeb公開でスクリプト変数を利用する際にはいくつか注意点があります。

カスタムWeb公開におけるグローバル変数は、グローバルフィールドと同様に各クライアントごとに独自の値を持つものの、ファイルが閉じられるまでその値が保持されるのではなく、1回のHTTPリクエスト(厳密にはWeb公開コアへのリクエスト)が完了するたびに値が破棄されます。すなわち、グローバル変数の有効範囲は、データベースセッションが無効の場合はリクエストが終了するまでです。

一方、Web公開エンジンのXSLTデータベースセッションオプションを有効にすると、セッション拡張関数を使用したときにグローバル変数およびグローバルフィールドの値をリクエスト間で保持できるようになります。すなわち、データベースセッション有効時におけるグローバル変数の有効範囲はセッションがタイムアウトするまでとなります。

ローカル変数については、データベースセッションの設定に関わらず、その有効範囲は常にスクリプトが終了するまでです。

[関連]FileMaker Pro 8の新機能:スクリプト変数(FAMLog)

Tag: FileMaker

Apacheクックブック 第2版

October 08, 2008

Apache HTTP Serverを管理・運用する上で実践的で役立つ情報がまとめられた書籍「Apacheクックブック 第2版」が2008年9月に発売されています。

この書籍は「Apacheクックブック」の改訂版で、改訂にあたってApache 2.0および2.2に対応した内容になっています。

問題に解法を示す形式で解説するレシピ集として、Webサーバーの管理者が知っておくべき基礎や役立つ情報を数多く紹介しています。

定価:3,360円(税込)
サイズ:B5変型
ページ数: 308
著者:Ken Coar、Rich Bowen
訳者:笹井 崇司
出版社:オライリー・ジャパン(発売元:オーム社
ISBN:978-4-87311-381-4[Amazon.co.jpで購入...

Tag: Apache

FileMaker Excel Accelerator Kit

October 07, 2008

ファイルメーカー社が「FileMaker Excel Accelerator Kit」を配布しています。

FileMaker Excel Accelerator Kitには、FileMaker Proの30日間無料評価版と、ExcelとFileMakerを一緒に使う方法を説明するハウツーガイド、および使い方をステップごとに説明する英語のビデオチュートリアルが含まれています。

ハウツーガイドでは、ExcelファイルからFileMaker Proのデータベースに変換する方法や、作成したデータベースを活用する方法について、ステップごとに解説されています。

Tag: FileMaker

Get(ホストアプリケーションバージョン)関数

October 06, 2008

FileMaker 9で新たに追加された「Get(ホストアプリケーションバージョン)関数」は、現在のデータベースをホストしているコンピューターで実行されているFileMaker ProまたはFileMaker Serverのバージョン情報を示す文字列を返します。

この関数の戻り値は次の例のようになります。

・「Pro 9.0v1」:FileMaker Pro 9.0v1の場合
・「ProAdvanced 9.0v3」:FileMaker Pro 9.0v3 Advancedの場合
・「Server 9.0v3」:FileMaker Server 9.0v3の場合

なお、現在のデータベースが共有されていないかホストされていない場合、Get(ホストアプリケーションバージョン)関数は空の文字列を返します。

Tag: FileMaker

Rubyist Magazine 0024号が公開

October 03, 2008

日本Rubyの会の有志が発行しているWeb雑誌「Rubyist Magazine」(通称「るびま」)の0024号が公開されています。

「るびま」は、プログラミング言語Rubyに関する技術記事や活用事例、インタビュー、エッセイなどが掲載されるWeb雑誌です。

4周年を迎えたRubyist Magazine 0024号には、東京 Ruby 会議 01のレポートやテンプレートシステムに関する記事などが掲載されています。

Tag: Ruby

FileMaker Server 9で追加されたFileMaker XSLT拡張関数

October 02, 2008

FileMaker Server 9のXSLTを使用したカスタムWeb公開では、新しいFileMaker XSLT拡張関数が1つ追加されています。

バージョン9で追加されたFileMaker XSLT拡張関数は、fmxslt:get_fm_timestamp_format関数です。この関数は「fm」タイムスタンプ書式を文字列として返します。特に重要な関数ではありませんが、バージョン7および8では使用できないのでその点は注意が必要です。

[使用例]
<xsl:value-of select="fmxslt:get_fm_timestamp_format()" />

「fm」タイムスタンプ書式は「MM/dd/yyyy HH:mm:ss」と定義づけられています。この書式はFileMakerのタイムスタンプの読み込み、および書き込みを言語や地域に関係なく統一された書式で行うためにあります。

Tag: FileMaker

FileMaker Server カスタムWebテクニック:第6章補足情報

October 01, 2008

FileMaker Server カスタムWebテクニック」第6章補足情報

『6.1.7 送信メールのSubjectで発生する文字化けを防止する』で紹介している、javax.mail.internet.MimeUtilityクラスのencodeTextメソッドは、FileMaker Server 9およびFileMaker Server 9 Advancedでは使用できません。

バージョン9のFileMaker Serverでは、利用されているTomcatのバージョンが5.5系列にアップグレードされた関係で、JavaMail APIのライブラリがWeb公開エンジンに同梱されなくなりました。そのため、バージョン7およびバージョン8では利用可能であったJavaMail APIが提供するMimeUtilityクラスのencodeTextメソッドは利用できなくなっています。

ただし、JavaMail APIのライブラリ(mail.jar)と、JavaMail APIの利用に必要なJavaBeans Activation Frameworkというライブラリ(activation.jar)を、Web公開エンジンに追加すれば上記のメソッドを利用できるようになります。

Tag: Book

FileMaker Server 9のライセンスを更新する

September 30, 2008

FileMaker Server 9の評価版からアップグレードする場合や、FileMaker Server 9からFileMaker Server 9 Advancedにアップグレードする場合には、FileMaker Serverのライセンスキーを更新する必要があります。

FileMaker Server 9のライセンスを更新するには、FileMaker Server Admin Consoleを使用します。Admin Consoleを起動し、[ヘルプ]メニューの[FileMaker Server ライセンスの更新]を選んで表示されるダイアログボックスにおいて、ユーザー名やライセンスキーなどの必要な情報を入力して、[更新]ボタンを押します。

「ODBC/JDBC クライアント接続」および「IWP 接続」の値が「許可」になっていれば、FileMaker Server Advancedのライセンスに更新されたことが確認できます。なお、FileMaker Server 9からFileMaker Server 9 Advancedにアップグレードする場合には、必要なファイルはすでにインストールされているため、アップグレードのために追加インストールを行う必要はありません。

Tag: FileMaker

2008年9月「FileMaker Pro 東京ユーザーズミーティング」発表資料

September 29, 2008

2008年9月28日に行われた「FileMaker Pro 東京ユーザーズミーティング(FM-Tokyo)」で発表した資料を公開しました。

・ダウンロード:「RfmによるWebサイト構築事例とRailsに関する考察」(PDF形式/ファイルサイズ:約2.6MB)

「Rfm_case_example.pdf」のSHA-1ダイジェスト:
eea8fbd6feaf23c2c2b6e292f5fadd647044531e

プレゼンテーションでは、FileMakerやRfmとは直接関係ないものですが、CとRubyで実装されたCometサーバーである「ShootingStar」を利用して、Webサイト上に用意したプレゼンテーションのスライドをiPhone上のSafariから切り替えるデモもあわせて行いました。

■関連リンク

・Ruby on RailsとFileMaker ServerによるWebサイト構築事例を発表(エミック)
http://www.emic.co.jp/news/20080424_rails.html

・アスキー・ドットPCウェブ-パソコンFAQ
http://faq.asciidotpc.jp/

・Rfm
http://sixfriedrice.com/wp/products/rfm
http://www.famlog.jp/rfm/(日本語訳)

・Rfm Community
http://groups.google.com/group/rfmcommunity

・Ruby on Rails
http://www.rubyonrails.org/

・ShootingStar
http://rubyforge.org/projects/shooting-star/

Tag: FileMaker

APPLE-SA-2008-09-24 Java for Mac OS X 10.5 Update 2

September 26, 2008

アップルから「Java for Mac OS X 10.5 Update 2」が配布されています。

Java for Mac OS X 10.5 Update 2により、Mac OS X v10.5.4以降において、Java SE 6のバージョンが1.6.0_07に、J2SE 5.0のバージョンが1.5.0_16に、J2SE 1.4.2のバージョンが1.4.2_18に更新されます。また、今回のアップデートには、セキュリティ上の修正も含まれています。

同時に、セキュリティ上の修正を含む「Java for Mac OS X 10.4, Release 7」も公開されています。

Tag: Security

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