FAMLog
Ruby on Rails 2.1.1 & 2.0.4
September 05, 2008
Rubyで記述されたオープンソースのWebアプリケーションフレームワーク「Ruby on Rails 2.1.1」および「Ruby on Rails 2.0.4」が公開されています。
Rails 2.1.1およびRails 2.0.4では、REXMLのDoS脆弱性に対処されています。
また、バージョン2.0.4では、メール用のライブラリであるTMailがバージョン1.2.1にアップデートされると共に、Ruby 1.9系列への対応作業が行われています。
FMGateway.jp
September 04, 2008
株式会社スプラッシュが、開発者向けFileMaker関連製品のオンライン販売サイト「FMGateway.jp」を開設しています。
FMGateway.jpは、世界中にあるFileMaker関連の役立つ必携ソフトウェアのローカライズおよび販売を行うサイトであり、株式会社スプラッシュが企画・運営しています。
SeedCode Calendarの最新版が近日中に発売予定であるだけでなく、SuperContainerやAdminAnywhere、Clip Managerも同サイトで取り扱う予定であるとのことです。
エキスパートに学ぶFileMaker導入ガイドブック (2)
September 03, 2008
ファイルメーカー社のWebサイト内にあるFileMaker導入のためのガイドブックを提供しているページにおいて新しいガイドブックが追加されています。
新たに追加された下記のガイドブックはFileMaker Serverに関するもので、OSのセットアップやセキュリティに関する設定についても丁寧に解説されています。
・「初めての方の不安が解消するFileMaker Server 9 導入ガイド」
ITガイドブックは、企業内担当者だけでなく、受託開発を始めたばかりの開発者にも役立つ内容となっています。
[関連]エキスパートに学ぶFileMaker導入ガイドブック(FAMLog)
(2009/01/19追記:「FileMaker Server 9 導入ガイド」を「初めての方の不安が解消するFileMaker Server 9 導入ガイド」に修正しました。)
ClamXav 1.1.1
September 02, 2008
Mac OS Xで動作するフリーのウィルスチェッカーである「ClamXav 1.1.1」が公開されています。
バージョン1.1.1では、安定性が向上し、ClamAVの最新安定版であるバージョン0.93.3が搭載されています。IntelベースのMacでも利用可能なUniversalアプリケーションとして、Mac OS X v10.4 TigerおよびMac OS X v10.5 Leopardに対応しています。
なお、Mac OS X Server v10.5 Leopardではテストされていないので、その環境での利用には注意が必要です。
(2008/10/16追記:ClamXav 1.1.1 with ClamAV 0.94 backendが2008年10月上旬に公開されていました。)
FileMakerのWeb公開機能について解説した講演のPodcastが公開
September 01, 2008
http://msyk.net/において、2008年8月27日に行われた「FileMaker テクノロジートレンド」でのFileMakerのWebテクノロジーに関する講演がPodcastとして公開されています。
講演では、FileMakerでのWeb公開機能の歴史や現状、FileMaker API for PHPとFX.phpの比較およびパフォーマンスに関する考察などについて解説されています。
iTunesで「詳細」メニューの「Podcast を登録...」を選び、PodcastフィードのURL(http://msyk.net/fmp/rss.xml)を入力してOKボタンを押せば、iTunesで上記のPodcastを視聴することができます。
[関連]コンテキストを解説したプレゼンテーションのPodcastが公開(FAMLog)
fmservicewrapperd
August 29, 2008
Mac版FileMaker Server 9ではlaunchdを利用してデーモンを起動するように変更されましたが、これに伴い「fmservicewrapperd」というデーモンが新たに追加されています。
fmservicewrapperdの正式名称は不明ですが、最初にlaunchdがfmservicewrapperdを起動します。その後fmservicewrapperdが、FileMaker Server、FileMaker Server Helper、Web公開エンジン、およびAdmin Consoleサーバー用のTomcatを起動します。FileMaker Server(データベースサーバー)とWeb公開エンジンについては自動起動設定の内容に応じて起動されます。
なお、fmservicewrapperdは下記の場所にあります。
/Library/FileMaker Server/Common/service-wrapper/fmservicewrapperd
(2010/04/22追記:Mac版FileMaker Server 11では、FileMaker Server 9で導入されたfmservicewrapperdが不要になり、FileMaker Server関連デーモンの起動プロセスについて最適化が行われています。)
Mac版FileMaker Server 9ではデーモン起動がlaunchdベースに
August 28, 2008
Mac版FileMaker Server 9では、Mac OS X Tigerで導入されたlaunchdを利用してデーモンを起動するように変更されています。
バージョン7、8および8.0v4のMac版FileMaker ServerではStartupItemsディレクトリ内の起動スクリプトを利用して、FileMaker Serverデーモン、FileMaker Server HelperデーモンおよびWeb公開エンジンを起動および停止していました。
Mac版FileMaker Server 9では、StartupItemsではなくlaunchdで起動されるように変更されているため、デーモンの起動や停止にSystemStarterコマンドは使われなくなりました。
Mac OS X LeopardではDTraceが利用可能
August 27, 2008
Mac OS X LeopardのDarwinカーネルには、Solaris 10およびOpenSolarisに搭載されているシステム情報取得機能であるDTraceが組み込まれています。
DTraceを使用すると、Mac OS X Leopardのシステムやアプリケーションの情報を収集し、動作を調べることができます。例えば、あるソフトウェアの性能の問題を追跡したり、異常動作の原因を突き止めることが可能になります。
Java、Ruby、Python、PerlもDTraceをサポートするための拡張が行われており、各言語のパフォーマンス特性の情報に簡単にアクセスできるようになっています。
Mac OS X Server Leopardの管理アプリケーション
August 26, 2008
Mac OS X Server Leopardの標準構成およびワークグループ構成では、「サーバ環境設定」および「ディレクトリ」アプリケーションを管理アプリケーションとして使用します。
詳細構成の場合には、「ワークグループマネージャ」および「サーバ管理」アプリケーションを使用します。「サーバ管理」は、「サーバ環境設定」に表示されないサービスを管理する目的で標準構成およびワークグループ構成で使用できます。
ただし、「サーバ管理」を使用して「サーバ環境設定」に表示されるサービスをカスタマイズすると、意図しない影響が出ることがあるので注意が必要です。
[関連]Mac OS X Server version 10.5: サーバ構成に正しい管理アプリケーションを使う(アップル)
REXMLにDoS脆弱性
August 25, 2008
REXMLのサービス運用妨害(DoS)の脆弱性に関する情報が公開されています。
REXMLは、Rubyで実装されたXMLパーサーであり、Ruby on RailsでXMLの構文解析にも使用されているものです。XML entity explosion attackと呼ばれる攻撃手法により、ユーザーから与えられたXMLを解析するようなアプリケーションをサービス不能状態にすることができます。
今回公開された脆弱性に対処するには、問題を修正するためのモンキーパッチ(実行時にライブラリを修正するパッチ)を適切に利用する必要があります。