FAMLog
OpenSSL 3.2.0が公開
November 28, 2023
通信暗号化ライブラリとして広く利用されているOpenSSLの新バージョンであるOpenSSL 3.2.0が公開されています。
OpenSSLはバージョン3.0.0でライセンスが変更されており、OpenSSL 3.0.0以降ではApache License, Version 2.0に変更されています。OpenSSL 3.2.0はクライアント側のQUICに対応しており、バージョン3.2系統は2025年11月23日までサポートされる予定となっています。
なお、バージョン3.1系列のサポートは2025年3月14日に、バージョン3.0系列のサポートは2026年9月7日に終了する予定となっています。
PHP 8.1.26とPHP 8.2.13が公開
November 27, 2023
PHP 8.1.26とPHP 8.2.13が公開されています。
PHP 8.3.0と同時に公開されたPHP 8.1.26およびPHP 8.2.13では不具合の修正が行われています。PHP 8.0系統の公式セキュリティサポートは2023年11月26日に終了しており、今後はバージョン8.1系列以降に更新することが強く推奨される状況になっています。
なお、PHP 8.1は2024年11月25日まで、PHP 8.2は2025年12月8日まで、PHP 8.3は2026年11月23日までセキュリティ修正が継続される予定となっています。
[関連]PHP 8.3.0が公開(FAMLog)
PHP 8.3.0が公開
November 24, 2023
PHP 8.3.0が公開されています。
PHP 8.3では、クラス定数に対する型宣言やOverrideアトリビュートなど数多くの新機能が追加されています。下位互換性のない変更点や推奨されなくなる機能もあるため、PHP 8.2からPHP 8.3に移行する場合にはあらかじめ移行ガイドで各種変更点を確認してから移行作業を行う必要があります。
なお、PHP 8.1は2024年11月25日まで、PHP 8.2は2025年12月8日まで、PHP 8.3は2026年11月23日までセキュリティ修正が継続される予定となっています。PHP 8.0系統の保守は2023年11月26日に終了する予定であることから、今後はバージョン8.1系列以降にアップグレードする必要がある状況です。
FMDeveloperTool
November 22, 2023
Claris FileMaker Server 20.3.1では、FMDeveloperToolがFileMaker Serverに同梱されるようになっています。
FMDeveloperToolは、コピー、クローン、XMLファイルとして保存、一貫性チェック、暗号化、復号化、キオスクモードの有効化、管理者アクセスの削除、修復の実行など、データベースの開発タスクを実行するコマンドラインツールです。FMDeveloperTooは、Windows、macOSおよびLinux(Ubuntu)で使用できます。
FMDeveloperToolは、macOSおよびLinux版のFileMaker Serverの場合には、FileMaker Serverフォルダの直下にあるDatabase Serverフォルダ内にあるbinフォルダ内にインストールされます。Windows Server版のFileMaker Serverの場合には、FileMaker Serverフォルダの直下にあるDatabase Serverフォルダ内にインストールされます。
[関連]Claris FileMaker 2023(バージョン20.3)の提供が開始(FAMLog)、FMDeveloperToolのバージョン確認方法(FAMLog)
FMDeveloperToolのバージョン確認方法
November 21, 2023
FMDeveloperToolのバージョンを確認するには、FMDeveloperToolコマンドで--versionオプションを使用します。
現時点(2023年11月21日時点)におけるFMDeveloperToolの最新版はバージョン20.3.1.31であり、macOSではFMDeveloperToolのバージョン情報は次のように表示されます。なお、Windowsの場合にはFMDeveloperTool.exeを利用します。
[実行例]
% FMDeveloperTool --version
20.3.1.31
FMDeveloperToolは、コピー、クローン、XMLファイルとして保存、一貫性チェック、暗号化、復号化、キオスクモードの有効化、管理者アクセスの削除、修復の実行など、データベースの開発タスクを実行するコマンドラインツールです。
[関連]Claris FileMaker 2023(バージョン20.3)の提供が開始(FAMLog)
Claris FileMaker 2023(バージョン20.3)の提供が開始
November 20, 2023
Claris FileMaker 2023(バージョン20.3)の提供が開始されています。
パフォーマンスを向上させるためにデータベースエンジンがリレーションシップをキャッシュして依存関係を評価するようになったClaris FileMaker 2023(バージョン20.3)では、FileMaker ProおよびUbuntu 22上のFileMaker Server for Linuxでポート5003ではなくポート443でセキュア接続トンネリングを有効にできるようになっています。
Claris FileMaker 2023(バージョン20.3)のリリースに伴い、Claris FileMaker Data Migration ToolおよびiOS App SDKも同時に更新されています。また、新しいコマンドラインツールであるFMDeveloperToolの提供が開始されています。FMDeveloperToolは、コピー、クローン、XMLファイルとして保存、一貫性チェック、暗号化、復号化、キオスクモードの有効化、管理者アクセスの削除、修復の実行など、データベースの開発タスクを実行するコマンドラインツールです。
「Claris Engage Japan 2023」T-27講演資料
November 17, 2023
2023年11月10日に行われたClaris Engage Japan 2023のテクニカルセッション(T-27)講演資料を公開しました。
・ダウンロード:「Claris FileMaker Admin API の使い方と最新情報」(PDF形式/ファイルサイズ:約3.5MB)
「FileMaker_2023_Admin_API.pdf」のSHA-2ダイジェスト:
3f2b83e38a9326300455628fdad208269d4c505ad251309a45e983a04767e350
■関連リンク
・FileMaker Admin API ガイド(Claris)
・社内システムから Claris FileMaker Cloud に接続する際に知っておきたいポイント(Claris ジャパン公式YouTubeチャンネル)
・FM-Admin-API-Tool
・fmcsadmin
(2023年11月17日追記:講演で使用したスライドを一部訂正したものを公開しました。スライドの57および60ページに記載しているAdminAPI_PKIAuthフォルダのパスが間違っていましたので訂正してあります。)
Contact Form 7 5.8.3が公開
November 16, 2023
Contact Form 7 5.8.3が公開されています。
Contact Form 7はWordPress用のフォームプラグインです。Contact Form 7 5.8.3では、inert-on-(status)クラスがサポートされるようになっています。Contact Form 7 5.8においてWordPressとPHPに関する新しいサポート方針が導入されているため、Contact Form 7 5.8.3の動作にはPHP 7.4以降の環境が必要になっています。
なお、2023年10月下旬に公開されていたContact Form 7 5.8.2では、特別なメールタグが使われている場合は「安全でないメール設定」のエラーを抑制するように変更されていました。
[関連]Contact Form 7 5.8が公開(FAMLog)
LibreSSL 3.8.2が公開
November 15, 2023
LibreSSL 3.8.2が2023年11月上旬に公開されています。
LibreSSLは、OpenSSLからフォークされたものであり、OpenBSDの標準TLSライブラリとして採用されています。SHA-3をサポートしたLibreSSL 3.8はこれまで開発版として公開されていましたが、今回公開されたバージョン3.8.2で安定版として配布されるようになっています。
なお、LibreSSLは約半年ごとに新しいバージョンの安定版がリリースされ、1年間更新が行われるスケジュールになっています。
WordPress 6.4で推奨されるPHPのバージョン
November 14, 2023
WordPress 6.4ではPHP 8.1もしくはPHP 8.2の使用が推奨されるようになっています。
WordPress 6.3でPHP 5のサポートが終了したことや、Contact Form 7 5.8以降でPHP 7.4以降の環境が必要になっていることなどから、旧バージョンのPHPを使用している場合には使用するPHPのバージョンを見直す必要が出てきています。
なお、現時点でのPHPの最新安定バージョンはバージョン8.2.12です。PHP 7.4系統の保守は2022年11月28日に終了しており、PHP 8.0系統の保守は2023年11月26日に終了する予定となっています。
[関連]Contact Form 7 5.8が公開(FAMLog)、WordPress 6.3が公開(FAMLog)