FAMLog


Mac OS X v10.4にRuby 1.8.6-p36をソースからインストールする

June 29, 2007

Rubyの最新バージョンは、日本Ruby会議2007に合わせて公開されたバージョン1.8.6-p36です(2007年6月29日現在)。

Mac OS X v10.2以降ではRubyが標準で同梱されていますが、Rubyのバージョンが最新バージョンであるとは限りません。例えば、Mac OS X v10.4に標準でインストールされているRubyのバージョンは1.8.2です。

必要に応じて最新版をインストールしたい場合がありますが、その方法の1つとしてソースからインストールする方法があります。

[インストール例]
$ tar xzvf ruby-1.8.6-p36.tar.gz
$ cd ruby-1.8.6-p36
$ ./configure --enable-shared --enable-pthread
$ make
$ make test
$ sudo make install

なお、Mac OS X v10.4にRubyをソースからインストールする場合には、あらかじめXcode Tools(現時点での最新バージョンはバージョン2.4.1)をインストールしておく必要があります。

[関連]Ruby インストールガイド

Tag: Ruby

Get(システムバージョン)関数

June 28, 2007

FileMaker Proの「Get(システムバージョン)関数」をスクリプト内で使用すると、スクリプトを実行しているユーザーのコンピューターに搭載されているオペレーティングシステムのバージョンが返されます。

FileMaker Pro 7、8および8.5では、この関数の戻り値は下記のようになります。

・「5.0」:Windows 2000の場合
・「5.1」:Windows XPの場合
・「10.4.9」:Mac OS X v10.4.9の場合

なお、Windows Vistaでは、Get(システムバージョン)関数の戻り値は「6.0」となります。

Tag: FileMaker

APPLE-SA-2007-06-22 Security Update 2007-006

June 27, 2007

Appleから「Security Update 2007-006」が公開されています。

Security Update 2007-006は、Mac OS X v10.3.9、Mac OS X Server v10.3.9、Mac OS X v10.4.9以降およびMac OS X Server v10.4.9以降向けに用意されており、下記のソフトウェアが更新対象となっています。

・WebCore、WebKit(Mac OS X v10.3.9、Mac OS X Server v10.3.9、Mac OS X v10.4.9以降、Mac OS X Server v10.4.9以降)

WebKitフレームワークは、Mac版FileMaker Pro 8.5のWebビューアでも利用されているものです。

なお、本アップデートの公開とほぼ同じタイミングで、上記の修正内容を含むSafari 3 Beta Update 3.0.2も公開されており、Windows版Safariで日本語表示がサポートされるようになっています。

Tag: Security

APPLE-SA-2007-06-20 Mac OS X v10.4.10

June 26, 2007

Mac OS X v10.4.10およびMac OS X Server v10.4.10にはセキュリティ脆弱性を修正するアップデートも含まれています。

バージョン10.4.10では、IPv6プロトコルに関する脆弱性が修正されています。この脆弱性が悪用されると、リモートからネットワークパフォーマンスに悪影響のある攻撃を受ける恐れがありました。

なお、上記の問題点については、Mac OS X v10.4以前のバージョンには影響ないとのことです。

(2007/07/05追記:IntelベースMacにおけるオーディオ関係の不具合に対処するMac OS X 10.4.10 Update v1.1が7月3日に公開されていました。)

Tag: Security

Rfm 0.2.0

June 25, 2007

オブジェクト指向スクリプト言語RubyからFileMaker Server AdvancedでホストされているFileMakerデータベースへのアクセスを可能にするオープンソースソフトウェア「Rfm 0.2.0」が公開されています。

バージョン0.2.0では、Rfm::Serverオブジェクトのオプションとして:raise_on_401が追加され、これまで未実装であったオブジェクトフィールドがサポートされるようになっています。その他にも日時情報の取り扱いが改善されるなど、不具合の修正や機能追加・改善が行われており、アルファ版相当だったものがベータ版相当として位置づけられるようになっています。

付属のREADMEも一部更新されていたため、README日本語訳もあわせて更新を行いました。現時点では配布パッケージに含まれていませんが、下記よりバージョン0.2.0用のREADME日本語訳のファイル(README.ja)をダウンロードできます。

・ダウンロード:「Rfm 0.2.0 README日本語訳

なお、Rfmをインストールするためには、Rubyのパッケージ管理ツールであるRubyGemsを利用できる環境が必要です。

(2007/07/12追記:タイトルを「Ruby FileMaker API 0.2.0」から「Rfm 0.2.0」に変更し、さらに「Ruby FileMaker API」を「Rfm」という表記に変更しました。)

Tag: FileMaker

Mac OS X 10.4.10 Update

June 22, 2007

Appleから「Mac OS X 10.4.10 Update」(PowerPCベースMac用IntelベースMac用)および「Mac OS X Server 10.4.10 Update」(PowerPCベースMac用IntelベースMac用)の配布が開始されています。

Mac OS X v10.4.10の主な改良点は下記の通りです。

・RAWカメラサポート(IntelベースMacのみ)
・外部USBデバイスのマウントおよびマウント解除
・他社製ソフトウェア・アプリケーションのサポート
・セキュリティアップデート

なお、Mac OS X 10.4.10 Updateを適用した環境では、Parallels Desktop for Mac(日本語版、バージョン2.5英語版)の仮想マシンゲストOSにおいてUSB機器の接続に問題があるとのことです。対象となるParallels Desktop for Macを利用している場合には、Parallels Desktopアプリケーションのアップデートが登場するまでMac OS X 10.4.10 Updateの適用をしばらく待った方がいいでしょう。

(2007/07/03追記:6月29日に日本語版Parallels Desktop for Macのアップデータが公開されていました。)

Tag: Mac

Rubyのバージョン確認方法

June 21, 2007

Mac OS Xでは数多くのスクリプト言語がサポートされていますが、スクリプト言語の1つであるRubyも標準でインストールされていて、すぐに使用することができます。

インストールされているRubyのバージョンを確認するには、rubyコマンドで--versionオプションを使用します。Mac OS X v10.4.9が動作しているIntelベースMacでは、Rubyのバージョン情報は次のように表示されます。

[実行例]
$ ruby --version
ruby 1.8.2 (2004-12-25) [universal-darwin8.0]

Tag: Ruby

Rfm 0.1.0 README日本語訳

June 20, 2007

オブジェクト指向スクリプト言語RubyからFileMaker Server AdvancedでホストされているFileMakerデータベースへのアクセスを可能にするオープンソースソフトウェア「Rfm(FileMaker API for Ruby)」に付属するREADMEの翻訳を行いました。

下記よりREADME日本語訳のファイル(README.ja)をダウンロードできます。

・ダウンロード:「Rfm 0.1.0 README日本語訳

Rfmは、書籍「FileMaker Pro大全」の原著者の1人であるGeoff Coffey氏によるプロジェクトであり、2006年9月にバージョン0.1.0が公開されました。まだ実装されていない機能があり、ベータ版の前のアルファ版相当と位置づけられています。

なお、Rfmをインストールするためには、Rubyのパッケージ管理ツールであるRubyGemsを利用できる環境が必要です。

(2007/06/25追記:2007年6月23日にRfm 0.2.0が公開されました。)

(2007/07/12追記:2007年7月10日にRfm 1.0が公開されました。同時に、本記事のタイトルを「Ruby FileMaker API README日本語訳」から「Rfm 0.1.0 README日本語訳」に変更し、さらに「Ruby FileMaker API」を「Rfm」という表記に変更しました。)

Tag: FileMaker

gcc_selectコマンド

June 19, 2007

Mac OS XにXcode Toolsをインストールすると、デフォルトで使用するgccコマンドのバージョンを切り替えるコマンドラインツールであるgcc_selectコマンドがインストールされます。

Mac OS X v10.4.9にXcode Tools 2.4.1をインストールした環境において、次のようにgcc_selectコマンドを使用すると、システムのコンパイラとしてgcc 3.3を選択することができます。

[実行例]
$ sudo gcc_select 3.3

[関連]利用可能なgccコマンドのバージョン一覧を確認する方法(FAMLog)

Tag: Mac

IWP export

June 18, 2007

FMWebschoolが、FileMaker 7以降のインスタントWeb公開機能においてCSV形式のエクスポート機能を実現可能にするFileMakerプラグイン「IWP export」を2007年6月12日に発表しています。

FileMaker 7以降のインスタントWeb公開機能では、通常では[レコードのエクスポート]スクリプトステップはWeb非互換です。IWP exportが提供する外部関数を使用することにより、インスタントWeb公開でCSV形式のファイルをエクスポートすることが可能になります。

IWP exportは、FileMaker Server互換のプラグインであり、FileMaker Pro(バージョン7〜8.5)だけでなく、FileMaker Server Advancedと共に使用することも可能です。価格は1ライセンスあたり49.99ドルであり、Developer Licenseも用意されています。

Tag: FileMaker

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