FAMLog
PHP 8.0.21とPHP 8.1.8が公開
July 11, 2022
PHP 8.0.21とPHP 8.1.8が公開されています。
PHP 8.1.8ではfinfo_buffer()のセキュリティ脆弱性が修正されています。PHP 7.3系統の公式セキュリティサポートは2021年11月に終了しており、PHP 7.4は2022年11月28日まで、PHP 8.0は2023年11月26日まで、PHP 8.1は2024年11月25日までセキュリティ修正が継続される予定となっています。
なお、PHPはバージョン8.2系統の開発も進められており、現在バージョン8.2.0 Alpha 3が公開されている状況です。
FAMLog News Archive:第96回 2022年夏号
July 08, 2022
■Claris FileMaker 19.5の提供が開始(2022年6月)
Claris FileMaker 19.5の提供が2022年6月に開始されました。バージョン19.5.1では、共有カスタム Appの集計フィールドをFileMakerクライアントではなくClaris FileMaker Serverで処理できるようになっています。なお、Claris FileMaker Pro 19.5.1ではWindows 8.1がサポートされなくなっているので注意が必要です。
[関連]Claris FileMaker Pro 19.5.1の提供が開始(FAMLog)、Claris FileMaker Go 19.5.1の提供が開始(FAMLog)、Claris FileMaker Server 19.5.1の提供が開始(FAMLog)
■FMPress Forms 1.1.0を公開(2022年5月)
Contact Form 7で作成したWebフォームから送信されたデータをFileMakerデータベースに登録できるWordPressプラグインであるFMPress Formsのバージョン1.1.0を2022年5月に公開しました。WordPress 6.0との互換性が確認されているFMPress Forms 1.1.0では、オブジェクトフィールドへのファイルのアップロードに新たに対応しています。
[関連]FMPress Forms 1.1.0を公開(FAMLog)
OpenSSL 1.1.1qとOpenSSL 3.0.5が公開
July 07, 2022
OpenSSL 1.1.1qとOpenSSL 3.0.5が公開されています。
OpenSSLは通信暗号化ライブラリとして広く利用されているオープンソースソフトウェアです。OpenSSL 1.1.1qおよびOpenSSL 3.0.5では、32ビットのx86プラットフォーム向けAES OCBモードにおいて、AES-NIアセンブリ最適化実装を使用するとデータが暗号化されない場合がある脆弱性(CVE-2022-2097)が修正されています。
なお、OpenSSL 3.0.5では、AVX512IFMA命令をサポートするX86_64 CPUのRSA実装不備により、2048ビットの秘密鍵を使用すると、計算中にメモリー破壊が発生する脆弱性(CVE-2022-2274)も修正されています。
[関連]JVNVU#96381485: OpenSSLに複数の脆弱性(Japan Vulnerability Notes)
Claris FileMaker Server 19.5.1の改善点:Claris FileMaker Admin API
July 06, 2022
2022年6月に提供が開始されたClaris FileMaker Server 19.5.1では、Claris FileMaker Admin APIの機能が拡充されています。
バージョン19.5.1のFileMaker Admin APIでは、パラレルバックアップの状態を調べるAPI呼び出しと、パラレルバックアップを有効または無効にするAPI呼び出しが新しく追加されています。さらに、server/cancelbackupエンドポイントを使用して現在実行中のバックアップを中止できるようになっています。
なお、2022年6月に公開したfmcsadmin 2.0.0では、パラレルバックアップ設定の確認および変更に新たに対応し、実行中のバックアップ処理を中止するためのCANCELコマンドを新たに追加しました。さらに、環境変数でユーザー名とパスワードを指定できるようになっています。
[関連]Claris FileMaker Server 19.5.1の提供が開始(FAMLog)、fmcsadmin 2.0.0を公開(FAMLog)
Claris FileMaker Server 19.5.1の新機能:パラレルバックアップ
July 05, 2022
Claris FileMaker Server 19.5.1では、完全バックアップのパフォーマンスを向上させることができるパラレルバックアップが新たにサポートされるようになっています。
パラレルバックアップを有効にするには、Claris FileMaker Server Admin Consoleの[バックアップ]ページにある[バックアップの設定]タブにおいて[パラレルバックアップ]を有効にします。
パラレルバックアップを有効にすると、FileMaker Serverは関連ファイルのグループ化を行い、バックアップが開始されるとグループ化されたファイルをまとめてバックアップします。パラレルバックアップでは複数のグループバックアップを同時に実行するため、完全バックアップのパフォーマンスが向上するようになっているとのことです。
[関連]Claris FileMaker Server 19.5.1の提供が開始(FAMLog)、FileMaker Server 19.5.1 でパラレルバックアップを使用する(Claris ナレッジベース)
エミックオンラインセミナーを2022年7月28日に開催
July 04, 2022
2022年7月28日(木)正午から、Claris FileMaker Cloudと連動したWebフォームをレンタルサーバー上で作成する方法について紹介するオンラインセミナーを開催します。
Claris FileMakerのサーバー製品を用いてWebフォームを作成するための基礎知識や周辺知識を紹介するだけでなく、世界で最も人気のあるWebコンテンツ管理システムであるWordPressとFileMaker Cloudを連携させるデモンストレーションも行う予定です。
エミックオンラインセミナー
「Claris FileMaker Cloud と連動した Web フォームの作成」
開催日時:2022年7月28日(木)12:00(正午)~12:45
参加費:無料
主催:株式会社エミック
本セミナーはZoomのウェビナー機能を用いて実施します。視聴は無料ですが事前のお申し込みが必要です。
詳細については次のページをご覧ください。
https://emiconlineseminar202207.peatix.com/
fmcsadmin 2.0.0の動作環境
July 01, 2022
リモート管理機能を備えたClaris FileMaker Server管理者向けコマンドラインツールであるfmcsadminは、Linux、macOSおよびWindowsプラットフォームで利用できます。
FileMaker Server 19.5に対応したfmcsadmin 2.0.0の動作環境は、Ubuntu Server 18.04 LTS、Ubuntu 18.04 Desktop、Ubuntu Server 20.04 LTS、Ubuntu 20.04 Desktop、CentOS Linux 7、macOS Catalina 10.15.7以降(macOS Monterey 12で動作確認済み)およびWindows 10 Version 21H1以降(Windows 11で動作確認済み)であり、Claris FIleMaker Server 19.1以降に対応しています。
なお、fmcsadmin 2.0.0では、32bitのWindows版の提供をせず、メーカーサポート対象外となっているCentOS Linux 8やmacOS Mojave 10.14等を動作保証対象外としました。同時に、FileMaker Server 18とFileMaker Server 19.0もサポート対象外にしました。
[関連]fmcsadmin 2.0.0を公開(FAMLog)
Form data to kintone 2.25.0が公開
June 30, 2022
Form data to kintone 2.25.0が2022年6月下旬に公開されています。
Form data to kintoneは、WordPress用のフォームプラグインであるContact Form 7で作成したWebフォームから送信されたデータをkintoneに保存できるWordPressプラグインです。Form data to kintone 2.25.0では、form_data_to_kintone_completed_savingアクションフックが追加されています。
Form data to kintoneのライセンスはWordPressと同じくGPLv2 or laterであり、WordPressの公式プラグインディレクトリからインストールおよびダウンロードできます。
Claris FileMaker Server 19.5.1の新機能:WindowsおよびmacOSにおけるODataのサポート
June 29, 2022
Claris FileMaker Server 19.5.1では、Windows ServerおよびmacOS上でODataを使用できるようになっています。
これまではLinux版のFileMaker ServerおよびClaris FileMaker CloudでのみODataがサポートされていましたが、バージョン19.5.1ではWindows Server版およびmacOS版でもODataを使用できるようになっています。
ODataを使用して共有データベースからクライアントにどの程度のデータを送信できるかは、OData API 制限により決まります。OData APIはClaris FileMaker Data APIと制限を共有し、データ転送量の上限についての扱いはFileMaker Data APIと同様となっています。
[関連]Linux版Claris FileMaker Server 19.1.2の新機能:OData(Open Data Protocol)(FAMLog)、FileMaker Cloud 2.18の新機能:OData(Open Data Protocol)(FAMLog)
curl 7.84.0が公開
June 28, 2022
curl 7.84.0が公開されています。
curlは、さまざまな通信規格に対応しているデータ転送ソフトウェアであり、Claris FileMakerでも利用されています。curl 7.84.0では4点のセキュリティ脆弱性が修正されています。
なお、バージョン16以降のClaris FileMakerでは[URL から挿入]スクリプトステップでさまざまなcURLオプションを指定できるようになっています。Claris FileMaker Pro 19.3.1およびClaris FileMaker Server 19.3.1ではcurlが更新されており、curl 7.76.0が使用されるようになっています。