FAMLog
APPLE-SA-2007-05-24 Security Update 2007-005
May 25, 2007
Appleから「Security Update 2007-005」が公開されています。
Security Update 2007-005は、Mac OS X v10.3.9、Mac OS X Server v10.3.9、Mac OS X v10.4.9およびMac OS X Server v10.4.9向けのもので、下記のソフトウェアが更新対象となっています。
・Alias Manager、BIND、crontabs、fetchmail、file、iChat、ruby、screen、texinfo、VPN(Mac OS X v10.3.9、Mac OS X Server v10.3.9、Mac OS X v10.4.9、Mac OS X Server v10.4.9)
・CoreGraphics、mDNSResponder、PPP(Mac OS X v10.4.9、Mac OS X Server v10.4.9)
なお、このアップデートにより、BINDはバージョン9.3.4に更新されます。
(2007/06/01追記:Security Update 2007-005を適用した後にMac OS X Server v10.4.9でDNSサービスが自動で開始されないことがある問題を修正するSecurity Update 2007-005 v1.1が2007年5月31日に公開されています。)
packagemakerコマンド
May 24, 2007
Xcodeに含まれるPackageMakerを利用すると、Mac OS X用のインストールパッケージを作成することができます。
PackageMakerは、GUIアプリケーションとして利用することもできますが、packagemakerコマンドを用いてコマンドラインでインストールパッケージを作成することも可能です。
packagemakerコマンドの詳細を確認したい場合には、下記のコマンドでmanページやヘルプを参照できます。
$ man packagemaker
$ /Developer/Tools/packagemaker -help
Apache HTTP Server 2.2の新機能 (5)
May 23, 2007
Apache HTTP Server 2.2では、apachectlコマンドにおいて新たにgraceful-stopがサポートされています。
Apache 2.0でも既存の処理中のリクエストが完了してから再起動を行うことは可能でした。一方、バージョン2.2ではgraceful-stopを利用することにより、既存のリクエストの処理が完了するまで、もしくはGracefulShutdownTimeoutディレクティブで指定されている秒数が経過するまで、サーバーは終了処理を待機することが可能になっています。
[実行例]
$ apachectl graceful-stop
Apache HTTP Server 2.2の新機能 (4)
May 22, 2007
Apache HTTP Server 2.2では、フィルター機能が強化・改善されており、mod_filterと呼ばれるモジュールが新たに追加されています。
Apache 2.0でもAddOutputFilterディレクティブ等を用いることによりフィルター処理は実現可能でしたが、さまざまな条件に応じて動的に設定できる柔軟性はほとんどありませんでした。
mod_filterにより、リクエストヘッダーやレスポンスヘッダー、および環境変数に応じて動的にフィルターを追加できるようになり、複数のフィルターを柔軟に組み合わせることができるようになっています。特に、環境変数によってフィルターを呼び出す機能は、mod_rewriteと同様の柔軟性があると見なすことができます。
JK 1.2.23
May 21, 2007
WebサーバーとTomcatの接続に使用されるコネクター「JK 1.2.23」が公開されています。
JK 1.2.23はJK 1.2系統の最新版のTomcatコネクターです。バージョン1.2.23では、セキュリティ上の問題(CVE-2007-1860)が1点修正されています。この問題は、JK 1.2.0からJK 1.2.22までのmod_jkのモジュールのみに存在していたものです。
なお、現時点のApache Tomcatの最新安定バージョンはバージョン6.0.13です。
Mac版QuickTimeのバージョン確認方法
May 18, 2007
Mac OS XにおいてQuickTimeのバージョンをコマンドラインで確認する方法の1つに、defaultsコマンドを使用する方法があります。
defaultsコマンドを使用して、プロパティリストファイル内の情報を取得することで、QuickTimeのバージョン情報を確認できます。
QuickTime 7.1.6がインストールされているMac OS X v10.4.9では、バージョン情報は次のように表示されます。
[実行例]
$ defaults read /System/Library/Frameworks
(実際には1行で入力します)
[実行結果]
7.1.6
インテル Core 2 Duo プロセッサー搭載MacBookがアップデート
May 17, 2007
アップルが、より高速なインテル Core 2 Duo プロセッサーと1GBのメモリー、そしてより大容量のハードディスクドライブを搭載した「MacBook」を2007年5月15日に発表しています。
新しいMacBookは、すべてのモデルにおいて標準搭載メモリーが1GBとなり、802.11nワイヤレスネットワーク機能を内蔵しています。2.0GHzのホワイトモデルでは80GB、2.16GHzのホワイトモデルでは120GB、そしてブラックモデルでは160GBのSerial ATAハードディスクドライブが搭載されています。また、2.16GHzの各モデルには、2層記録対応の8倍速SuperDriveが搭載されています。
今回発表されたMacBookは2007年5月15日より順次販売が開始され、税込価格は、2.0GHz・ホワイトモデルが139,800円、2.16GHz・ホワイトモデルが159,800円、2.16GHz・ブラックモデルが179,800円となっています。
FileMaker Pro 8.5 5ライセンスパックキャンペーン
May 16, 2007
ファイルメーカー社が、「FileMaker Pro 8.5 5ライセンスパック」をキャンペーン価格159,600円(希望小売価格、税込)で提供する「FileMaker Pro 8.5 5ライセンスパックキャンペーン」を実施しています。
「FileMaker Pro 8.5 5ライセンスパック」は、4本分の値段で5本分のFileMaker Pro 8.5を利用できるキャンペーン製品です。期間限定のキャンペーンであり、実施期間は2007年5月15日から2007年8月31日までとなっています。
このキャンペーン製品は、販売店およびFileMaker Storeにおいて誰でも購入することが可能です。
FileMaker Web News:第18回 2007年5月号
May 15, 2007
「FileMaker Web News」第18回目をお届けします。
■FileMaker Technical Networkプログラムが開始
FileMaker Solutions Allianceプログラムの後継として、個人向けのFileMaker Technical Networkおよび法人向けのFileMaker Business Allianceが発表されました。個人向けのFileMaker Technical Networkのメンバーシップ費用は年額9,450円で、FileMaker Server Advanced Development Licenseが提供される特典などが含まれています。
[関連]FileMaker Technical Network(FAMLog)
■FileMaker, Inc.がMySQL Enterprise Connection Allianceへの参加を表明
オープンソースデータベースMySQLの開発元であるMySQL ABから、新しいビジネスパートナープログラム「MySQL Enterprise Connection Alliance (MECA)」が発表されました。そのプログラムにはFileMaker, Inc.も参加を表明しており、FileMaker, Inc.は現在FileMakerとMySQL間の接続機能を強化するための作業を行っているとのことです。
[関連]FileMaker Joins MySQL Enterprise Connection Alliance (MECA)(FAMLog)
(2008/03/15追記:カテゴリーをBookからNewsに変更しました。)
APPLE-SA-2007-05-10 Darwin Streaming Server 5.5.5
May 14, 2007
Appleが「Darwin Streaming Server 5.5.5」を公開しています。
Darwin Streaming Serverは、Appleの「QuickTime Streaming Server」のオープンソース版のプロジェクトであり、次のURLから入手ができます。
http://developer.apple.com/opensource/server/streaming/index.html
Darwin Streaming Server 5.5.5では、悪意ある任意のコード実行やアプリケーションのクラッシュを許してしまう脆弱性が修正されていて、上記URLよりダウンロードが可能になっています。